あぐり林晃のモデルは実在する?

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「あぐり」は1997年に放送されたNHK連続テレビ小説。

朝ドラ「あぐり」は田中美里(たなかみさと)さん演じる、ヒロインの望月あぐり(もちづきあぐり)は、美容師の第一人者といわれる吉行あぐり(よしゆきあぐり)さんをモデルにしています。

ヒロインあぐりの夫は野村萬斎さん演じるも望月エイスケなのですが、なんと突然死を迎えます。

そんなあぐりの前に、高嶋政伸(たかしままさのぶ)さんが演じる、林晃(はやしあきら)という人物が登場します。

今回はこの林晃のモデルについて調べてみました。

さて、林晃はどんな人物で、モデルは実在するのでしょうか?

目次

あぐりの林晃のモデルは実在するの?

【あぐり】望月淳之介のモデルは吉行淳之介で小説家

林晃(はやし あきら)はあぐりの再婚相手です新聞記者!

毎朝新聞の新聞記者。あぐりの女学校時代の親友、民子(笹峰愛)とは毎朝新聞の岡山支局で一緒だった。

作家としてのエイスケ(野村萬斎)のファンでもあった。

息子の洋介(後藤拓也)と二人暮らし。

あぐりと林が出会ったのは、婦人現代の復刊記念パーティでのこと。

その後エイスケへの愛情ゆえ誤解が生じ、エイスケを誹謗する記事を出してしまいました。

火事で家が焼失したときは、洋介とともにあぐりの家にお世話になります。

あぐりと林はともに伴侶を亡くしていたので、世間的には独身同士。あらぬ噂が立ち始めます。多感な年頃の長女、和子は複雑な思いをします。

エイスケの父、健太郎(里見浩太朗)が、美容院の支店を出すというあぐりを手伝いに岡山からやってきて、林と鉢合わせになりひと悶着(;^^)

ですが次女の理恵と、林の息子、洋介は同じ小学校に通っていて、ふたりとも亡き親の思い出があまりなかったことから、お互いに再婚には賛成していました。

そして林は洋介とともにあぐりの家を出ます。林は文化部から社会部に異動となり、連続放火事件の現場で、犯人に刺されてしまうという事件が・・・。

林が書いた犯人の似顔絵があまりに上手で、あぐりはこのとき林が画家を目指していたのを知りました。

林は画家を目指したことが、妻の寿命を縮めたと思い込み、それ以来筆を折っていたのです。

あぐりは昔林が描いた絵を探し出し、林の妻が「もう一度絵を描き始めたら応援してほしい」と言っていたと告げました。

あぐりの勧めで林はまた絵を描き始め、あぐりと林は再婚することに。あぐりの息子、淳之介と長女の和子はすぐに受け入れることはできません。

ある日のこと。帰宅が遅くなった和子を林が叱り飛ばします。そんな林に和子はだんだん心を開いていきます。

淳之介は家を出て下宿暮らしを始めました。

そして最終週。林は絵の勉強をするためフランスに渡ることを決意。あぐりに見送られ旅立っていきます。

というのが「あぐり」の林晃です。

さて、林晃にモデルは実在するのでしょうか?

あぐりの林晃のモデルは実在?

「あぐり」で高嶋政伸さんが演じた毎日新聞記者で、あぐりの再婚相手となった林晃にはモデルが実在します(≧∇≦)

それは朝日新聞記者の辻復(つじ あきら)さんです!

あぐりのモデルになった吉行あぐりさんの再婚相手です。

吉行あぐりさんといえば、作家の吉行淳之介さんや女優の吉行和子さんのお母さんで、生前は吉行和子さんと一緒にテレビ番組にも出演されていましたね。

そんなあぐりさんの再婚相手の辻復さんについて、以降で詳しくご紹介していきます!

 

あぐりの林晃のモデルの辻復は再婚相手!ドラマとは違う?

【あぐり】エイスケのモデルは吉行エイスケ!自由奔放キャラは実話?

辻復さんは1907年に生まれています。あぐりさんと同じ年の生まれです。

詳しいことはわかりませんでしたが、あぐりさんとは再婚同士でドラマでは息子となっていますが、辻復さんには娘さんがいらっしゃいました。

あぐりさんはドラマと同じ長男、長女、次女の3人の子どもがいます。

おふたりが再婚されたのは42歳のころの1949年。あぐりさんの夫、吉行エイスケさんがお亡くなりになって9年後のことでした。

ドラマではあぐりの女学校の親友の知り合いということでふたりは出会いましたが、実際にはあぐりさんの美容室のお客さんからの紹介だったといいます。

再婚から3年後、あぐりさんは東京五番町に「吉行あぐり美容室」を開店しています。

ドラマでは林晃は新聞社を辞め画家を目指し、フランスへ旅立っていきましたが、実際には違うのかな?と思います。

辻復さんは、新聞社を退社されたあと、ご近所さんに絵を教えたりしていた、という情報がありました。絵は描かれていたようですが、新聞社は退社されていないのかもしれません。

あぐりさんと辻復さんは、辻復さんがお亡くなりになるまで、ご一緒に過ごされたと思います。

辻復さんは1997年に90歳で他界されました。実はあぐりさんのご長男で作家の吉行淳之介さんは、その3年ほど前の1994年に59歳でお亡くなりになっています。

あぐりさんにとっては息子に次ぎ、夫まで亡くしおつらかったと思います。

辻復さんがお亡くなりになったあと、あぐりさんは吉行姓に戻されました。なぜかはわかりませんが、エイスケさんが忘れられなかったのでしょうか?(#^.^#)

