カフェー【キネマ】のモデルはオリエンタルで京都のカフェ

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カフェー「キネマ」(かふぇー「きねま」)がもうすぐNHK朝ドラ「おちょやん」に登場します。

「キネマ」は「おちょやん」で杉咲花(すぎさきはな)さんが演じるヒロイン、竹井千代(たけいちよ)が働くことになる京都にあるカフェーです。

カフェーとは、今でいうカフェではありません。

前回の朝ドラ「エール」でもヒロインの音(二階堂ふみ)がアルバイトをしていた、女性がとなりで接客をするお店。

今ならキャバクラやバーのようなところです。

今回は朝ドラ「おちょやん」カフェー「キネマ」のモデルはついてご紹介します。「キネマ」のモデルは京都のカフェー「オリエンタル」のようです。

なぜ「オリエンタル」がモデルといわれるのかを調べてみました。

朝ドラ「おちょやん」の原作のネタバレも一部含まれますので、閲覧注意です。

目次

カフェー【キネマ】のモデルはオリエンタルで京都のカフェ?

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カフェー【キネマ】とは?

以下、ドラマのネタバレを一部含むので閲覧注意です。

「キネマ」は京都にあるカフェー。女性が隣に座り、男性客に接客をするお店です。

店主が映画(このころは活動写真と呼ばれています))好きなことから、お店の名前が「キネマ」とつけられました。

「キネマ」も今では「シネマ」が一般的ですね。

カフェー「キネマ」の主な登場人物がこちらです。

宮元 潔(みやもと きよし):西村和彦

上の画像の下段の右から2番目

道頓堀を出た千代が、京都で働くカフェー「キネマ」の店主。
活動写真(映画)が大好きで、店の名前を「キネマ」と名付けた。
店長の自分が監督、店員が助監督のつもりでいる。
口癖は「本番、よーい、はい!」。

宇野真理(うの まり):吉川愛

千代がカフェー「キネマ」で出会う女給。
カフェーの2階の住み込み部屋で、千代と同室となる。
富山出身で家出をして、カフェーで働きながら、女優を目指している。
富山なまりが強い。

若崎洋子(わかさき ようこ):阿部純子

カフェー「キネマ」で一番人気の女給。
美しく、客のあしらい方も上手である。
女優志望で、少しだけ活動写真に出演したこともある。
華やかに見えるが、実は苦労人。

キャスト引用元 公式サイト

西村和彦さんが演じる宮元は、カフェーキネマの店主です。

そして吉川愛さん演じる真理と、阿部純子さん演じる洋子は、女給仲間になります。ホステスさんですね(^^)

道頓堀で舞台を間近で見てきた千代。お芝居が大好きです。

ですが千代は父親のてるお(トータス松本)が会いに来たことで、人生が大きく狂ってしまいます(>_<)

千代は本当は岡安でずっと働いて、女将のシズ(篠原涼子)に恩返しがしたかったのですが、千代がてるおの身売り話を断ると、ヤクザたちが岡安に嫌がらせを始めたのです。

その嫌がらせは続き、お客が減っていく岡安。

千代は身売り話を受ける覚悟を決めました。

ところが、シズが船を手配してくれて千代を逃がしてくれたのです。

「千代が幸せになることが、わたしの願い」

そう言って送り出してくれたシズ。

船に乗った千代は京都に行きました。

そこで紹介された働き先が、カフェー「キネマ」だったのです。

そんな千代がこのカフェー「キネマ」から映画の世界へと入って行くことになります。

 

 

カフェーキネマのモデルは京都の「オリエンタル」

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カフェー「キネマ」のモデルは、京都のカフェ「オリエンタル」だと思われます。

なぜかというと、千代のモデル浪花千栄子さんが京都に行った時に、実際に働いていたカフェだからです!

以降で、キネマのモデルのカフェ「オリエンタル」とモデルの浪花千栄子さんとの関りの史実を詳しくご紹介していきます。

 

 

カフェー【キネマ】のモデルのオリエンタルは浪花千栄子が働いていた

浪花千栄子が京都に行くまで

浪花千栄子さんは「おちょやん」のヒロイン、千代のモデルです。

大阪の母と親しまれた、喜劇女優です。

浪花千栄子さんも千代と同じように、8歳で道頓堀に奉公に出され、仕出し弁当屋で8年間を過ごします。

ただし、千代は厳しいながらも温かい女将に恵まれましたが、千栄子さんの女将はとても冷酷な人物だったようで、千栄子さんにとってかなり辛い8年間でした(>_<)

そして千代と同じように、父親がお金の無心にやって来るのです。

仕出し弁当屋から今でいう5万円程度をもらい、父親は次に別の場所で千栄子さんを働かせました。

その後の働き先では、なんと千栄子さんのお給料を、父親が前借していたのです(>_<)

