【純ちゃんの応援歌】ネタバレ!原作あらすじキャストまとめ

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1988年に放送されたNHK朝の連続テレビ小説・朝ドラ「純ちゃんの応援歌」が2021年9月27日より再放送されます。

主演・ヒロインは山口智子(やまぐちともこ)さんで、最高視聴率は44.0%を記録した人気ドラマです!

旦那様の唐沢寿明さんが弟役を演じていたことでも有名な作品ですね。

キャストには、他にも笑福亭鶴瓶さん、高嶋政宏さんなど、今ではベテラン俳優として活躍している方達が多数出演していて、レアな若手時代が見られます。

そんな「純ちゃんの応援歌」の原作は?あらすじやキャストも気になりますよね。

一体どんなストーリーでどのような展開を迎えるのか??

そして、結婚相手は誰なのでしょうか??あらすじネタバレを結末までご紹介していきます。

この記事では再放送される朝ドラ「純ちゃんの応援歌」のネタバレ、原作あらすじやキャストをご紹介します。

目次

【純ちゃんの応援歌】の原作や脚本家は?

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朝ドラ「純ちゃんの応援歌」とは?

「純ちゃんの応援歌」は、1988年に放送されたNHK朝の連続テレビ小説でヒロインの山口智子さんはなんとこの作品が女優デビュー作なんです。

今や大物女優となった山口智子さんの女優としてルーツとなる作品です。

ストーリーは、戦後期の関西を舞台に、家族思いで野球の大好きで、明るく元気な「小野純子」の半生が描かれる青春奮戦記。

純子が、甲子園球場近くに旅館を開き「高校球児の母」と呼ばれる素敵な女将さんとなっていくストーリーです。

そんな山口智子さんは、この作品のヒロインのオーディション合格前は実家の旅館を継ぐ予定だったそうです。

しかし、オーディションに受かりヒロインの役をゲットし運命が大きく変わったそうです。

 

「純ちゃんの応援歌」の原作と脚本家は?

「純ちゃんの応援歌」は原作がなく、布勢博一さん脚本のオリジナルドラマです。

布勢さんは、1957年頃から脚本家として活動を開始。

「西遊記」や「ビートたけしの浅草キッド・青春奮闘記」など80年代前後のヒット作を多く作り上げていました。

そして、2009年の森繁久彌さん主演ドラマ「銀色の恋文」がテレビドラマ最後の遺作となっています。

キャストには、中居正広さんや中尾ミエさんなどがいました。

では、今回の「純ちゃんの応援歌」はどんなドラマなのか、以下でご紹介します。

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戦後期の大阪、和歌山、兵庫の関西を舞台に、野球が大好きなヒロイン・純子は、亡き父や弟、甲子園球児たちのために甲子園球場の近くに旅館を開業しようと夢みます。

大阪で食堂を経営したりと、紆余曲折あり、ついに甲子園球場近くに旅館を開業!

家族の愛と、明るく元気な純子が奮闘した半生を涙と笑いでさわやかに描いた青春奮闘記になっています。

そして、「高校球児の母」と呼ばれるまでに成長し、女将となった純子の活躍を描いています。以降で詳しくストーリーをご紹介していきます。

戦後・父親の帰りを待つ純子・運命の相手との出会いと別れ

第1話

昭和22年6月、純子(山口智子)の一家は、疎開先の和歌山県美山村の父の親友・雜賀久助(桂枝雀)の家で暮らし、満州からまだ帰らぬ父を待っていた。

村の運動会で、絶対に賞品の米一斗をとるのだと、大いに張り切る純子は、つや(白川由美)の息子の正太夫(笑福亭鶴瓶)とペアを組んで、二人三脚に出場。

運動会も盛り上がり、弟の昭(岩芝公治)たちの騎馬戦をみんなが見守る中、車に乗ったGHQらしいふたりの男が来て…。

第2話

GHQを名乗る男は、ジョージ北川(細川俊之)と速水秀平(髙嶋政宏)。

純子(山口智子)は二等賞品の米一斗をねらい、障害物競争に出場。

純子は、“制服を来た人”のクジをひき、秀平の手を取って引っ張り出す。

秀平は、純子を抱いたまま一位でゴールイン。
ミシンが二台あっても仕方ないと思っていた矢先、もも(藤山直美)が来て、米と交換する。

そんなある日、大原(赤塚真人)という男が、父の消息を伝えにやってきて…。

第3話

大原(赤塚真人)は引き揚げ者で、まだ帰らない父・陽一郎の消息を純子(山口智子)たちに聞かせた。

別れた時は元気だった、と言うが、大原は純子との別れ際に、陽一郎たちの班は集団自決をして、助かったのは三人だけだと言う。

ショックのあまり純子は気を失い、久助(桂枝雀)に抱きとめられ、大原の話は母たちには言わないことにしよう、と心に決める。

その夜、北川(細川俊之)の指導でフォークダンス大会が開かれるが…。

第4話

純子(山口智子)はその夜、一睡もできなかった。
大原の話が耳にこびりついて離れなかったのだ。

一方、興園寺家では、つや(白川由美)が正太夫(笑福亭鶴瓶)に純子への気持ちを聞く。

久助(桂枝雀)が、何やらひどく迷っている純子に声をかけると、純子は、父の事を母(伊藤榮子)に隠しているのが辛くて、とボロボロ涙を流す。

そんな純子に久助は、父のグローブを見せ、父との思い出を語ると、純子は皆に話す決意をして…。

第5話

つや(白川由美)が北川(細川俊之)を連れて、純子(山口智子)のところへやってきた。

純子に店で働いてもらえないか、と頼みに来たのである。
もも(藤山直美)のところで手伝っている純子だったが、引き受けることにする。

北川はつやをドライブに誘い、一方、正太夫(笑福亭鶴瓶)は、純子を興園寺家に連れてくる。

蔵から出てきた純子が、北川を探しにやってきた秀平(髙嶋政宏)とばったり。

秀平は、自分の素性を話し出し…。

第6話

純子(山口智子)は、つや(白川由美)の店に初出勤、純子は正太夫(笑福亭鶴瓶)の弟・清彦(生瀬勝久)に山仕事のことを教わり、正太夫は愚兄賢弟とこぼす。

小学校の校庭で、純子と昭(岩芝公治)がキャッチボール。

まわりで見ている子どもたちに、一緒にやろうと、純子は声をかけ、手作りのグローブとボールで三角ベースを行う事になった。

その夜、家で純子たちが皆のグローブを作っていると、秀平(髙嶋政宏)がやってきて…。

第7話

秀平(髙嶋政宏)は純子(山口智子)に、自分はGHQではなく材木の話は詐欺だと明かす。

秀平は、北川(細川俊之)が詐欺だということは明かさず、つや(白川由美)が断るように話してくれないかと頼む。

純子はつやに断るように進言するが、商売の話に口を挟むな、と一蹴されてしまう。

純子は正太夫(笑福亭鶴瓶)に頼んで、山を案内してもらうが、伐採した木の下敷きになる。

その夜、北川に会いに興園寺家に忍び込んだ純子は…。

第8話

純子(山口智子)は北川(細川俊之)に、黙って出て行ってくれ、と頼む。

純子が、秀平(髙嶋政宏)は北川のことが好きで、警察に捕まってほしくないから頼んだ、と言うと、北川は黙って出て行く決意をして、秀平につかみかかる。

朝、純子が興園寺家に出勤してくると、逃げ出そうとする北川と鉢合わせる。

同時に、本物のGHQが木材の調達に興園寺家を訪ねてきて、北川は興園寺家の代理人と名乗って仲介し、GHQと去って行く。

第9話

秀平(髙嶋政宏)は一人で興園寺家に残っていた。

純子(山口智子)がどうするつもりなのかと問いただすと、秀平はつや(白川由美)に全てを打ち明ける。

するとつやは、だまされたことを認めず出て行こうとする秀平を引き止め、今まで泊まった宿泊代を払えないなら家でただ働きをしろ、と命じる。

純子が役場へお使いに行くと、友達の静尾(押谷かおり)が秀平に関心をもって純子にいろいろと聞いてくるのが、純子には面白くなく…。

第10話

純子(山口智子)は静尾(押谷かおり)に手伝ってもらって、秀平(髙嶋政宏)が探している場所を役場で探すが見つからない。

子どもたちは、GHQが持ってきてくれる、というグローブをあてにして、皆素手で野球をしている。

村に疎開に来た法律家の清原(浜村純)は、闇の物には手を付けない、と言いながら腹をすかしている。

GHQから日曜日に約束の野球道具を持って来ると電話があり、純子と子どもたちは、朝から待ち構える。

第11話

純子(山口智子)は雜賀(桂枝雀)に、青年団対GHQの親善試合の審判を頼むが、雜賀は願を掛けているから野球には関われない、と断る。雜賀は、代わりに清原(浜村純)に頼め、と言う。純子が半信半疑で頼みに行くと、清原は二つ返事で引き受ける。清原はルール厳格で、GHQの選手が不服を申し立てるが、上官は、審判の言うことが正しい、と認める。劣勢の正太夫(笑福亭鶴瓶)は苦し紛れに、代打に秀平(髙嶋政宏)を…。

 

第12話

GHQからもらった野球道具をどう分けるかでもめる子どもたち。純子(山口智子)がとりなして、皆の共有にして、金太郎(新田勉)に預かってもらうことにする。昭(岩芝公治)は、家に帰っても、秀平(髙嶋政宏)のホームランの話題で興奮。純子とあき(伊藤榮子)が、もも(藤山直美)の家で野菜を分けてもらって帰る途中、通りがかった金太郎が家に誰かが来てる、と言うので、お父ちゃんが帰ってきたのか、と慌てて帰ると…。

 

 

引用元:https://tv.yahoo.co.jp/program/90788415

戦後、疎開先の和歌山県美山村で暮らす小野純子は18歳。小野家の長女で一家を明るい笑顔で支えます。

純子は野球が大好きな女の子。野球は父親が青春時代に打ち込んでいたものでした。

村では、純子に思いを寄せる興園寺正太夫(笑福亭鶴瓶)や父親代わりの小学校の校長先生の雑賀久助(桂枝雀)など個性的な面々に支えられながら、懸命に生きていました。

まだ小さい弟、妹、母親と暮らす純子は、戦争に行ったまま戻らない父親を待っていましたが、父親の部隊が集団自決をしたという話を聞き落ち込みます。

また、そんな中、純子にとって大きな出会いが。

後の結婚相手の速水秀平(髙嶋政宏)です。

最初はなんと詐欺師として村にやってきた秀平。しかし改心して、自らの罪を告白。

秀平は、村でしばらくの間、働くことになります。

父親が子供を連れて帰ってきた!

