2023年4月からキムタクこと木村拓哉さん主演のフジテレビ月9「風間公親－教場0－（かざまきみちか きょうじょうぜろ）」がスタートしました。
かつてスペシャルドラマとして放送された「教場」「教場Ⅱ」でしたが、ついに月9枠で連ドラとして復活します。
このドラマる冷徹で最恐の警察学校教官・風間公親の刑事指導官時代と気になる過去を描いた新たな物語です。
「風間教場（かざまきょうじょう）」で新人刑事たちと風間公親が殺人事件に挑む姿が描かれます。
風間公親に指導を受ける刑事の1人がガッキーこと新垣結衣さん演じる隼田聖子（はやた・せいこ）です。
原作小説にも登場する隼田聖子は、シングルマザーの女刑事です。
今回はドラマ「教場0」で新垣結衣さん演じる隼田聖子の原作小説のエピソード「孤独の胎衣（えな）」のネタバレをご紹介していきます。
原作のネタバレをしているので、知りたくない人は閲覧注意です。
最新追記！ドラマ「教場0」3話で描かれる隼田聖子のエピソードは、原作と違う（別の新人刑事が原作で担当する事件）「毒のある骸」でした。「毒のある骸」のネタバレも追記しました！
追記！教場0【隼田聖子】のネタバレは原作と違う【毒のある骸】で犯人と対峙
教場0で登場する新垣結衣さん演じる新人刑事・隼田聖子（はやた・せいこ）がついに3話から登場することがわかりました。
隼田聖子は原作小説にも登場するキャラクターなのですが、原作では、「孤独の胎衣（えな）」というエピソードで風間とともに事件を解決しますが、ドラマでは3話の「毒のある骸」というエピソードの事件に挑むことに。原作とは違うことが判明しました。
以下3話、「毒のある骸」のストーリーです。
4月24日放送 第３話
県警本部捜査一課の刑事指導官・風間公親（木村拓哉）のもとに、新たにバディを組むことになった新人刑事の隼田聖子（新垣結衣）がやってくる。隼田は、訳あって小学校4年生の娘・ゆかり（諏訪結衣）と二人で暮らしているシングルマザー。「出来ることは一人で。出来ないことは二人で」を合い言葉に、娘と助け合って仲良く暮らしていた隼田だったが、真面目な性格ゆえ、刑事の仕事と娘との生活の両立に悩んでいた。ある日、住宅で変死体が発見される。死亡したのは大学の法医学教室で助教授を務める宇部祥宏（浅利陽介）。宇部は一人暮らしで、自宅の外で倒れているところを近所に住む主婦が発見していた。外傷がないことから、毒物による中毒死の可能性が高かった。
隼田とともに現場に向かった風間は、宇部宅のテーブルの上にあった「先にテンゴクへ行ってます」というメモを発見する。風間から、「他殺か自殺か？」と問われた隼田は、天国という文字がカタカナであること、遺書のようにも見えるそのメッセージが、便せんなどではなくメモ用紙であることへの違和感を口にする。
その日の午後、風間と隼田は、宇部の司法解剖に立ち会う。解剖を行ったのは、宇部の上司で、次期医学科長に内定している椎垣久仁臣教授（佐々木蔵之介）だった。椎垣は、死因は青酸塩を服毒したことによる中毒死で、他殺と思える所見はなかったとの見解を示すが……。
引用元：https://www.fujitv.co.jp/kyojo0/story/story03.html
3話では、佐々木蔵之介さんが犯人役を演じる「毒のある骸」のエピソードが展開します。
犯人である椎垣久仁臣（しいがきくにおみ）をどうやって追い詰めていくのか？が見どころになると思います。
原作では、隼田聖子が対峙する事件は「孤独の胎衣（えな）」というエピソードですが、「孤独の胎衣（えな）」は、4話で放送されるようで、隼田聖子が2つの事件を担当するのでは？と思います。
そして、「毒のある骸」は原作小説に登場するエピソードですが、担当する新人刑事は、隼田聖子ではありません。
以降では、そんな「毒のある骸」のエピソードの原作のネタバレをご紹介していきます。
追記！教場0【隼田聖子】のネタバレ原作【毒のある骸】を結末まで！
毒のある骸は、小説「教場0」で描かれているエピソードです。
犯人は法医学者の椎垣久仁臣！動機は口封じ！
