NHK連続テレビ小説・朝ドラ「らんまん」は実在の植物学者・牧野富太郎(まきの・とみたろう)がモデルの神木隆之介さん演じる主人公の槙野万太郎(まきのまんたろう)が主人公です。
物語も佳境に入り、最愛の娘の死、実家の酒屋・峰屋の廃業など様々な辛い出来事が万太郎に起こっています。
そんな万太郎にとって植物学を研究する上で重要な人物が、東京大学植物学教室の教授・田邊彰久教授(たなべあきひさ)にある事件が起きました。
田邊教授と妻・聡子(さとこ)をモデルにしたふしだらなスキャンダルな新聞小説が話題になり誹謗中傷を浴びる展開に。
実は、このスキャンダル小説は、田辺教授のモデル・矢田部良吉(やたべりょうきち)教授にも起こった実話のストーリーなんです。
と言うことで話題になっているのが、小説の作者・原作者です。誰が作家なのか?長屋の東大生だった堀井丈之助(ほりい・じょうのすけ)では?と話題になっていますが、実話の史実の原作者・作者は須藤南翠(すどう なんすい)という方です。
今回は朝ドラ「らんまん」で田辺教授のスキャンダルな新聞小説のモデルの「濁世(じょくせ)」の作者・須藤南翠さんについてと、「濁世」とスキャンダルの実話の史実をご紹介していきます。
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らんまん田邊教授の新聞小説の作者は丈之助じゃない?伏線が話題
らんまん堀井じょうのすけ役は山脇辰哉!長屋の東大生で大学生役
まずは、衝撃の新聞小説のスキャンダル事件が起きたネタバレです。
寿恵子はよく行く質屋を訪れます。店主は中尾(小倉久寛)。
#らんまん観察日記 📸#神木隆之介 さん&質屋の店主・中尾を演じた #小倉久寛 さんのオフショットをお届け💼
「おえいさん、変なもんは困るよぉ~」と小倉さんの味のある声が、とても印象的でしたね☺#朝ドラらんまん pic.twitter.com/yXqjUMDlS0
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) May 9, 2023
寿恵子(浜辺美波)はそこである新聞に目が留まり、質屋の中尾に、新聞に掲載されていた話題の小説の内容を教えてもらい衝撃を受ける寿恵子。
その内容は主人公は、大学の教授で東京貴婦人女学校の校長もやっている田口という男が里江(さとえ)という女生徒に手を出す。といういかがわしい内容の小説でした。
里江は校長だから断れなかった・・・そして学校を中退するというもの。寿恵子の頭には、田辺教授と聡子の顔が浮かびました。
万太郎は、図鑑を作りたいという野望を真摯(しんし)に訴えます。
しかし、田邊は冷たい目で淡々と突き放しました。「私も図鑑を作ることにしたんだ」
「君の仕事とぶつかるねぇ。だから大学への出入りを禁ずる。書籍も標本も一切使わせない」#朝ドラらんまん#神木隆之介 #要潤 pic.twitter.com/tz5nMrMPKA
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) July 31, 2023
寿恵子が走り出し、田辺教授の自宅に向かうと、そこには、小説をうのみにした野次馬たちが集まって「破廉恥校長」などと叫んでいました。
田口教授→田邊
里江(さとえ)→聡子
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どう考えても、名前をもじっていて、モデルにしていることはわかりますね(^^;
そんな中、その小説の作者、長屋の東大卒の堀井丈之助(ほりい・じょうのすけ)では?と話題になっています。
「らんまん」田邊教授夫妻がモデル?破廉恥新聞小説の作者にネットは「まさか」「頼むから」の推察【ネタバレ】/芸能/デイリースポーツ online https://t.co/i1IS7S9EfL #朝ドラ #らんまん #大河ドラマ #どうする家康 #DailySports
— デイリースポーツ (@Daily_Online) August 8, 2023
と言うのも、寿恵子が新聞のことを知る直前に、丈之助が、小説のお金が入り、根津……遊郭の大八幡楼の遊女を身請けすると宣言していたんです。
どう考えても伏線・フラグな気がしますが、ミスリードの可能性もありますね(^^;
遊女を身請けできる執筆のお金は相当なものなので、新聞で話題になったことで、多くの報酬が手に入る?と予想できますよね。
ちなみに、田辺教授のスキャンダラスな小説は、実話です。田辺教授のモデルとなった矢田部良吉教授も妻とのことだと想像できる小説「濁世」が出て、批判の的になってしまったんです。
そんな実話の小説の作者は須藤南翠さんという方で、経歴などを見ていると、丈之助がモデルではない気がします。以降で詳しくご紹介していきます。
らんまん田邊教授の新聞小説の作者は須藤南翠の「濁世」で実話!
新聞小説の作者は須藤南翠!題材は田邊教授のモデル矢田部良吉?