第13話

父・陽一郎(川津祐介)が、身寄りの無い少年・林雄太(高岡俊広)を連れて帰ってきた。陽一郎は、雄太は命の恩人だ、と言う。純子(山口智子)たち家族は、昭(岩芝公治)と同じ年の雄太の存在に一瞬戸惑うが、それよりも父が無事に帰ってきた喜びが大きい。近所の人が集まっての宴の席で陽一郎は、出征前に雜賀(桂枝雀)と交換したミットを見せる。寝る時、昭は真っ先に陽一郎の隣を陣取るが、雄太は遠慮して縁側に布団を敷く。

第14話

陽一郎(川津祐介)が、連れて帰ってきた雄太(高岡俊広)にばかりかまうので、昭(岩芝公治)は面白くない。純子(山口智子)が興園寺家の仕事から帰ってくると、あき(伊藤榮子)と陽一郎が、雄太のこれからのことについて話している。陽一郎は、伊那にいるという雄太の親戚を探してみようと考えているが、雄太は小野家を離れたくないようだ。雜賀(桂枝雀)が来て、久しぶりにキャッチボールをしよう、と言うが陽一郎は…。

第15話

純子(山口智子)は昭(岩芝公治)に、雄太(高岡俊広)も野球に混ぜてやれ、と言う。陽一郎(川津祐介)も野球をやれと言い、初めての野球に戸惑う雄太だが、陽一郎は雄太の肩の良さを認め、2人で野球の練習をする。純子は、昭も一緒に練習してやってくれ、と言うが、陽一郎は自分の子の昭よりも、身寄りの無い雄太のことを気にしている。雄太が父のことを気安く「陽さん」と呼ぶのも気に入らない昭は雄太とけんかして…。

第16話

出て行った雄太(高岡俊広)を純子(山口智子)たちが山の中で探していると、ハーモニカの音色が聞こえてくる。純子が近づくと、雄太のそばで速水(髙嶋政宏)が聞いていた。和歌山まで行って結局戻ってきた速水は、駅で雄太に会って、一緒に小野家に顔を出そうとしていたところだった。家で速水が説明していると、昭(岩芝公治)が帰ってきて、雄太に泣いて謝る。速水は興園寺家で仕事することになり、昭は雄太を野球に誘う。

第17話

陽一郎(川津祐介)は大阪で仕事を探しているが見つからない。正太夫(笑福亭鶴瓶)は、純子(山口智子)が大阪へ行ってしまうんじゃないかと、気が気じゃない。子どもたちが畑で遊んでいると、雄太(高岡俊広)と昭(岩芝公治)が勢いで苗を抜いてしまい、牛山もも(藤山直美)に叱られ、純子は罰として、雄太と昭に畑仕事をさせる。問い合わせていた雄太の本籍と親戚の所在がわかり、陽一郎は雄太を連れて伊那に行くことにする。

第18話

大阪で就職の話があるという陽一郎(川津祐介)の代わりに、純子(山口智子)が雄太(高岡俊広)と一緒に伊那へ行く。速水(髙嶋政宏)は、和歌山の寺を訪ね歩いていて、雄太にあいさつ出来なかったのが心残り。純子は道中、自分が満州にいた時の思い出を話したりする。純子と雄太が雄太の叔母・絹子(宮田圭子)を訪ねると、雄太は引き取れない、と追い返される。和歌山へ帰るバス停では、ラジオから甲子園の中継が聞こえ…。

第19話

雄太(高岡俊広)はせん別までもらって別れたのに、戻るのは足取りが重い。純子(山口智子)はそんなこと気にするな、と笑い飛ばすが、あき(伊藤榮子)は本当の母親が日本に帰ってきていたら、と気にする。速水(髙嶋政宏)が、楽しそうに雄太たちに野球を教えるのを見て、正太夫(笑福亭鶴瓶)は速水と純子の仲がいいのが気に入らない。陽一郎(川津祐介)は大阪で仕事を決めて帰ってきて、雄太を養子にしたい、と言い出すが…。

第20話

倒れた陽一郎(川津祐介)は、就職を断ることを決意する。純子(山口智子)は陽一郎に、大阪に断りの手紙を届けるよう頼まれる。大阪に向かう汽車の中で純子は、家出してきた正太夫(笑福亭鶴瓶)と出くわす。正太夫は清彦(生瀬勝久)とのけんかに負けて荒れていた。純子と正太夫は汽車に乗るところを牛山もも(藤山直美)に見られていて、ももは正太夫を探す清彦に会ったことから、純子と正太夫が駆け落ちした、と勘違いして…。

第21話

純子(山口智子)が正太夫(笑福亭鶴瓶)と駆け落ちした、と吹聴されてあき(伊藤榮子)はもも(藤山直美)に抗議するが、興園寺家では正太夫が純子の後を追いかけていったのではないか、という疑惑が生じる。純子は稲本専務(森下鉄朗)の帰りを会社で6時間待ち、父の体調が回復するまで2か月待ってくれ、と直接頼む。稲本は最初は断るが、純子の態度を意気に感じて、承諾する。正太夫は勝手に純子を外で待ち、体調を崩して…。

 

第22話

あくる朝、薬を飲んで回復した正太夫(笑福亭鶴瓶)が、看病して眠ってしまった純子(山口智子)に抱きつくと、たまたま居合わせたジョージ北川(細川俊之)が止める。純子が帰って就職の件を陽一郎(川津祐介)に報告すると、陽一郎は稲本専務に辞退の電報を打つようにと頼む。純子は納得がいかず、興園寺家で速水(髙嶋政宏)にどう思うかと聞くが、速水は陽一郎の気持ちもわかる、と答える。速水が日本を去ると聞くと純子は…。

第23話

河原で倒れていた清原(浜村純)が、小野家に担ぎ込まれる。闇の物は食べない、という信条の清原は空腹で倒れていたのだった。純子(山口智子)は、自分のところは闇の米を食べるから、配給の米は清原のところへ持って行く、と言う。あき(伊藤榮子)は清原に、雄太(高岡俊広)の養子縁組みについて相談する。純子は速水(髙嶋政宏)と清原に魚釣りを教え、休憩中に話していると、速水が清原の遠い親戚だということがわかり…。

第24話

純子(山口智子)とつや(白川由美)が、正太夫(笑福亭鶴瓶)のうわさ話をしていると、正太夫から電話がかかってくる。帰ってくるな、と言われて落ち込む正太夫。雄太(高岡俊広)の母親の尋ね人の手紙がラジオで読まれて、このままずっと小野家にいたい雄太は複雑。純子は雄太を優しく抱きしめ、あき(伊藤榮子)は「自分をお母ちゃんと思え」と言い、陽一郎(川津祐介)は「うちの子になった印」と大切にしていたミットを渡す

第25話

新学期。純子(山口智子)は雄太(高岡俊広)に新しい鉛筆を渡し、昭(岩芝公治)にも同じく新しい鉛筆を渡す。登校すると、金太郎(新田勉)からいじめられる女子を助ける雄太。雄太は満州で陽一郎(川津祐介)から数学と国語を教わっていて、先生の国語の質問にもクラスで唯一答える。その夜陽一郎は皆の前で、あらためて雄太を養子にしたいと言う。あくる日、興園寺家で純子が仕事をしていると、静尾(押谷かおり)が来て…

第26話

速水(髙嶋政宏)が家に来て英語を教えてくれることになって、急いで家の掃除をする純子(山口智子)。速水を交えて食卓を囲み、速水にアメリカに戻ったら何をするつもりかと聞くと、カメラマンになりたい、と言う。英語の勉強が終わり、静尾(押谷かおり)たちを送って帰る速水になぜかいらつく純子。探していた速水の祖父の墓が見つかり、それを静尾が案内すると、それが面白くない純子は、今夜は家が使えないとうそをついて…。

第27話

家に帰ってもいらいらする純子(山口智子)。純子が清原(浜村純)に、速水(髙嶋政宏)の祖父の墓が見つかったことを報告に来ると、速水と会う。夜英語で会う約束をして、帰りに乗り合いバスを運転して家出から帰ってきた正太夫(笑福亭鶴瓶)と興園寺家に戻ると、つや(白川由美)はもう少し家出してこい、と追い返す。ほとぼりが冷めるまで、と純子の家で預かっていると、雜賀(桂枝雀)が様子を見に来て、正太夫とけんかに…。

第28話

家に戻った正太夫(笑福亭鶴瓶)は、つや(白川由美)に叱られ、純子(山口智子)は英語を休んで付き添う。翌日、静尾(押谷かおり)が来て、速水(髙嶋政宏)に、将来アメリカに行きたいと話し、純子は正太夫と結婚するからあまりかまわないほうがいい、とくぎを刺す。昭(岩芝公治)が、純子の結婚話は本当か、と言い出すので、純子がつやに問いただすと、最初はそのつもりだった、と謝る。昭と雄太(高岡俊広)は相談して…。

第29話

昭(岩芝公治)は純子(山口智子)に、正太夫(笑福亭鶴瓶)と結婚するくらいなら速水(髙嶋政宏)と結婚してほしい、と言う。純子は、2人のことは好きでも嫌いでも無い、と言うが、雄太(高岡俊広)はそれは好きっていうことだ、と断言する。2人は速水と純子を神社に呼び出し、仲をとりもとうとするが、失敗。興園寺家に突然北川(細川俊之)が現れ、和歌山のみかんを輸出する話を持って来る。詐欺だと疑う速水は飛び出して…。

第30話

夜遅く速水(髙嶋政宏)は帰ってきて、話は本当だった、と北川(細川俊之)に謝る。速水が次の日曜日に出国する話をすると、純子(山口智子)は胸が痛い。嫌なこともあった、という日本の思い出話の中で、いい思い出は純子と知り合ったこと、と言われると少しうれしい。翌日、つや(白川由美)は北川に対する恋心を純子に話す。帰り支度をする速水に北川は、純子は速水が好きだ、と言うが、速水は自分には関係無い、と答え…。

第31話

純子(山口智子)は速水に手紙を書く。悩みながら書いていると静尾(押谷かおり)が来て、速水から送られてきた写真を見せ、アメリカに行くために大阪に英語の勉強をしに行く、と言う。昭(岩芝公治)と雄太(高岡俊広)は純子と書いた手紙の取り合いになり、雄太があき(伊藤榮子)に、お母ちゃん助けて、と抱きつくと、あきと純子は喜ぶ。2か月後、速水から手紙と、最後に2人で撮った写真が届き、純子は1人写真を見つめて…。

第32話

小学校の遠足の日、突然の大雨で子供たちが山登りから帰らず、保護者が学校に集まっていた。陽一郎(川津祐介)は捜しに行くと言う雜賀(桂枝雀)を学校に残し、捜しに出る。純子(山口智子)たちが夜遅くまで学校で待っていると、全員無事で帰ってくる。雜賀が各家庭に謝罪に出向くと、もも(藤山直美)は何かあったらどうするつもりだ、と怒りが収まらない。雜賀は責任を取って学校を辞めると言いだし、陽一郎とけんかに…。

第33話

あき(伊藤榮子)が昨日のけんかのことを雜賀(桂枝雀)に謝ると、雜賀は、陽一郎は戦争で人が変わった、と言う。あきと純子(山口智子)はそのままつや(白川由美)にも謝りに行くが、つやとは2人の昔話で盛り上がる。陽一郎は昭(岩芝公治)と雄太(高岡俊広)に野球を教え、雄太にピッチャーをやってみろ、と言う。キャッチャーをやれと言われた昭はおもしろくない。雜賀と陽一郎、昭と雄太のけんかにはさまれた純子は…。

第34話

陽一郎(川津祐介)と雜賀(桂枝雀)のけんかはおさまらず、純子(山口智子)の悩みはつきない。雜賀は辞職願をしたためていて、そのまま学校を辞める構えである。みかん組合に聞かれて、つや(白川由美)と正太夫(笑福亭鶴瓶)は、北川(細川俊之)が代金を持ち逃げしたのではないかと不安になるが、問題は無くホッとする2人。純子はあらためて雜賀に思いとどまるよう訴えるが、雜賀の意思は固く、純子はまた陽一郎に相談し…。