そして原作では、隼田ではなく、「平優羽子」という刑事が風間の指導のもと、事件の犯人に挑んでいく展開です。
県の司法解剖を引き受けている法医学者の椎垣久仁臣は、助教授の宇部祥宏（うべよしひろ）を口封じのため殺害しました。
椎垣は数日前、司法解剖を手伝っていた宇部に、防毒マスクの着用をさせるのを忘れていました。とんでもないミスでした。
そのため宇部は青酸ガス中毒になり倒れてしまいます。椎垣は宇部の応急処置をして別室に寝かせていました。
板垣は命に別状はありませんでしたが、後遺症が残っていた宇部に大学を休ませていました。
椎垣は、次期の医学科長への就任が決定していたことから、宇部には誰にも言わないように伝えていました。
しかし宇部は不祥事を大学に報告し、辞職すると言い出します。事故をきかっけに、このまま司法解剖の道に進む気持ちが失せてしまったと言います。
不祥事がバレたら、医学科長への就任がなくなってしまいます。
椎垣は宇部を青酸入りのお酒を飲ませ殺害しました。
自分が殺した宇部の遺体を自分で解剖する犯人の板垣
宇部の司法解剖は椎垣が行い、他殺と思える所見はなかった、と警察に報告します。
風間とともに、事件の捜査にあたることになった平優羽子は宇部の行動に疑問を抱きました。遺体は山奥の自宅そばで見つかりましたが、宇部は上り坂の途中で亡くなっていました。坂の上は崖になっていました。
もし助けを呼ぶなら、反対側の下り坂を使うのでは？と考えたのです。
また、遺書がみつかり「先にテンゴクに行ってます」と、宇部の字で書かれていました。遺書もあることから、自殺の可能性は高いのでは？と思われる事件でした。
宇部が殺された後、動いた理由と「テンゴク」の意味とは？
宇部は自分の司法解剖を椎垣にさせないため、隣の県で死のうと考えました。別の法医学者が司法解剖をすれば、青酸が2回分見つかり、椎垣が疑われると思ったのです。
ですがそこには届かず椎垣が司法解剖をすることになってしまいました。
また遺書の「テンゴクに行ってます」の「テンゴク」とは解剖室の「1059（テンゴク）」のことで、解剖室のことを「テンゴク」と言っていたのは、椎垣と宇部だけだったので、「先に解剖室に行っている」という意味の宇部からのメモをたまたまとってあり、板垣が事件現場に置いたのでした。
「テンゴク」の意味、そして宇部の行動を見抜いた風間。そして平がその見立てを板垣に伝えます。もちろん否定する板垣。
風間は最初から他殺だと疑っていて、遺体を物証として保存するように指示していたことを板垣に伝え、崩れ落ちる板垣でした。
教場0【隼田聖子】とは？新垣結衣演じるシングルマザーの新人刑事
かざまきみちか右目が義眼の理由は？教場刑事時代の過去ネタバレ
ドラマ「教場0」のストーリーは？
『教場Ⅱ』のラストシーンではその右目の義眼は、風間が刑事時代、捜査中に何者かに襲撃されて負った傷であったことが判明しましたが、風間を襲った犯人の正体と、風間が警察組織に対して持つ激しい恨みの理由までは明らかにされませんでした。今作では、風間がなぜここまで冷酷無比な人格となったのか、その謎が明らかになります。物語は、風間が教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に“刑事指導官”として当たっていた時代を描きます。そこは“風間道場”と呼ばれ、キャリアの浅い若手刑事が突然、刑事指導官・風間公親とバディを組まされ、実際の殺人事件の捜査を通して刑事としてのスキルを学ばせる育成システムとなっていました。風間とともに殺人事件の現場に臨場し、完全犯罪を目論む犯人や挑戦的な容疑者の前で、事件捜査の基本を試され、叩き込まれていく、さながら“事件現場自体が教場”とも言えるOJT（On The Job Trainingの略称）型の事件捜査です。「残念だが君には見込みがない。交番勤務に戻ってもらう。これにサインして持ってこい。いつにする、明日かあさってか、何なら今でもいい」。『教場』での風間を思い起こさせるこの言葉。刑事失格の烙印（らくいん）を押された刑事たちは、風間流の事件捜査を学び、自らの無力さを感じ取ります。両方の“眼”で誰よりも早く真相を見抜いている風間が、あえて後輩刑事に「自分で考えてみろ」と促すことによって、事件を解決に導いていくと同時に、後輩刑事の抱える秘密やトラブルをも、時に冷徹なまでの観察眼で見抜いていくのです。やがて、後輩刑事たちはひとりずつ“風間道場”を卒業していき…。初めて風間公親という人物のキャラクターそのものに深く切り込んでいく『教場』シリーズの原点で、始まりとも言える物語となっています。
