パーフェクトワールドのモデルは実在で車椅子一級建築士の実話?

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4月16日(火)からスタートしたドラマ「パーフェクトワールド」。

ヒロインのつぐみ(山本美月)が高校時代の初恋の相手、樹(松坂桃李)と再会しますが、樹は事故で車いすの生活をしていた・・・というお話ですが、この「パーフェクトワールド」は有賀リエさんの漫画が原作。

実は松坂桃李さん演じる樹には、車いすの一級建築士がいるんです。

みなさんそのモデル、気になりませんか?

そこで今回は樹(松坂桃李)のモデルとされている阿部一雄さんについてまとめてみました(^^)

映画化もされている感動作「パーフェクトワールド」、さて阿部一雄さんとはどんなお方なのでしょうか?

 

 

目次

パーフェクトワールドって何?

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「パーフェクトワールド」は「Kiss」で2014年5月号から連載されている有賀リエさん原作の漫画です。

2018年には「パーフェクトワールド君といる奇跡」というタイトルで、岩田剛典さんと杉咲花さんのコンビで実写映画化されました。

こんなお話です。

建築士の鮎川樹(松坂桃李)は大学生の時に遭った事故により脊髄を損傷、下半身不随になってしまいます(T_T)

ある日高校の同級生だった川奈つぐみ(山本美月)と偶然再会しました。

樹はつぐみの初恋の相手でしたが、樹は事故により当時付き合っていた彼女が去っていき、それ以来恋愛はしないという胸の内を聞いてしまいます。

ですがふたりの間が縮まることで、樹の心も少しずつ開かれていきますが、いろんな困難が立ちはだかります。

お互いを幸せにしたいと思えば思うほど、どんどんすれ違っていく二人・・・。

そんなふたりがつぐむ愛の物語です。

原作は現在9巻まで発売され、累計部数は170万部を超えているそうです(^^)

ドラマではオリジナルキャラクターが登場するなど、ドラマならではのストーリーとなりました。

障がい者のリアルを描いたこの「パーフェクトワールド」。さて、モデルとはどんな人物なのでしょうか?

 

パーフェクトワールドで松坂桃李演じる樹のモデルは阿部一雄?実話なの?

 

 

阿部一雄(あべかずお)さんは、1964年名古屋市で生まれました。誕生日が過ぎていれば55歳になられます。

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1987年に中部大学工学部建築学科を卒業し、愛知トヨタ自動車に入社しますが、2年後の1989年に阿部建設に転職されました。

そして2005年に阿部建設の代表取締役社長となり、2011年には「富士山車いす登山」で日本人最短記録を果たしました。すごいですよね~。

健常者でも富士山に登るなんて大変なのに、車いすで登山!他にも車いすマラソンもされているそうで、かなりアクティブな活動をされています(^^)

そして2016年には「木と家と太陽と車いす」を発刊されました。

これまでに車いす建築士が提案する、バリアフリー住宅、バリアフリーリノベーション、バリアフリーリフォームなどの実績を残されています。

阿部一雄さんが車いす生活になったのは2002年、37歳のときでした。

趣味でやっていたオートバイのレースで転倒(T_T)脊髄を損傷し、それ以来胸から下の感覚がないそうです。

阿部一雄さんが代表を務める阿部建設は、明治38年、祖父の時代から続いてきた会社。

仕事にも家庭にも恵まれ、スポーツ万能という人もうらやむ生活をしてきた阿部一雄さん。

事故により車いすの生活を強いられますが、そんな逆境にも負けず、障がい者と健常者のどちらも経験したことから独自のバリアフリーのノウハウを住宅に反映させ、現在も高性能住宅を追及しています。

物語の主人公に選ばれるだけあって壮絶な人生を歩まれてきましたね。普通だったら人生に絶望してしまうのではないでしょうか?

ちなみに、取材でさまざまなご経験をお話ししたと思いますので、原作漫画には、実話のエピソードも含まれていると思いますが、完全なる実話ではないと思います。

そんな阿部一雄さん、いつ「パーフェクトワールド」のモデルに決まったのでしょうか?

 

阿部一雄が樹のモデルと決まったのはいつ?

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実は漫画が連載される半年前に講談社の方から依頼があったそうです。

女性向けの漫画でもあり、車いすに乗った人物が漫画として成立するのか?という驚きがあったそうですが、これまでに阿部一雄さんが見てきた車いす生活者の作品は、お涙頂戴ものでテーマ性が薄いものが多く、障がい者の本当の気持ちに近い作品ができれば、ということで承諾されました。

阿部一雄さんの気持ちとしては、当事者しかわからない葛藤や悔しさ、それとその家族の苦しみや思いがあり、どちらもリアルに描いて欲しかったそうです。

企画が決まってから、実際に阿部建設に講談社の担当者と原作を担当する漫画家の有賀リエさんが訪れ取材をされました。

漫画を制作する中で、細かいところは電話やメールでやり取りをするといったリアルにこだわった作品となっているそうです。

阿部一雄さんは実際に障がい者となってから一時奥様と心が離れたことがあったそうですが、障害が日常になるにつれ自然と元に戻り、今では以前よりも仲良しなんだとか(^^)

相手のためにできないことがあるからこそ、相手を大切にしようと思える・・・と語っていました。

また原作の有賀リエさんは、車いすの樹につぐみが後ろから抱きつくシーンなど、車いすだからこそできるトキメキポイントもある、とコメント。

このように障がい者としての苦悩、そして支える家族の苦悩を排泄といったデリケートなことまでリアルに描いたパーフェクトワールド。

樹とつぐみのこれからを応援していきたいですね。

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まとめ

パーフェクトワールドキャスト映画ドラマ比較!松坂桃李と岩田剛典

原作の有賀リエさんは「パーフェクトワールド」のタイトルについて、不完全な状態から、いろいろなものを乗り越えて絆を深めた末に、世界を完璧だと思えるまで描こう、という思いでつけたと語っています。

また有賀リエさんは「障害は不便ではあるけれど不幸ではない」と言い、阿部一雄さんは「障がい者は特別な存在ではない」言います。

みんながともに助け合って安心して暮らせる社会であることを願う、これが阿部一雄さんの思いです。

そんな阿部一雄さんの願いが込められた「パーフェクトワールド」。みなさんはドラマから何を感じるでしょうか。

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