葉山蓮子のモデルは柳原白蓮で駆け落ちは実話？村岡花子との関係は？

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葉山蓮子のネタバレは波乱万丈すぎる人生

葉山蓮子（はやま　れんこ）：仲間由紀恵

NHK連続テレビ小説「花子とアン」で仲間由紀恵さんが演じる葉山蓮子のモデルとされる歌人・柳原百蓮の墓所が、相模原市緑区寸沢嵐の「顕鏡寺」にあります。放送が進むにつれ、墓参りに訪れる人が急増しているそうです。 pic.twitter.com/rdR2efEj8I

— 毎日新聞横浜支局 (@yokohamainichi) June 23, 2014

はなとの出会い

葉山蓮子（仲間由紀恵）は、ヒロインはな（吉高由里子）の本科生時代の同級生。ただし年齢ははなより8歳上になります。

葉山伯爵の異母妹で、与謝野晶子を敬愛。短歌を愛し「白蓮（びゃくれん）というペンネームを持っています。

先代伯爵の妾である芸者との間に生まれ、14歳で政略結婚させられ子爵の元に嫁ぎました。

16歳で出産しますが子どもは取り上げられ、離縁されたあと荒れた生活を送るように・・・(>_<)

体裁のために兄の葉山晶貴（飯田基祐）が、女学校に送り込んだのでした。

寄宿舎でははなを自分の世話係として指名したことで、その後はなと深い関りを持つように。

【SCOOP】「花子とアン」がNHK紅白で復活！ 吉高由里子＆仲間由紀恵ら再集結 http://t.co/DpscSysFi3 　#花子とアン　#紅白　#吉高由里子　#仲間由紀恵 pic.twitter.com/UF23klankb

— シネマカフェcinemacafe.net (@cinema_cafe) December 24, 2014

はなの翻訳家としての才能を見出し、ペンネームを「花子」にするよう提案しました。

蓮子の再婚

ところが兄が強引にすすめた、九州の炭鉱王である嘉納伝助（吉田鋼太郎）に嫁ぐことになった蓮子。

蓮子は伝助が進めていた女学校の運営に関わりたかったのですが、伝助は運営には関わらないと知り愕然となります。

また嘉納家でも孤立していく蓮子。やがてひんぱんに作家や学者などを招きサロンを開くようになりました。

その後蓮子は歌集「踏絵」を伝助の資金で自費出版。「児童の友賞」を受賞してから、活動していないはなに手紙とともに本を送ります。

それを受け取ったはなは奮起し「たんぽぽの目」を書きました。

NHKドラマ・ガイド「連続テレビ小説　花子とアン　Ｐａｒｔ２」 。ドラマ後半の情報、巻頭対談：吉高由里子さん×鈴木亮平さん、仲間由紀恵さんインタビュー「蓮子～波乱の人生を追う」、ほか独自企画満載です♪　#花子とアン pic.twitter.com/c65oFxW2n0

— ＮＨＫ出版マーケティング局 (@nhkpb_text) July 31, 2014

蓮子が再婚して福岡に行ってから10年。蓮子が上京したときにはなとカフェ・ドミンゴで再会(^-^)

この日に出会った宮本龍一（中島歩）に蓮子は惹かれていきます(#^^#)

駆け落ち

とうとう駆け落ちをする計画をたてた蓮子と龍一。

はなの出産祝いを言い訳に、夫の伝助とともに上京した蓮子は宿から逃げ出し、龍一と駆け落ちをします。

翌日蓮子は夫の伝助に絶縁状を郵送しますが、それが新聞に掲載されてしまいました。

このことではなを巻き込んでしまい、蓮子ははなに謝ります。

翌年蓮子は妊娠。追手も迫っていたため、はなは自分の実家に蓮子たちを匿いました。

その後伝助は離婚を承諾。ですが蓮子は兄の晶貴に連れ出されてしまいます。

こうして葉山家で軟禁状態になった蓮子。そこで男の子、純平を出産しますが、引き離されてしまいました。

再会

そして関東大震災が起こり、混乱の中蓮子と龍一は再会し、純平とともに3人で葉山家から逃げ出します。

平民となった蓮子は龍一と結婚し、姑となる宮本浪子（角替和枝）とともに同居を始めますが、やがて浪子は嫁いびりを・・・(>_<)

