2025年夏ドラマ『放送局占拠』は前作『新空港占拠』から1年後の世界を描くシリーズ第3弾。櫻井翔さん演じる刑事・武蔵三郎が、再び巨大な武装占拠事件の渦に巻き込まれます。今回物語の核心を握るのが、「鎌鼬(かまいたち)事件」と「神津風花(かみづふうか)」という女性の存在です。武蔵の妻・裕子の弟・伊吹裕志が般若になった理由と関係?
今回は「鎌鼬事件」と神津風花の関係のネタバレと考察をご紹介!伊吹裕志が般若になった理由に関係?
鎌鼬事件と神津風花のネタバレとは?伊吹裕志の恋人が自殺!
ドラマ「放送局占拠」とは?
2025年7月、日本テレビ系土曜ドラマ枠(毎週土曜21時)で放送され中の『放送局占拠』。主演はシリーズを通して主人公・武蔵三郎を演じてきた櫻井翔さんです。
前作までの「鬼」や「干支」に続き、今作で人質500人を拘束し巨大放送局を乗っ取ったのは、妖怪の面をつけた新たな武装集団――その名も「妖(あやかし)」です。
新たな敵「妖」のメンバー構成
今回の集団は日本の妖怪をモチーフにしており、それぞれが役割を担います。
般若:リーダー格。冷酷かつ統率力抜群。
アマビエ:スタジオカメラを掌握する要員。
唐傘小僧:副調整室(サブコン)担当で、映像送出の要。
化け猫:現場責任者として作戦全体を仕切る。
河童:ムードメーカーだが行動は読めない。
天狗:武闘派で突撃役。
がしゃどくろ:高度なハッキング能力を誇る。
全員が面で素顔を隠し銃を構える姿は強烈なインパクトを放ち、キャストはスタート時点では非公開。
視聴者の間では「誰が演じているのか?」と早くも推測合戦が盛り上がっていました。占拠シリーズは2023年の『大病院占拠』、2024年の『新空港占拠』に続く3作目。共通するのは「覆面の武装集団」「タイムリミット」「どんでん返し」の三拍子。
物語は東京都知事選の選挙特番中に発生した大事件から幕を開けます。仮面姿の武装集団“妖”がテレビ日本を占拠し、「放送を止めれば人質全員を殺す」と宣言。人質は500名以上、都知事候補からキャスター、俳優まで。武蔵の妻・裕子と娘・えみりもその中にいました。
そして徐々に妖のメンバーの正体が明かされ、その目的がそれぞれの愛する人や家族などの復讐であることが判明しています。
鎌鼬事件とは?伊吹裕志の恋人・神津風花(かみづふうか)が自殺
そんなドラマ「放送局占拠」で起きた事件の裏側を探るうちに浮かび上がったのが、5年前の「鎌鼬事件」。
武蔵の義理の弟(裕子の実の弟)で加藤清史郎さん演じる伊吹裕志が青鬼に拉致された時に、青鬼が伊吹に見せた調査資料に事件のことが記載されていました。
公式には神津風花が犯人とされ、彼女は拘置所内で自殺しましたが、彼女が伊吹裕志と交際していたという情報が記載されていました。
まだ事件の詳細はドラマの中では明かされていませんでした。
ちなみに・・・伊吹裕志とは、武蔵の妻・裕子の弟。
公式サイトの人物紹介では・・・
義兄の武蔵に憧れ警察官となる。姉譲りの強い正義感の持ち主で、捜査員としての能力も高い。武蔵が、県警からBCCTに出向したのを聞き、自らも異動願を出す。
と記載していて、なんと武蔵に憧れていると書かれていました。それなのに、敵同士になってしまうとは、切ない展開です。
しかし憧れてる武蔵が神津風花の死のきっかけを作ってしまった可能性もある?何が武蔵の闇なのか?気になりますね。
冤罪の可能性
資料には神津風花は、マスコミによる過剰報道と世論の圧力で追い詰められたという記載があり、彼女の死が本当に「犯行の結果」だったのか、それとも全く別の人物が真犯人なのか。気になるポイントになっています。
視聴者の間では、「妖」のメンバーの一部が風花の無実を世間に証明しようとしているのでは、という考察が盛り上がっていました。
伊吹裕志が般若になった理由が鎌鼬事件?
伊吹裕志が般若になった理由が鎌鼬事件?
