満願【万灯】第1夜ネタバレ感想は西島秀俊の演技がすごい!殺人し裁きを待つ?

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8月14日(火)にNHKミステリースペシャル「満願(まんがん)」の第1夜が放送されました。

このドラマは14日〜16日までの三夜連続夜10時から放送されます。

米澤穂信(よねざわほのぶ)さんのベストセラーミステリー短編集『満願』の中から「万灯」「夜警」「満願」を3夜連続でドラマ化。

第1夜のタイトルは「万灯(まんどう)」、主人公は西島秀俊(にしじまひでとし)さん!!

万灯とは「数多くのともしび」を指す言葉。どんなストーリーなのかタイトルからは想像つかないですね。

今回は西島秀俊さん主演「万灯」のネタバレ感想を紹介します!

 

 

目次

満願第1話「万灯」のあらすじは?

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「万灯」とはどのようなドラマなのでしょうか。まずは簡単なあらすじをご紹介します。

業の闇に飲み込まれていくやり手商社マン
東南アジアでガス油田開発に携わる商社マン・伊丹は窮地に追い込まれていた。

土地の買収が地元民の反対で頓挫していたのだ。そんな伊丹のもとに地元民から手紙が来る。

地元民の中でも意見が分かれていて、長老達は金が欲しかったのだ。長老達は伊丹とそのライバル会社の森下の二人に反対派のリーダーを殺すことを要求する。

おもな登場人物
伊丹修平  西島秀俊

森下聖司  近藤公園

引用元:https://www.nhk.or.jp/dsp/mangan/html_mangan_story01.html

[blogcard url=” https://dorama-netabare.com/archives/24211″]

やはり、ミステリースペシャルという事で、殺人が絡むお話のようです!

近藤公園さんも主要キャストで登場します。最近色々な連続ドラマにゲスト出演多数で、注目の俳優さんですよね(#^.^#) 

確か絶対零度では平田満さんに殺される役でした!!

西島秀俊さんが窮地に追い込まれる主人公。

仕事のために殺人を犯すのでしょうか??

以降で、詳しいネタバレ、感想を紹介します。

 

油田開発に奔走する伊丹

 

 

「最善を尽くしてきた。だが今私は裁かれている。思いもよらなかった存在によって・・・」

ホテルの一室で苦しそうにベッドで横になる伊丹(西島秀俊)。

テレビからは女性が感染症にかかったというニュースが流れています・・・

話は遡り、当座商事の営業マン伊丹は東京の支社に呼び出されていました。

出来る男の伊丹は資源開発のためベトナムへ行かされることになります。

伊丹はそんな自分の仕事に誇りを感じている様子。

ベトナムに降り立つと、同僚の高野(窪塚俊介)が出迎えてくれます。

現地のベトナム人スタッフも一緒です。

天然ガス資源のありかを高野から説明され、現地調査を指示します!

しかし、調査をしていた車が崖から転落し高野は重傷。

運転手は亡くなってしまいます・・・

伊丹は自分の準備が甘かったと高野に詫びます。

高野は左腕を失ってしまい、無念の帰国。

代わりに現れた現地スタッフ斎藤(駒木根隆介)。

資源採掘をするため、現地のボンサット村に交渉に出向きます。

そんな中、伊丹は新聞でフランス企業OGOがインドの海上ガス田開発に乗り出し始めることを知る。

すると斎藤が大けがをして戻ってきます。

「危うく殺されるところだった」

アラムという村の長老は、当座商事である事、天然ガス開発を進めている事、集落の敷地を貸して欲しいという事を伝えると、態度を豹変させ交渉は決裂。

これ以上は仕事を続けられないと斎藤も帰国。

伊丹は一人ベトナムに残されてしまいました。

 

資源開発のため人を殺す伊丹

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一人酒をあおる伊丹。

「俺の代わりはいない、一人でも資源開発をする」と誓っています。

そこにボンサット村から一人で来るよう手紙が届き、車で向かう伊丹。

道中では、「ボンサット村のアラムと長老たちが争っている」という話を耳にします。

途中ぬかるみに行く手を阻まれ車は立ち往生。

やむを得ず、車を乗り捨て徒歩で村に到着。

すると伊丹以外にも先客が・・・フランス企業OGOの森下(近藤公園)でした。

海上だけではなく陸上資源にも興味を示しているというOJO。

伊丹と森下の二人は言えばライバル関係です。

森下も一人で来るように、手紙を受け取ったと言います。

そこに現れたの長老アラム!「二人を招いたのは他の長老に頼まれたから」と言う。

「土地を貸して欲しい、金は払う」と懇願する伊丹。

「金ではない、留学してこの国の貧しさを知った。この国にはガスが必要なのだ。あのガスは我々の子孫のために残すもの、お前たちには渡さない!!」

その言葉を聞き、これ以上の交渉は無理だと判断しその場を去る2人。

するとアラムと対立する長老が現れます。「手紙を送ったのは私だ」

長老の家に招き入れられ、出された飲み物を飲む二人。

長老たちはアラムと考え方が違っており、今の苦しい現状を打破するためには、アラムを排除し開発の見返りに多額の金を得て、村を潤したいと考えている様子。

長老の家には、やせ細り寝たきりになった少女の姿がありました・・・。

「アラムはこの村を破滅に導こうとしている・・・アラムを殺せ! それを果たせば喜んで協力しよう」

長老の申し出に、伊丹は苦悩の表情を見せるも、「仕事の為だ、やむを得ない」 長老の申し出を受け入れる事に・・・

森下は、出身地岡山の伝承を話し始めます。

「貧しい兄と金持ちの弟の元に異邦人がやってくる。弟は異邦人の申し出を断るも、貧しい兄は異邦人に宿を貸した。異邦人の正体は疫病を司る神。神は借りが有ったので、兄に生き残るすべを授けた。茅の輪を付けることで兄の一族は生き残り、弟一族は死んだ」