ですが2年後には娘の富士子が誕生。そんな折、はなの息子が急逝したことを知り、真っ先に蓮子は駆け付けました。

はなと悲しみを共にし、多くの短歌を残します。

その後蓮子の自叙伝が映画化され、男女同権を訴える記事の新聞掲載など、女性の支持を受けるように。

苦境から逃げてきた女性を保護するようになりました。

やがて戦争が激しくなり、軍事態勢に反発する蓮子ですが、家族のために受け入れたはなと対立してしまいます。

終戦となり、息子の純平は終戦間際に戦死したことを知り、白蓮は一夜にして黒髪が真っ白になってしまいます。

吉高由里子、仲間由紀恵と久々再会で「号泣してしまいました」＜紅白本番＞ http://t.co/rdeH2TaGK4 #吉高由里子 #仲間由紀恵 #NHK紅白 #花子とアン pic.twitter.com/iDCcPG5ZvO

— モデルプレス (@modelpress) December 31, 2014

それを知ったはなは蓮子のもとに駆け付けました。

そして花子の勧めで蓮子はラジオ番組に出演し、平和を訴えました。

というのが「花子とアン」の葉山蓮子の生涯です。

キレイでしたよね～仲間由紀恵さん。ドラマのクレジットは、必ず最後に出てくる重要キャスト。

 

葉山蓮子のモデルは柳原白蓮！

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そんな葉山連呼のモデルは柳原 白蓮（やなぎわら びゃくれん）です。

1885年生まれ。父親は柳原前光伯爵で、母親は妾のひとりだった芸妓のりょう。

伯爵の令嬢という設定は史実通りだったんですね！

父親の前光の兄妹、柳原愛子は大正天皇の生みの母。

なので大正天皇の従妹になるんです！すごい生まれですね～。

ものっすごい美女で、大正三美女のひとりなんです(≧∇≦)

嗚呼…「花子とアン」の仲間由紀恵演じる葉山蓮子のモデルになった柳原白蓮の美しさたるや…｜Japaaan http://t.co/bi66x1gn12 #kimono #着物 #古写真 pic.twitter.com/lLLbLQXOOe

— Japaaan (@japaaan_com) January 22, 2015

ね？すごい綺麗でしょ？時代を問わず美人のお手本のような顔立ちです(^-^)

そんな柳原白蓮さんについて以降で更に詳しくご紹介していきます。

 

葉山蓮子のモデルの柳原白蓮の人生も波乱万丈？

15歳で出産し、離婚

葉山蓮子さんの本名は宮崎燁子（みやざきあきこ）といいます。

妾の子だったことから、産まれてすぐに父のもとに引き取られ、正妻、初子の次女として育てられました。

生みの親、りょうは白蓮が3歳のときに病死したそうです。

華族として初子に躾けられて育った白蓮。9歳のときに遠縁にあたる子爵、北小路家に養女として迎えられました。

父の前光が亡くなり、白蓮の異母兄、義光が柳原家を継ぎます。

北小路家で和歌を習い、13歳のときに華族女学校に入学した白蓮。

北小路家の養子であった資武の結婚相手として迎えられたことと、自分が妾の子であったことを知りショックを受けました。

白蓮は結婚を拒みますが、許されずやむなく結婚。妊娠して女学校を退学しています。

こうして1901年、15歳で男子を出産しました。

ですが子どもは乳母が育て、夫は白蓮には無関心。女中に手を出す始末です(>_<)

