鬼畜の結末ネタバレは?玉木宏主演ドラマは衝撃のラストで1番の鬼畜は誰?

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12月24日のクリスマスイブの夜に放送されたテレビ朝日のドラマスペシャル「鬼畜(きちく)」。

松本清張(まつもとせいちょう)さん原作の既に映画化やドラマ化されている人気作です。

今回は玉木宏さんが主演のドラマ「鬼畜」のあらすじネタバレを、衝撃の映画や小説とは違う最後の終わり方のシーンについてまとめていきます。

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目次

鬼畜のあらすじは?

鬼畜は実話なの?モデル事件と松本清張原作のネタバレやキャストまとめ

昭和51年、東京の下町――。竹中宗吉(玉木宏)は、働き者の妻・梅子(常盤貴子)と共に小さな印刷会社を営んでいた。大手の印刷会社の下請けだったが、新型の印刷機を導入したばかりで、景気はよかった。
 ところが、隣の食堂から火が出て、印刷所はあっけなく燃え落ちてしまった。そんな緊急事態なのに、印刷ブローカーとの接待とやらで出かけた宗吉とはまったく連絡が取れない。実はそのとき、宗吉は愛人・山田菊代(木村多江)のもとにいた。宗吉は6年前・菊代が料亭の中居をしていた頃から親密な関係になり、3人の子どもももうけていた…。
 火災から2年後――。宗吉と梅子はわずかな保険金を元手に、別の土地に印刷会社を開いたものの、経営は苦しくなるばかりで、菊代に仕送りができなくなる。
 生活費を一切もらえなくなり、業を煮やした菊代は宗吉の家を襲撃、梅子と初めて顔を合わせる。菊代は煮え切らない宗吉の態度、自分を見下す梅子に怒りを露わにし、子どもたちを置いて姿を消してしまう。宗吉はやむなく3人の子どもを引き取るが、子どもたちに憎悪を向ける梅子は、自分は一切、子育てはしないと宣言し…!?

引用元:http://www.tv-asahi.co.jp/kichiku/#/%20%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%20?category=drama

菊代と宗吉は駆け落ちして、貧乏状態から贅沢をせずに梅子が一生懸命働き、やっと印刷会社を軌道に乗せた。

それなのに、この裏切り。

宗吉は愛人が家に乗り込んできた時に、思いっきり梅子に殴られ、夜はずっと強い力でつねられ続けたのですが・・・この怒りは当然ですね。

しかし、この怒りは後に、罪のない子ども達に向けられることになります。

以降のあらすじをまとめていきます。

 

 

最初に消えたのは2歳の赤ちゃん

鬼畜の結末ネタバレは?玉木宏主演ドラマは衝撃のラストで1番の鬼畜は誰?

最初に消えたのは2歳のしょうじ君。

栄養失調で衰弱したところを医者に見せますが「どうしてこんなになるまでほおっておいた」と言われます。

梅子は「だから、こうして医者を呼んでるんじゃないですか」と、何もしていなことを否定します。

しかし、それから数日、衰弱したしょうじ君の顔の上に布がかぶさっているところを宗吉が発見。

しょうじ君は窒息死して、事故として処理されます。

 

 

次に消えたのは4歳のよしこ

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東京の遊園地に連れて行き、よしこを置き去りにして、帰宅した宗吉。

よしこはまだ4歳なので、お父さんの名前、自宅の場所は言えません。

警察に聞かれても、なにも答えられないことをわかっていて、捨ててきたのでした。

宗吉は罪悪感はあるものの、梅子が怖くて、そうせざるえませんでした。

しかし、宗吉は自ら、よしこの捜索願を警察に出します。

そうすることで、警察が疑惑を持ち、よしこの母親菊代を探してくれるのでは??と思ったのです。

警察には「きっと菊代が勝手によしこを連れていったのでは?」と言うのでした。

そして菊代の居場所がわかり、長男りいち君を引き取ってもらって、りいちの身の安全を確保したいと思っていたのでした。

警察もしょうじ君が死んだ後によしこがいなくなったことで、宗吉たちに疑惑の目をむけます。

また周囲でも2人の愛人の子供が立て続けにいなくなったことで「2人とも殺されたのでは?」と噂が立つようになり、宗吉の印刷所で働く男も警察に「絶対に子供2人を殺したんだ」とタレこみをします。

