3月24日に『パディントン発4時50分~寝台特急殺人事件~』そして3月25日には『大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~』が二夜連続で放送されます。
とちらも人気作家「アガサクリスティ」の名作です。
今回は沢村一樹さん主演の『大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~』の犯人や結末などを原作小説からネタバレしていきます!
結末犯人までネタバレしているので、閲覧注意です。
ドラマ大女優殺人事件犯人のあらすじとは?
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/32008″]映画界の大物女優・綵まど香(黒木瞳)が13年ぶりにスクリーン復帰を飾る映画『鹿鳴館の華』――まど香の夫でもある監督・海堂粲(古谷一行)がメガホンをとった同作品が、マスコミ大注目の中華々しくクランクインする。
まど香が撮影の間の滞在のためだけに購入したという屋敷で開かれたパーティーの最中、その屋敷の前持ち主・神ノ小路凛(平岩紙)が死亡。劇薬が含まれる鎮静剤を飲んでいたダイキリに混ぜるという周到な殺害方法から、警視庁捜査一課・特別捜査係の警部・相国寺竜也(沢村一樹)は「明らかな計画殺人」と位置づける。
さらに聞き込みの結果、そのダイキリは凛が飲んでいたものではなく、まど香のものだったことが判明。狙われたのは実はまど香だったのか、と思った矢先、そのダイキリを作ったのは夫の海堂だったことがわかる!
パーティー会場で招待客たちが撮っていた写真を片っ端から集め、証言と照らし合わせながら現場の状況を確認していく相国寺。その中で彼が気を留めたのは、まど香が階段の踊り場に目を向けたときに“何かに驚いたような表情”をしていたということだった。
まど香は何を見て驚いたのか――それを聞こうと彼女を訪ねた相国寺は、そこでまど香がこの数日で3通の脅迫状を受け取っていたことを知る。脅迫状のことは夫である海堂には言わないでくれ、と懇願される相国寺。状況的に海堂の怪しさが増していく中、まど香の元に「キサマが自分のグラスにクスリを入れるのを見たぞ」という妙な電話が…。さらに、飲もうとしたコーヒーにヒ素が混入されるという事態も起こる!
間一髪、ヒ素入りのコーヒーを飲まずに済んだまど香だったが、その直後、海堂の秘書・朱田〆子(西尾まり)がアレルギー用の吸入器に混入したヒ素で殺害されてしまう。
その後も、相国寺たちの捜査により、かつてまど香が、ライバル女優の朝風沙霧(財前直見)と、ひとりの男性を巡って争った過去があることが明らかに。次々と衝撃的な事実が判明していく中、ついに3人目の犠牲者が出る…!
引用元 http://www.tv-asahi.co.jp/agathachristie/mirror_crackd.html#/%E3%81%82%E3%82%89%E3%81%99%E3%81%98?category=drama
原作での主役はご存知ミスマープルですが、今回は沢村一樹さん演じる相国寺でなぜか男。
以降で原作のネタバレを交えて、結末犯人をご紹介します。
またドラマ版のあらすじは結末まで詳細に以下の記事にまとめてあります!
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/32169″]
ドラマ大女優殺人事件のキャスト一覧は?
相国寺竜也(しょうこくじ・りゅうや)
沢村一樹
警視庁捜査一課・特別捜査係の警部。事件に関する下調べには余念がなく、現場においてはどんな些細な証拠も見逃さない鋭い観察眼を持つ。八丈島沖の孤島で起きた奇妙な連続殺人事件では、鮮やかな推理で事件解決をした一方で、現場を再現して検証してみないと気が済まないというこだわりも見せた。独特の空気感と特徴的な喋り方で、周囲の人間を翻弄する。
朝風沙霧(あさかぜ・さぎり)
財前直見
映画女優。まど香とは因縁の仲。“神の館”で開かれたパーティーに派手なブラスバンドを伴って現れる。
多々良伴平(たたら・ばんぺい)
荒川良々
警視庁捜査一課・特別捜査係の刑事。八丈島東署時代に、相国寺とコンビを組んで事件を解決。その縁で警視庁捜査一課に転属してくる。
谷口小雨(たにぐち・こさめ)
川口春奈
報道カメラマン。映画界にカムバックを果たしたまど香に強い関心を抱き、写真集を出すため密着取材をしている。
軽鴨兵庫(かるがも・ひょうご)
八嶋智人調布南署捜査課の警部。“神の館”で起きた殺人事件の担当になる。
神ノ小路公記(かんのこうじ・こうき)
中原丈雄不動産グループのCEO。凛の夫。
岬笛子(みさき・ふえこ)
水沢エレナ警視庁捜査一課・特別捜査係の刑事。通称・ピー子。
神ノ小路凛(かんのこうじ・りん)
平岩紙“神の館”元オーナーで旧家の名士。おしゃべり好きで、まど香の大ファン。“神の館”で開かれたパーティーで何者かに毒殺される。
段原平臣(だんばら・ひらおみ)
津川雅彦
女優・朝風沙霧が所属するプロダクションの社長。
海堂粲(かいどう・あきら)
古谷一行まど香の夫で映画監督。まど香とは8年前に結婚し、業界でもおしどり夫婦として有名。
綵まど香(いろどり・まどか)
黒木瞳映画女優。病から13年ぶりに映画界にカムバックを果たす。復帰作『鹿鳴館の華』のためだけに撮影所近くの大きな屋敷“神の館”を購入し、そこに地元の名士たちを招いて盛大なパーティーを催す。しかしそのパーティーで悲劇的な事件が起こり…?