田邊教授のモデル・矢田部良吉教授も同じように年下の妻とのことをモデルとしたと思われる小説「濁世」が出て、誹謗中傷をあびていたんです。
その「濁世」の原作者は須藤南翠と言う方。名前から性別はどちらかな?と思ったのですが、男性です。
引用元:https://www.i-manabi.jp/system/regionals/regionals/ecode:2/52/view/6938
朝ドラ「らんまん」田邊教授(要潤)のモデルは、当時の東京大学の植物学教室の教授・矢田部良吉(やたべりょうきち)さんで、妻の聡子(中田青渚)のモデルは、その妻の柳田順さんだと思われます。
矢田部良吉については、「近代日本人の肖像」もご覧ください。なお、画像2枚目は、鹿鳴館での仮装舞踏会で大黒様に扮した矢田部の写真です🕺https://t.co/YnUvwtawkm pic.twitter.com/ihainn5s0M
— 国立国会図書館 NDL (@NDLJP) July 31, 2023
おふたりの年齢差は18歳!年の差婚は事実でした。さらに柳田順さんは矢田部教授が校長をされていた、東京高等女学校の生徒だったんです。
らんまん田邊教授の妻のモデルは実在の18歳年下の柳田順でスキャンダルに!?
教師と教え子の禁断の愛は、現代でもスキャンダルになりそうなお話ですが、当時はむしろご法度ともいえる恋愛でした。
結婚当時、柳田順さんが18歳という若さだったことも、スキャンダルに拍車をかけたようです。
矢田部良吉さんは27歳の1878年に、緑子さんという女性とご結婚されました。
緑子さんは1858年生まれで、矢田部良吉さんとは7歳違い。
緑子さんの父親は、勝海舟の主治医だったそうで、有名な医師だったと思われます。
しかし緑子さんは30歳手前の1887年に病死され、矢田部良吉さんは翌年、柳田順さんと再婚します。
ドラマの田邊教授と聡子と同じ境遇ですよね。
田邊教授と聡子の関係は、夫婦というよりは使用人?のような一歩引いた関係に見える気がします。
個人的には田邊教授と聡子は、教師と教え子の禁断の愛ではなく、親の勧めで結婚したのでは?と思われます。
「らんまん」史実に忠実に描かれていることが多いので、実際の矢田部教授の結婚もおそらく同じようなものだと推測されます。
田邊教授の新聞小説の「濁世」の内容とは?
濁世とは、仏教で「濁り汚れた世の中」のことを言うそうです。
この「濁世」のタイトルで、新聞に小説が掲載されたのが、1889年4月。矢田部良吉さんと順さんが、ご結婚された翌年でした。
掲載紙は「改新新聞」。新聞といっても子新聞で、現在のタブロイド判くらいの大きさで、価格も安かったとのこと。
大隈重信たちが結成した、立憲改進党の党員が社主でした。
「濁世」は、女学校の校長と女学生が、欲情に身を任せる恋愛などが、挿絵とともに描かれています。
矢田部良吉さんの実際の演説なども織り込まれ、18歳年下の18歳の女学生との禁断の愛がスキャンダラスに描かれました。
女学校の校長は、そのとき東京高等女学校の校長だった、矢田部良吉さんだとすぐにわかる内容で、誹謗中傷を受けることになります。
表向きは品行方正なキリスト教信者の女学校校長が、女学生とふしだらな関係になっていく様子などが描かれています。
もちろんこれはフィクションですが、一部実際のことも織り込まれていたので信じた人も多かったと思われます。
この小説の背景には、欧米的な女性教育の批判も含まれていました。
このころ西洋への反発が世の中に広まっていまて、矢田部良吉さんたちが理想としていた、キリスト教を元にした、欧米的な女子教育への風当たりも強くなっていました。
そういった背景もあり、女性教育を推進していた矢田部良吉さんへの批判するような内容の小説が執筆されたのでは??と思います。
結果、矢田部良吉さんと妻の順さんをモデルにした、スキャンダラスな「濁世」は、世の中に西洋主義の女子教育そのものに、嫌悪感を与える結果となりました。
このころ、ほかにも女子教育などへのバッシング小説があったとのことです。
らんまん田邊教授の新聞小説の作者の須藤南翠とは?
そんなスキャンダルの事件となった小説「濁世」の作者・須藤南翠さんについてご紹介です。
須藤南翠さん、小説家、新聞記者で、本名は須藤 光暉(すどう みつあき)。
1858年に宇和島藩士須藤但馬の次男として誕生。
明倫館で学んだ後、松山師範学校卒業後は、しばらくは卒業後しばらく三津浜小学校教師をしていました。
その後1867年に上京し、放浪生活を経て『有喜世新聞』に入社しました。
社長に才能を認められ、編集部員として同新聞に「うきよばなし」の執筆を開始し、記者として活躍するかたわら新聞小説を手掛けました。
『有喜世新聞』は、『開花新聞』『改進新聞』と改名するにつれて、新聞小説で有名になります。
濁世が掲載された時は、『改進新聞』でしたね。
1886年(明治19)には、『照日葵(てるひのあおい)』『緑簑談(りょくさだん)』『新粧之佳人』などの政治小説によって注目されました。
1892年に『大阪朝日新聞』に招かれて関西に行き、1905年(明治38)帰京します。以後、『東京朝日新聞』に小説を書き、高僧伝を刊行しました。
大正9年に64歳で死去されています。
引用元:https://kotobank.jp/word/%E9%A0%88%E8%97%A4%E5%8D%97%E7%BF%A0-1084432
このように経歴を見ていると丈之助と違う気がします。丈之助は文学に対して強い情熱を持っていて、純粋に小説家を目指しています。そして東大出身。
須藤南翠さんの経歴とは違います。妻は『郵便報知新聞』社長を務めたジャーナリストで政治家でもある矢野龍渓の姪である小林シズ。
遊女を見受けする予定の丈之助とは違う気がします。