ブラックペアンのレントゲン写真のハサミのネタバレが衝撃!原作まとめ

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嵐の二宮和也(にのみやかずなり)さん主演のTBSの日曜ドラマ「ブラックペアン」。

開始早々、ストーリーや俳優陣の演技など話題になっています。

そんな中、気になった人が多かったのが第1話のラストで二宮さん演じる渡海征司郎が眺めていた1枚のレントゲン写真。写真の中にはハサミが。一体どいうことでしょうか?

その謎は「ブラックペアン」原作小説にばっちりネタバレされていました。

今回はドラマ「ブラックペアン」の第1話に出てきたレントゲン写真の秘密をネタバレしていきます。

ドラマの今後のネタバレを含むので閲覧注意です。

 

 

目次

ブラックペアン第1話ラストのレントゲン写真とは?

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第1話のラスト、佐伯教授(内野聖陽)と会話をして部屋に1人になった渡海鋭い表情で見つめている1枚のレントゲン写真。

なんと、レントゲン写真にはハサミが写っていました。

そして患者名は飯沼達次。

おわかりの人いると思いますが、このハサミはドラマタイトルにもなっているペアン鉗子。

おそらく最終回に向けて重要なアイテムになってくるだろうこのペアン。

この秘密は原作漫画のラストで明かされています。

以降で、その謎についてネタバレしていきます。

 

始まりは17年前のペアン置き忘れ事件

 

 

以降、原作の結末をネタバレするので、閲覧ご注意ください。

原作小説は1988年の設定ですが、レントゲンのペアンに関する事件については、に17年前にさかのぼります。

当時、佐伯教授(内野聖陽)が若いころの話です。

佐伯教授と渡海の父親渡海一郎は盟友でした。そう、渡海征司郎(二宮和也)の父親の一郎も医者だったのです。

渡海父親は佐伯教授とともに東城大学病院で働いていました。

2人の関係は良好で、その関係性は自分が海外での国際学会の発表で病院を留守にした時、留守中のフォローを他の科であった渡海の父親に頼むほど。

佐伯が渡海の父親のことを非常に信頼していたことがわかります。

佐伯が学会でスペインに出発した後、急患で入ってきた飯沼達次。この患者の対応をして、念のため撮影したX線写真を見て渡海の父親は茫然とします。

なんと体の中にペアンが置き忘れられていたのでした。

どう考えても、医療ミスです。

そして、ほどなくして飯沼達次の体内にペアンを置き忘れてしまった担当の医師が佐伯であることがわかります。

渡海の父親はすぐに病院の当時の大林教授にその件を報告。

すると教授は、佐伯がペアンが体に置き忘れていたことを知っていて、隠蔽し続けたことがわかります。

渡海の父親は必死に大林教授の説得を続けます。なかなか了承しない大林教授でしたが、佐伯の許可が下りれば手術しても良いと許可を出します。

しかし佐伯から届いた電報には「飯沼氏のペアン摘出を行うべからず」と記されていました。

この電報を見てから、病院内の周囲や大林教授の態度は一変。

当時佐伯は大林教授の代わりに手術を引き受けていました。

というのも大林教授は手術が下手だったのです。これ、よく病院もののドラマであるパターンですね(^_^;)

教授にとって佐伯は大事な存在でした。部下とはいえ佐伯の発言は絶対だったのです。

それでも患者のことを考えて、ペアン摘出手術を主張した渡海の父親。

その言動は私利私欲にまみれた大学病院ではあり得ないことでした。

このことから、佐伯が海外から帰国する前に渡海の父親は離島の病院に飛ばされてしまったのです。

そのことを渡海征司郎(二宮和也)は知っており、佐伯には、他の人間にはわからない感情を抱いていました。

 

渡海が佐伯教に復讐?ペアン置き忘れ事件の真実とは?

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ペアン置き忘れ事件には、渡海征司郎(二宮和也)が知らなかった真実が隠されていました。

小説ではラストで渡海の佐伯教授に対する父親の復讐を実行することとなります。

渡海は用意周到に根回しして、佐伯が遠方に学会に出かけている時に、飯沼達次にペアンが体内にあることを伝え、東城大学病院に搬送。

急患だと嘘をつき、留守中のフォローを佐伯から命じられていた高階(小泉孝太郎)に知らせます。

もちろん、佐伯が手術で医療ミスでペアンを体内に置き忘れていたことも高階に知らせます。

正義感の強い(原作では・・・)高階は渡海に促されて、ペアンの摘出の緊急手術を決行します。

もちろん佐伯は学会の会場から、必死に手術を止めます。

しかし、高階と渡海は2人で摘出手術を強引に進めるのでした。

そして、体の中のペアンの摘出を終了した時、大量の出血が。そこに佐伯教授が学会先から急いで帰国して、到着します。

佐伯は「小僧どもがとうとう地獄の扉を開けたな」と衝撃の発言。

そして20年前のペアン置き忘れ事件の真実を語ります。

佐伯教授は20年前、患者だった飯沼達次の直腸穿孔を手術をした際、仙骨前面の静脈からの出血を止められず、やむをえずペアンを患者の体内に留置したまま閉腹。

「置き忘れではない。外すことができなかったんだ。」と佐伯。

患者と家族に告げるべきだったと思ったが、素人に事実を納得させる自信がなく話せずにいた、佐伯教授。

結局、飯沼達次本人と家族に事実を伏せたまま、退院させることとなりました。

もちろん、後でフォローはきちんとするつもりでした。

しかし後に、同じ病院で働いていた渡海の父親渡海一郎は、レントゲンでこのペアンが置き忘れられていることに気付き、手術をするように働きかけます。

先述したように、佐伯教授は学会でスペインに滞在していました。

そして佐伯から「飯沼の手術をするな」という連絡(電報)を受けたことから、病院の教授や関係者が、佐伯の不利益になると考え、渡海の父親を離島の病院に左遷してしまったのでした。

もちろん佐伯教授はそんなつもりで電報を打ったのではなく、とりあえず手術を待ってもらって帰国してからきちんと事情を説明するつもりでした。

しかし、教授や周囲が佐伯の意図を勝手に勘違いをして、渡海の父親にヒドイ仕打ちをしたのでした。

その後、佐伯教授が飯沼氏の大量出血をいつもの黒いペアンで止血して閉腹します。

飯沼氏は再びペアンを抱えたまま生きていくことに。

ちなみにこの事実を佐伯から聞くまでは、渡海は佐伯が悪意を持って渡海の父親を病院から追いやったと思っていました。

しかし佐伯はその一件の後、渡海の父親に会いに行き「大学に戻ってきて欲しい」と懇願。しかし渡海の父親はそれを断ったのでした。

そして「何とか罪滅ぼしをしたい」という佐伯に「息子を一人前の外科医に育てて欲しい」と頼んだのでした。

引用元:https://dorama-netabare.com/archives/33754

渡海が佐伯に恨みをもっていましたが、勘違いもあったことがラストでわかります。

ちなみに、この時使用したブラックペアンは特注のカーボン製。

レントゲンには写らず、火葬されたら一緒に燃えて残らないようになっていました。

佐伯教授がこの日を予想して用意していたものかもしれません。

このように、このレントゲン写真、ドラマの最終回の肝になる重要な内容です。

あくまで原作ですので、多少の違いはあるかと思います。原作とドラマの違いなどを比べてみるのも面白いかもしれないですね!

 

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