【キレンゲショウマ】矢田部良吉と牧野富太郎の学名をめぐる対立とは?

  • URLをコピーしました!
#ad #PR #スポンサー

NHK連続テレビ小説・朝ドラ「らんまん(ランマン)」は主演の神木隆之介(かみきりゅうのすけ)さん演じる植物学者・槙野万太郎(まきのまんたろう)の波乱の人生を描くストーリーです。

主人公の万太郎は、実在の植物学者・牧野富太郎(まきのとみたろう)さんをモデルにしたキャラクターです。

実家の高知から上京し、東京大学の植物学教室で植物学の研究をしていた万太郎ですが、田邊教授から東京大学への出入りを禁じられ、1人で研究をすることになります。

絶望していた万太郎の希望を与えた存在が、寺田心(てらだこころ)さん演じる高知の遍路宿「角屋」の息子の山元虎鉄(やまもとこてつ)です。

虎鉄は新種「ヤッコソウ」を発見したのですが、次に「キレンゲショウマ」という新属・新種を発見することに!しかし田邊教授も同じタイミングで「キレンゲショウマ」を発見する・・・という展開になります。

この「キレンゲショウマ」の発見・学名にまつわる実話・史実は、ドラマとは描かれ方が違うようです。史実では「キレンゲショウマ(きれんげしょうま)」の学名をめぐって田邊教授のモデルの矢田部良吉(やたべりょうきち)さんと牧野富太郎さんに対立があった??

実際の発見者で山元虎鉄のモデルとなった吉永虎馬(よしなが とらま)と矢田部教授とのエピソードとは?

今回は朝ドラ「らんまん」で【キレンゲショウマ】の発見・学名に関する実話のストーリー、矢田部良吉さんと牧野富太郎さんとの対立??についてご紹介していきます。

今後のネタバレを一部ご紹介するので、知りたくない人は閲覧注意です。

今すぐU-NEXTに登録【31日間無料体験】

▼今なら朝ドラ「らんまん」の見逃し配信動画を31日間無料で見放題で視聴できます▼

※登録から31日の間に解約すれば一切料金が発生しません。無料期間内に『らんまん』の動画を見放題で無料視聴できます。

U-NEXThttps://video.unext.jp/

※7月1日から「Paravi」とサービスが統合したことから、TBS・テレビ東京などの人気番組もU-NEXTで31日の無料期間内に見放題で視聴することが可能です!

※U-NEXTでしたら、初回登録時に無料で1000ポイントもらうことができます。そしてこのポイントで「NHKまるごと見放題パック」は990ポイントで購入可能になっているので、ポイントを使い実質無料で購入可能です。

※U-NEXT経由で「NHKまるごと見放題パック」に登録することで1話から最新話までの見逃し動画を無料で視聴が可能です。

※以下のU-NEXTリンク経由で「NHKまるごと見放題パック」に登録することで1話から最新話までの見逃し動画を無料で視聴が可能です。(他のリンク経由だと1000ポイントをもらう対象でなくなる可能性があるのでご注意ください)

今すぐU-NEXTに登録【31日間無料体験】

U-NEXTでは、以下の作品も視聴可能です。

◆悪女について【田中みな実主演】

◆悪女について【沢尻エリカ】

◆やさしい猫

◆夜ドラ「褒めるひと褒められるひと」

◆正義の天秤

◆育休刑事

◆探偵ロマンス

◆大奥

◆正直不動産

◆ももさんと7人のパパゲーノ

◆一橋桐子の犯罪日記

◆カナカナ

◆卒業タイムリミット

◆あなたのブツが、ここに

◆しもべえ

◆古見さんは、コミュ症です。

◆オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ

◆きれいのくに

◆いいね光源氏くん

◆高橋一生主演「岸辺露伴は動かない」の「富豪村」「くしゃがら」「DNA」など

◆連続テレビ小説「らんまん」「舞いあがれ!!」「ちむどんどん」「カムカムエヴリバディ」「おかえりモネ」「花子とアン」「おちょやん」「澪つくし」スペシャル版「おしん」「ひよっこ」「カーネーション」「ちりとてちん」「ゲゲゲの女房」「梅ちゃん先生」「ちゅらさん」など

◆大河ドラマ「どうする家康」「鎌倉殿の13人」「青天を衝け」「麒麟がくる」「いだてん」「西郷どん」「篤姫」「江 姫たちの戦国」など

また、以下などTBS作品、テレビ東京、そのほかの局の作品など見放題で視聴可能です

※7月1日から「Paravi」とサービスが統合したことから、TBS・テレビ東京などの人気番組もU-NEXTで31日の無料期間内に見放題で視聴することが可能です!

