お万の方は瀬名【築山殿】の侍女で恐怖の制裁を受けた史実?

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2023年NHK大河ドラマ「どうする家康(どうするいえやす)」は、松本潤さん演じる徳川家康が生涯における様々な危機を乗り越えて、乱世を終わらせるまでを描いた奇跡の物語です。

宿敵・武田信玄との戦いでのピンチを乗り切った家康!

5月21日放送の第19回では、再び側室とのエピソードが描かれるみたいですね。

タイトルは「お手付きしてどうする!」笑。すごいタイトルですが(^^;

その相手となるのは「お万(おまん)」こと、実在の家康の側室の「お万の方(おまんのかた)」で、松井玲奈さんが演じることも分かっています。

実は「お万の方」という側室は、家康の妻・瀬名(せな)【築山殿(つきやまどの)】の元侍女で、史実では恐怖の制裁を受けていた??

今回は大河ドラマ「どうする家康」のお万の方のネタバレを紹介し、瀬名【築山殿】との史実・実話の関係性などについてもご紹介します。

目次

お万の方は瀬名【築山殿】の侍女で家康と関係を持つ!?

「どうする家康」第19回では、武田信玄との戦いのピンチを乗り切った家康の側室エピソードが描かれるようです。

第10回でも、北香那さん演じる側室・西郡局の話はありましたが、家康には史実でもかなりたくさんの側室がいたとされていますね!

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武田軍は撤退し信玄(阿部寛)は勝頼(眞栄田郷敦)にすべてを託す。信長(岡田准一)は武田に寝返った将軍・足利義昭(古田新太)を京から追放。一方、家康(松本潤)は信玄との激戦で大きな犠牲を払ったショックから、立ち直れないでいた。そんな中、美しい侍女のお万(松井玲奈)に介抱され、つい心を許してしまう。そのことを知った瀬名(有村架純)は浜松を訪ねるが・・・

引用元:公式サイト

武田軍との戦いでは多くの犠牲が生まれます。

家康を幼いころから支えてくれた夏目広次(甲本雅裕)の死は家康にとってはかなりショックなものでした。

夏目広次の死因は三方ヶ原の戦いでの身代わり?

そんな家康を慰めてくれたのが、美しい侍女のお万(おまん)です!

松井玲奈さんが演じることが分かっています。

こんな美しい女性だったら、家康じゃなくても心許してしまいそうですよね(;^_^A

そんな松井玲奈さん演じるお万の方は、池鯉鮒(ちりふ)神社の神主の娘で、戦災を逃れたのち瀬名(有村架純)の侍女となり、やがて浜松城に暮らす家康のそば仕えとなりました。

神秘的で妖艶な魅力を放ち、激戦で疲れた家康の心に入り込んでいく女性です!

果たして家康は、このお万の方とどのような関係になってしまうのでしょうか?

以降で、第19回の家康とお万の方のエピソードをNHK公式ガイドブックから一部、わかっているネタバレを紹介したいと思います。

知りたくない方は閲覧ご注意くださいね。

 

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武田信玄との戦いを終えた家康は、一人蒸し風呂に入って上機嫌で「えびすくい」を口ずさんでいました。

「背中を流してくれんか」

家康のその声を聴きやってきたのは、お万の方でした。

お万の方は、いっとき岡崎で瀬名の侍女をしており、戦で消失した神社の神職の娘。

家康は、お万に背中を洗ってもらいながら、辛くも生き延びた三方ヶ原の戦いの話になります。

「天は見てくださっているのです。殿の日頃の行い、優しいお心。だから天がお守りになるのだとお万は思います」

お万の言葉を聞き、悪い気はしない家康・・・

するとお万は、力を込めて腕や胸まで洗ってくれて、汗の滴るその白い肌についつい目が行ってしまいます。

ハッと我に返った家康はお万の方を下がらせるも、しばらく胸の動悸が止まらなかったのです。

そしてそれから数か月後。

家臣の石川数正(松重豊)、酒井忠次(大森南朋)は、岡崎から瀬名を浜松に移す話があると言ってきます。

それを聞き家康は何やら歯切れが悪い。

その理由は、お万が子供を宿してしまったから。

なんと・・・2人は関係を持ってしまったんですね((+_+))

それを聞いた二人は激怒します!

