村岡花子に兄はいる？父親との関係についても

村岡花子に兄はいる？

村岡花子とは？

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村岡花子（むらおかはなこ）さんは、1893年に山梨県甲府市で生まれました。

安中逸平さんとてつさんご夫婦の長女として誕生♪

父親がクリスチャンということで、2歳で幼児洗礼を受けています。

5月10日 村岡花子訳『赤毛のアン』公刊（1952年）
カナダの長老派教会の牧師の妻だった #モンゴメリ は、出身地の #プリンスエはドワード島 を舞台にした #赤毛のアン を執筆。同書は聖書が多く引用されていて、日本語に翻訳した #村岡花子 もクリスチャンでした。#キリスト教豆知識 pic.twitter.com/2OL4Fbi28S

— 寝屋川キリスト教会【MB】 (@neyagawach) May 9, 2019

一家は花子さんが5歳のときに上京し、茶葉などを売るお店を営むようになりました。

尋常高等小学校に通っていた花子さんは、そのころから短歌などを詠んでいたそうです(^-^)

10歳になった花子さんは、ミッション系の東洋英和女学校に、給費生として入学します。

給費生とは学費が免除されたり、奨学金が支給されたりするもので、成績が優秀な生徒がおもに受けられます。

当時は社会活動などをすることも条件となっていたようです。

花子さんは東洋英和女学校の寄宿舎に入り、カナダ人の宣教師から英語を学びました。

寄宿舎にはのちに白蓮事件を起こすことになる、大正三美人のひとり、柳原燁子さんもいて、ふたりは親友になります。

本日(11/6)より西武ギャラリー（西武池袋本店 別館2階）にて「生誕130年－愛に生きた歌人－柳原白蓮の生涯展」開催！（～11/16）白蓮が恋文に使用した竹久夢二デザインの絵封筒や、白蓮歌集『踏絵』(夢二装幀）等も展示されます。 pic.twitter.com/LabeP60g7b

— 弥生美術館・竹久夢二美術館 (@yayoi_yumeji) November 6, 2015

「花子とアン」では仲間由紀恵さんが演じた柳原燁子のモデルですね(^-^)

在学中に安中花子のペンネームで童話などを書くようになりました。

森鴎外が翻訳したアンデルセン『即興詩人』に感動し、翻訳家を目指すように。

20歳のころ、学校を卒業した花子さんは、英語教師として山梨英和女学校に赴任します。

2年後の1916年ころから童話などを「少女画報」に掲載するようになり、1917年に初めて『爐邉』を出版しました。

そのころに教師を辞めた花子さん。女性や子供向けの雑誌社の編集者として働き始めます。

そこで知り合った既婚者の村岡儆三さんと恋に落ち、不倫の末ふたりは1919年に結婚します。

ですが結婚1年後に誕生した長男は1926年に5歳で病死。

そのころから花子さんは英語児童文学の翻訳家として活動するようになりました。

『王子と乞食』『火の鳥』『パレアナの成長』などを翻訳、出版しています。

1932年からおよそ10年間、ラジオ番組「子供の時間」にラジオのおばさんとして出演し、庶民の人気者になります。

戦後は婦人参政権獲得運動などに協力するなど、社会的活動もされています。

村岡花子さんが翻訳した「赤毛のアン」が出版されたのが1952年。1954には「フランダースの犬」を翻訳されました。

1968年に脳血栓により75歳で死去。ご夫婦には長男を亡くした後子どもはおらず、妹の梅子さんの長女、みどりさんを養女に迎え入れています。

このように村岡花子さんは「赤毛のアン」の作者モンゴメリの作品など、多くの児童文学を翻訳してきた女性。

その功績により藍綬褒章を受賞されました。

さて、そんな村岡花子さんに兄は存在したのでしょうか？

 

 

村岡花子に兄はいる？

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村岡花子さんに兄はいません。なので「花子とアン」で賀来賢人さんが演じる安東吉太郎はオリジナルキャラということになります。