以下は見放題で期間内無料視聴可能な作品のほんの一部です。

◆日曜の夜ぐらいは・・・

◆日曜劇場「VIVANT」

◆トリリオンゲーム

◆18/40

◆ウソ婚

◆ペンディングトレイン

その他さまざまなジャンルの作品が視聴可能です。本ページの情報は2023年8月15日時点のものです。最新の配信状況はU-NEXT公式サイトにてご確認ください。

※登録から31日の間は一切料金が発生しません。無料期間内にドラマ『らんまん』の動画を見放題で無料視聴できます。

U-NEXThttps://video.unext.jp

目次

【キレンゲショウマ】の矢田部良吉がモデルの田邊教授のネタバレとは?山元虎鉄と同じ時期に発見?

キレンゲショウマの発見者は吉永虎馬!矢田部良吉が学名を横取り?

キレンゲショウマを矢田部良吉がモデルの田邊教授がを発見!

まずは、矢田部良吉のモデルの田邊教授が「キレンゲショウマ」を発見するまでのネタバレをご紹介です。

田邊教授は自分を高く紹介していた文部大臣の森有礼が暗殺されたことで、文部省の学校制度改革の名目で女学校の廃止が決定されてしまい、憤慨。

そんな中、妻の聡子は「やっと本当にやりたかった植物学に専念できるのでは?」と田邊教授の背中を押します。

そして、東京もう啞学校の校長など自ら辞表を出して、植物学の仕事に専念することに決めるのでした。

その後、田邊教授は学生たちと植物採集の旅行に出かけ、石鎚山で黄色い花の植物に出会い採集し、大学に持ち帰ります。

それが後の「キレンゲショウマ」でした。

キレンゲショウマは山元虎鉄と同じ時期に発見してた!

一方、夏のある日、牧野富太郎の元に、虎鉄から黄色い花の標本が届きました。

 

なんと、田邊教授が発見した黄色い花と同じものでした。

虎鉄が修学旅行で訪れた、伊予の石鎚山で発見したといい、万太郎はその植物に魅せられます。

なんと別々に同じ花を発見し、田邊教授と万太郎は、それぞれ研究をスタートすることに。

キレンゲショウマの学名を田邊教授がつける!

偶然どちらもそのレンゲショウマに似た黄色い花を「キレンゲショウマ」と名づけました。

新種かどうか判断するには、果実が必要であり、田邊教授は案内人に頼んで標本を手に入れます。

しかし万太郎は家から出れなくて、採集に行けませんでした。

その結果、その植物は新属新種であると宣言。念願の自分の名前がついた学名を発表しました。

その論文を読んだ万太郎は「教授、おめでとうございます」とつぶやくのでした。

と偶然にも同じ新種を発見し、研究した田邊教授と万太郎。最終的に田邊教授が学名をつけて、万太郎は祝福する良い終わり方ですが、実は実話では、モデルの矢田部良吉さんと牧野富太郎さんの間で対立があった??

【キレンゲショウマ】矢田部良吉と牧野富太郎の弟子?の吉永虎馬との発見時の史実とは?

らんまん田邊教授の小説の作者は須藤南翠の「濁世」で丈之助じゃない?

キレンゲショウマとは?

そもそもキレンゲショウマとは?一体どういう植物なのでしょうか??

黄色い花を咲かせる「キレンゲショウマ」は日本原産で、アジサイ科キレンゲショウマ属の多年草です。

近畿~九州の山地の林内に生息し、草丈は120㎝ほどです。

矢田部良吉と牧野富太郎の弟子?の吉永虎馬との発見時の史実とは?

