2017年3月に放送されて大きな反響を呼んだアガサ・クリスティの代表作「そして誰もいなくなった」。
不朽の名作でありながら、それまで映像化されたことがなく初めての挑戦でしたが、原作には出てこない敏腕刑事が謎解きをするというストーリーでした。
それから1年、またアガサ・クリスティが帰ってきます(^ ^)
3月24日(土)には『パディントン発4時50分~寝台特急殺人事件~』、そして3月25日(日)には『大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~』が二夜連続で放送されます。
【2階文庫】テレビ朝日にてアガサ・クリスティ2夜連続ドラマSPが放送されます! 3/24(土)『パディントン発4時50分~寝台特急殺人事件~』、3/25(日)『大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~』。こちら、ハヤカワ文庫から出ている原作がドラマ帯になってます! 春はアガサドラマがいっぱいだ。MI pic.twitter.com/mtqWuu4BM2
— 紀伊國屋書店 新宿本店 (@KinoShinjuku) 2018年3月16日
今回は『大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~』についてまとめてみました。
さて、どんなキャストが登場するのでしょうか?
大女優殺人事件とは?
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/32159″]1962年に刊行されたアガサ・クリスティによるミス・マープルシリーズの長編第8作目にあたります。
邦題は「鏡は横にひび割れて」です。
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫) [ アガサ・クリスティ ] |
この作品は1980年に映画化され「クリスタル殺人事件」という邦題で上映されました。
そして日本のドラマとしては2007年に日テレ系で放送されています。
このドラマのタイトルが「大女優殺人事件」です。
今回放送されるのはテレ朝系ですが、この「大女優殺人事件」に原作の「鏡は横にひび割れて」が合体したタイトルとなっています。
原作のストーリーはこうです。
片田舎のセント・メアリ・ミード村にも新興住宅の建設ラッシュが訪れていましたが、そこへ大女優のマリーナ・グレッグと映画化監督で夫のジェイソン・ラッドが引っ越してきます。
早速新しい家でパーティが開かれますが、その最中に招待客の一人が変死するという事件が起きてしまいます。
映画ではこの大女優マリーナをエリザベス・テイラーが、そしてミス・マープルをアンジェラ・ランズベリーが演じていました。
そして2007年のドラマではマリーナを浅丘ルリ子さんが、ミス・マープルを岸恵子さんが演じていました。
さて、今回のキャストは誰なんでしょうね♪
そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫) [ アガサ・クリスティ ] |
アガサ・クリスティー そして誰もいなくなった [ ダグラス・ブース ] |
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大女優殺人事件のあらすじは?
[blogcard url=” https://dorama-netabare.com/archives/11328″]映画界の大物女優・綵まど香(黒木瞳)が13年ぶりにスクリーン復帰を飾る映画『鹿鳴館の華』――まど香の夫でもある監督・海堂粲(古谷一行)がメガホンをとった同作品が、マスコミ大注目の中華々しくクランクインする。
まど香が撮影の間の滞在のためだけに購入したという屋敷で開かれたパーティーの最中、その屋敷の前持ち主・神ノ小路凛(平岩紙)が死亡。劇薬が含まれる鎮静剤を飲んでいたダイキリに混ぜるという周到な殺害方法から、警視庁捜査一課・特別捜査係の警部・相国寺竜也(沢村一樹)は「明らかな計画殺人」と位置づける。
さらに聞き込みの結果、そのダイキリは凛が飲んでいたものではなく、まど香のものだったことが判明。狙われたのは実はまど香だったのか、と思った矢先、そのダイキリを作ったのは夫の海堂だったことがわかる!
パーティー会場で招待客たちが撮っていた写真を片っ端から集め、証言と照らし合わせながら現場の状況を確認していく相国寺。その中で彼が気を留めたのは、まど香が階段の踊り場に目を向けたときに“何かに驚いたような表情”をしていたということだった。
まど香は何を見て驚いたのか――それを聞こうと彼女を訪ねた相国寺は、そこでまど香がこの数日で3通の脅迫状を受け取っていたことを知る。脅迫状のことは夫である海堂には言わないでくれ、と懇願される相国寺。状況的に海堂の怪しさが増していく中、まど香の元に「キサマが自分のグラスにクスリを入れるのを見たぞ」という妙な電話が…。さらに、飲もうとしたコーヒーにヒ素が混入されるという事態も起こる!
