源仲章の最後の死因の暗殺は実話?【鎌倉殿の13人】

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大河ドラマ「鎌倉殿の13人(かまくらどののじゅうさんにん)」も残すところ放送はあと4回のみとなりました。

2022年11月27日放送の第45回「八幡宮の階段」では、史実でも有名なあの衝撃の出来事が起こります。

そう、公暁(こうぎょう)が3代将軍・源実朝(みなもとのさねとも)を暗殺してしまうんです(・_・;)

そしてその時一緒に殺されてしまうのが、生田斗真さんが演じて憎たらしいと話題の源仲章(みなもとのなかあきら)!!

実朝の命により、太刀持ちを義時と交代したことで殺されてしまったのですが、果たしてこれは史実なのでしょうか?

今回は「鎌倉殿の13人」の源仲章の最後の死因の暗殺は実話なのか?ご紹介したいと思います。

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目次

源仲章とは?鎌倉殿の13人で憎たらしいと話題!

【鎌倉殿の13人】公暁役は寛一郎で二世俳優で父親がすごい?暗殺の史実とは?

生田斗真さん演じる源仲章は、第31回から登場しました。

後白河法皇の近臣である源光遠の子供で、後鳥羽上皇(尾上松也)に仕える在京御家人という役どころです。

「源」と名乗っているため、頼朝の親戚と思う方も多いかもしれませんが、血筋は全く違います。

かつて天皇から「源」という姓を受けた氏族が多数いてその中でも頼朝たちは「清和源氏」、今回紹介する仲章は「宇田源氏」の流れをくんでいる人物なんだそう。

そんな源仲章ですが、第31回初登場時では阿野全成の息子の頼全を謀反の疑いで処刑するというシーンで初登場。

坂東の武士を毛嫌いするような、イヤーな表情が印象的でしたよね(^^;)

その後は鎌倉に行き、3代将軍・実朝(柿澤勇人)の教育係となり和歌を指南したりする中で、後鳥羽上皇のスパイとしても暗躍。

しばしば上洛しては、幕府の内情を報告したりもしています。

さらに北条義時(小栗旬)の弟・政範暗殺を平賀朝雅(山中崇)にたきつけたり、謎の武士・泉親衡になりすまし義時暗殺計画を企てて、和田合戦のきっかけを作るなど、様々な事件を引き起こしているんです!

そんな仲章は実朝と距離を近くしていき、ついに時期将軍に後鳥羽上皇の親王を招いて就任させる手はずを整えました。

そのことが面白くない義時に対して、仲章は言います。

「執権殿は伊豆にでも帰られ、ゆっくり余生を過ごされよ」

「そうなったら、私が執権になろうかな~ははははは!」

このシーンの時、義時演じる小栗旬さんは、仲章を殺す!と思うほど憎たらしかったとNHKの情報番組で語っていましたね笑

私も生田斗真さんの演技が本当に憎たらしかったです!!

さらに11月20日放送での第44回では、義時が実朝の暗殺を公暁(寛一郎)が企んでいるため、右大臣就任参賀を辞めるように上申しますが仲章は拒否します。

そして二人になった際、懇意になった義時の妻・のえ(菊地凛子)から聞いた話だとはったりをかまし、2代将軍頼家の死の真相を知っていると義時に告げたのです。

人の上に立ちたい。新たな将軍となった親王様を支えると言う仲章に「お前には無理だ」と義時は言いますが、仲章がとどめの一言を!

「血で汚れた誰かより、よほど私がふさわしい」

これで義時は堪忍袋の緒が切れたのか、大江広元(栗原英雄)のアドバイスも受けて、仲章殺害を決意するのです。

しかし、その任を任されたトウ(山本千尋)がしくじってしまいます(・_・;)

鎌倉殿の13人トウは誰の子?両親と善児を殺した理由とは?

そして、雪の降る鶴岡八幡宮での右大臣就任参賀当日。

義時は実朝の隣で太刀持ちを任されていたのですが、そこに仲章が現れます。

自分を殺そうとしたがしくじったことをなじり、仲章は右手を差し出したのです。

第44話で描かれた仲章はここまでですが、果たしてその後の運命は?

以降で、第45話での源仲章のその後をご紹介します!