2年間働いた木材屋はとても良い人たちで、2年が過ぎたとき1か月分のお給料を千栄子さんにくれました。

父親から逃げなさい、そんなメッセージと受け止めた千栄子さんは、列車に乗りあてもなく京都に向かいます。

 

 

浪花千栄子とカフェー「オリエンタル」との出会い

京都に着いた千栄子さんは、職業を斡旋してくれるところに行き、そこでカフェー・オリエンタルを紹介されました。

「オリエンタル」は兵隊さんたちが集まる師団前にあり、美女が集まる一流カフェ。

お客も兵隊さんが多かったそうです。

モルタルの洋館で、かわいらしい窓やドアがつけられ、店内には桜の枝が吊るされていました。

男性客には女給が接客し、楽しそうにお酒を飲んでる店内では、レコードに合わせ歌手が歌を歌っています。

ピンクと水色の妖しげな照明の店内を見て、千栄子さんは店名の「オリエンタル」を淫らな意味だと想像してしまったそうです(^_^;)

ですが「オリエンタル」は「東洋的」という意味だと聞かされ、そこで働くことにしました。

カフェー「オリエンタル」での浪花千栄子

浪花千栄子さんの面倒をみてくれたのは、2歳年上のユリちゃんという女性。

「おちょやん」では吉川愛さん演じる真理になるのでしょうか。

千栄子さんはユリちゃんから、お化粧や髪の結い方などを教えてもらいました。

当時の女給たちは着物に白いエプロンをしていて、千栄子さんも同じ格好になると、見た目は立派な女給さん。

ですが千栄子さんは女給の仕事が大嫌いでした。

相手は好きでもない男性。そんな男性たちに、お世辞を言ったりときには騙したり。。。

素直で勝気だったという千栄子さん。我慢して働いていたのでしょう。

でもどうして辞めなかったのでしょうか?

 

 

カフェー【キネマ】のモデルのオリエンタルなど当時のカフェー事情とは?

実は当時はカフェの女給は花形の職業で、お給料も高かったのです(≧∇≦)

日本で初めてカフェーが誕生したのは1911年だと言われています。

浪花千栄子さんが1907年生まれなので、4歳のころですね。

銀座日吉町に「プランタン」が3月にオープンしたのが初めてで、8月には「カフェ・ライオン」「カフェ・パウリスタ」と、次々にオープンしました。

オープンから18年後の1929年には600件以上ものカフェが東京にはあったそうです。

このころには女給に入れあげ過ぎて、お金がなくなり盗みを働いた、というニュースがよくあったとか(^_^;)

今も昔も変わらないですね(笑)

そして女給は女性にとっても憧れの職業。何と言っても高収入だったのです!

ちなみに当時の大卒サラリーマンの初任給が70円くらい。

同じころの求人情報には、カフェの女給の募集では月給150円となっていたそうです。

当時は女性の賃金が少ない時代でした。

しかもみんなキレイな恰好をして、贅沢な暮らしをしている。若い女性が憧れるのも当然ですよね~。

少し前にも子供がなりたい職業に「キャバ嬢」がランクインして話題に。確かに華やかな世界という印象です。

でもお給料が高い分、大変な仕事であるのは今も昔も変わらないです。

さて、京都のカフェですが、東京や大阪ほど多くはなかったそうですが、いくつかの人気店がありました。

「菊水」
「高橋」
「太平楽」
「祇園会館」

などです。特に「菊水」は特に繁盛していたようです。

そんな京都のカフェで女給として働いていた浪花千栄子さん。

同僚の女給、ユリちゃんから一緒に女優にならないか、と誘われて一緒にカフェを辞め、プロダクションに所属することになります。

ということで、浪花千栄子さんは京都のカフェ「オリエンタル」で女給として働いていました。

なので「おちょやん」のカフェー「キネマ」のモデルはカフェ「オリエンタル」です(^^)

杉咲花さんの着物に白いエプロンをした女給姿。楽しみです♪

カフェーキネマのモデルは京都のカフェオリエンタルのまとめ

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カフェーキネマは「おちょやん」のヒロイン千代がこれから働くことになる、京都のお店です。

今でいうバーやキャバクラといったところで、ホステスさんのことは女給と呼ばれていました。

千代のモデル、浪花千栄子さんも実際に京都にあるカフェー「オリエンタル」で働いていました。

なので「おちょやん」のカフェー「キネマ」のモデルはカフェ「オリエンタル」です。

実際の「オリエンタル」はオシャレな洋館づくりで、店内には桜の枝が吊るされ、歌手がレコードに合わせて歌っていたといいます。

そんな「オリエンタル」がモデルのカフェー「キネマ」。

どんなお店が登場するのか楽しみです(≧∇≦)

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