間一髪、ヒ素入りのコーヒーを飲まずに済んだまど香だったが、その直後、海堂の秘書・朱田〆子(西尾まり)がアレルギー用の吸入器に混入したヒ素で殺害されてしまう。
その後も、相国寺たちの捜査により、かつてまど香が、ライバル女優の朝風沙霧(財前直見)と、ひとりの男性を巡って争った過去があることが明らかに。次々と衝撃的な事実が判明していく中、ついに3人目の犠牲者が出る…!
引用元 http://www.tv-asahi.co.jp/agathachristie/mirror_crackd.html#/%E3%81%82%E3%82%89%E3%81%99%E3%81%98?category=drama
大女優には黒木瞳さん、そしてミス・マープルの役は???
ちなみに、以下でドラマあらすじを結末まで詳細にまとめてあります。
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/32169″]
大女優殺人事件のキャスト一覧は?
気になるミス・マープルは?
どうやら存在しないようですね。
あえて言うなら沢村一樹さんがその役になるのでしょうか。
大胆なアレンジですが、沢村一樹さんといえば前回の「そして誰もいなくなった」でも変わり者の敏腕警部、相国寺竜也を同じ役柄で演じます♪
じゃあ相棒の多々良伴平は?
もちろん登場しますよ! 前回と同じ荒川良々さんが演じます。
ではキャスト一覧をご紹介しましょう。
相国寺竜也(しょうこくじ・りゅうや):沢村一樹(さわむら いっき)
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/32146″]【週末“イッキミ”ドラマ】
■3/24(土)ひる12時30分~
「偽装の夫婦」(全10話)
偽装結婚をすることになった男女を取り巻く人間模様を描くラブコメディ。#天海祐希 #沢村一樹#内田有紀 #工藤阿須加#坂井真紀 #佐藤二朗 pic.twitter.com/bVot1098zv— 日本映画専門チャンネル (@nihoneiga) 2018年3月21日
警視庁捜査一課・特別捜査係の警部。事件に関する下調べには余念がなく、現場においてはどんな些細な証拠も見逃さない鋭い観察眼を持つ。八丈島沖の孤島で起きた奇妙な連続殺人事件では、鮮やかな推理で事件解決をした一方で、現場を再現して検証してみないと気が済まないというこだわりも見せた。独特の空気感と特徴的な喋り方で、周囲の人間を翻弄する。
1年前の「そして誰もいなくなった」と同じ役柄での出演です。
こんな裏話があったようです。
「セリフが少ないなんて話をしていたんですけど、実際、最後の謎解きのシーン、10ページを1カットの長回しで撮ったんです! 『楽なんですよ、天海さんより♪』と言っていた自分がバカだった! と後悔しています(笑)
登場人物たちが激しい感情を持つ人ばかりなので、沢村一樹さんはこの天才的な刑事を少し濃いめのキャラクターにしたそうです。
さて、その激しい感情を持ったキャストとはどんな方たちなんでしょうか。
朝風沙霧(あさかぜ・さぎり):財前直見(ざいぜん なおみ)
引用元 https://www.youtube.com/watch?v=62OZq__siPQ
映画女優。まど香とは因縁の仲。“神の館”で開かれたパーティーに派手なブラスバンドを伴って現れる。
大女優の方ではなく、因縁のある女優さん。
ご本人のコメントにありますが、呼ばれてもいないパーティーにブラスバンドを連れてくるようなかなり濃〜い人物のようです。
確かに激しい感情を持っていそうですね(笑)
多々良伴平(たたら・ばんぺい):荒川良々(あらかわ よしよし)
観客が役者を殺す!?皆川猿時&荒川良々の“あぶない”舞台https://t.co/GPvBWG6Wwt#エンタメ #舞台 #皆川猿時 #荒川良々 #細川徹 #さらばあぶない刑事にヨロシク #あぶない刑事 #舞台好きと繋がりたい #BIGLOBE_beauty pic.twitter.com/zeIBSQ8goY
— BIGLOBE Beauty (@BIGLOBE_beauty) 2018年3月17日
警視庁捜査一課・特別捜査係の刑事。八丈島東署時代に、相国寺とコンビを組んで事件を解決。その縁で警視庁捜査一課に転属してくる。
このコンビの復活に小躍りしているファンも多いのではないでしょうか。
ご本人のコメントをそのまま載せます。
ア・ガ・サ・アガサ!クリスティ!です。
大女優殺人事件です!
