「MP」とかかれた帽子をかぶった進駐軍が、急にたちばな塩業にやってきて大変な状況になってしまったNHK連続テレビ小説朝ドラ「まんぷく」(T . T)
拳銃をチラつかせているアメリカ人、そして片言の日本語を話すもう一人のアメリカ人も、とても怖そうでしたね。
さて、彼ら進駐軍とはいったいどんな人物なのでしょうか?
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今回は朝ドラ「まんぷく」に突如登場したアメリカ人と思われる「進駐軍」について、意味やネタバレなどまとめてみました!
原作のネタバレも一部ありますので、閲覧注意です。
進駐軍ってなに?
まんぷくビンガム役はモンキーマジックプラント兄弟!進駐軍のアメリカ人
1945年8月、日本に原爆が投下されたことによって戦争が終わり、敗戦国となった日本は連合国軍によって占領されました。
この連合国軍は主にアメリカ軍が主体となり、ダグラス・マッカーサー最高司令官のもと、東京に連合国軍総司令部がおかれました。
この連合国軍のことを「進駐軍」またはGeneral Headquartersの頭文字をとって「GHQ」という俗称で呼ばれていたんです。
進駐軍は日本の軍隊を解体し、大日本帝国憲法を改正し、財閥解体や教育改革、農地解放などをしました。
また戦争指導者とされる東條英機元首相らをA級戦犯として処罰しました。
ではドラマで彼らがかぶっていた帽子の「MP」とは???
これはMilitary policeのことで、早いはなし軍警察のこと。
だから拳銃を所持していたんですね。
この進駐軍は、1952年4月にサンフランシスコ講和条約によって日本が主権を回復するまで駐留しました。
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マッカーサー最高司令官ってどんな人物?
敗戦国の日本を占領した最高司令官なのでイメージ的には敵のように思えますが、実際には戦後の日本の復興に尽力してくれた人物で、とても日本を愛していたといいます。
戦争を始めたのも原爆投下の命令を下したのも、マッカーサーではありませんからね。
[amazonjs asin=”4122059771″ locale=”JP” title=”マッカーサー大戦回顧録 (中公文庫)”]まんぷく逮捕ネタバレ【手榴弾事件】2回目進駐軍に拘束の結末は?
ダグラス・マッカーサーは1880年アメリカで生まれ、1964年84歳で亡くなっています。
先祖代々のブルジョア貴族の家に生まれ、アメリカ陸軍士官学校にトップの成績で入学。
戦争を経験したのち大統領軍事顧問の補佐官に抜擢され、どんどん出世コースを歩んでいきます。
そして1945年、最高司令官として日本へやってきて、まず最初にしたのが日本軍の解体でした。
思想や信仰、言論といったそれまで認められなかった自由を与え、男女同権や教育なども向上していきました。
それまでの軍事国家から民主国家へと解き放たれた一般庶民は、マッカーサーを尊敬していたようです。
さて、ではドラマに話を戻しましょう(^ ^)
まんぷくで進駐軍は萬平たちに何をする?
ダネイホンとは実在でモデルはビセイクル!まんぷくで安藤百福の実話
ネタバレです!
進駐軍がやってきた理由は、海で爆発音がしたと通報があったためです。
海で爆発音?・・・そう、高木たちが魚獲りのために使った、あの手榴弾の爆発音です!
その手榴弾はもともとたちばな塩業が借りていて倉庫にあったもので、高木たち以外にその存在は知りません。
当然萬平もなんのことだかさっぱり???でしたが、青くなったのは高木、野村、堺です。
たくさんの手榴弾が倉庫にあったことで、たちばな塩業の男性みんなが連行されてしまうことに。
確かに武器となる手榴弾があったことは良くない事ですが、なにもあんなに怖い顔をして全員連れて行かなくても・・・とちょっと不満に思ったのですが、それにはある理由があったのです。
ところであの怖〜いアメリカ人のおふたり、見覚えありませんか?
彼らはロックバンドMONKEY MAJIK(モンキー・マジック)のメンバー、プラント兄弟です♪
NHK連続テレビ小説「まんぷく」(@asadora_bk_nhk )についにこの二人が登場💥
ハリー・ビンガムとジョナサン・メイがたちばな塩業に踏み込み…来週からも必見‼️
☝️お見逃しの方はお昼の放送をチェック✨
<総合>
月~土:8:00~8:15
再放送(月〜土):12:45~13:00#まんぷく #朝ドラ pic.twitter.com/fzjtVUHUrf— MONKEY MAJIK (@mm_official_) 2018年11月30日
お兄さんのメイナードがメガネをかけていた方で、片言の日本語を話していたのが弟のプレイズ。
もちろんおふたりとも日本語が上手で(ちょっと東北地方の訛りがあるそうですが^^;)心優しいカナダ人です(^ ^)
さて、どうして進駐軍があんなに怖そうな顔をしてみんなを連行したのかというと、こんな理由があったからなんです。
実際にマッカーサー暗殺計画はあったのか?
ではどうしてあんなに武器に神経質になっていたのでしょうか?
ここもネタバレです!
萬平たちが連行されたことを知った福子の姉夫婦が駆けつけ、夫の忠彦からこんな情報を聞きました。
1年前のメーデーにマッカーサー最高司令官に対し、手榴弾を使った暗殺計画があったことが発覚。
それ以来武器に対する捜査や取り調べが厳しくなっている。
では萬平たちはどうなってしまうの???
武器ではないという証拠がなければ、軍事裁判にかけられ、下手をすると命の危険もあるとか。。。
怖いですね〜武器じゃない証明って難しくないですか?
さて、これはドラマのお話ですが、実際にマッカーサー最高司令官に対する暗殺計画はあったのでしょうか?
本当にあったそうです。
5月1日の新聞各紙に「マッカーサー暗殺未遂犯操作中」という記事が掲載されています。
主犯の名前が「トカヤマヒデオ」。
メーデーの騒ぎに乗じてマッカーサー暗殺を企んでいた、というものでした。
憲兵学校の同級生だった「カナツコーイチ」がこの暗殺計画を持ちかけられ、4月25日にこのことをCICに報告し発覚しました。
そのときトカヤマは現金と拳銃、それに手榴弾も持っていたそうです。
ですが、この未遂事件はその後報道されることはなく、謎の部分も多いといいます。
どうやらミステリアスな事件だったみたいですね。
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でも謎の多い未遂事件で、詳細もよくわかりません。
さて、逮捕されてしまったたちばな塩業のみんなはどうなってしまうのでしょうか。
そして誰もいなくなってしまったたちばな塩業はどうなる???
前途多難なたちばな塩業、今後が心配です(T . T)
まとめ
いきなりたちばな塩業にやってきた進駐軍とは、戦後日本を占領するためにやってきた連合国軍の俗称で、マッカーサーはその最高司令官。
占領といってもマッカーサーは日本の民主化と復興のために働いてくれた人物で、多くの市民が彼を慕っていたといいます。
ですがそんなマッカーサーにも暗殺計画がありました。
謎の多い未遂事件でしたが、この暗殺計画はドラマにもちょこっと出てきます。
この進駐軍の役でロックバンドMONKEY MAJIKのプラント兄弟が登場しています。
さらにまたまたミュージシャンの岡崎体育さんも登場します♪楽しみですね〜。
進駐軍vsたちばな塩業、どんな結末を迎えるのでしょうかー?