我慢の限界だった白蓮は実家に頼み、子供は北小路家に残す、という条件で離婚が成立。

「花子とアン」の蓮子も14歳で結婚し、16歳で出産しています。同じように子どもも取り上げられていましたね。

蓮子はその後もめ事を起こして離縁され、その後は酒を浴びるようになり、いろんな男性と浮名を流すように・・・。

実際に白蓮がお酒に溺れたのかはわかりませんが、もしかしたらそうだったのかもしれませんね。

離婚後東京に戻った白蓮は、家には戻れず初子の隠居先に幽閉されます。

姉の信子がそんな白蓮に、本の差し入れをしていて、白蓮は読書漬けの4年間を送ることに・・・。

幽閉が解けたのは縁談があったから。再婚を拒絶する白蓮は逃げ出し、信子が兄の義光のところに預けました。

東洋英和女学院に編入し寄宿舎生活

そして白蓮は現在の東洋英和女学院高等部に23歳で編入学し、寄宿生活を始めます。

ここで白蓮ははなのモデル、村岡花子と出会い、ふたりは仲良くなっていきました。

親交を深めた白蓮と花子。お互い信頼を寄せあったままふたりは女学校を卒業します。

九州の炭鉱王と再婚

1910年、白蓮は親子ほど年の違う、九州の炭鉱王、伊藤伝右衛門と見合いします。

伝右衛門は女学校を経営していて、社会奉仕もできると説得され再婚。

この再婚は新聞でも大きく取り上げられたそうです。

年齢も違えば身分も違うふたりの、大物同士の不釣り合いな結婚ですからね。

今のワイドショーと同じように、あることないこと書きたてられたそうです。

さて、嫁いで福岡に行った白蓮ですが、そこでは想像以上のことが待っていました。

伝右衛門は最近前妻を亡くしていますが、二人の間に子どもはいないと聞いていた白蓮。

ところが伝右衛門の妾の子やら、妹の子ども、さらには父の妾の子までそこに暮らしていたのです。

さらに大勢の使用人たち。そんな大家族の主として暮らすことになりました。

白蓮は子供たちに教育を受けさせるなど、家族の改革をおこないます。

念願だった女学校の経営は、伝右衛門は口を出さない主義だったので、叶えることができませんでした。

ここも「花子とアン」の蓮子と同じですね。

伝右衛門も女性関係の整理を(^^;)、しましたが、女中頭のサキとの関係は切ることができませんでした。

家の切り盛りをするサキがいなくなっては困るからです。

だんだんサキと白蓮の対立が激しくなりますが、サキが家を出ることで決着します。

ですが白蓮も家を出されたら行くところがありません。

白蓮は信頼のおける女性に、伝右衛門の妾になるように頼むという、考えられない行動に出ます(^^;)

夫婦に愛情もなかったようなので、これもアリでしょうか(^^;)

そんな生活のなか、白蓮は短歌を書き続け、機関紙「心の花」で発表していました。

このころから信仰していた日蓮から「白蓮」という名前を名乗り、福岡の社交界の華となっていきます。

1915年に初の自費出版「踏絵」という歌集が出ます。

「花子とアン」でも同じ「踏絵」でしたね。

なんと竹久夢二の挿絵による豪華な本でした♪

それから2年後、この白蓮が7年前に不釣り合い婚で有名になった燁子であると報道され、筑紫の女王と呼ばれるようになります。

1919年、出版する本の打ち合わせで宮崎龍介という人物と出会います。

そう、「花子とアン」の蓮子の駆け落ち相手、龍一のモデルです。

白蓮より7歳年下だった龍介。ふたりはやがて恋に落ち、白蓮事件が起こります。

 

 

葉山蓮子のモデルの柳原白蓮が駆け落ちした白蓮事件とは？

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白蓮事件とは、「花子とアン」でも描かれた駆け落ち事件のことです。