第35話

北川(細川俊之)の影響で、無償奉仕を思い立った正太夫(笑福亭鶴瓶)は、自分で稼いだ金でサンタクロースになる、と純子(山口智子)に言い残し出かけていく。つや(白川由美)は自分で働くと言う正太夫に感激。雜賀(桂枝雀)は「友情」という童話を書いて気持ちに整理を付け、陽一郎(川津祐介)とようやく仲直り。雜賀は学校を辞めないことに。大阪へ行くという北川と別れの挨拶をしていると、岸和田の警察から電話があり…。

第36話

昭和22年の年末、陽一郎(川津祐介)が年明け大阪で就職することが本決まりに。正太夫(笑福亭鶴瓶)が釈放されたはずなのに帰ってこず、つや(白川由美)の悩みはつきない。純子(山口智子)とあき(伊藤榮子)が興園寺家に新年のあいさつに行くと、隠れていた正太夫が出てきて大騒ぎに。つやと正太夫が、恭子(松本友里)とあきを連れて大阪へ行き、宝塚を見てくることになり、純子は陽一郎と一緒に留守番することになるが…。

第37話

純子(山口智子)は倒れた陽一郎(川津祐介)を病院へ連れて行こうとするが、陽一郎が拒否するので、純子は雜賀(桂枝雀)に医者を連れてきてもらう。陽一郎は大したことなかったが、ついでに診てもらった雜賀は要注意と言われる。あき(伊藤榮子)と恭子(松本友里)は宝塚見物から帰ってきて、恭子はのど自慢に応募してきた、と興奮。陽一郎は純子に、倒れたことは黙っていろ、と言い、あきは陽一郎に黙っていたことがあると…。

第38話

雄太(高岡俊広)の養子縁組みの返事が伊那谷の雄太の親戚から届いて、陽一郎(川津祐介)があいさつに行くことになった。陽一郎とは和歌山で別れ、純子(山口智子)と恭子(松本友里)はのど自慢の予選で大阪に。予選は一部ラジオ放送され、あき(伊藤榮子)たち残った家族は出てくるかわからない恭子を待ちながらラジオを聞く。純子は、泊めてもらった寺内ぬひ(西岡慶子)と小平次(曽我廼家文童)の夫婦げんかに巻き込まれ…。

第39話

恭子(松本友里)の影響で、昭(岩芝公治)たちの間ではのど自慢ごっこが大流行。鐘を鳴らす代わりにバケツをたたくのでうるさい。伊那谷から帰ってきた陽一郎(川津祐介)は少し疲れが見えて、あき(伊藤榮子)と純子(山口智子)は気になる。北川(細川俊之)が突然興園寺家を訪れるが、つや(白川由美)は何しに来たのか真意を諮りかねる。外出して帰ってこない陽一郎を探しに出た雄太(高岡俊広)は、初めて父ちゃんと呼び…。

第40話

陽一郎(川津祐介)の大阪行きの準備を手伝いながらあき(伊藤榮子)が、家のことは純子(山口智子)に任せて大阪へついていく、と言うと陽一郎も喜ぶ。突然訪れた北川(細川俊之)は、つや(白川由美)に金を貸してほしいと言い、つやは落胆。するとつやは、陽一郎の送別会をする、と言いだし、陽一郎と雜賀(桂枝雀)は酒を酌み交わす。大阪行きを楽しみにしながら、あきたちが家で待っていると清彦(生瀬勝久)が駆け込んで…。

第41話

陽一郎の葬儀を終え、悲しみに包まれた小野家。純子(山口智子)は夕食を作り、昭(岩芝公治)、雄太(高岡俊広)、恭子(松本友里)を励まし、あき(伊藤榮子)を支える。その夜大阪から寺内ぬひ(西岡慶子)が弔問に来て、雄太をどこかの施設に預けたら、と言うが純子は反対する。興園寺家にあいさつに来た純子に北川(細川俊之)は、陽一郎の最後の言葉について優しく語り、それまで泣くのを我慢していた純子は泣き崩れる。

第42話

陽一郎が死んで1週間たち、小野家は少しずつ、平静を取り戻しつつあった。何も知らない正太夫(笑福亭鶴瓶)は熊本から戻ってきて、北川(細川俊之)から純子(山口智子)が北川にすがって泣いた話を聞き、つらい。学校で雄太(高岡俊広)は金太郎(新田勉)に一緒に大阪へ行こう、と誘う。仲間はずれにされた昭(岩芝公治)は純子に告げ口し、純子は雄太を問いただすが、雄太ははぐらかす。つやから金を借りた北川は出て行き…。

第43話

雄太(高岡俊広)と金太郎(新田勉)が登校せず、学校ではもも(藤山直美)が金太郎は雄太にそそのかされた、と騒ぐ。純子(山口智子)が外に捜しに出ようとすると、警官に連れられて帰ってくる。純子とあき(伊藤榮子)がどうして出て行ったのか理由を問いただすと、雄太はこれ以上お世話になるのがいやだった、と答える。夜中、純子とあきがこれからどうするのか話し合っていると口論になり、雄太に本音を聞かれていて…。

第44話

あき(伊藤榮子)と雄太(高岡俊広)が校長室で謝っていると、もも(藤山直美)が金太郎(新田勉)を連れてきて、「親に心配かける子はうちの子じゃない、どこへでも行け」と言ったというのを聞いて、あきは、自分には言えない、とショックを受ける。純子(山口智子)とあきが、大阪へ行くかどうするか、を話していると、恭子(松本友里)がそれを聞いて、宝塚進学を諦める。悩みを誰にも相談できず、純子は秀平に手紙を書く。

引用元:https://tv.yahoo.co.jp/program/91486703

そんな中、死んだと諦めていた、純子の父親の陽一郎が突然かえってきます。

しかし父親は1人ではありませんでした。

満州で両親とはぐれた林雄太と言う、子供と出会い、連れて帰ってきます。

陽一郎は、雄太の身寄りを探してあげようと思っていました。

雄太は親に捨てられたこともあり、小野家や周囲の人々にこころを開かずに、家族になかなかなじめませんでした。

しかし徐々に距離を縮め、純子たちの愛を野球を通して、血のつながりを超えた関係になっていき、小野家は雄太を養子にしようと思います。

一方、純子は秀平に英会話を教えてもらったりと、交流を深めていき、お互いに淡い思いを抱きながらも、秀平は母国アメリカへ帰国してしまいます。

一方純子村に残るか、大阪へ行くか、決めかねている小野家。静尾(押谷かおり)が大阪から戻ってきて、東京へ英語の勉強をしに行く、と言う。夢に向かって進む静尾が少しうらやましい純子(山口智子)。雄太(高岡俊広)を養子にする件で、家事審判の知らせが届き、あらためて雄太の意思を確認して、あき(伊藤榮子)がこれからずっと家族、と言うとうれしそうな雄太。興園寺家に、誰かに追われている北川(細川俊之)が逃げ込んで…。は、アメリカに帰国した秀平と手紙のやり取りをしていました。

そんな中、就職が決まった父親の陽一郎は心臓病を悪化させ、就職祝いの酒の席で、急死してしまいます。

父親の急死から大阪へ!秀平と再会し結婚!

第45話

村に残るか、大阪へ行くか、決めかねている小野家。静尾(押谷かおり)が大阪から戻ってきて、東京へ英語の勉強をしに行く、と言う。夢に向かって進む静尾が少しうらやましい純子(山口智子)。雄太(高岡俊広)を養子にする件で、家事審判の知らせが届き、あらためて雄太の意思を確認して、あき(伊藤榮子)がこれからずっと家族、と言うとうれしそうな雄太。興園寺家に、誰かに追われている北川(細川俊之)が逃げ込んで…。

第46話

興園寺家の周りを囲まれて、北川(細川俊之)は諦めて出て行こうとするが、純子(山口智子)とつや(白川由美)はそれを止め、北川をいったん小野家へ連れて行く。男たちが、小野家へついてきて見張りを始めたため、純子とあき(伊藤榮子)は、北川に女装をさせて、昭(岩芝公治)、雄太(高岡俊広)、恭子(松本友里)の助けを借りて、もう一度興園寺家へ連れ出し、北川を正太夫(笑福亭鶴瓶)のバスに乗せて逃がすことに成功。

第47話

北川を逃がして3日たつが、音沙汰が無く、心配する純子(山口智子)とつや(白川由美)。そこへ正太夫から、名古屋にいる、と電話が入る。雄太(高岡俊広)の家事審判を前に、あき(伊藤榮子)は清原(浜村純)のところへ相談に。清原には厳しいことを言われるが、家事審判では雄太の養子縁組みが認められ、あきは皆で大阪へ引っ越す決意を述べる。あきを心配する雜賀(桂枝雀)は反対するが、純子以下子どもたちは賛成し…。

第48話

純子(山口智子)たちは清原(浜村純)のところへ、大阪へ引っ越すあいさつをしに行く。最後につや(白川由美)と話していて、純子は速水のことが好きかと聞かれ、わからない、と答える。昭(岩芝公治)と雄太(高岡俊広)の卒業式の日、あいさつに来た雜賀(桂枝雀)に、純子は陽一郎の形見のグローブを返すが、雜賀はグローブとミットは昭と雄太が持っていたほうがいい、と受け取らない。子どもたちは最後に皆で野球をして…。

第49話

昭和23年3月、純子(山口智子)たち一家は、寺内ぬひ(西岡慶子)を頼って大阪・阿倍野へやってきた。ぬひの家ではなぜか正太夫(笑福亭鶴瓶)が掃除をしながら待っていたが、早速ぬひの店への嫌がらせに巻き込まれる。食事時にいなくなる雄太(高岡俊広)がどこへ行ったのか皆が気にしていると、外から戻ってきて、新聞配達を始めたと言う。純子がぬひの店を手伝っていると、組合長の村山(原哲男)がやってきて、ぬひに…。

第50話

あき(伊藤榮子)と純子(山口智子)は、入学にあわせて昭(岩芝公治)と雄太(高岡俊広)に新しい学生服を買う。ふたりは正太夫(笑福亭鶴瓶)の後輩の西川(北京一)の家に泊めてもらうことになっていたが、西川の家に女性客が来るのを見て、戻ってしまう。来客は西川の友人(笑福亭鶴松)で、女形の役者だった。純子はぬひ(西岡慶子)の店で店番をしていたが、孫(森愛子)を連れた老婆(路井恵美子)に万引きされてしまい…。

第51話

昭(岩芝公治)と雄太(高岡俊広)は、同じクラスの中学生と取っ組み合いのけんかをするが、けんかの理由を聞くと、昭と雄太にも言い分があって、叱るに叱れない純子(山口智子)。ぬひ(西岡慶子)の店に、立ち退きを迫る男たちが来て、純子もあき(伊藤榮子)も、ぬひが思うように動けないのは自分たちのせいかと困っているところに、北川(細川俊之)が現れる。恭子(松本友里)が宝塚を受験して、自信を無くして帰ってきて…。

第52話

困って、なんとか一家に出て行ってもらえないかとこぼす小平次(曽我廼家文童)に、小野さんにはお世話になったからそれは出来ない、と突っぱねるぬひ(西岡慶子)。純子(山口智子)は、あき(伊藤榮子)と恭子(松本友里)と相談した結果、出て行くとぬひに話すと、ぬひは反対する。午後4時の期限に、立ち退きを迫る男たちがやってくると、北川(細川俊之)は進駐軍の中尉とともに現れて、責任者を連れてこいと一喝して…。

