ヒロインてんが松坂桃李さん演じる藤吉朗(とうきちろう)の実家に行くことになって盛り上がってきた朝ドラ「わろてんか」。
藤吉郎の実家の北村屋は米問屋なのですが、藤吉郎の実際のモデルになった人も米問屋の息子だったのでしょうか?
今回は史実をもとに、ドラマとの違いなどをまとめていきたいと思います!
わろてんかで藤吉郎の実家とは?
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/25517″]大阪船場(せんば)の老舗米問屋「北村屋」。鈴木京香さん演じるつえ子が、夫亡き後、女手一つで店を切り盛りし二人の子供を育ててきました。
そう、つえ子、最強ですね(笑)
米問屋とは
米を取り扱う商人のうち卸売業務を行うものをいい,江戸時代以降に発達した。とくに江戸時代には,幕府や藩などの諸領主の財政は貢租米の販売に大きく依存していたから,米取引の中心的存在である米問屋は,領主財政と結びつく形で成長をとげた。中期以降になると農民の手による米の商品化も進み,米問屋をはじめとする米穀商業活動はさらに盛んになった。また,江戸時代の米取引は早くから全国的な広がりをもっていたから,米問屋も当時の最大の米穀集散地である大坂・江戸のみならず,港町などの地方都市にも広く存在した。
引用元:https://kotobank.jp/word/%E7%B1%B3%E5%95%8F%E5%B1%8B-504772
老舗ということで、明治時代のストーリーですが、江戸時代からの伝統ある米問屋といったところだと思います。
藤吉郎のモデルの実家も米問屋?ドラマとは違う?
ちなみに藤吉郎のモデルとなった人物は吉本吉兵衛。
そんな吉兵衛の実家は米問屋ではありませんでした。喜兵衛の実家は荒物問屋でした。
荒物問屋とは、荒物問屋とはタワシやブラシ、ザルや杓子、ひも、ろうそく、マッチなどといった日用品を扱う生活雑貨問屋のことです。
全然違いますね。
ちなみにヒロインてんのモデルになった吉本せいの生まれ育った実家はなんと米を扱う米穀商。
なぜかドラマでは逆にしてきたんですね。
そこに何か意図があるのか不明ですが、てんの家はモデルが米屋にもかかわらず薬屋さんと全く違う種類の事業でした。
ちなみにドラマで藤吉朗の実家北村屋があるのは大阪船場ですが、モデルの喜兵衛の実家の荒物問屋の実家は上町本町橋。
そしててんのモデルになった吉本せいは米穀屋は天神橋5丁目にあるのですが、幼いころから奉公に出されていて、奉公先が船場でした。
せいは、この船場の奉公先で倹約・節約について厳しくされて、学んだとされています。
なので、奉公ではないけれど、藤吉郎の母親に、奉公先の船場で受けたように厳しく倹約、節約、商売について学ぶというストーリーになるようです。
と、原作とは違いますが、随所がシンクロしていて微妙ですね(笑)
史実と比べてみるととっても面白いと思いました!