刑事時代の風間が後輩刑事たちと担当する事件を経て、点と点が結びつき、“風間教場”の先へとつながる線となっていきます。そして物語が終盤にさしかかるにつれ、風間がいかにして“教官”風間公親に変貌を遂げたのかが明らかとなるのです。過去から『教場』『教場Ⅱ』へとつながっていく、令和のテレビドラマ史上最大のミッシング・リンクが、極上のエンターテインメントとして描かれます！
引用元：https://www.fujitv.co.jp/kyojo0/introduction/
スペシャルドラマ「教場」「教場0」は警察学校が舞台でしたが、「教場0」は、風間公親が警察学校に来る前の、刑事時代が描かれます。
そして風間公親が、新人刑事たちの指導官となる「風間道場」を舞台に、新人刑事と風間が様々な事件に対峙することになります。
隼田聖子とは？シングルマザーの新人刑事役
風間公親の指導を受ける「風間道場」の新人刑事の1人が新垣結衣さん演じる「隼田聖子」です。
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隼田聖子
新垣結衣新人刑事。シングルマザーで小学４年生の娘と仲良く暮らす。しかし、内心では刑事の仕事と娘との生活との両立に悩んでいる。事件現場で疑問に感じた点を風間に問いかける聖子だが「自分で考え、答えを出せ」と風間に突き放される。すでに風間は事件の答えが出ているかもしれないというプレッシャーと冷たい視線を感じながら捜査することに。家で待つ娘に弱音を吐くわけにもいかず、必死に捜査するが、誰にも弱音を吐くことができないその性格がアダとなり…。
引用元：https://www.fujitv.co.jp/kyojo0/chart/
なんとシングルマザーで小学生の娘がいる刑事役なんです。
以降では、そんな隼田聖子の原作小説のネタバレをご紹介していきます。
教場0【隼田聖子】原作ネタバレ①妊婦・萱場千寿留が犯した殺人
【教場】瓜原潤史に死亡説の花壇など伏線とは？原作ネタバレとの違いも
隼田聖子が登場するのは、原作小説「教場X」の「孤独の胎衣（えな）」というエピソードです。
「孤独の胎衣（えな）」は萱場千寿留（かやばちずる）が殺人を犯すシーンからスタート。
萱場千寿留は出産予定日を5日に控えていた妊婦です。妊娠したため、短大を休学中でした。
萱場千寿留が検診を終えて、産婦人科から出ると、工芸家の浦真幹夫が声をかけてきます。
動揺する萱場千寿留。
浦真はお腹の子供の父親でしたが、中絶費用として100万円を千寿留に渡し、イタリアに旅立っていました。そんな浦真が帰国することに驚きます。
そして何か話があるようで、萱場千寿留を自宅に誘う浦真。
浦真は、萱場千寿留のことを調べていたようで、短大を休学したことなど知っていました。
千寿留は、浦真がイタリアに行った後、授かった命だからと中絶しませんでした。そして、子供が生まれるのを楽しみにしていました。
そして浦真は驚きの提案をします。なんと・・・おなかの子供の親権を欲しいと言います。浦真はイタリアでラウラと言う女性と出会い、婚約していました。しかしラウラは妊娠が出来ない体でした。しかし、ラウラは、子供が大好きで、どうしても子どもを欲しい、一度は自分で育ててみたい、と言っていたとのこと。
明後日にはラウラもやってきて一緒に暮らし始める予定でした。
そして浦真は萱場千寿留のことを思い出し、調べて、堕胎していないことを知ったのでした。
もちろん「嫌です」と拒否する千寿留。