村岡花子さんは、安中家で最初に生まれた子供です。

下には7人の弟や妹がいるので、ここも「花子とアン」とは違いますね。

「花子とアン」もそうでしたが、安中家はとても貧しく、花子さんと次女、三女以外はみんな養子に出されたりして家を出たそうです。

「花子とアン」では、はなの下にかよとももというふたりの妹がいます。

のちに娘を花子さんの養女に出した、梅子さんをモデルにしたのが、土屋太鳳さん演じるももに近いです。

では安東吉太郎は「花子とアン」でどのような人物だったのでしょうか？

安東吉太郎（あんどう　きちたろう）：賀来賢人

朝ドラほか、幅広い舞台で活躍！

【第45回エランドール新人賞受賞】※五十音順

受賞を祝してNHK出演作をご紹介①
★賀来賢人さんhttps://t.co/gxTwhLNtlx
★北村匠海さんhttps://t.co/nR4wJsSsbU
★窪田正孝さんhttps://t.co/dzc14sWs8r
★成田凌さんhttps://t.co/ABhEqArSWu#エランドール賞 pic.twitter.com/8112sawImJ

— ＮＨＫアーカイブス (@nhk_archives) February 14, 2021

「花子とアン」ヒロイン、はなの一つ上の兄。

安中家にとっての長男です。

勉強が嫌いで小学校をやめ、家で農作業を手伝っていました。

そのことで父親の吉平（伊原剛志）から疎まれていると思い込み、本当ははな（吉高由里子）が奉公に行くはずだった、長野の材木問屋に自分から志願して行きます。

奉公が終わった3年後に家に戻りますが、父親との距離は縮まりません。

農家としてこのまま人生を終えるのか・・・そんな苦悩の中、吉太郎は陸軍の大行進を目撃。

軍隊にあこがれを抱いた吉太郎は、家族の反対を押し切り軍隊に入ります。

入隊のため出かけるとき、自分を見守る吉平に一礼して出ていきました。

そして2年間の兵役を終えますが、その後の軍隊に残り、職業軍人を目指します。

それから2年後、憲兵になった吉太郎は社会主義運動をしていた、宮本龍一（中島歩）を尾行。

そんなときに偶然はなと、はなの友人で恋心を抱いていた蓮子（仲間由紀恵）に5年ぶりに再会します。

吉太郎は蓮子に、龍一には近づかないように忠告しました。

そのころはなは男の子を出産。孫に会うために上京した両親と、7年ぶりに再会した吉太郎。

両親とは敬語で話す吉太郎です。

そんな吉太郎は、はなの息子である歩をとてもかわいがりました。

歩の早すぎる死に悲しむ吉太郎を、はなの友人亜矢子（高梨臨）が慰め、ふたりは結婚の約束を。

ですが上司から許可が下りず、そのまま時は流れ終戦に。

憲兵だった吉太郎は、世間から白い目で見られるように・・・。

そして闇市で亜矢子と再会しますが、亜矢子に別れを告げそのまま去っていきました。

数年後、吉平が倒れたため甲府の実家に戻った吉太郎。

このときようやく親子は和解。そして亜矢子と結婚することになりました。

というのが吉太郎の人生です。

父親とはずっと壁がありましたが、最後は仲良くできよかったですね(^-^)

妹のはなとはずっと仲が良く、恋のお相手もはなの友達ばかり？（笑）

さて、ずっと確執のあった父親の吉平。

「花子とアン」ではどのような人物だったのでしょうか？

 

 

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花子のアンの父親とは？

「花子とアン」のはなの父親、安東吉平（あんどうきっぺい）は静岡の出身です。

ドラマでは伊原剛志さんが演じていました(^-^)

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— 伊原剛志 Tsuyoshi Ihara (@ihara184) February 15, 2021