乞うご期待!
いろんな意味で楽しみな荒川良々さんです。
谷口小雨(たにぐち・こさめ):川口春奈(かわぐち はるな)
みなさーん🐱
川口春奈ファンイベントで完売しました口癖Tシャツが通販で復活です‼️
他のアイテムも若干数残っておりますので、この機会に是非📲https://t.co/yI4H1ZG798 pic.twitter.com/kEW5yb27fi— 川口春奈スタッフ(公式) (@haruna_staff) 2018年3月17日
報道カメラマン。映画界にカムバックを果たしたまど香に強い関心を抱き、写真集を出すため密着取材をしている。
ミス・マープル御用達の家政婦の役かな?と思いましたが違うようですね。
ご本人はこんなコメントをしています。
私は報道カメラマンの小雨という役を演じさせてもらいましたが、小雨だけではなくみんながどこか怪しくて独特な世界観です。細かい表情や動きなどを見逃さずに楽しんで頂けたら嬉しいです。
どうやら容疑者のひとりのようですね。
表情や動きでも表現!?
かなりクォリティの高い演出だと思われます。
軽鴨兵庫(かるがも・ひょうご):八嶋智人(やしま のりと)
我が劇団カムカムミニキーナの5月公演に向けて盛り上がる為に、八嶋智人と亀岡孝洋がトークイベントやります❤️
3月24日18時オープン@G-Trip-AKASAKA🎵
喋ります☺️漫才もやります☺️歌も歌います☺️https://t.co/K4EuyUG3p5
ちなみに動画のロケーションは内容と一切関係ありません😁 pic.twitter.com/sBDEM3imWX— 八嶋智人 (@meganeouji840) 2018年3月14日
調布南署捜査課の警部。“神の館”で起きた殺人事件の担当になる。
かなり派手な演技が予想されますが(笑)個人的には、程よく現場を引っかき回してくれることを期待しています。
神ノ小路公記(かんのこうじ・こうき):中原丈雄(なかはら たけお)
13日 16時10分〜『ばななとグローブとジンベエザメ』
トーク、#矢城潤一 監督、#大城英司 さん(プロデューサー、脚本)!#中原丈雄 さんの父と# 塩谷瞬さんの息子、#親子 とは難しい。でも、希望はある。プロジェクターの素晴らしいスクリーンで〜#黒田福美 #ジンベエザメ #大塚 #シネマハウス pic.twitter.com/P0WLIV5XQZ
— シネマハウス大塚 プレオープンイベント 日替わりシネマ (@higawaricinema) 2018年3月12日
不動産グループのCEO。凛の夫。
奥さんは旧家の名士・・・そして殺害されてしまった・・・まず疑われそうな人物ですね。
こんな適役はいないっていうくらいぴったりな中原丈雄さん。
怪しさ満載の演技に期待したいです!
岬笛子(みさき・ふえこ):水沢エレナ(みずさわ えれな)
ブログ更新(水沢エレナ): 26歳になりましたいつも応援してくださる皆さん、支えてくださっている皆さん、ありがとうご…: 26歳になりました☺️ いつも応援してくださる皆さん、支えてくださっている皆さん、ありがとうございます。… https://t.co/DHzqINvryz pic.twitter.com/CfsC3GK8b1
— BlogL (@7109blogf) 2018年3月21日
警視庁捜査一課・特別捜査係の刑事。通称・ピー子。
ピー子!?
あ、名前が笛子だからピー子なんですね!
相国寺と多々良の同僚です。
あだ名からみるとお笑い枠(?)でしょうか。
いや、風貌からみるとキレッキレの凄腕刑事かもしれませんね。
神ノ小路凛(かんのこうじ・りん):平岩紙(ひらいわ かみ)
引用元 https://www.youtube.com/watch?v=Xltot3ZicOs
“神の館”元オーナーで旧家の名士。おしゃべり好きで、まど香の大ファン。“神の館”で開かれたパーティーで何者かに毒殺される。
ファブリーズのCMでおなじみの平岩紙さん、なんとなく庶民的なイメージがありますが、超お嬢様の役です。
残念ながら最初の方で殺害されてしまいますが、本人が狙われたのか、それとも人違い殺人だったのか、ここからストーリーが展開していきます。
段原平臣(だんばら・ひらおみ):津川雅彦(つがわ まさひこ)
次回24日は津川雅彦さん後編
ラブシーンの名手として躍進した役者人生…吉永小百合さんとのエピソードはじめ「ラブシーンは殺陣である」と語る極意とは?