キレンゲショウマは、田邊教授のモデルとなった東京大学の初代植物学教授・矢田部良吉さんが1890年(明治23年)に日本人として最初に発表した属で和名をそのまま学名「Kirengeshoma palmata Yatabe」にしました。

しかしこの学名をつけるまでのエピソードはドラマと史実が全然違うんです。

キレンゲショウマは、1888年(明治21年)8月9日に石鎚山で矢田部教授自身が採取したと記録されています。

しかし、矢田部良吉教授がキレンゲショウマを発表する7日前に、吉永虎馬さんによって発見されていたことがわかっています。

吉永虎馬さんとは、山元虎鉄のモデルで幼少のころから牧野富太郎さんと野山を歩いていて、交流がある方で、コケ類の研究者としても知られています。

そんな吉永虎馬さんは18歳だった1888年(明治21年)8月3日、海南学校に通っていて先生や生徒たちと一緒に石鎚山を登山していました。

そこで黄色い花(後のキレンゲショウマ)を発見します。

一方、同じ日に石鎚山に植物採集に来ていた矢田部良吉教授一行は、豪雨のために、足止めをくっていました。

この情報を知った吉永虎馬さんは、矢田部教授に、黄色い花の鑑定を依頼します。その花を見て矢田部教授は驚き「レンゲショウマ」と似ていたことから「レンゲショウマの一種でキレンゲショウマと言ったらよいのでは?」と言いました。

その後、矢田部教授一行は、吉永虎馬さんに同行して石鎚山に向かいましたが、石鎚山の北側へは難所だったため、行くことができず、手前の筒上山から沢に分け入った場所で同じ植物を発見し、これが矢田部教授が採取した標本となります。

ここまでの経緯を見てみると、最初のキレンゲショウマの発見者は吉永虎馬さんなのでは?と思います。

その2年後には吉永虎馬さんが秋に石鎚山に登り、果実期を採取しました。矢田部良吉教授は吉永虎馬さんが採取した果実期と2つのタイプの標本を示して論文を記載して、学名を「Kirengeshoma palmata Yatabe」と付けました。

発見者は吉永虎馬さんだけど、自分の名前だけ入れたんですね(^^;

ちなみに、牧野富太郎さんは、ヤッコソウを発見した中学生の教師だった山本一さんから鑑定を依頼されて学名をつける時に、標本の採取とやり取りをしてくれた山本さんの名前を学名にいれて「Mitrastemon yamamotoi」としていました。

吉永虎馬さんが初めてキレンゲショウマを発見した石鎚山の地点には矢田部教授一行は行っていません。

しかし、学会には矢田部教授自らが石鎚山の標高5000フィート以上の疎林にてこの植物を初めて発見したと報告したと言います。

このように、嘘の報告をしていたことがもう判明しているんです。

キレンゲショウマについては、発見者が間違っていると記載されている資料が多く出ています。

引用元:https://www.yokogurayama-museum.jp/wp-content/uploads/2022/03/vol_35.pdf

【キレンゲショウマ】矢田部良吉と牧野富太郎の学名をめぐる対立とは?

「キレンゲショウマ」に関しては、発見者の相違だけでなく、矢田部良吉さんと牧野富太郎さんの間である対立?があったんです。

矢田部博士が最初に似ていると言った「キレンゲショウマ」と似ていると言っていた「レンゲショウマ」はウマノアシガタ科の植物でしたが、キレンゲショウマはユキノシタ科であることが判明。

ちなみに以下が「レンゲショウマ」です。かわいいお花ですね。

これについて牧野富太郎さんは「キレンゲショウマ」がウマノアシガタ科とは遠く離れて縁もゆかりもないユキノシタ科と判明した後に、自分の権威を傷つけたくないためなのか?訂正をしていなかったことを痛烈に批判しています。

牧野富太郎さんは、東京大学の出入りを禁じた矢田部教授とその関係性は悪かったようで、その関係性がわかるエピソードと言えると思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次