そんな逸話を思い出し「我々が疫病の神なのでは?」という森下。

伊丹「いや、それは私たちではない。神はきっと資源。これから起こる事は神の歩みの一部。アラムは私たちが殺すんじゃない。神が殺すんです!」

「ガスは日本の灯りになる」とあくまでも資源開発のために殺人を実行すると言う伊丹。その思いは森下も同じのようです。

そして遂にアラム殺害実行の時、暗がりを歩むアラムを車でひき殺すという計画。

伊丹が車を運転し、「そいつをやれー!!」と隣で叫ぶ森下。

二人はアラムをひき殺してしまいました(/ω\)

 

万灯を見ながら裁きを待つ伊丹

 

 

数日後、開発計画は無事に進んでいるように見えます。

伊丹は、ふと森下の事が気になり、OGOに電話をかけました。

「森下は退職しました」と聞き不安になる伊丹。

「あの臆病者が・・・」日本に戻った森下に会いに行く事を決意します。

空港に付くと車を借り、森下が宿泊するホテルの駐車場に車を置きます。

「この15年きれい事だけで乗り切れる仕事ではなかった、森下に会えなかったらそれも運命。コネと金で道をならしてきた私が運命を思うとは。むしろ資源と言う名の神を思うべきなのかも・・・」

そんな事を思う伊丹は、ホテルのフロントで森下を発見!

駐車場で二人で話そうと車の中に誘います。

長老たちに唆されたとはいえ、殺人を犯したことに後悔しているという伊丹。

森下も同じことを考えていました。

「もう耐えられないんです。会社は続けられない。昨日から何度も吐いたりしている。罪を償って楽になりたい」

伊丹「自首するしかない。私はそう思う。行動する前にあなたに相談したかった」

森下「ボンサット村で有った事を世の中に訴える。それでアラムも浮かばれる。知人の女性には有ったが勇気が無くてまだ言えなかった・・・」

伊丹「誰かこっちを見てる!」 森下が視線を逸らしたすきに、殴りつける伊丹。

森下「伊丹さんどうして・・・」首を絞める伊丹。

森下を殺害してしまいます。

口から血を吐く森下の遺体。

手に血が大量につき、遺体のワイシャツで血を拭う伊丹。

そして遺体は一人で山中に運び埋めてしまいました(/ω\)

その後取引先を訪ねた伊丹は、「横浜に感染症患者が出た」という噂を聞きます。。

車に戻り、吐き気を覚える伊丹。この時点で、まさか・・・と思っていたのかもしれません!

 

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体調が悪くホテルのベットで横たわる伊丹。ここで冒頭のシーンに繋がります!!

テレビから流れるニュース「女性は下痢や高熱などの症状が出ている。インドから帰国した男性が感染源・・・」

伊丹はニュースを聞いて確信!「あいつか・・・でもいったいどこで」

長老の家で飲んだ飲み物、具合の悪そうな少女を思い出す伊丹。

「そう、あれはコレラの症状だった。森下は感染していた。そして知人の女性にうつしてしまった・・・」

森下の血に触れてしまった伊丹もコレラに感染してしまいました(*´Д`)

ラストで伊丹の独白!!

「病院に運ばれれば、自分の罪が明るみになってしまう。アラムも森下も殺したのは全て必要なことだ。私は自分の仕事を全うしたかったのだ。あの国にある天然ガスを日本に運び町の灯りにしたかった・・・その思いは叶うのか?それとも殺人と言う行為を暴かれて灯りを献じることなく終わるのか?」

万灯の前で私は今裁きを待っている

悲壮な西島秀俊さんのアップでドラマは終わりました・・・

明るい万灯の中で、伊丹は闇に沈んでいくという、未来が暗示されているようなラストでした。

 

まとめ

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自分の仕事は日本に灯りを届けるために必要なんだ、そのためには殺人も止むを得ない・・・

かなり歪んだお考えですが、伊丹としては本気だったんでしょうね!

そして殺人は隠し通せると思っていた直後、殺した相手の森下がコレラに感染していた事を知ります。

病院に行くと、自分と森下の関係を知られてしまう。そうなると日本に灯りが届けられない・・・

西島秀俊さんは、伊丹の悲壮感を表情で上手く表現していたと思います!

万灯とは、日本の夜の灯りを指していたんですね・・・ 

意味ありげな展開で、ラストで主人公が独白するストーリー、NHKはこういったドラマを作るのが本当に上手いなーと思います(*´▽`*)

さて、第2夜は安田顕さん出演の「夜警」です! こちらも期待できそうですね( *´艸`)

 

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