北条政範の死因は暗殺?畠山重保への疑惑と滅亡は実話?

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NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人(かまくらどののじゅうさんにん)」は、鎌倉時代を描いた三谷幸喜さんの予測不能のエンターテイメントです。

2022年9月4日放送の第34回では、主人公の北条義時(ほうじょうよしとき)が第3の妻・のえを迎えるなど比較的明るいストーリー展開だったのですが・・・

やはり主要人物が一人死んでしまいましたね((+_+))

その人物は、北条義時の腹違いの弟でもある北条政範(ほうじょうまさのり)です。

政範の父親は坂東彌十郎さん演じる北条時政(ほうじょうときまさ)で、母親は宮沢りえさん演じるりくですね。

2022年9月11日放送の第35回では、政範(まさのり)の死亡をきっかけにりくが暴走して畠山重保(はたけやま しげやす)への疑惑から畠山重忠(はたけやましげただ)との対立が激化してしまうようです(・_・;)

ドラマ内では政範の死亡の死因は病死とされていましたが、本当に病死だったのかもしかして死因は暗殺?

今回は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」北条政範の死因は暗殺なのか、畠山との関係は実話か??どうかについてご紹介します。

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目次

北条政範が死亡で死因は?りくが溺愛する息子で平賀朝雅による暗殺?

伊賀の方は北条義時を毒殺?政子との確執についても

今回ご紹介する北条政範(ほうじょうまさのり)は、第32回から登場しました。

演じているのは子役から活躍している若手俳優の中川翼さんです!

政範は北条時政(坂東彌十郎)とりく(宮沢りえ)の息子で、主人公の北条義時(小栗旬)にとっては腹違いの年の離れた弟ということになりますね。

母のりくから溺愛されて、将来を嘱望される若武者として成長した政範は、3代位将軍源実朝(柿澤勇人)の妻・千世を向かい入れるために京都に向かうという重要な役目を任されることになりました。

それ以前に京にいたのは、時政とりくの娘婿にあたる山中崇さん演じる平賀朝雅(ひらが ともまさ)です。

平賀 朝雅

時政とりくの娘婿。北条の娘・きくとの結婚が悲劇を呼ぶ。

引用元:https://www.nhk.or.jp/kamakura13/cast/hiraga-tomomasa.html

政範にとっては義理の兄弟という関係になります。

第34回ではそんな平賀朝雅に、源仲章(生田斗真)が意味深なことを告げるシーンがありました。

「政範殿はのちに父を継いで執権になるお方。あなたはご自分で執権になる気は?」

「ふざけたことを」と一蹴する朝雅ですが、仲章は朝雅の血筋を引き合いに出して鎌倉殿になれるのでは?さらに詰め寄ります。

「執権にはなれぬ。政範殿がいる限り」

朝雅のその言葉に「いなければ??」と仲章は続けました。

「例えばね、政範殿が突然の病で亡くなり、あなたが引き継いで千世様を連れて鎌倉へ堂々と凱旋すれば時政殿は必ずあなたをお選びになる!」

そして、いざ京都にやってきた政範ですが・・・

後日、時政のもとに政範死去の悲しい知らせが届いたのです((+_+))

長澤まさみさんの語りによると、政範の死はこのような状況だったそう。

「京に到着してから2日後。北条政範が突然この世を去る。享年16。」

「急な病であったといわれているが真偽は不明。」

しかし、見ていた視聴者の多数が、仲章に唆された朝雅が殺したのでは?って思いましたよね(;^_^A

どう考えても、朝雅による暗殺という気がしますが・・・。

北条政範の死因の畠山重保への疑惑と滅亡は実話?

畠山重忠の死因や最後とは?鎌倉殿の13人で大河史上すごいシーン?

そして9月11日放送の第35回「苦い盃」では、政範が死んだ後の母・りくの暴走が描かれることになりそうです(^^;)

源実朝(柿澤勇人)の妻になる後鳥羽上皇(尾上松也)のいとこ・千世(加藤小夏)が鎌倉へ到着。政子(小池栄子)らが出迎えるが、愛息・北条政範(中川翼)の凱旋を心待ちにしていたりく(宮沢りえ)は失意に沈んでいた。そんな中、娘婿・平賀朝雅(山中崇)が畠山重忠(中川大志)の嫡男・重保(杉田雷麟)への疑惑をりくに告げる。一方、朝雅の振る舞いについて重保から相談された義時(小栗旬)は、父・時政(坂東彌十郎)に……

引用元:公式サイト

予告映像を見る限りでは、政範が食事の席で突然倒れてしまうシーンがありました。

おそらく政範は食事に毒を盛られたのは?