第53話

警察に捕まった北川(細川俊之)の面会に訪れた純子(山口智子)に北川は、興園寺家の人たちには捕まったことを黙っててほしい、と頼む。ぬひ(西岡慶子)の店には、取引先の中根商店の中根(牧冬吉)がやってくる。北川と一緒に逮捕されたのは中根の客で、ぬひの店を助けるために逮捕されたのをわびろ、と言い、ぬひが刃向かうと、この先は取り引きしない、と言い残して出て行く。純子がぬひの代わりに中根に謝りに行くと…。

第54話

恭子(松本友里)は宝塚の合格発表を翌日に控えて、どうせ不合格、と悲観的。ぬひ(西岡慶子)は純子(山口智子)に、謝りに行ってもらった礼を言う。その中根商店からは約束通りおろしの荷が届き、ぬひは一安心。合格発表を見に行った恭子から連絡が無く、純子たちは心配していたが、合格していた。純子たちは陽一郎の墓前にミットとグローブを供え、昭(岩芝公治)、雄太(高岡俊広)の中学、恭子の宝塚の入学報告をする。

第55話

純子(山口智子)たちが大阪へ来て1年半、寺内ぬひ(西岡慶子)の隣の家へ引っ越した。アメリカから大リーグの球団が来日し、甲子園で試合をするというが、チケットは争奪戦で手に入らない。北川から刑務所からの手紙が届くが、それを海外からの手紙に見せかけてつや(白川由美)へ転送する。ラジオから雄太(高岡俊広)の叔母からの尋ね人のはがきが読み上げられ、純子とあき(伊藤榮子)は雄太に、林千代を知ってるか聞くが…。

第56話

純子(山口智子)は放送局を訪ね、雄太(高岡俊広)の尋ね人のはがきを出した千代について聞く。千代には事情があるようで、放送局でも詳細はわからない。千代から大阪に出るので会いたい、と連絡があり、純子は1人で会いに行く。純子が千代に話を聞くと、千代は雄太の本当の母親の昌代(日色ともゑ)だった。昌代は満州で、雄太を連れて逃げることを諦め置き去りにした、と泣きながら話し、雄太に一目会いたい、と言うが…。

第57話

純子(山口智子)は雄太(高岡俊広)に、昌代と会ってきたことを話し、会いに行こうと誘うが、雄太は捨てられた、という思いが強く、会いたくないと拒絶する。翌日、大リーグのチームの通訳として来日している秀平(髙嶋政宏)が会いにくる。秀平は昭(岩芝公治)と雄太におみやげを渡すが、反応が薄く様子のおかしい雄太を気にする。事情を聞いた秀平は雄太に、会いに行っておかないと将来子どもが出来た時に後悔するぞと諭し…。

第58話

純子(山口智子)と秀平(髙嶋政宏)が付き添って、雄太(高岡俊広)は昌代(日色ともゑ)に会いに行く。昌代は満州に置き去りにしたことを雄太に泣いて謝るが、雄太は昌代と口をきかず部屋を出る。純子が、なぜひと言も話をしない、と雄太に聞くが、雄太は約束通り会ったんだからいいだろう、と言い返し、秀平は、お母さんの気持ちはわかってるはずだ、と叱り飛ばす。帰り道、お母さんに会わなかったほうが良かったか聞くと…。

第59話

昭(岩芝公治)と雄太(高岡俊広)の野球部の練習試合で野球部のレギュラーが決まる、と昭も雄太も朝から気合いが入る。ぬひ(西岡慶子)の店での仕事中、純子(山口智子)に秀平からの手紙が届く。番地が間違っていて、配達が遅れたのだ。読むと、純子には秀平に対する思いが募る。雜賀(桂枝雀)が退職して大阪にやってくると、純子は秀平のことを雜賀に打ち明け相談する。雜賀は東京のホテル気付で手紙を出すように勧め…。

第60話

ぬひ(西岡慶子)が純子(山口智子)に商売替えのことで相談するが、純子は秀平(髙嶋政宏)のことで頭がいっぱいで、なま返事するばかり。そこに顔を出した恭子(松本友里)が、秀平から届いた電報を持って来る。電報には、大阪駅へ来るように書いてあり、真意を測りかねるが、謝りたいという雄太(高岡俊広)とサインボールのお礼を言うという昭(岩芝公治)を連れて、大阪駅へ向かう純子。秀平とわずかながら言葉を交わし…。

第61話

ぬひ(西岡慶子)の店の改装は正太夫(笑福亭鶴瓶)の手伝いもあり、順調に進んでいた。北川(細川俊之)は出所してつや(白川由美)の元を訪ね、本当は刑務所にいたと告白し、これからアメリカへ行くと言う。雄太(高岡俊広)は純子(山口智子)に、レギュラーになれない、と悩みを話す。中学までは直球で勝負する、という父との約束を守って伸び悩んでいた。純子は、辞めることはお父さんの望んでいたことじゃない、と励まし…。

第62話

正太夫(笑福亭鶴瓶)は、ぬひ(西岡慶子)の店の改装にシャンデリアを付けようなどと言いだし、大工(Mr.オクレ)にも煙たがられている。純子(山口智子)は食堂で出す品物の相談で、和歌山のつや(白川由美)を訪ねる。北川がアメリカへ行くという話になり、つやは純子に秀平のことが好きなのか、と尋ねる。翌朝、村で採れるしいたけや卵の仕入れの相談に、もも(藤山直美)が来て、百姓はつまらないと愚痴をこぼす。

第63話

和歌山から戻った純子(山口智子)は、ぬひ(西岡慶子)の店で出すメニューとして、和歌山のしいたけを使った山うな丼を提案し、早速家で昭(岩芝公治)と雄太(高岡俊広)に試食させてみるが、匂いにうなぎとだまされた2人は食べてみるとただのしいたけだ、と不評。改善策を悩んでいるところに、つや(白川由美)と久助(桂枝雀)が、大阪の事務所が火事になったと連絡あったが、正太夫(笑福亭鶴瓶)はどこか、と訪ねてきて…。

第64話

食堂の名前は「純ちゃん食堂」に決まり、純子(山口智子)たちが西川(北京一)に看板を書いてもらっていると、深刻な顔をした正太夫(笑福亭鶴瓶)がやってくる。正太夫は俳優になるためにアメリカに行く、と言ったものの英語もしゃべれないのに行くことに尻込みして、純子に励ましてほしいと言う。それを聞いた雄太(高岡俊広)が、俺もアメリカの家に養子に行けばよかった、と冗談を言い、あき(伊藤榮子)の顔色が変わって…。

第65話

純ちゃん食堂の開店が迫り、店の様子を見に、もも(藤山直美)が金太郎(新田勉)を連れて大阪に来て、昭(岩芝公治)と雄太(高岡俊広)は大喜び。純子(山口智子)が、大阪の女学校に通う静尾(押谷かおり)の妹の小百合(望月千春)を呼び出すと、静尾も来る。静尾は作家の秘書をしていて、京都に取材に来たついでに大阪に来たという。皆で新装の店を見に行くと、静尾は純子に、食堂のおばさんになるのには賛成できないと…。

第66話

食堂開店の前夜、夢の中で純子(山口智子)は山うな丼改良の方法を思いつく。試してみるとうまくいき、店は開店から繁盛。正太夫(笑福亭鶴瓶)が、北川からアメリカ行きに誘われたので、これから東京へ行く、とあいさつに来る。実はつやが北川に、正太夫のことを頼んだのだった。久助(桂枝雀)も、昭(岩芝公治)と雄太(高岡俊広)にミットとグローブを持って顔を出し、2人はレギュラーに選ばれた、と喜んで帰って来て…。

 

悲しみの中、雄太を養子として迎え入れた小野家。

小野家の女中をしていたことがあった、寺内ぬいをたよりに大阪に移り住みます。

食料品店の手伝いを始めた純子は瞬く間に看板娘に。

その勢いにのり、「純ちゃん食堂」を開業して、食堂を営むことになります。

弟たちは、逞しく成長し、2人は甲子園を目指していました。そんな2人の弟を働きながら懸命に支える純子。

そんな中、雄太の実の母親が現れ、いろいろゴタゴタが起きる小野家ですが・・・.

大阪で昭と雄太が高校生に!唐沢寿明で純子がついに結婚!

第67話

昭和二十八年六月。昭(西川弘志)と雄太(唐沢寿明)は高校3年生になっていた。純子(山口智子)がブラジャーのパットが無い、と探していると、犯人は昭と雄太だった。キャッチャーのミットに入れると具合がいいと先輩に教わった、というので、純子も納得してしまう。純ちゃん食堂は開店から4年たって、なかなかはやっていた。朝、純子たちがいつものように出かける支度をしていると、和歌山からもも(藤山直美)が来て…。

第68話

家出してきたというもも(藤山直美)は、純子(山口智子)の店で働かせてくれ、と言う。純子は美山村で世話になっていたし、置いてあげたいと言うが、ぬひ(西岡慶子)はこの狭い店に1人増やすのは無理だ、と反対する。ももは、店の仕事を勘違いしていて、お酌の練習と言って酒をついで練習する。練習で酒を飲んで痛む頭をおさえつつ仕事するももだが、なれない客商売で粗相の連続。あげくの果てに客とけんかしてしまい…。

第69話

一日仕事してみて、この仕事は向いてない、と落ち込むもも(藤山直美)。純子(山口智子)はまだ初日だしこれから慣れる、と励ます。ぬひ(西岡慶子)は、やはりやめてもらおうと言うが、純子はそんなことを言うんだったら私がやめる、と言う。ぬひは言い過ぎたか、と考え込むが、あき(伊藤榮子)は、あれははったりだ、本気でやめる気はないはずだ、と助言する。そんな中、久助(桂枝雀)の童話の出版記念パーティーが開かれ…。

第70話

出版記念パーティーで酔いつぶれた久助(桂枝雀)は純子(山口智子)の家で、昭(西川弘志)と雄太(唐沢寿明)にからんで寝てしまう。もも(藤山直美)の接客は相変わらずで、ぬひ(西岡慶子)は純子に考え直すようしつこく頼む。純子は強引に一日休んで店を1人でももに任せるが、ぬひが店に出てくれと頼みに来る。そこへ静尾(押谷かおり)が取材させてほしい、とやって来て、純子とぬひは2人でインタビューに答えることに…。

第71話

和歌山からもも(藤山直美)を連れ戻しに金太郎(高嶋政伸)がやってくる。金太郎は働いていて、昭(西川弘志)や雄太(唐沢寿明)と比べて大人っぽい。純子(山口智子)が店に出なくなって3日たち、ぬひ(西岡慶子)は純子の頑固さに音を上げて、あき(伊藤榮子)に頼まれたから純子に謝らなかった、と白状してしまう。純子はあきに、どうしてそんなことを頼んだ、と問い詰めるが、あきに、純子は思い上がってる、と指摘され…。

第72話

純子(山口智子)は食堂をやめるため、久助(桂枝雀)に、わらべ出版で雇ってもらえないか、と相談するが、久助は、会社は赤字続きで新たに人を雇うことは出来ない、と断る。久助に、お母さんに言いたいことがあるなら話してみろと言われ、逆に何も言えなくなってしまい、反省した純子は食堂に顔を出し、ぬひ(西岡慶子)に謝る。もも(藤山直美)はぬひの家に下宿して、下宿代を払わない代わりに、給料を減らすということになる。

