フジテレビの木曜22時ドラマ「ルパンの娘」。
泥棒一家の娘・華(深田恭子)と警察一家の息子・和馬(瀬戸康史)の、許されない恋を描いたラブコメディです。
毎話ミュージカル風な演出があったり、小沢真珠さんと渡部篤郎さんのイチャイチャシーンも面白いですよね(笑)
原作は、各書店の売り上げ1位を獲得するなど大ヒットロングセラーの、横関大さんの同名小説。
いったい華と和馬はどんな結末を迎えるのでしょうか?
今回は、そんな「ルパンの娘」の原作ネタバレをまとめていきます!
※ネタバレを知りたくない方は絶対に読まないでください。
追記!最終回のあらすじを追記しました!
ルパンの娘のあらすじは?
泥棒一族「Lの一族」の娘・三雲華(深田恭子)は、恋人の桜庭和馬(瀬戸康史)に家族を紹介されます。
そこではじめて、和馬の家族が警察一家であることを知りました。
和馬は「公務員」だとウソをついていたのです。
自分の家族が泥棒だとバレないか、華はヒヤヒヤ。
案の定、和馬の母親(マルシア)は華を怪しいと言い、和馬とは別れるように言いつけます。
しかし3話で華が強盗を撃退したことで、ころっと意見を変えて華のことを気に入る・・・という展開となっています。
このように「ルパンの娘」は、決して許されない恋を描いたラブコメディなんです。
ルパンの娘の原作ネタバレ!
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それでは、ルパンの娘の原作をまとめていきます!
和馬と華の出会いは?
泥棒という家業に反発し、まっとうに図書館に勤めている華(深田恭子)。
そこへ、和馬(瀬戸康史)が本の返却に来るうちに、二人は親密になり恋人として付き合うように。
しかし、お互いの素性は隠したまま。
泥棒の華はもちろんですが、和馬は「警察」だと言うと、委縮させてしまうことがあるため「公務員」だとウソをついていたのです。
それから付き合って1年、結婚を意識しはじめた和馬は、華を家族に紹介することに。
家に行ってみて、華はびっくり!
飾られている家族写真で、全員が警察の制服を着ていたからです。
「ごめん、本当は警察官なんだ。もしかして怒った?」
怒ったどころではありません。
もはや呆れ返って出て行きたいと思いますが、そうもいかず、華は和馬の家族と食事をします。
食事会は盛り上がり、家族は清楚な印象の華を気に入ってくれました。
華の祖父が殺される!?
食事会の後、華は和馬の車で自宅の一軒家へと送ってもらいます。
しかしそれは、カムフラージュのための一軒家!
本当の華の家は、高級マンションの一室でした。
華は、そこで鍵師の祖母(どんぐり)、スリ師の祖父(麿赤兒)、ハッカーの兄(栗原類)、美術品専門の泥棒の父(渡部篤郎)、宝飾品専門の泥棒の母(小沢真珠)といっしょに暮しています。
見事に泥棒一家ですね!
もちろん、華にも泥棒の技術がないわけではありません。
幼い頃から祖父にスリの技術を教わっており、かなりの腕前なのです。
しかし、物を盗んだり盗んだものを売ったりして生活しているのが嫌で、華はまっとうな職業に就いているのでした。
このあたりまでは、ドラマと同じ感じですよね。
でも原作は、もっとミステリー色の強いストーリーになっていきます。
後日のこと。
テレビを見ていると「河川敷で立嶋雅夫という人物の遺体が発見された」というニュースが放送されていました。
そこへ、兄の渉(栗原類)が慌てて家族の元へやってきて
「これはおじいちゃんだ」
と主張します。
2か月前、祖父の巌(麿赤兒)は、渉にあるお願いをしました。
それは、警視庁のデータベースに侵入し、ある犯罪者・立嶋雅夫の指紋や写真を自分のものに書き換えて欲しい、というもの。
途中で現職警察官のIDとパスワードを要求され作業は難航しますが、巌はどこからかIDとパスを入手し、渉は立嶋雅夫のデータを巌のデータに書き換えることに成功しました。
なぜ巌がそんなことをさせたのか?
それは、自分がもしどこかで命を落とした場合、身元を調べられて家族が泥棒一家であることがバレてしまわないようにするためでした。
しかし家族は信じられず、遺体が安置されている病院へと侵入することに。
すると、巌のものだという遺体は顔がつぶされ、誰だか判断できない状態でした。
しかし左手の薬指には、祖母・マツとの結婚指輪が。
それは、その遺体が巌のものだということを物語っていました。
そんな巌が殺された事件を、和馬が捜査することに。
そう、ドラマでは捜査三課ですが、原作では捜査一課なんですね(^_^)
捜査するうちに、殺された遺体・立嶋雅夫のデータベースに登録されていた写真と、生前の立嶋雅夫が別人であることに気づきます。
一方、華も自分で祖父の死の真相を探ろうとしていました。
そんなとき、ある居酒屋で華の祖父・巌と和馬の祖父・和一(藤岡弘)が月に1度会っていたという事実が判明します。
華の祖父と、和馬の祖父が知り合いだったんですね!!