しかし、浦真は裁判をしてでも親権を手に入れると言います。千寿留は19才で未成年のため（原作発売当時は20歳が成人でしたね(^^;）子供の親権は千寿留の親権者が持つことに。しかし千寿留の父親はなくなっているので、母親が親権者になるが、病気の後遺症では働くことはできず、生活保護も受けていました。
浦真は裁判をすれば裕福な自分が勝てると自信満々でした。
千寿留は思わず、大理石の灰皿で浦真を殴打して殺害してしまうのでした。
そして自分の痕跡を消して現場から逃げようとした千寿留でした。
新人刑事の隼田聖子が、風間の指導を受けつつ事件を担当することに。
聖子は、現場に行き、風間の質問・ヒントなどから薪ストーブで煙道火災が起きていたことが判明。また風た床に散らばる浦真幹夫の作品の中で、深い大皿1枚だけに埃がついていませんでした。
その意味がわからない隼田聖子。
教場0【隼田聖子】原作ネタバレ②犯人は痩せた女性？
被害者の浦真の自宅の隣の住人の小学4年生の男の子の目撃証言から、浦真の自宅から大きな手提げバッグを持った20歳くらいの「スリム」な女性が出てきたことがわかります。
あれ？？？痩せた女性？？妊婦のはずですよね？
そして調査の結果、浦真の運転する車に同乗していた萱場千寿留がわかります。
萱場千寿留に会いに行く隼田聖子たち。
萱場千寿留の住むアパートの大家さんに聞き込みをすると、萱場千寿留が男の赤ちゃんを急に産んでいて驚いたこと、そして赤ちゃんの足に痣があったと言います。
萱場千寿留に話を聞くと、なんと自宅で産気づいて出産したとのこと。母が助産師だったので、出産の知識はあったため産めたと言います。
赤ちゃんはタイツをはいており、足首は見えませんでした。
そして赤ちゃんの父親が浦真幹夫と認め、浦真は病院から自宅に送ってくれたのだと話します。
萱場千寿留は自宅での出産後、なぜかクリニックへ行っていませんでした。なぜ？？虐待をしていたからバレてしまうから？？
教場0【隼田聖子】原作ネタバレ③シングルマザーだから犯人に感情移入
隼田聖子は、萱場千寿留と話してみて、犯人だと確信したものの、浦真幹夫の殺害に関して絶対の自信を感じました。
クリニックに行くと、萱場千寿留の検診の様子から、赤ちゃんに虐待をしている可能性はないと言う院長でした。
隼田聖子も、父親である相手の男から見捨てられたシングルマザーだったことから萱場千寿留に感情移入して辛くなるのでした。
警察学校を出て、交番に配属されたばかりの年に20歳ばかり年上の男と関係を持ち、子供を授かった。しかし、その男は出産前に行方をくらませたのでした。
結局母親以外の誰の助けも借りずに、男児を生んで多忙の中で苦労しながら育ててきました。
同じような境遇の萱場千寿留に強く追及することができないのでは？と思います。
しかし被害者の自宅に行き、被害者の婚約者が悲しんでいるのを見て、事件に再び向き合うことに。
教場0【隼田聖子】原作ネタバレ④事件の真相
そして隼田聖子は、千寿留と赤ちゃんを、被害者の自宅に連れて行き、萱場千寿留が犯人であること、そして自分の推理を離します。
千寿留が赤ちゃんを産んだのは被害者の自宅。
殺害してしまった精神的ショックのせいで急に産気づいたのでした。
千寿留は出産すればスリムになり、逃げる時にカモフラージュになるとも考えて、出産することを決めます。
しかし絨毯からは千寿留の体液が検出されていないのはなぜなのか？千寿留は赤ちゃんと胎盤を受け止めたる容器として、浦真幹夫の作品の深くて大きい皿を利用して、出産後に洗ったのでした。
そして、着用していたニットのセーターに赤ちゃんと胎盤をくるみ手提げバッグに入れて現場を去ったことから、「スリムな女」という証言があったのでした。
証拠はあかちゃんの痣だという。
赤ちゃんを受け止めた大皿は煙突のそばにありました。皿は木と金属でできていて、金属部分に浦真の名前「URAMA MIKIO」が刻印されていました。
金属は熱が伝わりやすく赤ちゃんの左足には「MAMA」と、浦真幹夫の名前の一部が火傷痕として残ってしまったのでした。