歌人の柳原白蓮と、法学士の宮崎龍介との駆け落ちで、1921年の白蓮が36歳、龍介が29歳のときでした。

白蓮は夫の伝右衛門とともに上京。福岡へ帰る予定でしたが、白蓮は親族を訪ねるということでひとり東京に残りました。

伝右衛門は福岡に戻りましたが、そのまま白蓮は行方不明に。

そのことが新聞に大きく取り上げられました。

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そして白蓮が伝右衛門に送った絶縁状の全文が新聞に掲載。

その後新聞社同紙による取材合戦となり、ふたりの駆け落ちは大きなスクープとなりました。

当時は女性から男性に絶縁状を送る、なんてあってはならないことです。

その後もしばらくこのスキャンダルは世間を騒がすことになりました。

やがて白蓮は長男の香織を出産しますが、関東大震災ご起こります。

龍介の家に身を寄せますが、龍介が結核に・・・。

また莫大な借金もあり、生活は困窮を極めます。

そうなると生活を支えるのは、白蓮の筆一本のみ。

家や子供のことは姑の槌子が引き受け、白蓮は歌集の出版や、講演などで家計を支えました。

そんな活動が女性から支持され、逃げてきた娼婦たちを預かるようになります。

1945年。長男の香織が戦死。それを知った白蓮は一夜にして白髪が増えたそうです。

これも「花子とアン」で描かれていますが、自ら毛染めを止めた、との発言もあるそうで真相はわかりません。

その後ラジオで平和を訴え「悲母の会」を結成し、平和運動家として活動。

1967年に81歳でお亡くなりになりました。

なんとも波乱万丈すぎる生涯でしたね。

「花子とアン」の葉山蓮子は、かなり忠実に描かれていましたね。

さて、次は村岡花子との関係についてです！

 

 

葉山蓮子のモデル柳原百蓮と村岡花子との関係は？

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「花子とアン」の葉山蓮子とはなとの出会いと同じように、柳原白蓮と村岡花子はの東洋英和女学校で出会います。

5月10日 村岡花子訳『赤毛のアン』公刊（1952年）
カナダの長老派教会の牧師の妻だった #モンゴメリ は、出身地の #プリンスエはドワード島 を舞台にした #赤毛のアン を執筆。同書は聖書が多く引用されていて、日本語に翻訳した #村岡花子 もクリスチャンでした。#キリスト教豆知識 pic.twitter.com/2OL4Fbi28S

— 寝屋川キリスト教会【MB】 (@neyagawach) May 9, 2019

年は白蓮の方が8歳上で、白蓮は花子をとてもかわいがっていたそうです。

花子は英語の原書を翻訳し、白蓮に渡していたため、白蓮も海外の文学作品に多く触れることができました。

花子は学校で社会奉仕活動をしていましたが、白蓮もその活動に興味を持つようになります。

また白蓮は短歌の「竹柏会」に通っていましたが、花子も一緒に通うようになったといいます。

そこで花子は森鴎外が訳したアンデルセンの話を読み、夢中になりました。

このように白蓮は社会奉仕の活動という影響を、そして花子には翻訳という興味をお互いに与えることになったのです。

お互いに尊敬しあっていたふたりですが、なんと絶交していたことも！

それは白蓮が離婚していたということを報道で知ったからです。

花子は敬虔なクリスチャンだったので、離婚や子供を手放すということが理解できなかったのでしょう。

さらには再婚して福岡に行くということも、花子は納得できなかったのです。

ですが白蓮が福岡に嫁いで3年後、白蓮が花子に手紙を出したことでふたりは和解。白蓮事件のときも花子は陰で支えていたといいます。

実際に会っていなくても、ふたりは手紙のやりとりなどで親交を重ねていたのでしょう。

「花子とアン」でも絶交したことがありましたね。

ふたりの関係も、「花子とアン」ではかなり忠実に描かれているものと思われます。

葉山蓮子のモデルは柳原白蓮で村岡花子との関係と生涯のまとめ

花子とアンはなの子役の山田望叶の現在は引退？幼少期役

葉山蓮子は朝ドラ「花子とアン」で仲間由紀恵さんが演じる人物。

ヒロインはな（吉高由里子）の腹心の友となる女性です。

葉山蓮子の波乱万丈な生涯は「花子とアン」でかなり、モデルとなる柳原白蓮に忠実に描かれています。

そして村岡花子との関係も史実にとても近いです。

お互いにずっと影響しあい、信じあい、助け合っていました。

またふたりが絶交するというエピソードもかなり史実に近いです。

とても美しかった柳原白蓮を、同じくとても美しい仲間由紀恵さんが演じました。

準主役に位置される葉山蓮子。

再放送をどうぞお楽しみください♪