第73話

大会を目前に控え、レギュラーを外された昭(西川弘志)とレギュラーの雄太(唐沢寿明)の仲が悪く、純子(山口智子)が問いただすと昭は、雄太が見下すからだ、と話す。昭は雄太にだけは同情されたくないのだ。純ちゃん食堂では、もも(藤山直美)がようやく仕事に慣れてきて、一人で出前にも出かける。集金に出かけた雄太が、昭に背負われて帰ってくる。腰を打った雄太の腰に、皆で湿布を貼って、ムードもよくなる小野一家で…。

第74話

正太夫(笑福亭鶴瓶)の劇団が美山村で公演をすることになり、出かける純子(山口智子)。つや(白川由美)の所へ顔を出すと、公演の準備でごった返している。その夜には、純子のいない家に秀平(髙嶋政宏)がやって来て、カメラマンになったとあいさつする。そのころ美山村では、翌日の女優が熱を出したと、正太夫が純子に代役を頼む。純子はしぶしぶ引き受けるが、翌朝、秀平が見に行く、と昭(西川弘志)から電話があり…。

第75話

興園寺家は芝居の準備で大忙し、故郷に錦を飾る、と正太夫(笑福亭鶴瓶)は張り切るが、純子(山口智子)が雨で中止になったらいいのに、とつぶやいている。芝居が始まり、純子の出番が来たところで、突然のどしゃ降り。正太夫は、純子がつぶやくせいだと騒ぐが、雨はどんどん強くなり、堤防が決壊し、川のそばの住民が避難するほど。純子は朝大阪を車で出発したまま到着しない秀平を心配するが、美山村は電話線が切れ、停電し…。

第76話

美山村の様子がわからず、落ち着かない大阪のもも(藤山直美)たちだが、あき(伊藤榮子)はこんな時にじたばたしても仕方ない、運を天に任せるんだ、と諭す。純子(山口智子)が興園寺家で炊き出ししていると、金太郎(高嶋政伸)が泥だらけでやって来て、秀平が車ごと川に流された、と言う。失意の純子は、秀平が流されたという沢へ行くと泣きながら訴えるが、つや(白川由美)はあなたが行ってもどうにもならない、と止め…。

第77話

雨は降り続け、ぼう然と泥だらけの秀平(髙嶋政宏)のカメラを見つめる純子(山口智子)。もも(藤山直美)は歩いてでも美山村へ行く、と大荷物を持って出ていく。あき(伊藤榮子)は久助(桂枝雀)と連絡が取れていないかとわらべ出版へ行くが、社員の高木(門田裕)が雨で倉庫が雨漏りして在庫がだめになってしまったと頭を抱えていた。降りやまない雨を眺めて疲れ果てたつや(白川由美)が横になると、庭に泥だらけの秀平が…。

 

第78話

二次災害のおそれのため清原(浜村純)の所へ救助に向かえず、秀平(髙嶋政宏)はいらだち、1人で向かおうとするところを止める純子(山口智子)。2人で土砂崩れしそうな崖をよじ登りながら、死ぬ前に言っておく、と秀平は純子にプロポーズする。なんとか清原夫妻を助け出し、興園寺家へ運び込むと、清彦(生瀬勝久)が、清原先生の家が流された、と駆け込んでくる。九死に一生を得た純子だが、秀平のことばが信じられず…。

 

第79話

清原(浜村純)から夫妻のなれ初めを聞き、秀平(髙嶋政宏)とのことに思いをはせる純子(山口智子)。大阪では純子の帰りを待ちわびる昭(西川弘志)たち。雄太(唐沢寿明)は帰ってくるよう電報を打とう、と言うがあき(伊藤榮子)はまだ危ないかもしれないから、と止める。もも(藤山直美)は、美山村へたどり着けず、帰ってくる。復旧作業の休憩中の秀平に、純子は大雨の中で聞いた秀平のことばの真意を確かめようとするが…。

 

第80話

美山村から帰ってきて、純ちゃん食堂で働く純子(山口智子)だが、雨の中のプロポーズ以来秀平(髙嶋政宏)がそのことについて何も触れないことに思い悩む。秀平は純子の近所の西川(北京一)の家に居候し、嵐で流された車の弁償のためにアルバイトしていた。雄太(唐沢寿明)と昭(西川弘志)の野球部は甲子園の予選で勝ち進み、そのことを雄太の実の母に知らせた純子の手紙の返事が食堂に届き、あき(伊藤榮子)はショックで…。

第81話

純子(山口智子)があき(伊藤榮子)に黙って、雄太(唐沢寿明)の実の母に送った手紙の件で、純子とあきが気まずくなっているのを不審に思う雄太と昭(西川弘志)。純子が意を決してあきに謝ると、あきは雄太の試合を見に来ないか、と自分が手紙を出してみる、と言う。恭子(松本友里)は、秀平(髙嶋政宏)に結婚したい人がいるか探ってもらうよう西川(北京一)に頼むが、西川は、秀平のことを好きなのは恭子だと勘違いして…。

第82話

恭子から秀平(髙嶋政宏)の気持ちを聞いた純子(山口智子)は、秀平に対する態度がよそよそしい。秀平には理由がわからないが、その様子を見た正太夫(笑福亭鶴瓶)は、何があったのか気になり、雄太(唐沢寿明)と昭(西川弘志)に差し入れを持って来た静尾(押谷かおり)と小百合(野崎佳積)の前で純子に、秀平とけんかしたのか、と聞く。純子は気色ばんで、秀平とけんかしようが正太夫には関係無いと答えるが、正太夫は…。

第83話

雄太(唐沢寿明)と昭(西川弘志)の上町高校野球部は4回戦で、これに勝つとベスト8。応援席では純子(山口智子)と秀平(髙嶋政宏)が話して、恭子の質問に対する秀平の返事についての誤解が解け、秀平がプロポーズの返事を迫る中、代打の昭が逆転のタイムリースリーベースを打つ。喜んで涙を流した純子が顔を洗おうと席を外すと、陰で見守る雄太の生みの母・昌代(日色ともゑ)が見に来ていた。純子が昌代に声をかけると…。

第84話

試合後、純子(山口智子)が昌代(日色ともゑ)を連れて帰ってくる。純子は雄太(唐沢寿明)に、会いたくなかったら会わなくてもいいと言うが、雄太は二階で2人きりで向き合う。雄太は昌代に、幸せになってほしい、そして、僕のお母ちゃんは小野あき(伊藤榮子)という人で、僕は小野雄太だ、と宣言する。あきと昭(西川弘志)は2人が何を話してるのか気になるが、昌代が帰りがけに、雄太がゆるしてくれたとあいさつすると…。

 

第85話

純子(山口智子)はあき(伊藤榮子)に秀平(髙嶋政宏)からプロポーズされてる、と告白し、秀平のことをどう思うか、聞いてみる。あきは、大切なのは純子の気持ち、と前置きし、本当のことを言ってほしいなら反対だ、と言う。賛成してくれると思っていた純子はショックを受けるが、あきが、反対されても親を捨てて出て行く、というくらい好きじゃないとうまくいかない、純子が迷っているようだから反対しただけだ、と言うと…。

第86話

純子(山口智子)はまだ秀平(髙嶋政宏)に返事せずにいた。あき(伊藤榮子)が、秀平は待っているだろうから、心を決めたのだったら返事は早いほうがいい、と言うと、今から行ってくる、と出かける。純子が西川(北京一)の家に行くと、朝早く熊野へ出かけた、と言う。2日後ようやく帰ってくる秀平と待ち合わせした純子だが、雜賀(桂枝雀)のわらべ出版で待ちぼうけを食らう。4時間待たせてようやく現れた秀平に純子は…。

第87話

秀平(髙嶋政宏)は一晩中純子(山口智子)の家の前で待っていた。秀平が、返事を聞かせてくれと言うと、純子は、もう一度プロポーズのことばを言ってほしいと言う。秀平が英語で、結婚してくれと言うと、純子がはい、と答え、そのままあき(伊藤榮子)、昭(西川弘志)、雄太(唐沢寿明)にあいさつする。そのことを聞いた正太夫(笑福亭鶴瓶)は西川(北京一)の部屋で落ち込むが、西川は正太夫のために純子にマイムを披露し…。

 

第88話

秀平(髙嶋政宏)と婚約した純子(山口智子)は、雜賀(桂枝雀)にあいさつに行き、秀平はわらべ出版に仕事の取り次ぎをお願いする。食堂でもも(藤山直美)に話すと、ももは自分の思い出話で感極まってしまう。すると、秀平が静尾(押谷かおり)の写真を撮りに食堂に来る。夜、純子が西川(北京一)の家に秀平の洗濯物を届けに行くと、秀平が静尾と酒を飲んで帰ってきて、静尾のことをほめるので、純子はおもしろくなく…。

第89話

食堂に秀平(髙嶋政宏)が静尾の写真を持ってきて、またおもしろくない純子(山口智子)。昭(西川弘志)はそれを見て、純子の様子がおかしい、と雄太(唐沢寿明)に報告する。ふたりは純子がやきもちを焼くか試してみようと、秀平が女の人と歩いていたとうそをつくが、ショックを受けた様子の純子を見て、あっさりうそだとバラす。昭たちは、恋愛経験が少ないからうまくいかない、と純子に「恋愛入門」という本を渡すが…。

第90話

昭和29年の2月、雄太(唐沢寿明)が突然、進学せずに就職する、と言いだし、純子(山口智子)とあき(伊藤榮子)は考え直すよう説得する。食堂の手伝いに来ていた恭子(松本友里)は、西川(北京一)が借金の返済の話をしているところに鉢合わせる。西川と話すうち、恭子は宝塚を辞めようと思っていると、悩みを打ち明ける。大学進学までは昭(西川弘志)と雄太を同じように育てたい、と思っていたあきと雄太は話が合わず…。

 

第91話

恭子(松本友里)は西川(北京一)に、東京のほうが合ってるかもしれないなどとアドバイスし、純子(山口智子)には、宝塚を辞めようと思っている、と打ち明ける。雄太(唐沢寿明)の進路の話に昭(西川弘志)が、雄太が家に来た時父は、「雄太の思うとおりさせてやれ」と言ったのだから、思い通りにさせてやったらいい、と言う。純子が事のしだいを雜賀(桂枝雀)に説明すると、雜賀は正太夫(笑福亭鶴瓶)の言づけを思い出し…。

第92話

昭和29年4月、昭(西川弘志)は大学生、雄太(唐沢寿明)は社会人になっていた。秀平(髙嶋政宏)との結婚を月末に控え、純子(山口智子)は落ち着かない日々。秀平との新居を、今までの家の向かいの家が空いたので、そこはどうか、という話になるが、あき(伊藤榮子)はいくらなんでも近すぎるんじゃないか、と反対する。秀平が家に来て、そんなこと気にしない、と言っていると、恭子(松本友里)が宝塚を辞めて帰ってきて…。

第93話

清原(浜村純)を引き取りたい、という秀平(髙嶋政宏)の申し出は、無かったことに、ということになったが、純子(山口智子)は釈然とせず、清原に会いに行く。その話を聞いたもも(藤山直美)とぬひ(西岡慶子)は、新婚家庭に老人を引き取るなんてありえない、と憤慨。清原は純子に、下市での暮らしにやっと慣れてきたところだし、場所を変わることは好まないと断り、純子は一度帰りかけるものの、思い直し清原の所へ戻り…。

 