引用元:http://www.tv-asahi.co.jp/agathachristie/mirror_crackd.html#/%E7%99%BB%E5%A0%B4%E4%BA%BA%E7%89%A9?category=drama
殺害された人物とは?
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/32181″]まず第一の殺人、神ノ小路凛(平岩紙)は綵まど香(黒木瞳)の大ファンでした。
そして第二の殺人の被害者は綵まど香の夫(古谷一行)の秘書(西尾まり)。
原作で起きる第三の殺人は執事(原作:ジョゼッペ)です。第三の殺人被害者ですが、今のところキャストを見る限りだと不明です。
さて、この3人を殺した犯人は誰なのでしょうか?
そして一番の謎が命を狙われているらしい綵まど香(黒木瞳)が階段の踊り場に目を向けたときに“何かに驚いたような表情”をしていた理由とは?
以降で確信に迫っていきます!
衝撃の犯人と真相は?
ずばり、最初に犯人を教えてしまうと・・・なんと綵まど香(黒木瞳)なんです。
えーーーどうして、自分のファンを殺したの??ということですが原作では衝撃の真実が。
綵まど香(黒木瞳)は昔、妊娠初期に風疹にかかってしまったことが理由で生まれてきた子供が重い障害をわずらってしまいました。
この悲劇により、まど香は一種の深い傷となり、強迫観念となり長きに渡り苦しみ続けます。
しかし、パーティ会場で、恐ろしい事実を知ることとなります。
それは綵まど香(黒木瞳)の妊娠初期に当時もファンだった神ノ小路凛(平岩紙)が風疹にかかっていたのにもかかわらず、まど香に会いたいがために、病床から起きて、会いに来てサインをもらったということを、本人の口から聞いてしまいます。
まど香はこの時初めて凛から風疹を移されたことを知ります。もちろん凛は悪気はなく、自分がしたことをわかっていません。
そしてなんとその復讐で凛を殺害したのでした。
自分が疑われないために、自分が狙われているという工作までしました。
そして綵まど香(黒木瞳)が階段の踊り場に目を向けたときに“何かに驚いたような表情”をしていた理由ですが、その目線の先には「聖母マリアとイエスの母子像の絵画」がありました。
残酷な真実を聞いた後、この絵画を見て、長年苦しんてきた原因が凛であることを感じ、激しい怒りに襲われたのでした。
ちなみに原作では、なかなか妊娠できず子供ができなかったまど香が養子をとり、実の子を妊娠できたことで、その養子を捨て、また妊娠した子が重度の障害を持っていることがわかると再びその子供を捨てる(施設へと預かる)という残酷なことをやってのけた描写があり、ここまで残酷なストーリーがドラマで描かれるのか個人的に気になります。
第二、第三の殺人の犯人は別?衝撃の結末は?
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/32120″]まど香(黒木瞳)は自分が疑われないように工作をしましたが、まど香の犯行を見ていた人物がいました。
それが夫の秘書と執事の2人。まどかは2人に脅迫されます。
そんなまどかを守るために、2人を殺したのは夫(古谷一行)でした。
そして真相が全てわかってしまった後、まど香(黒木瞳)は寝室のベッドに横になって死んでいました。
原作ではこうです
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/32181″]ミスマープル「この方にとって非常に幸運だったわけですね。過量の睡眠薬をお飲みになったのは、死だけがこのかたに残されただただ一つののがれ道だったのですから。そうーーー過量におのみになったんは幸運でしたはーーーそれとも誰かに与えられたのでしょうか?」2人の眼があったが、彼は何とも答えなかった
この彼はまど香の夫です。
このように原作では夫がまど香のために、まど香を死に追いやったのかまど香の自殺なのか、はっきりとは書かれていませんでした。
どちらにしても、最後は犯人の死という衝撃のラストでした。
以上が原作の内容ですが、あくまで原作ですので、多少ドラマでの描き方が違ってくる可能性もありますのでご了承ください。