このことから、警察は本格的に捜査に乗り出します。

 

 

母親菊代が見つかったものの・・・

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警察は菊代の居所を突き止めますが、菊代は「しょうじ死んだそうですね。かわいそうに」と他人事のように言います。

そして、よしこちゃんがいなくなったことを警察が言い「(殺されるかもしれないから)りいち君を引き取ってください」という警察に「もう、全て忘れたい。あんな怖い奥さんが宗吉の後ろにいるってわかって、うんざりした。子ども達のことも可愛いと思えなくなった。」とヒドイことを言います。

しかも菊代にはもう、新しい男ができていました。

子ども達・・・本当に親が選べません。

しかし、結局警察は菊代を連れて宗吉の家に行きます。

びっくりする宗吉たちに、菊代は「あんたたち、ヒドイ!しょうじも殺したんだねーーー」と攻め立てます。そして、りいちに「一緒に行こう」という菊代。

しかしりいちは「おまえなんか嫌いだ!俺は父ちゃんと一緒にいたい」と菊代を拒否。ショックを受ける菊代を梅子は嘲笑います。

そして菊代はショックのあまり家を飛び出すのでした。

やっぱり菊代が自分を捨てたとわかっていたんですね~。そして、こんなヒドイ父親を好きなりいちが切なくなるシーンでした。

 

 

梅子が利一の処理を要求

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いよいよ菊代が引き取らなかったことで、梅子は入手した青酸カリを宗吉を手渡し、少しずつ饅頭などに混ぜて利一に飲ませて、衰弱させて殺すことを要求。

「私がしょうじを殺したんだから、利一はあんたがやって」とここで初めて梅子はしょうじを殺したことを宗吉に言います。

宗吉は梅子に逆らえず、言われた通りに利一に青酸カリが入った饅頭を食べさせようとします。

しかし、嫌がって食べない利一。そして疑惑の目を向けていた警察も「何を食べさせているんですか!!」と駆けつけます。

警察がいるので、りいちを殺すのが困難な状況。

梅子は宗吉に「利一を連れてよしこを探してきな。」と言い小さい声で「崖から突き落としても良いんだから」と言います。

宗吉は絶望的な気分で利一を連れて海のある街に出かけます。そこで、食事をしたり旅行を楽しみますが、最後に最中に青酸カリを混ぜて食べさせようとしますが、拒否する利一。

無理やり食べさせようとする宗吉でしたが、周囲の目が気になりやめます。

そして、利一を抱っこして、海岸を散歩する宗吉。そして崖の上に来た時に、利一が眠くなりついには、眠ってしまいます。

そのタイミングで恐ろしい顔をした宗吉は、崖から利一を落としてしまいます。

そして、そのまま帰路につくのでした。

 

崖から落とされた利一は・・・

普通に考えてありえないのですが・・・落下する途中で引っかかって、なんと助かっていた利一。

警察に保護されました。

大人と一緒にいたことがわかり誰なのか?父親なのか?

と聞かれますが「知らない人だ」「父ちゃんなんかじゃない」と答える利一。

何を聞かれても答えません。

困った警察でしたが、利一が持っていた石から、印刷所を突き止めるのでした。

 

 

梅子が衝撃の展開!?