第94話

清原(浜村純)と秀平(髙嶋政宏)のふたり暮らしが始まった。夜遅くまで仕事をしていた秀平は、清原が洗濯していてもまだ眠っていて、純子(山口智子)にたたき起こされる。組合長の村山(原哲男)が来て、商店街の看板娘が披露宴をしないのは都合が悪い、と言い、仲人も引き受けてもらう。夜遅く帰ってきた恭子(松本友里)が繁華街で、残業で帰りが遅くなってるはずの雄太(唐沢寿明)を見かけたと言い、雄太を問いただすと…。

 

第95話

結婚式まであと数日、雄太(唐沢寿明)と昭(西川弘志)は純子(山口智子)に、真珠のネックレスのプレゼントを用意していた。秀平(髙嶋政宏)は清原(浜村純)に、掃除のしかたを教えられている。アメリカにいる北川から手紙が届き、開けるとつや(白川由美)宛てのラブレターだった。つやがプレゼントのウエディングドレスを持って現れ、間違って届いた純子宛ての手紙と交換すると、純子にプレゼントを贈ったと書いてあり…。

第96話

純子(山口智子)と秀平(髙嶋政宏)の結婚式直前、司会を頼んでいた小平次が急に都合が悪くなり、急きょわらべ出版の節子(布勢真穂)に頼むことに。そのわらべ出版にヤケ酒で酔っ払った正太夫(笑福亭鶴瓶)が現れ、雜賀(桂枝雀)はけじめのためにも、披露宴の司会を引き受けろ、と言う。式の前日、雜賀を交えて一家団らんしていると、初の給料をもらってきた雄太(唐沢寿明)が帰ってきて、陽一郎の遺影に給料袋を供えて…。

 

第97話

式当日、朝早く目が覚めてしまった純子(山口智子)はあき(伊藤榮子)に、育ててくれてありがとうとあいさつし、あきは自分の母親から言われた言葉を贈る。披露宴は、商店街を通行止めにして、商店街の人たちに囲まれて行われ、正太夫(笑福亭鶴瓶)もつつがなく司会を務めた。仲人が語る秀平(髙嶋政宏)の経歴を聞きながら、純子は自分たちのなれ初めからの出来事を思い出し、清原(浜村純)は新郎の父代わりのあいさつを…。

第98話

結婚して、二週間たつが、純子(山口智子)はまだ秀平(髙嶋政宏)を「あなた」と呼べずにいることを少し気にしている。正太夫(笑福亭鶴瓶)が、純子たちの様子を伺いに来て、向かいに住んでいるあき(伊藤榮子)たちと酒を飲み、酔っ払って、純子の家にも顔を出す。もう寝るところだった純子と秀平だが、正太夫に付き合い、酌み交わす。結婚以前は秀平のことを勝手に敵視していた正太夫だが、秀平と握手するほど打ち解けて…。

第99話

秀平(髙嶋政宏)が友人を家に呼んで、夜遅くまで飲んで騒ぐ。純子(山口智子)は、もも(藤山直美)が大阪には友だちもいなくて寂しいと言うので、遊びに来いと誘う。ももは、秀平の友だちの1人が、死んだ亭主の若い頃に似てる、と気になるが、その友だちには、結婚したばかりの奥さんがいて、ももはがっかりする。夜遅くまで騒いで、清原先生(浜村純)に迷惑だったと純子は気にするが、清原は気にする必要はない、と言い…。

第100話

正太夫(笑福亭鶴瓶)が殴られて、小野家に担ぎ込まれる。昭(西川弘志)と、恭子(松本友里)がジャズを歌っているキャバレーに様子を見に行き、酔っ払いに絡まれたのだ。純子(山口智子)は、恭子に今の仕事をやめさせたほうがいいのか悩み、秀平(髙嶋政宏)は、自分がみじめだと思うならやめたほうがいい、と言う。純子が考え事をしながら食堂で仕事していると、組合長の村山(原哲男)が、恭子に見合いの話を持ってきて…。

 

第101話

恭子(松本友里)の見合いの話は、恭子がキャバレーで歌っていたから、と断られる。純子(山口智子)からその話を聞かされた恭子がひとり物思いにふけっていると、西川(北京一)が東京から帰ってきたと、顔を出す。西川が東京へ行くと言うので、恭子が東京でパントマイムをするのか、と聞くと、パントマイムはやめた、と言う。それを聞いた恭子は、自分が働いて食べさせていくから、パントマイムをやめないでくれ、と言い…。

第102話

恭子(松本友里)と西川(北京一)のことで悩んでいる純子(山口智子)を見て、純子の機嫌が悪い原因を探る秀平(髙嶋政宏)と清原(浜村純)。純子はあき(伊藤榮子)に相談するが、秀平は、恋愛は当人どうしの問題なのだから干渉しないほうがいい、と言う。純子が、それは冷たいだけだ、と反論し、話が決着しないままでいると、西川が恭子へ置き手紙を残して、東京へ行ってしまった、と昭(西川弘志)が純子を呼びに来て…。

第103話

恭子(松本友里)が東京へ行くと言いだし、あき(伊藤榮子)が純子(山口智子)を呼びに来る。あきは恭子に、東京へ行くのは3か月後と約束させるが、昭(西川弘志)は行きたいと言ってるんだから、行かせてやればいい、結果不幸になっても、本人たちにはそれが幸せなのかもしれないんだから、と説得しようとする。真夜中に昭は雄太(唐沢寿明)から月給を借りて家を飛び出し、早朝黙って家を出て東京へ向かう恭子を待ち構えて…。

第104話

恭子が西川のあとを追って東京へ去ってから10日がすぎ、居場所がわからず困惑している純子(山口智子)とあき(伊藤榮子)。純子は昭(西川弘志)を問い詰めるが、あきは捜さなくていい、と言う。秀平(髙嶋政宏)は、恭子も大人なのだから放っておいたらいい、と言い、心配する純子と意見が合わない。和歌山から出てきたつや(白川由美)も、捜さないのはおかしい、とあきを説得しようとするが、あきは捜す気はないと言い…。

第105話

昭(西川弘志)が恭子へ金を送った、ということがわかり、純子(山口智子)は昭から、恭子の様子を一目見に行きたい、連れ戻すことはしないから、と言って住所を聞き出す。アメリカに渡った北川から、詐欺に遭い裁判になりそうだ、と手紙が来て、つや(白川由美)と一緒に、清原(浜村純)に相談する。東京で大学教授をやっている昔の教え子を紹介するから、アメリカの弁護士について相談するようにとアドバイスされた純子は…。

第106話

昭(西川弘志)が野球部を休部して、アルバイトをして雄太(唐沢寿明)から借りた金を返すと言いだし、雄太はそんなことするなと反対し、けんかになる。秀平(髙嶋政宏)が止めに入るが、かえって手が付けられなくなったのを、清原先生(浜村純)が一喝し止める。純子(山口智子)が東京から戻ってきて、昭が恭子へ送った金を返し、恭子はあき(伊藤榮子)との約束を守って、3か月は一緒に住まない、と言っていたと話すと…。

第107話

あき(伊藤榮子)と恭子(松本友里)を和解させるために、純子(山口智子)は、あきの誕生日に皆で温泉旅行に行き、そこに恭子と西川(北京一)が来る、ということを考える。純子は清原(浜村純)に協力してもらい、皆で温泉旅行に行くことになる。昭(西川弘志)は雄太(唐沢寿明)に、将来の夢として、高校の先生になって、教え子を甲子園に連れて行きたい、と語る。温泉旅行に出かけた一行だが、恭子たちの到着が遅れて…。

昭(西川弘志)と雄太(唐沢寿明)は高校3年生に成長!

秀平が帰国。そして、トラブルが起きたことがきかっけで、秀平にプロポーズをされた純子。

周囲に祝福され、純子と秀平は結婚するのでした。

一方、雄太は就職・昭は進学。

雄太は、家族に黙って働きながら学校に通っていたことがわかり、ゴタゴタしますが(^^;雄太の気持ちをくんで、働きながら勉強する雄太を応援することに。

弟の死を経て旅館「浜風荘」の女将へ

第108話

純子(山口智子)に促され、皆の前で恭子(松本友里)が意を決して、西川(北京一)と結婚したいと言うと、あき(伊藤榮子)は認めて皆は祝福する。あきは最高の誕生日プレゼントだと喜び、雄太(唐沢寿明)と秀平(髙嶋政宏)は、このからくりを教えてもらえなかったことに恨み言を言う。昭(西川弘志)はレギュラーの練習に参加できることになり、張り切って明石の海岸での練習に参加して三日目、思いがけない一通の電報が…。

第109話

純子(山口智子)たちは、急いで明石海岸近くの警察署へ向かい、昭(西川弘志)のなきがらと対面。監督(芝本正)から、昭はボート遊びしていて転覆した中学生たちを助けようとして、溺れて亡くなった、と聞く。その夜おそく弔問にやってきた小百合(野崎佳積)に、昭がランニング中に拾った桜貝を送ろうとしていた手紙を渡す。初七日が過ぎても、力を落としたままのあき(伊藤榮子)を支えるため、純子はあきの家に泊まり…。

第110話

昭の突然の死から1か月がたち、いまだに力を落としているあき(伊藤榮子)を心配する純子(山口智子)。そこへ正太夫(笑福亭鶴瓶)が、西宮の旅館を引き受けてくれ、としつこく頼む。家に帰ってきた雄太(唐沢寿明)は、昭の遺品も整理せずに、なかなか前向きになれないあきを何とかしようと、純子と秀平(髙嶋政宏)に相談する。純子と秀平が、そのままにしてあった昭の物を片づけようとすると、あきはかたくなに抵抗し…。

第111話

純子(山口智子)は西宮の旅館の下見に行く。ぬひ(西岡慶子)は、ありのままの旅館を見るなら、身分は明かさず見に行くように勧めるが、正太夫(笑福亭鶴瓶)が、旅館を引き受けてくれるかもしれない人が見に行く、と先に連絡していて、至れり尽くせりで案内されてしまう。純子が食堂に戻って、旅館のことをぬひたちに説明していると、正太夫が来て、メキシコから届いたつやからの手紙を見せ、あらためて旅館を純子に頼み…。

第112話

純子(山口智子)は、その旅館は昔は甲子園球児たちを泊めていた、ということも旅館をやってみようかと思う理由の一つ、とあき(伊藤榮子)に言う。恭子(松本友里)が帰ってきたので、皆が集まったところで、旅館のことを相談する。欽一郎(浜村純)も含めて賛成すると、あきはどこかの旅館で修業させてもらおう、と言う。昭和30年2月、純子は8年続けた純ちゃん食堂をもも(藤山直美)に任せ、浜風荘のおかみになり…。

昭(西川弘志)が海で中学生を助けようとして亡くなる事故が。

悲しみにくれる純子たち。でした。

浜風荘」の女将になるも従業員の反発など受難続き

第113話

鹿児島からの客のことばに戸惑い、自信をなくしてしまう純子(山口智子)。食事を、全部いっぺんに出すと、途中で冷めてしまうから、と一品ずつ運ぶよう板場の垣本(岡八郎)に注文するが、仲居頭のキク(紅萬子)は何度も運ぶのは大変だ、と乗り気ではない。柿本が純子の言いつけ通り、一品ずつ支度すると、客から料理が遅いとクレーム。キクは、飛び込みの客が陰気だと、勝手に純子の決めた部屋のグレードを下げて案内して…。

 