和馬の祖父と華の祖父の関係は?
実は、和馬の祖父・和一と華の祖父・巌は、大学時代の同級生だったのです。
2人は寮の同室で、大学の4年間を同じ部屋で暮らし、剣道のサークルも同じ。
その剣道のサークルには和馬の祖母である伸江もいて、巌が和一と伸江のキューピットとなってくれました。
卒業後は、和一は警視庁に入ることが決まり、巌も貿易会社へ入ることが決まっていたのですが・・・
伸江が何者かに暴行されるという事件が起こり、それが二人の人生に大きな影響を与えることになりました。
卒業前夜。
和一は巌から自分が「Lの一族」と言われる泥棒一家の一員だと聞かされます。
「おとぎ話だ」と信じられなかった和一ですが、とても巌がウソを言っているようには思えませんでした。
そして卒業式を終え、二人は固い握手をして別れます。
半年後。
和一は巌が貿易会社には就職せず、行方も分からないと風の便りで知ります。
それから長く音信不通状態でしたが、30代になったころ、街で偶然に再会することができました。
しかし和一は警察、巌はスリで生計を立てている犯罪者。
親しくするわけにもいかない二人は、月に1度だけ同じ居酒屋のカウンターで会うことを思いつきます。
そこに偶然居合わせたようなフリをして隣同士で座り、酒を飲むという関係を何十年も続けていたのでした。
やがて、お互いに年を取り和一は退職、巌も隠居生活を送るように。
警察をやめたという気楽さから、和一と巌は親しく話すようになりました。
そして
「俺たちの孫が結婚したらどうなるんだろうな」
と、ふとそんな話になると・・
和一は出来心で、華の勤める図書館で本を借り、和馬に返却させることに。
こうして二人は出会い、恋人同士になったわけです。
和馬と華を出会わせたのは、おじいちゃん同士だったんですね~!
華の正体がバレて破談に!?
結婚の話がとんとん拍子で進んでいきました。
しかし華は一族の正体を隠したまま。
また家族にも和馬が警察官だということは言えないままです。
そして、両家顔合わせの日がやってきました。
そこで、和馬は華の母・悦子の指にはめられた指輪が、最近宝石店から盗難されたものであることに気づいてしまいます。
自分で買ったのだろう、と思い込もうとする和馬ですが・・・
気になってくわしく調べてみると店に悦子の買った履歴はありません。
悦子がはめていた指輪は、盗まれたものだと分かりました。
これをきっかけに、和馬は華の家族が「Lの一族」と呼ばれる泥棒一家であることに気づいてしまうのでした。
和馬は華たち一家の秘密を知り、華に問い詰めます。
すると華は「これ以上付き合っていくのは無理だ」と感じ、別れを切り出します。
和馬も、自分が警察官である以上、泥棒一家とは結婚できない、と別れることに納得。
自分が泥棒一家と結婚していることがバレてしまったら、自分だけではなく家族まで不幸にしてしまうからです。
和馬は、家族に結婚が破談になったこと、華が「Lの一族」の娘だったことを報告します。
華も和馬の家族に謝りに行きますが、和馬の父・典和(信太昌之)は、華を追い返します。
「今後和馬に付きまとわないでください。忘れてください。帰ってくれ」
お父さんは華のことを気に入っていたのに、手のひら返し・・・かなしい(;O;)
しかしそこへ、祖父が現れます!
「もし貴様らが華さんを受け入れようとするなら、何も話さないつもりだった。だが追い出すつもりなら、桜庭家の秘密を話す」
と、50年前に起こった伸江の暴行事件の話を始めました。
華の祖父が泥棒になった理由とは?
貿易会社への就職が決まっていたはずの、華の祖父の巌。
なぜ泥棒として生きて行くことになったのでしょうか?
それは、大学時代の暴行事件にありました。
卒業間近のある夜。
巌が伸江を寮まで送っている途中に、伸江が何者かに暴行される事件が起こります。
伸江は暴行目的で男に襲われ、それを守るために巌が犯人にしがみつき、犯人は巌のしつこさに諦めて帰ったそうです。
伸江は暴行されずに済みましたが、額には今も跡が残るくらい大きな傷が残ってしまいました。
巌はその犯人を見つけ出すために、決まっていた貿易会社へは就職せず、スリ師として生きて行くことに。
つまり、華が泥棒一族の娘なのは、巌が伸江の仇を打とうとしてくれているから。
もし貿易会社に就職して巌が「Lの一族」を辞めていたら、華は泥棒一家の娘ではなかったわけですしね。
だから、和馬は華と結婚するべきだ、と和一は言います。
しかし和馬は「俺は華とは結婚できない」と言い、華は去って行きました。
ルパンの娘の結末はどうなる?