「信長が敵を蹴散らしているときに、殿は風呂で何をしておられたのか!!」

そしてことの仔細は、岡崎の瀬名にも伝わりました。

浜松にやってきた瀬名は「あほたわけ!」と鬼の形相で家康をけりつけます。

そして、当の本人・お万の方とも話すことにした瀬名。

あのつつましくおっとりとした娘がどうして?と瀬名は今でも信じられません。

侍女の長屋に向かうと、少しおなかの膨らんだお万は木に縛られて泣いています。

「お方様、気のすむまで折檻してくださいませ。殺されても文句は言えません」

子を産めば家は乱れて、城を出ても実家はすでにないため、ろくにしつけも出来ないとお万は泣いています。

そんな姿を見て「もうよい、私はそなたをみくびっていた」と縄を解いてやりました。

そして「恥じることはない。それも女子の生きるすべじゃ」と瀬名が言うと「恥じてはいない」と答えるお万。

「欲しいものを手に入れるため男は戦をするが、女は人を癒し安らぎを与えて手に入れる。女の戦いのほうがよほどいい」

強い目でそう言ってのけるお万は瀬名にさらに言いました。

「政(まつりごと)も女子がやればいいのです。お方様のような方ならきっと!」

お万はそう言ってその場を下がっていくものの、瀬名はその言葉が心に残ります。

そして瀬名は、浜松に行かずに息子の信康、五徳を支えるために岡崎に戻る決意をするのでした。

今回「どうする家康」での側室・お万の方は、妖艶な魅力を放つかなりしたたかな女性として描かれるようです。

そして瀬名は家康と関係を持ち、妊娠したお万に怒っていたものの、その悪女ぶりに驚き、特に何も制裁を加えることはなかったという結末に描かれるようです。

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ここで第19話に登場した家康の側室・お万の史実についても少しご紹介します!

歴史上にも「お万の方」という徳川家康の側室は存在しました。

「おこちゃ」「小督局(こごうのつぼね)」「長松院(ちょうしょういん)」などとも呼ばれていたそう。

お万のは池鯉鮒(ちりふ)神社の神主・永見貞英(ながみさだひで)の娘として1548年に誕生しました。

今川義元らの戦に巻き込まれて、実家の神社が焼かれたことも有り、幼いころの資料はあまり残っていないものの、のちに家康の正室・築山殿(瀬名)の女中として働きだしたとされています。

そして家康の目に留まり、妊娠して子供を産みますが、当初は家康は側室と認めなかったんだとか。

生まれた子供はなんと双子でしたが、会いに行くこともしなかった家康。

当時、双子は忌み嫌われていたとも言われており、そんな事情もありお万の方や子供たちを認められなかったのかもしれません。

さらに正室の築山殿の怒りを恐れたからというのも有力です。

その後子供の一人は、実家の永見家に養子に出され、もう一人の息子は家康の次男でありながらも、徳川や松平の姓は名乗れず結城秀康(ゆうきひでやす)として生きていくことになりました。

史実のお万の方とその息子・結城秀康はかなり家康から冷遇されていたことが分かります。

そしてもう一つのお万の方の有名なのが築山殿との逸話です。

築山殿は、妊娠を知ると激怒して、お万の方を裸にして庭の木に括り付けて恐怖の制裁を加えたというもの。

ドラマの中では、有村架純さんが演じてかなり優しい女性の瀬名こと築山殿ですが、史実では悪女と言われているのでこのようなエピソードがあるようです。

しかし、実際に築山殿は岡崎におり、お万の方は浜松にいて子供を産んでいるため、この逸話は後世の創作の可能性が高いと言われています。

19話で、お万のほうから「折檻してくださいませ」と申し出たストーリーはおそらくこの逸話を取り入れたんだと思います。

そして史実における、その後のお万の方ですが、二人の子供と引き離されたのち、結城秀康が27歳になったときにようやく母・子ともに一緒に暮らせるようになりました。

しかし結城秀康は1607年に、34歳という若さで亡くなってしまうのです。

さらにもう一人の永見家に養子に出した息子も31歳の若さで死んでしまいます。

二人の子供を失ったお万の方はその後出家して、1619年に72歳でその生涯を閉じたそうです。

 

お万の方は瀬名【築山殿】の元侍女で恐怖の制裁の史実まとめ

今回は「どうする家康」のお万の方と築山殿の史実についてご紹介しました。

ドラマの中では、お万の方から折檻されてもやむを得ないと築山殿こと瀬名に迫るシーンがありました。

このエピソードは、史実においてお万の方へ嫉妬した瀬名が折檻した!という逸話から来るものだと思います。

しかし、これは後世の創作という説が有力のようですね。

ドラマ内では優しい瀬名ですが、史実ではかなり悪女だと言われているのでこのような怖いエピソードが結構あるのだと思います!

そして今後も松井玲奈さん演じるお万の方以外にも、続々と側室は登場しそうです。

次は広瀬アリスさん演じるお愛の方が登場すると思いますので、是非皆さんご期待ください(^^♪

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