源仲章が衝撃の最後の死因は?義時と間違えて殺される最期【鎌倉殿の13人】

源実朝と公暁の関係とは?衝撃の暗殺や死因についても

仲章が右手を差し伸べたのは、義時が持つ太刀を渡せという意味でした。

義時は実朝からの命だと仲章に言われて、太刀持ちの役を下ろされてしまったのです。

このとき鶴岡八幡宮の階段横のイチョウの木の影では、公暁が実朝の暗殺を狙い潜んでいました。

しかし、真の狙いは実朝ではなく義時だったのです!

北条泰時(坂口健太郎)はその真相にいち早く気づきますが、父・義時は公暁を止めようとしませんでした。

義時にとって、実朝はこのとき邪魔な存在となっていたからです。

実朝は「いつか京に行きたい」と義時に言っており、義時にとっては、亡き頼朝が築いた鎌倉を捨てて、京に御所を移そうとしているその考えは到底理解できません。

一方、実朝も兄である頼家の死に北条一族が関わっていることを知り、義時に疑念を抱いていました。

そう、義時にとって実朝が暗殺されることは好都合だったのです。

さらに仲章も死んでくれれば・・・と、このときの義時は太刀持ちを外されたことを運命だと思っていたのかもしれません。

そしていざ、参拝を終えて石段を下りる実朝一行の前に飛び出した公暁!

切り付けた相手は北条義時?と思いきや源仲章だったことに驚きを隠せませんでしたが、仲章にとどめを刺します。

次に実朝に狙いを定め、叫びながら切りかかった公暁の手によって、実朝は絶命してしまいました。

「阿闍梨公暁、親の仇を撃ったぞ!!」

そう叫び逃げ延びた公暁でしたが、最終的には味方だったはずの三浦義村(山本耕史)に裏切られて殺されてしまうことになるんです。

源仲章の最後の死因の暗殺は実話?

伊賀の方は北条義時を毒殺?政子との確執についても

実話だけど偶然巻き込まれた?

鎌倉殿の13人の物語の中では、公暁によって殺されてしまった源仲章ですが果たして史実の上ではどうだったのか気になるところですよね。

この源仲章暗殺については実話だとされています!

しかしその描かれ方がドラマと史実では少し違うようです。

まずは鎌倉時代の歴史書「吾妻鏡」の記述からご紹介します。

右大臣参賀に参加する予定だった義時ですが、門の近くに白い犬がいるのを見かけたそう。

この白い犬は義時にとって守り神のような存在。ドラマのなかでも描かれていましたね。

そして近くにいた源仲章に「気分がすぐれないから太刀持ちを代わってほしい」と申し出たんだそう。

そして代わってしまったことで、運悪く源仲章は殺されてしまった。

生没年不詳のため、源仲章が何歳で亡くなったかは分かりませんでした。

義時陰謀説も

一方で、慈円の日記「愚管抄」によるとまた少し異なる経緯が書かれています。

ちなみに慈円とは、ドラマの中で山寺宏一さんが演じる後鳥羽上皇に仕える僧ですね。

「愚管抄」には、太刀持ちが代わったのは、実朝から中門に留まるように義時が命じられたためと書かれています。

こちらの描写のほうが、「鎌倉殿の13人」の描き方に近いような感じです。

真相は正直不明ですが、どちらの説を取ったとしても仲章は義時と間違って殺されたという可能性は高そう。

そして、この実朝暗殺事件については三浦義村が黒幕だったという意見もあるなど様々な説があるみたいですね。

 

源仲章の最後の死因の暗殺は実話まとめ

三浦義村と公暁の関係は?源実朝暗殺の黒幕か史実は?

今回は「鎌倉殿の13人」で生田斗真さん演じる源仲章の最後や死因についてご紹介しました。

ドラマ内では公暁によって殺されてしまう仲章ですが、史実でも同じように殺害されているので実話と言っても良いでしょう。

しかし、義時と太刀持ちを交代している理由については、説が分かれているようです。

どちらにしても、義時と間違われて殺されてしまった可能性は高いように個人的には思いました。

11月27日放送の第45話で、生田斗真さん演じる仲章は退場してしまいます。

主要人物が亡くなると「ロス」の声が多く上がりますが、仲章に関してはムカツクシーンが多かったのであまり残念がる声は無いかもしれませんね(^^;)

 

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