チキンラーメンの偽物類似品やパクリは実話?日清食品も苦悩?

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チキンラーメンの生みの親である、日清食品の創業者、安藤百福さんと仁子さんご夫婦をモデルにしたNHK連続テレビ小説「まんぷく」。

福子と子どもたちが出演したテレビコマーシャルが功を奏し、売り上げは絶好調です(^ ^)

 

 
 
 
 
 
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ですが、ヒット商品となった宿命とでもいいますか、世の中に類似品が出回ってしまいます。

ところで実際に日清食品のチキンラーメンに偽物の類似品はあったのでしょうか?

ドラマの類似品騒動が実際に起きたのか、詳しく調べてみました!

ネタバレあります。

目次

まんぷくラーメンのパクリって?偽物類似品とは?

まんぷく坂部勝役の今野浩喜の出演ドラマは?相方が話題?

ネタバレあります!

CMの反響が大きかったため、懐かしい人たちも登場しましたね♪

親友の敏子(松井玲奈)とハナ(呉城久美)、三人で集まったのは実に16年ぶりとのこと! 嬉しい再会ですね〜。

そしてこちらのご夫婦♪ 福子(安藤サクラ)と同じホテルで働いていた恵(橋本マナミ)と、歯科医の牧善之介(浜野謙太)です。なつかしい!

まんぷくラーメンは、なんといってもこれまでになかった全く新しい食品。

萬平(長谷川博己)が苦労に苦労を重ねて開発した商品、そう簡単に他人が作れるものではありません。

っが!!! 作っちゃう人がいるんですね〜世の中には。

まんぷくラーメンの類似品がたくさん出回るようになり、しかもどれもまんぷくラーメンよりも低価格で売られていました。

一体どうやって作っているのか・・・萬平が調べてみると、やっぱりどれも粗悪品。

ですがひとつだけまんぷくラーメンに近いものがありました。

それはテイコー食品が作っていた「本家まんぷくラーメン」。

本家は萬平の方なのに、ずうずうしいにもほどがありませんか???

でもどうしてまんぷくラーメンに近い商品を作ることができたのかー?

それは従業員の引き抜きがあったからです。

先月まんぷく食品を辞めていった坂部(今野浩喜)が、給料を5倍という条件で引き抜かれ、まんぷくラーメンの製造方法を教えてしまったのです。

そんなとき天王寺にある食品会社が作った粗悪品の偽物が食中毒を起こしてしまいます。

消費者の不安を恐れた萬平は、まんぷくラーメンの偽物を作っている会社全てに販売中止の警告書を出しますが、かなり強引なテイコー食品の社長、猿渡(田中哲司)はそれを無視。

なんとまんぷくラーメンの製造法を知っているテイコー食品は、まんぷくラーメンより1ヶ月も早く特許を申請していたのです!

食えないですね〜猿渡社長。

 

 
 
 
 
 
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でも結局は従業員を引き抜いて製造法を聞き出したことがバレ、やむなくテイコー食品は販売を中止します。

これがドラマの偽物騒動のカンタンな流れになりますが、さて、実際にチキンラーメンに偽物はあったのでしょうか?

日清食品のチキンラーメンにもパクリはあった?

テイコー食品のモデルは日華食品で実在!まんぷく偽物騒動実話

1958年8月に正式に販売されたチキンラーメンですが、実際にパクリはありました!

これには安藤百福さんも頭を痛めていたといいます。

中にはパッケージをそのままコピーしたのでは?なんて思われるようなものまであったとか(^_^;)

本当になんでもアリの時代だったんですね〜。

その頃即席めんに参入していた会社はなんと300社! 年間の生産量は25億食だったそうです。

こんなにたくさんの類似品がでてしまうと、本当のチキンラーメンとの区別もつかなくなりますよね。

そこで日清食品はテレビCMを流して、チキンラーメン=日清食品ということを消費者にイメージづけました。

ところが! ドラマと同じように別の食品会社が食中毒を起こし新聞沙汰に!