仕事でたまたま訪れた甲府でふじ（室井滋）と出会い結婚します。

東京で生糸を販売するという行商をしているため、年の半分くらいは家を出ています。

自身が学校へ通えなかったことから、こどもには学校に通わせたいと思っていました。

はなの読み書きの才能を見抜き、はなを東京の女学校に通わせようと奔走。

はなが入学し、寄宿舎に入った後もたびたびはなを訪ねています。

反対に勉強が嫌いだった吉太郎は、父がはなだけをかわいがると思い、父親に強い反発を覚えていました。

行商で知り合った社会主義運動家の浅野中也（瀬川亮）と意気投合。

彼の思想が書かれた書籍などを、行商しながら伝えるようになります。

ところが浅野が逮捕され、身の危険を感じた吉平は、はなに「長い旅に出る」と告げ行方をくらまします。

山奥などで逃亡していた吉平でしたが、自分が逮捕されないことを知り、4年ぶりに実家に戻ります。

そこで吉太郎から家族が困窮し、苦労したことを聞かされ叱責されます。

反省した吉平は借金返済のため、行商に励むのでした。

妻のふじの実父で、義父にあたる周造（石橋蓮司）とはずっと溝があった吉平。

病床についた周造から家のことを託され、吉平は行商を辞め農家をやっていくことを決意。

ぶどう酒作りを全国に広める、という夢も持つようになりました。

その後も子どもたちのために、文句も言われながら、あれこれと世話を焼く吉平でしたが、晩年病に倒れます。

子どもたちがみんな実家に戻った日。

ずっとわだかまりのあった長男の吉太郎と和解し、はなのラジオ放送を聞きながら息を引き取りました。

いろいろと自由奔放な父親でした(^^;)

でもずっと子どもたちのことを思ってきた父親でもあります。

さて、村岡花子さんの父親はどんな人物だったのでしょうか？

 

 

村岡花子の父親と家族の関係はどうだった？

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村岡花子さんの父親は安中逸平さんです。

クリスチャンである一平さんは、花子さんが2歳のときに洗礼を受けさせています。

小さな茶商の家に生まれ、協会に出入りするようになってクリスチャンとなったそうです。

布教のために訪れた甲府でてつさんと出会いご結婚。

甲府のてつさんの実家で暮らすようになりました。

甲府でも教会に通う熱心なクリスチャンだった逸平さん。娘の花子さんにとても期待を寄せていたと言います。

商売よりも理想を追い求める逸平さん(^^;)てつさんのご両親や親せきともめることが多くなり、それが嫌で一家で上京されたそうです。

その後逸平さんは社会活動に参加するようになり、花子さんを女学校に入れるために奔走しました。

一家はとても貧しく、8人いる兄妹で高い教育を受けたのは花子さんだけ。次女と三女以外はみんな奉公や養子として家を出たそうです。

花子さんが東洋英和女学校に入学した年の1903年に逸平さんは、社会主義演説会で弁士をしたことで検挙されています。

1907年に日本社会党の議員となりますが、社会主義への弾圧が強まると、親せきを頼り身を隠していたそうです。

家のことは母親に任せっきりで、理想ばかり追う父親、というのが実際の人物像のようです(^^;)

とはいえ、苦心して花子さんを女学校に入学させたことで、「赤毛のアン」などが日本でも翻訳されました。

そんな花子さんは父親をどう思っていたのか？

晩年村岡花子さんはこう綴っていました。

商人でありながら新しい理想を求めた父。母がどんなに苦しんだのかしみじみと悟った

ここからは仲のいい親子関係というのは読み取れませんね。

村岡花子さんの父親、安中逸平さんに関する記述はあまりありませんでした。

わかったことは、花子さんと父親の関係はあまりいいものではなかった、ということです。

むしろ苦労した母親を見ている分、憎んでいる気持ちもあったかもしれません。

これは「花子とアン」の吉太郎と吉平の関係に近いかも・・・。

奔放すぎた父親と、その父親に振り回される親子。

安中家はそんな父子関係だったようです。

村岡花子に兄はいる？父親の関係についてのまとめ

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村岡花子さんは現在再放送中の朝ドラ「花子とアン」の、吉高由里子さん演じるヒロインはなのモデルです。

「赤毛のアン」などを翻訳された、児童文学の一人者。

「花子とアン」でははなの兄、吉太郎が登場しますが、村岡花子さんには兄はいません。

なのでオリジナルキャストとなります。

そして兄と確執があった父親の吉平ですが、実際の花子さんの父親、逸平さんは家のことは構わず、理想を追い求めた人物。

晩年花子さんは母親の苦労を語っていたので、父親との関係はあまりいいものではなかったと思います。

吉平と吉太郎にはずっと溝があり、最後にようやく分かり合えましたが、実際の花子さんと父親にも溝があったのかもしれません。

そして吉太郎は軍隊に自ら志願していますが、村岡花子さんも戦争推進に協力的だったそうです。

このことからも、吉太郎は花子さんを参考に描かれたのでは？と思いました。

そんな「花子とアン」。再放送をどうぞお楽しみください♪