その犯人は平賀朝雅なのでしょうが、朝雅はあることをりくに告げそうな気がします。

「政範殿の食事に畠山重保が毒を盛ったのでは?」

これを聞いたりくは、畠山への怒りをあらわにします。

「畠山を討ってちょうだい!!」

予告映像のりくのこのセリフは、こう繋がってくるのかなと予想しました。

ちなみに畠山重保とは、畠山重忠(中川大志)の嫡男です。

畠山 重保
はたけやま・しげやす

杉田 雷麟(すぎた・らいる)

重忠とちえの息子。父・重忠の背中を見て育ったまっすぐな若武者。

引用元:https://www.nhk.or.jp/kamakura13/cast/hatakeyama-shigeyasu.html

史実でも、政範の死後に平賀朝雅と畠山重保の間にとあるいさかいが有ったと言われています。

源実朝の妻を迎えるために御家人たちが集まり宴のとき、ふたりは口論をおこしてしまい、そのことを恨んでいた朝雅は義理の母である牧の方(りく)に告げ口をしたそう。

牧の方は、その話を聞き一方的に畠山に敵意を抱き、夫の時政に「畠山重忠が謀反を企んでいる」と吹き込みました。

時政にとって、重忠も朝雅も自らの娘婿にあたる人物。

どちらの娘婿を選ぶのか?北条時政の選択はというと、亡き妻の娘婿のほうではなく、現在の妻・牧の方の娘婿の方を選びます。

その後時政は、畠山一族を滅ぼしてしまうんです((+_+))

「鎌倉殿の13人」で、その一連の流れがどう描かれるかまだ分かりませんが、政範の死が畠山氏滅亡のきっかけとなったのは実話に近いのかもしれませんね。

北条政範の死因は病死か暗殺か?史実はどうだった?

源実朝と公暁の関係とは?衝撃の暗殺や死因についても

それでは気になる北条政範の史実について以降でご紹介します。

北条政範は、時政と牧の方の間に生まれて、北条家の後継ぎと目されていました。

時政の嫡男は、北条宗時でしたが若くして石橋山の戦いで戦死しています。

そうなれば北条義時が後継ぎでは?と思いそうですが、義時は江間家を継いでおり北条家の嫡流ではありませんでした。

さらに母親の身分も京都出身の牧の方の方が上ということで、必然的に政範がのちの執権を継ぐ跡取りとされていたのです。

政範は若年ながら官位を得ていき、源実朝の資質を迎える使者の役割を担うことになりました。

しかし、京に到着して間もなく病に倒れて亡くなってしまうのです。享年16歳。

これは鎌倉時代の歴史書「吾妻鏡」にも書かれています。

史実では北条政範の死因は病死です。

しかし、一方ではその死に不審な点もあり暗殺説も存在するみたいですね。

政範の遺体は翌日にすぐ埋葬されてしまったそう。

鎌倉幕府の権力者の北条時政の息子であるにもかかわらず、葬儀も行われずに葬られたのは疑問があります。

それは、遺体を調べられたら困るからかもしれません。

何者かが暗殺して、秘密裏に処理をした可能性もありそうですよね。

だとしたらその犯人は誰なのか?

時政の娘婿の平賀朝雅が怪しいと言われているみたいですが・・・

歴史書「吾妻鏡」には暗殺を疑うような記述は無いのでやはり通説は「病死」となります。

しかし「吾妻鏡」は北条氏がのちに作った歴史書です。

北条の嫡男にあたる人物が、娘婿に暗殺されたと歴史書に残すのは憚られたのでは?

歴史に埋もれた北条政範の死の真相は、暗殺だったのかもしれませんよね。

 

北条政範の死因は暗殺まとめ

鎌倉殿の13人最終回はいつ?いつまで放送?

今回は「鎌倉殿の13人」の北条政範の死因について紹介しました。

史実では病死とされている政範ですが、平賀朝雅に暗殺されたのでは?という説もあるみたいです。

「鎌倉殿の13人」でも病死として34話では説明されましたが、35回でその毒殺が疑われそうなシーンが登場しそうです。

この政範の死が、畠山重忠を追い落とし、のちに時政とりくが追放されることにもなっていきます。

時政とりくは、のちに平賀朝雅を次期将軍に擁立しようとして、その陰謀は義時によって阻まれてしまうんですよね(;^_^A

「鎌倉殿の13人」の後半戦は、宮沢りえさん演じるりくの悪女っぷりが見どころになりそうです!

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