第114話

純子(山口智子)が浜風荘の女主人になってから、一週間。掃除をもっと丁寧にと、女中のヨシ子(川田陽子)に注文するとふてくされてしまう。垣本(岡八郎)やキク(紅萬子)が板場で純子たちの不満をこぼしていると、純子が来て、部屋の担当の決め方について提案する。雜賀(桂枝雀)が純子たちの様子を見に泊まりに来ると、清彦(生瀬勝久)が血相を変えて追いかけてくる。アメリカに北川を追いかけていったつやからの手紙に…。

 

第115話

食材の仕入れ値が少し高いと気づいた純子(山口智子)が、垣本(岡八郎)を問い詰めると、垣本は板場の給料は安いし、ピンハネは誰でもやっている、と開き直る。垣本の嫌がらせはエスカレートし、純子に相談されたあき(伊藤榮子)も困ってしまう。芦屋の旅館に断られた北海道の高校から、春のセンバツに出場するため、野球部35人の宿泊の申し込みが入るが、来訪を翌日に控え、垣本やキク(紅萬子)たちは辞めると言いだし…。

第116話

従業員が辞めてしまって、途方に暮れる純子(山口智子)たちだが、今いる人数で乗り切ろうと、35人を相手の対応の予行演習をする。手伝いに来たもも(藤山直美)は、1人で大量の皿を運ぼうとして、落として割ってしまう始末。皆が忙しく働いていると、雜賀(桂枝雀)が旅に出る、とあいさつに来る。あと2、3人手伝いがほしい、と言っていると、石田(戸田都康)とヨシ子(川田陽子)がここで働かせてほしい、と戻ってきて…。

第117話

ついに北嶺高校の35名がやってきた。純子(山口智子)は笑顔で迎え、野球部員たちもうれしい。ぬひから知らせを受けた正太夫(笑福亭鶴瓶)が綾(繁田知里)を連れてやって来て、手伝おうとするが、わらべ出版を見てきてくれ、と言われる。わらべ出版では節子(布勢真穂)が1人で債権者からの電話対応をしていて、正太夫はそれにつきあう。秀平(髙嶋政宏)が浴衣やユニフォームの洗濯をしていると、1人が熱を出したと…。

第118話

投手の宮下(滝知史)が熱を出し、監督(南条好輝)は朝食の席で、登録選手を入れ替える、と発表する。控えで守備固めの木崎(坂本国博)が、バッティングのうまい選手と入れ代わりとなり、木崎が隠れて1人で裏庭で泣いていると、純子(山口智子)が見つけて、みんなの所へ戻るように声をかける。従業員の休憩中に野球部員が、木崎がいないと捜しに来て、宮下は、木崎が外れたのは自分のせいだから捜しに行く、と言うが…。

第119話

旅館で戻らない木崎(坂本国博)を心配していると、部長の滝川(須永克彦)と中学野球の話になり、純子(山口智子)の父の小野投手を知っている、という話になる。雄太(唐沢寿明)が木崎を見つけ、純子と秀平(髙嶋政宏)に説得され、木崎は皆の元へ戻る。雨で開会式が一日延び、純子たちは応援に行く気満々だったが、旅館の人が応援に来ると負けるジンクスがある、と言われて旅館でラジオを囲む一同。試合は0対0のまま…。

第120話

9回表まで2対0で北嶺が勝っていて、純子(山口智子)は魚屋に鯛を注文する。わらべ出版には債権者の男(日高久)が押しかけて、正太夫(笑福亭鶴瓶)と節子(布勢真穂)を問い詰める。試合は2対1で9回2死まで進むが、ピッチャーゴロを宮下(滝知史)の暴投でサヨナラ負けしてしまう。落ち込んで帰って来るであろう選手たちをどんな顔で出迎えたら、と純子たちは考えるが、選手たちは意外に明るい顔をして帰ってきて…。

第121話

つや(白川由美)と北川(細川俊之)が浜風荘を訪れる。2人は本当に結婚したのか気になる純子(山口智子)とあき(伊藤榮子)が聞くと、本当に結婚して地球を1周旅行してきた、と言う。つやと北川が来ている、とうわさを聞きつけた正太夫(笑福亭鶴瓶)がわらべ出版の節子(布勢真穂)を連れて、様子を見に来る。北川のことをどう呼んだらいいか悩む正太夫だが、北川は結婚しても自分は東京、つやは美山村で別れて暮らす、と…。

第122話

夏の甲子園大会が始まり、浜風荘にも選手たちが泊まりに来る。忙しい純子(山口智子)の元に、つや(白川由美)と綾(繁田知里)が顔を出し、恭子(松本友里)も、手伝いに来た、とやって来る。あき(伊藤榮子)は西川とけんかでもしたんじゃないかと疑うが、恭子は違うと言う。すると、正太夫(笑福亭鶴瓶)が西川からの花束とメッセージカードを持ってくる。純子は秀平とすれ違っていることを気にして、深夜まで帰りを待つが…。

第123話

深夜うとうとしながらも、純子(山口智子)が食事の支度をして、秀平(高嶋政宏)の帰りを待っていると、秀平が食事を済ませて帰ってくる。翌日も慌ただしく出かけてしまい、秀平とのすれ違いが気になる純子。と、そこへ金太郎(高嶋政伸)がやってくる。金太郎は、将来県会議員になるためにしょうゆ屋を辞めて、農協へ勤め始めた、と言う。金太郎は純子に、もも(藤山直美)に食堂を辞めさせて、ここで働かせてほしい、と頼み…。

第124話

雄太(唐沢寿明)が大量のシーツやユニフォームを洗濯しながら、純子(山口智子)に不平を漏らすと、小百合(野崎佳積)が手伝いを申し出て、金太郎(高嶋政伸)が雄太(唐沢寿明)に話があるとやってくる。金太郎の話は、昨夜ミナミの飲み屋で、秀平(髙嶋政宏)がわらべ出版の節子(布勢真穂)を口説いているのを見た、ということだった。話を聞いた雄太と清原(浜村純)が信じられないでいると、節子が浜風荘にやって来て…。

第125話

浜風荘に泊まっている道北高校の一回戦の日。純子(山口智子)と秀平(髙嶋政宏)のことを気にして挙動不審な清原(浜村純)に、何があったのかと問い詰める純子。耐えきれなくなった清原は、雄太(唐沢寿明)が止めるのも聞かず、秀平が飲み屋でわらべ出版の節子(布勢真穂)を口説いたのを金太郎が見た、と白状してしまう。忙しいからあとにしてくれ、と電話に出ない秀平にいらだつ純子たちの前に正太夫(笑福亭鶴瓶)が現れ…。

第126話

純子(山口智子)が正太夫(笑福亭鶴瓶)を連れてわらべ出版を訪れ、節子(布勢真穂)に気持ちを伝えさせようとするが、小心者の正太夫は純子に任せて逃げてしまう。純子が節子に話を聞くと、節子は、正太夫はいい人だが結婚は考えていない、と答える。雜賀(桂枝雀)が外出から戻ってきて、節子が雜賀に相談すると、雜賀は正太夫に、節子とは結婚させない、と言う。雜賀に説教されて、意を決した正太夫は節子に直接気持ちを…。

第127話

秀平(髙嶋政宏)が岩国での取材から帰ってくる。秀平は出版元に追加の取材費を断られ、肉体労働をして稼いで、自費ででもアメリカへ行く、と憤慨している。純子(山口智子)は夏バテか調子が悪く、秀平は医者に診てもらえ、と言う。浜風荘では、正太夫(笑福亭鶴瓶)がつや(白川由美)に節子(布勢真穂)を紹介し、つやは心から喜ぶ。その晩には、盆の迎え火をたいて、家族一同で亡き人をしのんでいると、純子が病院から戻り…。

引用元:https://www.nhk.jp/p/ts/WXJ1Z41XQP/schedule/

幸せの中、不幸が。大学に入って野球部に所属していた弟の昭(西川弘志)がおぼれた子供を助けようとして海に飛び込んで、亡くなってしまいます。

最愛の弟の死で落ち込む純子でした。

その後、兵庫の西宮で興園寺正太夫(笑福亭鶴瓶)の紹介で、旅館「浜風荘」の女将をすることになった純子でした。

甲子園の球児たちも泊りに来る旅館で、野球好きの純子は張り切ります。

しかし、仲居など従業員たちの反発にあい、逃げられてしまうハプニングが。

家族や仲間たちの協力をへてピンチを乗り切り無事に、甲子園球児たちを迎えることができました。

旅館「浜風荘」の人気女将に

8年が過ぎて、人気旅館の女将として奮闘していた純子には娘が誕生していました。

その忙しさから、娘や夫の世話まで手が回らない純子。娘が行方不明になって押し入れから見つかるという、騒動が起きたり(^^;

そんな中、夫の秀平はカメラマンとして仕事が忙しくなり、夫と連れ違ってしまうことも。

一時期は、秀平との仲もギクシャクしますが、2人の仲は改善、秀平は、夢だった写真集を出版できることになり単身渡米します。

また、雄太は幼馴染と結婚して、工業高校の野球部の監督として頑張っていました。

面倒見の良い旅館の女将である純子は高校球児から「お母ちゃん」と呼ばれ親しまれるようになっていました。

第128話

純子(山口智子)が浜風荘のおかみになってから3年、秀平(髙嶋政宏)との間の娘の陽子(村上沙織)は2歳になっていた。雄太(唐沢寿明)はこの4月、高校の先生になり、いよいよ初出勤。つや(白川由美)が節子(布勢真穂)と孫の美佳子(米田美帆)を連れて遊びに来る。正太夫(笑福亭鶴瓶)は、倒産したわらべ出版の部屋で正太夫クラブという店をやり、秀平はその暗室を間借りしつづけしている。秀平が帰ってくると陽子が…。

第129話

陽子(村上沙織)がいなくなって、捜し回る一同。警察にも電話するが、風呂場で客の男と遊んでいたらしく、泣きながら連れられてくる。純子(山口智子)は、子育てのためにも一軒家を借りて旅館と離れたほうがいいのではないか、と言いだす。純子が陽子から目を離す間、ひもで柱と結びつけていると、秀平(髙嶋政宏)は動物じゃないんだから、と止める。清原(浜村純)が陽子を散歩に連れ出すが、陽子は1人で帰ってきて…。

第130話

もも(藤山直美)の様子がおかしく、気にする純子(山口智子)とあき(伊藤榮子)。そこへつや(白川由美)と北川(細川俊之)が、娘の綾(繁田知里)を連れて、ももを訪ねてくる。つやは、金太郎(髙嶋政伸)は来てないか、と聞くが、ももは知らないと言う。つやが、綾は金太郎の子どもを妊娠している、と明かすと、風呂場に隠れていた金太郎が見つかって、皆で金太郎を問い詰める。金太郎は責任を取って綾と結婚する、と言い…。

第131話

もも(藤山直美)は興園寺家とは釣り合いが取れないと、金太郎(髙嶋政伸)の結婚には反対だが、つや(白川由美)は好き合ってる2人なんだから賛成だ、と説得する。金太郎のことで、心労で倒れたももを見て、純子(山口智子)はそのくらい子どもを気にかけて育てるには、一軒家を借りなければという思いを強くする。自分が旅館の仕事から離れるために、経験のある仲居頭を新聞広告で募集すると、菊江(風間舞子)が面接に来る。