そんな中8月9日放送の4話では衝撃の事実が明らかに。
武装集団“妖”のリーダー「般若」がついに面を脱ぎ、正体が明らかに。なんと武蔵(三郎・櫻井翔)の義弟・伊吹裕志だったことが判明。
演じる加藤清史郎さんは、伊吹と般若という二重のキャラクターを演じ分ける苦悩と喜びを次のように語っています:
「台本を頭に入れることがこんなにも大変だった…伊吹…般若…伊吹…般若…」と時系列と役名の交錯に苦労しながらも、スタッフと共に「一人の人生を紡いでいく作業を楽しめた」と述べています。
そして般若の正体が判明した瞬間、武蔵に向けられたのは一筋縄ではいかない要求でした!
「武蔵自身の“闇”を2時間以内に暴け」。さもなければ、毒ガスによって人質が命の危機に晒されるという絶体絶命のタイムリミット設定です。
武蔵を尊敬していたはずの伊吹が般若になったのは、おそらく青鬼に知らされた鎌鼬事件の真相が関係していると思います。
青鬼こと大和は単に“妖”のメンバーではなく、伊吹を“後継者”としたいと語っていました。
青鬼の思惑通り、事件についての真相を知った伊吹が般若となったようでした。
大和は愛する人の復讐のために青鬼になったので、同じように事件のせいで自殺した神津風花の復讐のために般若となったのでは?と思います。
そしてその復讐には、姉の夫で義理の兄である武蔵が関係している?!?と言う驚きの展開を迎えています。
裕子の家族に隠されたもう一つの影
さらに一瞬だけ映った青鬼が持っていた調査資料には「林田裕奈」という人物の名が。
鎌鼬事件。
その事件の犯人とされていた『神津風花』
裕子さんの弟・伊吹裕志は神津風花と交際していた過去がある。だが精神的に追い込まれ拘置所で自殺。あと裕子さんと裕志の間にもう1人『林田裕奈?』
大和がこの事件を探ってる理由はなんだ??
考えれば考えるほど🫨#放送局占拠… pic.twitter.com/ZQkvLFl5Ep— さっちゃんʚ❤︎ɞ (@richuuuu_1121) July 12, 2025
裕子の妹とみられ、薬剤師で既婚という情報まで書かれていました。彼女が鎌鼬事件とどのように関わるのかは、今後の大きな鍵になりそうです。
のっぺらぼうが鎌鼬事件の真犯人?傀儡子の存在も!
のっぺらぼうが鎌鼬事件の真犯人?
そんな中、青鬼が伊吹に拉致させた「のっぺらぼう」と事件が関係している?と思われる展開に。
のっぺらぼうとは、遺体処理の始末屋という裏の顔を持つ仕事人。
伊吹は、青鬼に命じて拉致した裏社会の殺し屋である「のっぺらぼう」に命を狙われる緊迫のシーンに遭遇。
しかし、そこで明かされた真実は予想を覆すものでした。拉致された父親ではなく、娘の菖蒲こそが本物の“のっぺらぼう”であったのですクリーニング店を舞台に、娘が警察官を撃ち、伊吹に銃口を向ける場面は視聴者の度肝を抜きました 。
しかも、娘だと思っていた菖蒲は、娘ではなく、父親だと思っていた男は、のっぺらぼう尊敬している手下のような存在でした。
以下の記事では、のっぺらぼう役の女優さんについてご紹介しています!
【放送局占拠】のっぺらぼうの娘役は北村優衣!戦慄の殺人鬼だった
そして、「のっぺらぼう」のパソコンから「鎌鼬事件」のファイルが発見されたことから、真犯人は「のっぺらぼう?」と言う展開に。
そうなると事件が神津風花の冤罪であった可能性があると思います。
“傀儡子”――すべてを操る黒幕の存在
物語はさらに深い闇へ。都知事・大芝は警察本部で傀儡子(くぐつし)がすべてを操っている”と告げた後、謎の感電死を遂げます。これは、事件の背後に“妖(あやかし)”とは別の勢力が介在していることを如実に示す衝撃的な展開です 。
さらに、般若が「我々の目的は傀儡子だ」と明言した点は、“妖”が本当に追い求めているターゲットが誰であるかを鮮明にしています 。
おそらく「のっぺらぼう」とつながっている黒幕は傀儡子で、鎌鼬事件だけでなく他の事件の全ての悪事を操っているのでは?と思います。
なので妖の目的は、傀儡子の正体が誰なのか?解明することなのでは?と思います。