さらに伊丹十三監督との思い出、65歳での映画監督デビュー、兄・長門裕之さんへの尽きない思い・・・後編も盛りだくさん!お見逃しなく pic.twitter.com/N2spoPkaAW— BS朝日「熱中世代 大人のランキング」 (@nettyu_sedai) 2018年3月21日
女優・朝風沙霧が所属するプロダクションの社長。
朝風沙霧(財前直見)が所属するプロダクションの社長です。
ご本人はこのようにコメントしています。
ちょっとカッコ良い役に挑戦出来ました。
カッコイイ役?
津川雅彦さんをもってしてカッコイイとはどんな役なんでしょう?
わたしの中では犯人最有力候補なんですが・・・(笑)
海堂粲(かいどう・あきら):古谷一行(ふるや いっこう)
まど香の夫で映画監督。まど香とは8年前に結婚し、業界でもおしどり夫婦として有名。
大女優の夫で原作と同じ映画監督です。
女優である妻と久々にコンビを組んで映画を撮る、という役柄です。
監督役は初めてです。撮影現場のシーンも当然あります。
自分自身が身を置く世界で多少照れくさい所があります。
とコメント。
どんな撮影シーンなのか楽しみです。
探偵や刑事といった犯人を追求する役が多い古谷一行さんですが、今回は容疑者のひとりだと思われます。
追求される側の演技も楽しみですね。
綵まど香(いろどり・まどか):黒木瞳(くろき ひとみ)
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/32120″]プレゼント付き前売券発売中‼️
映画『#終わった人』プレゼント(終わった人レッテルステッカー)付き前売券…プレゼントのステッカーは、全国合計3,000枚限定です‼️発売劇場は下記をチェック✨https://t.co/c7ozG61vWQ#舘ひろし #黒木瞳 #広末涼子 #臼田あさ美 #今井翼 #中田秀夫 pic.twitter.com/gnCZ0MJqsV
— 東映映画公式 (@Toei_films) 2018年3月15日
映画女優。病から13年ぶりに映画界にカムバックを果たす。復帰作『鹿鳴館の華』のためだけに撮影所近くの大きな屋敷“神の館”を購入し、そこに地元の名士たちを招いて盛大なパーティーを催す。しかしそのパーティーで悲劇的な事件が起こり…?
タイトルにもなっている大女優の役です( ´ ▽ ` )ノ
こんなコメントをしています。
私が演じる綵まど香(いろどり・まどか)という女優は、愛に飢えた女性。愛がすべてで、愛に満たされたいと思いながら生きてきたのだと思います。すべての行動原理は“愛”で、世間体とか地位とか名誉とか、そういうことをすべて抜きにして生きている女性――そのように理解しないと演じることが難しい役でもありました。
同時にまど香は“無垢”なイメージでもありました。身につける衣装なども白を基調にしたもの。回想シーンは柄のあるものなどを選びつつ、現代のまど香との違いを表現しました。そうそう、50代にしてウエディングドレスも着てしまいました(笑)。そちらもよかったら楽しみにしてみてください(笑)。
50代の黒木瞳さんのウエディングドレス・・・わたしはあまり興味を持てませんが(⌒-⌒; )・・・。
やはり激しい感情をもった女性のようですね。
個性豊かな俳優陣が集まった「大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~」。
CGを駆使したり、いろんなトラップや仕掛けがあったりといった最近のミステリーとはちょっと違った落ち着きのある作品です。
原作もトリックの謎解きというよりは、動機に主軸を置いた作品になっています。
登場人物の一挙一動に目が離せない作品なので、じっくりとご覧ください。
まとめ
[https://dorama-netabare.com/archives/11271]アガサ・クリスティ 二夜連続ドラマスペシャルは3月24日(土)には『パディントン発4時50分~寝台特急殺人事件~』、そして3月25日(日)には『大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~』をそれぞれ夜9時から放送されます。
アガサ・ワールドを表現するべく豪華なキャストが勢ぞろい!
ゆっくりとその世界観に浸ってみてください。