第132話

もも(藤山直美)がまだ、興園寺家とは釣り合わないとぐずぐず言っているところへ綾(繁田知里)が来る。綾が金太郎と結婚するにあたっての決意を語り、ももが年を取ったら一緒に暮らしたい、と言うのを聞いて、ももは涙を流し、純子(山口智子)とあき(伊藤榮子)もほっとする。純子が借家探しから帰り、秀平(髙嶋政宏)と今後の方針について相談していると、客(梶本潔)が来て、財布から金が抜き取られている、と言い…。

第133話

純子(山口智子)が秀平(髙嶋政宏)に、菊江を雇うと決めた一因は、美人だからと推した秀平にもある、と責めても秀平は3人で決めたんじゃないか、とあまり気にしていない様子。陽子(村上沙織)を連れて、純子が金を盗まれた高辻さんのところへ謝りに行った帰り、正太夫(笑福亭鶴瓶)の店でのんびりすると、自分に足りなかったのはこうやって1人になる時間だと気づく。家に帰って純子は秀平に、家は借りなくてもいいと…。

第134話

6歳になった陽子(尾後あすか)が夏休みなので海に行きたい、と騒ぐ。純子(山口智子)は、雄太(唐沢寿明)に連れて行ってもらえ、と言うが、雄太は高校の野球部が予選を勝ち進んでいるため休めない。秀平(髙嶋政宏)に電話して頼み、約束するが、出かける寸前に正太夫(笑福亭鶴瓶)から電話が入る。秀平が以前からつきあいのある、広島の施設の混血児、今津春男(長谷川アンドリュー)という少年が秀平を訪ねて来ていると…。

第135話

秀平(髙嶋政宏)は、助手になりたいと言う春男(長谷川アンドリュー)を受け入れるか追い返すか、しばらく浜風荘で様子を見て決めることにした。春男は陽子(尾後あすか)の水遊びの相手をしたり、掃除や配膳を手伝ったりして一日過ごすが、純子(山口智子)とあき(伊藤榮子)が春男の話をしているのを立ち聞きして、飛び出してしまう。純子は訳がわからず困惑するが、様子を見ていた雄太(唐沢寿明)は、純子が原因だと…。

第136話

飛び出していった春男(長谷川アンドリュー)が戻らず、夜通し帰りを待つ純子(山口智子)たち。朝になっても戻らず、秀平(髙嶋政宏)は陽子(尾後あすか)とプールに行く約束をするが、警察から春男を保護していると連絡が入り、急きょ迎えに行く。帰ってきた春男は口を聞かず、食事にも手を付けないので、思わず手を上げるもも(藤山直美)。また飛び出していく春男を追いかける純子に、放っておけと言う秀平だが、純子は…。

【純ちゃんの応援歌】キャストは?

ボイス2最終回ネタバレ結末!黒幕の白塗り男と対決

以下では、「純ちゃんの応援歌」のキャストをご紹介します。

小野純子(おのじゅんこ)役 山口智子

山口智子(やまぐちともこ)さんの女優デビューは、なんと今回の「純ちゃんの応援歌」でした!

実は実家が旅館で、幼少期から女将になる道があったそう!しかし短大へ進学し、モデル活動を経て、23歳のとき、女将になるヒロイン役で女優としてデビューしました。

同ドラマで初共演した弟役の唐沢寿明さんとは、1995年に結婚され、今でもおしどり夫婦として知られています。

以降、「高視聴率の女王」と支持され、「ロングバケーション」などヒット作に出演。

最近では「監察医 朝顔」や「BG -身辺警護人-」で木村拓哉さんと22年ぶりに再共演したことが話題になりました。

今回の再放送に、「私も純子を生きることで、自分の未来に向かって、勇気を持って一歩を踏みだすことができました。」とコメントされていました。

小野あき(おのあき)役 伊藤榮子

伊藤榮子(いとうえいこ)さんは、1963年にドラマ「姿三四郎」で芸能活動開始と同時に女優デビュー。

その後、「大奥」や「水戸黄門」「火曜サスペンス劇場」など人気作に出演。

60年代〜90年代のテレビドラマで活躍されていました。

また、2012年には松重豊さん主演の「孤独のグルメ season2」にゲスト出演。

ちゃんこ鍋を作る大女将役で出演し、還暦を過ぎても変わらない美しさがネットで話題になっていました。

「純ちゃんの応援歌」では、ヒロイン・純子の母役を演じていました。

芯が強い性格で、裁縫が得意という役どころでした。

小野陽一郎(おのよういちろう)役 川津祐介

川津祐介(かわづゆうすけ)さんは、1958年、大学在学中に「この天の虹」で映画初出演し、俳優デビュー。

以降60年代の青春スターとして同世代から高い人気を誇っていました。

1965年には、「ザ・ガードマン」や「スパイキャッチャーJ3」など特撮ドラマに多数出演し、アクション俳優としても人気を集めました。

1980年、人気作の「3年B組金八先生」第2シリーズに出演。

演じたのは、物静かで筋の通った学年主任の上林先生でした。

今回の「純ちゃんの応援歌」では、純子の父を演じています。

父との出来事がきっかけで、純子は甲子園近くに旅館を開くことを決意します。

牛山もも(うしやまもも)役 藤山直美

藤山直美(ふじやまなおみ)さんは、小学生の頃から舞台を中心に女優として活躍。

父は松竹新喜劇などで活躍した喜劇俳優の藤山寛美さんで、1964年には寛美さんが主演を務めたNHKのドラマ「お好み新喜劇・初代桂春団治」でドラマデビューを果たします。

1992年に泉ピン子さんがヒロインを務めた朝ドラ「おんなは度胸」に出演したことで一躍有名に!

幼少期から吉本新喜劇などお笑いの舞台に立っていた影響から、「志村けんのバカ殿様」に自ら懇願し、バカ殿の妹役として出演した過去もあります。

2020年には、女優としての功績が讃えられ、紫綬褒章を受章しました。

最近ではドラマ「最強のオンナ」で主演を務め、バラエティでは「相席食堂」で伝説の喜劇女優としてロケゲストで出演しました。

「純ちゃんの応援歌」では、純子と共に、大阪で食堂を営む仲間として出演しています。

興園寺正太夫(こうおんじしょうだゆう)役 笑福亭鶴瓶

笑福亭鶴瓶(しょうふくていつるべ)さんは、落語家・タレントとして活躍する傍らで1976年に俳優デビュー。

ドラマでは「タイガー&ドラゴン」や「西郷どん」、映画では2019年の「閉鎖病棟-それぞれの朝-」で主演を務めるなど演技力の高さが認められています。

最近では松本潤さん主演の「99.9-刑事専門弁護士-」に裁判官役として出演し、今年12月に公開予定の劇場版にも出演されます。

また、声優としても活動していて、ミニオンでお馴染みの「怪盗グルーシリーズ」でグルーの声を担当しています。

一方、バラエティでは、「ザ!世界仰天ニュース」や「鶴瓶の家族に乾杯」など冠番組が長期に渡って放送されていて日本を代表する長寿番組になっています。

「純ちゃんの応援歌」では、当時30代で白川由美さん演じる母・つやの長男を演じていました。

劇中では、気が弱い性格で、純子に片想いしているという役どころでした。

興園寺つや(こうおんじつや)役 白川由美

白川由美(しらかわゆみ)さんは、1956年に森永製菓のキャンペーンガールのオーディションに合格し芸能界入り。

清純派な雰囲気から、「日本のグレース・ケリー」というキャッチコピーで同年に女優デビューを果たしました。

以降、60年代に「サザエさん」シリーズや特撮ドラマなど数多くの作品に出演し、清楚で知的な役柄がハマり役で人気を集めました。

2000年代には、「金田一少年の事件簿」や「ハケンの品格」「家政婦のミタ」など話題作に出演。

なお、2014年の「ブラック・プレジデント」が遺作となりました。

今回の「純ちゃんの応援歌」では、笑福亭鶴瓶さんや生瀬勝久さんの母親役を演じました。

林業を営んでいて、純子の成長や活躍を優しく見守る存在です。

速水秀平(はやみしゅうへい)役 高嶋政宏

高嶋政宏(たかしままさひろ)さんは、1987年に映画「トットチャンネル」で俳優デビュー。

翌年に「純ちゃんの応援歌」に出演し、ヒロイン・純子の相手役を演じたことで人気を集めました。

以降、数々のドラマに出演し、幅広い役柄で強烈なインパクトを残しています。

最近では「勇者ヨシヒコと導かれし七人」や「SUITS」などコメディから刑事ドラマまでさまざまな作品に出演し、ヒール役など重要な役どころを担っています。

現在放送中の「武士スタント逢坂くん!」には武士役と現代人役の二役で出演中。今年10月に公開される映画「燃えよ剣」にも出演されています。

一方、バラエティなどでトークをする際には、独特な変態発言がたびたび話題になります。

「純ちゃんの応援歌」では、純子とのちに出会うカメラマンを目指す青年を演じています。

林雄太(はやしゆうた)役 唐沢寿明

唐沢寿明(からさわとしあき)さんは、1980年、高校生のときに俳優として芸能活動を開始。

デビュー当時は特撮ドラマで脇役やショッカー役を演じ下積みを経験しました。

そして1992年に、鈴木保奈美さん主演のドラマ「愛という名のもとに」で演じた好青年役が人気を集め、一躍有名に!以降、90年代の人気若手俳優として大ブレイクを果たしました。

2003年には「白い巨塔」で主演を飾り、視聴率は毎週20%を超える高視聴率を記録した人気ドラマになりました。

映画では「20世紀少年」がヒット。最近では「24」の日本版ドラマに主演として起用されるなど主演を務める作品が軒並み話題になります!

唐沢さんは現在放送中の「ボイスⅡ」にも出演中で、主人公・樋口彰吾を演じています。

「純ちゃんの応援歌」で、初共演した山口智子さんとはこの作品がきっかけで交際から結婚に至ったようです!

山口さん演じる純子の家族に養子としてやってきて、純子の弟になるという役どころでした。

小野昭(おのあきら)役 西川弘志

西川弘志(にしかわひろし)さんは、1985年の岡本健一さん主演ドラマ「サーティーン・ボーイ」で俳優デビュー。

父は西川きよしさん、母は西川ヘレンさんで、弘志さんは二男として生まれました。

デビュー後から、数多くのドラマに出演し、「水戸黄門」や赤井英和さん主演の「最高の食卓」などで脇役として活躍されていました。

また、映画「郷愁」で主演を飾った際には、「報知映画賞」で新人賞を受賞するなどの成績を残しています。

しかし、2005年に所属していた吉本興業を退社し、飲食店を経営。

現在は、東京中央区で「にし川」という和食店を経営しながら、福岡のローカル情報番組「ももち浜ストア」で、クッキングコーナーに出演しています。

「純ちゃんの応援歌」では出演当時18歳で、純子の弟役を演じていました。

やんちゃな性格で、たびたびトラブルを起こすという役どころでした。

【純ちゃんの応援歌】ネタバレ原作あらすじキャストのまとめ

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今回は「純ちゃんの応援歌」の原作ネタバレやあらすじ、キャストについてご紹介しました。

主演は山口智子さんで、甲子園球場の近くで旅館を経営し、女将として活躍していく姿を追った青春奮闘記です。

キャストにはこのとき初共演だった夫の唐沢寿明さんも弟役で出演しているので、今ではレア映像ですね!

他にも、今では滅多に見られない生瀬勝久さんや笑福亭鶴瓶さんの若かりし姿も必見です!

「純ちゃんの応援歌」は9月27日よりNHKで再放送されます。

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