ルパンの娘エミリ役は岸井ゆきの!まんぷくやモンテクリスト伯に出演?
2人が婚約解消をしてから、1年3か月後。
華と和馬は、いっしょに暮していました。
なんと、華の祖父の巌も生きています!
いったいどういうことかというと・・・
華と婚約解消したあと、和馬は巌を殺した犯人が先輩の巻(加藤諒)だということを突き止めます。
実は巻の祖父が50年前に伸江を襲った犯人で、巻の祖父は巌から「伸江への謝罪」を要求されていました。
それを疎ましく思った巻の祖父は、孫の巻に「巌に金を渡して大人しくさせるように」言いつけます。
巻は巌に金を渡しますが、そこでコンプレックスを刺激されるようなことを言われ、逆上。
巻は巌を殺してしまいます。
しかしそれは巌ではなく、ホームレスだった立嶋雅夫。
巌は、立嶋雅夫に自分のふりをして、巻に会ってもらっていたのです。
口が悪かったとはいえ、それで殺されてしまった立嶋雅夫という人物はかわいそうですね(>_<)
しかし、生きていたのに、なぜ巌は華の前にあらわれてくれなかったのか?
それは・・・
お互いの家族のことや、伸江の事件による両家の因縁、これら全ての秘密を知った上で、和馬と華の意志で結婚すること
それこそが、和一と巌の望みだったからです。
その望み通り、和馬は華が泥棒一族の娘でも構わないと決断。
華のお腹には二人の赤ちゃんが宿っている・・・という、そんなシーンで「ルパンの娘」は幕を閉じました。
このように、ドラマのコメディっぷりと違い、原作はミステリー色が強いストーリーなんですね!
正直、この小説がまさかあんなにコメディドラマになるとは思っていませんでした(笑)
ドラマでは初めの方から祖父が殺されていますが、おそらくドラマではラスト2話でこのエピソードを突っ込んでくるのかな?
と思っています。
そして原作と同じように、実は和馬と華は祖父たちに仕掛けられて出会ったということや、巌が泥棒である理由を知る。
ということで
ラストは、華と和馬は結ばれる
という結末になると予想しています(^_^)
追記!ドラマ「ルパンの娘」最終回あらすじ予告!ハッピーエンドでくっつく?
原作とは大きくかけ離れた衝撃展開ですが^^;最終回のあらすじ予告です。
三雲華(深田恭子)は“Lの一族”の力を借りて、橋元エミリ(岸井ゆきの)との結婚式最中の桜庭和馬(瀬戸康史)を奪い返した。隠れ家のタワーマンションで、尊(渡部篤郎)が和馬にことの経緯を話していると、エミリの祖父、英輔(浜田晃)が部下たちとともに踏み込んで来る。英輔は和馬に結婚式場へ戻るよう命令。逆らおうとする和馬だが、英輔の部下たちに強引に連れて行かれてしまい、華たち“Lの一族”は拘束されてしまった。
結婚式場に和馬が戻されると、そこは報道陣で溢れていた。駆け寄って来た典和(信太昌之)に、和馬は英輔の手下たちのおかげで逃げ出すことが出来たと告げる。そして、後ほど詳細を説明すると報道陣をチャペルの中へ誘導した和馬は、典和から頼んでいた資料を受け取り控え室にいるエミリの元へ向かう。エミリには、美佐子(マルシア)と巻栄一(加藤諒)が付き添っていた。
その頃、拘束された華たちは、英輔にマツ(どんぐり)との過去の因縁から巌(麿赤兒)を殺したことは許せないと責めていた。しかし、身動き出来ない華たちには、英輔の部下たちの銃口が向けられている。すると、悦子(小沢真珠)は命乞いを始め、尊に英輔の過去について知っていることを全て話すよう懇願する。尊はなぜ英輔が巌を殺害するに至ったか、その経緯を話し出す。
なんと華が結婚式の最中の和くんを式場から連れ去る衝撃展開です^^;
ドラマの結末では、2人はハッピーエンドでくっつくことができるのでしょうか?
ドラマ版の結末にも注目です。
まとめ
「ルパンの娘」の原作ネタバレをまとめました!
まさかの、和馬と華が出会ったのはおじいちゃんたちの策略だったんですね。
また和馬の祖母の仇をうつために、華の祖父が泥棒として生きて行くことになった・・・
とうのも面白い展開でした。
ドラマの二人がどんな結末を迎えるのか?楽しみですね(^_^)