2人で食事をしていた梅子と宗吉。宗吉は警察につかまったら、子供たちの殺害容疑で死刑だといい、青酸カリを梅子に手渡します。

そんな時、なんとよしこが2人の前に現れます。

びっくりする2人。すると後ろから刑事が。そう、よしこが東京で迷子になって保護施設にいたところを、見つけて連れてきたのでした。

そして、また来客が。

なんと利一を保護した警察でした。

警察は「利一君を崖から突き落とした容疑で」とたずねてきます。そして利一も一緒に刑事たちと家の中に。

そこで梅子は、自ら青酸カリを飲みます。そして、死ぬ間際「しょうじを殺したのは私。よしこも、利一も私がやらせた」と言い残し、宗吉をかばって死んでいったのでした。

 

宗吉が殺人未遂で服役も・・・

宗吉は殺人未遂で7年の服役。そんな父親に面会にくする利一とよしこ。

「また遊びに行こう」とやさしい言葉をかける2人。

2人とも、殺されそうになってたのに・・・なんてやさしい。

そんな宗吉も5年の刑期を終えて、出所。

手には、利一とよしこからの子供の字や絵の手紙。

そしてお墓参り。これツイッターでも話題でしたが・・・なんと梅子としょうじは同じお墓。

これは、宗吉がいなかったから、他の人が雑にやってしまった感じかな(^_^;)どっちも嫌だよね~。

そして、最後は墓参りの余韻にひたりながら、エンディングでした。

その後、宗吉が子ども達に会いに行ったのかは、想像にお任せといったところだと思います。

ちなみに原作小説のエンディングとは全く違うラスト。

以下からは原作のエンディングのラストがわかります。

鬼畜【松本清張】の原作ネタバレ!結末は男の子が崖から落ちる衝撃のシーン?

 

 

誰が一番の鬼畜?

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自分が産んだ子供を置きざりにした母親菊代、自分の子供なのに手にかけて殺そうとした父親宗吉、愛人への憎悪を子供に向けて殺害した梅子。

もちろん、みんな最低で怖いですが、誰が一番の鬼畜でしょうか?難しいですね~。

ちなみに鬼畜の意味とは?

「(鬼や畜生のように)人間らしい心をもっていない者。」

なんか、みんな該当する気がしますが、母親も最低ですが、だたの「クズな母親」ですね。

そしてもちろん、幼い子どもを殺害した梅子も相当の鬼畜ですが、追い詰められたとはいえ、自分の子供を崖から落とすという、恐ろしい行為をした宗吉がやっぱり一番の鬼畜であると思いました。

それにしても、子供って親は選べない、切ない存在なんだな~とクリスマスイブの夜にいろいろ考えてしまった結末でした。

ちなみにツイッターでは以下の意見が。

クリスマスイブに松本清張氏原作のドラマ『鬼畜』を観て戦慄が走り、翌朝『登場人物の中で一番鬼畜だったのは誰なのか?』と考えている、クリスマスの朝。 結果、こどもが一年の中で最も楽しいクリスマスの聖なる夜に、こどもを殺める…というドラマを放送したテレビ局が一番の鬼畜。

 

松本清張のドラマ「鬼畜」をみた! 常盤貴子さんの鬼嫁の演技!素晴らしいかった!アカデミー賞もの✨ 表題の鬼畜は、誰なのか?っていうと、圧倒的に主人公だろなw 現代のように、防犯カメラがそこら中にある世界ならすぐ、アリバイ崩されるよなー

 

物語の中で1番鬼畜な人はというと菊代とお梅で、その2人を堕としたのが誰でもない千代吉。ドラマの結末より真実の方が残酷なのね……。

 

誰が一番鬼畜かってさ、子供を置いていったお菊でしょ。殺してるとこに目が向くけど一番の鬼畜は捨てて行った母親だと思う。

 

最後、奥さんと愛人の子一緒の墓に入れたの誰だよ(笑) その人が一番の鬼畜だ

 

いやあ、鬼畜、本当に誰が一番の鬼畜なんだろう?子を捨てた菊代か、ろくでなしの宗吉か、はたまた妻か?描き方によって全然違って見えると思うよ

 

今、ドラマの鬼畜を見ていた妻の一言に納得。 「誰が一番鬼畜かって…放送してるテレビ朝日が一番鬼畜だね。」

いろんな意見に分かれていますが、番外編で「このドラマをクリスマスイブに放送したテレビ朝日」というツイートにクスっとしつつも妙に納得です。

また、最後に「梅子としょうじを一緒の墓に入れた人」という意見もうなずけます(^_^;)

難しいテーマだけにいろんな意見が出ていて、興味深いな~と思いました。

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