麺を揚げる温度が低すぎたようです。

そこで安藤百福さんは、CMに国立栄養研究所の推薦を得ていることを追加し、即席めんは体に悪くないということを訴えました。

そもそも食中毒が起こったのは粗悪品を作っているからで、日清食品は類似品を作っている全ての企業に販売中止の警告書を出します。

ところが!これもまたドラマと同じで1社だけ警告に応じないところがありました。

それがテイコー食品のモデルとなっている日華食品です。

日清食品のチキンラーメンの本物に近かった偽物の正体とは?

まんぷくラーメンCMは実話?チキンラーメンで安藤仁子が出演?

日清食品は製造法を特許出願し、トレードマークなども商標登録を申請、日華食品などに対して販売停止の処分を求めていました。

ですがドラマと同じで日華食品はこれに応じません。

なぜそこまで強気なのかー?

これもまたドラマと同じで、日清食品の前に日華食品はチキンラーメンの商標を申請していたからです。

もうこうなると、やったもん勝ちになってしまいますよね。

日華食品が強気に出たのにはもうひとつ理由があります。

やっぱりドラマと同じで日清食品の従業員2名を引き抜き、製造方法を知り得ていたからです。

しかもドラマでは給料は5倍でしたが、実際には月給1万ちょっとだった従業員に対し、プラス10万円の月給アップ!さらに支度金まで支給するという破格のものでした。

ですが結局は日清食品のチキンラーメンに対し「著名商標」が認められたことで、他の企業は商品名や似たようなパッケージでの販売はできなくなりました。

チキンラーメンが1958年に発売され、1959年に爆発的なヒットとなり、それから数多くの類似品に悩まされてきた日清食品、この著名商標が認められたのが1960年でした。

これでようやくチキンラーメンの偽物類似品騒動に幕が落とされま・・・せんでした!

なんと今度は日清食品から不正競争防止法違反で訴えられていた13社が「全国チキンラーメン協会」を設立。

チキンラーメンはチキンライスと同じで商品名ではない!名前を使わせろ!

と訴えてきたのです。

さらにあの従業員引き抜き騒動を起こした日華食品の味方となり、日華食品も安藤百福さんに対して名誉毀損や営業妨害で訴えてきました。

まさに泥沼の闘い。。。どちらもさぞお疲れになったでしょうね(^_^;)

ですが日清食品に正式にチキンラーメンの商標が認められたことで、他の企業はチキンラーメンという商品名が使えなくなり、安藤百福さんを訴えていた日華食品も1961年に敗訴したそうです。

こうしてようやくチキンラーメン偽物類似品騒動に幕が下り、結局他の会社はそれぞれいろいろな名前の即席ラーメンを販売するようになりました。

それにしても恐るべしチキンラーメン、いろんな企業がこの名前を使いたかったんですね。

ちなみにこの名前の由来ですが、まだチキンラーメンを開発中に安藤百福さんがよく「チキン」という言葉を使っていたことから付けられたそうです。

もし安藤百福さんが「チキン」ではなく「にわとり」や「とり」などと表現していたら、ラーメンの名前は「にわとりラーメン」?「とりラーメン」?

やっぱりチキンラーメンがしっくりきますよね〜。

チキンラーメンという名前でも消費者の心を掴んだ安藤百福さん、この後も製造特許でいろいろと一悶着ありますが(^_^;) とりあえず偽物騒動はこれで終わりました。

それにしてもこの騒動、チキンラーメンの威力が半端なかったってことですよね。

さて、ドラマでこれから起こる偽物騒動、萬平と福子はいつになったら穏やかに暮らせるのでしょうか・・・。

まとめ

本家まんぷくラーメンの偽物は実話?安藤百福もパクリに悩んだ?

朝ドラ「まんぷく」で巻き起こるまんぷくラーメンの偽物騒動は実話でした!

でも見よう見まねでカンタンにチキンラーメンの偽物って作れるのか?という疑問ですが、安藤百福さんは要望があれば平気で工場を見学させていたといいます。

まさか製造法をパクられるなんて思ってもいなかったのかもしれませんが(^_^;) やっぱり人がいいというのか脇が甘いというのか・・・。

結局偽物の類似品は、チキンラーメンが日清食品の商標として登録されたことでなくなりました。

さて、今後の展開としてわたしは類似品として出てくる商品のパッケージに興味がありますが、みなさんはどんなところに注目していますか?

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