その後2006年に次女の理恵さんががんでお亡くなりになり、2015年にあぐりさんは107歳でお亡くなりになりました。

テレビ番組で吉行和子さんは、子供のころは、あぐりさんは忙しくて、寂しかったけれども、あぐりさんが90歳を超えて、美容師は続けていたものの、顧客の方が少なくなり(年齢を重ね、お亡くなりなったりして・・・)やっと2人で旅行に行ったり、ゆっくりと一緒に過ごせたと語っていました。

明治、昭和と平成を全力で駆け抜けていたことがわかりますね。

ということで、「あぐり」であぐりの再婚相手の林晃のモデルは実在しました。

あぐりのモデル、吉行あぐりさんの再婚相手で、朝日新聞記者の辻復さんです。

ですが辻復さんの情報があまりなく、おふたりの出会いからドラマとは違うので、ドラマの林晃はかなり脚色されているのでは?と思います。

あぐりで林晃役の高嶋政伸のプロフィールは?

【あぐり】娘の和子の子役は新穂えりかと楯真由子!現在の活動は?

名前 高嶋政伸(たかしま まさのぶ)
生年月日 1966年10月27日
出身地 東京都
身長 180cm
血液型 B型
学歴 成城大学 文芸学部 卒業<1993年>
趣味 映画鑑賞、スキューバダイビング、水泳、ジャズ・ドラム
特技 スキューバダイビング、水泳
サイズ B:104cm/W:85cm/H:100cm/靴:27.5cm
その他
■好きな俳優:藤山寛美、ロバート・ショウ
■好きなアーティスト:ウェス・モンゴメリー、アンネ=ゾフィー・ムター
※敬称略

引用元 東宝芸能公式サイト

高嶋政伸さんは、二枚目俳優で後年は司会者やタレントとして人気を博した父、高島忠夫さんと宝塚出身の母、寿美花代さんの間に生まれました。

兄も同じく俳優の高島政宏さん。このように芸能一家のお生まれです。ちなみに従妹にはいろんな意味で有名な(;^^)バイオリストの高嶋ちさ子さんがいます。

実は高嶋政伸さんたちには、もうひとり兄弟がいました。一番最初に生まれた長男、道夫さんがいたのですが、生後5か月で殺害されてしまったのです。。。

犯人はなんと、住み込みで働いていた10代の家政婦。とても高島忠夫さんご夫婦のファンで、住み込みで働くことになります。

高島ご夫妻もその女性を娘のようにかわいがっていたそうです。

ですが長男が生まれ、自分への愛情がなくなってしまった。。。と感じたその家政婦は思い余って長男をお風呂に沈めてしまったのです。

花代さんはお風呂がトラウマとなり、ずっとシャワーで済ませていたそうです。なんともやるせない事件ですね。

その後ふたりの息子が授かり、ご夫婦もおしどり夫婦として知られてきました。

父の高島忠夫さんは2019年にお亡くなりになっています。

高嶋政伸さんは映画監督を目指していて、大学時代に自主映画を制作していました。

ところが!これが大きな赤字となり、父親に借金の肩代わりをしてもらいます。大学生にして、早くも借金王となってしまった高嶋政伸さん(;^^)

そのころ俳優として活動していた、兄の高嶋政宏さんの付き人となります。ちょうど政宏さんが朝ドラ「純ちゃんの応援歌」に、ヒロインの山口智子さんの夫役で出演。これは1988年の作品です。

ドラマのスタッフから「ピッタリの役があるんだけど出てみない?」と誘われ、借金を返済するために出演されたそうです。

「純ちゃんの応援歌」で高嶋政伸さんが演じたのは、ヒロインの弟、昭(西川弘志)と小野家の養子、雄太(唐沢寿明)の幼馴染、金太郎でした。

こうして俳優としてスタートをきった高嶋政伸さん。「都会の森」「ジュニア・愛の関係」「天皇の料理番」「ダブル・キッチン」「新幹線’97恋物語」など多くの主演ドラマがあります。

やはり高嶋政伸さんといえば、主演ドラマではありませんが「HOTEL」のイメージが強いですよね。

「も~しわけございません」や「姉さん、事件です」などは当時流行となりました。

この「HOTEL」で演じた赤川一平は、真面目でバイタリティ溢れるホテルマン。高嶋政伸さんにはそんなイメージがつき、好青年の役が多くなります。

そして2007年のドラマ『大韓航空機爆破事件から20年 金賢姫を捕らえた男たち 〜封印された3日間〜』で共演した美元さんと恋に落ち、1年後にご結婚♪

美元さんは準ミスユニバースに選出されたお美しい方。日本人らしくないお名前ですが、日本人です。

ところが!結婚から2年後にふたりは別居状態になり、離婚を巡り調停が長引きます。別れたい高嶋政伸さんと別れたくない美元さん。

当時ワイドショーでも大きく取り上げられ、あることないこと(;^^)放送されていました。

2012年にようやく離婚が成立しています。その後高嶋政伸さんは2015年に14歳年下の一般女性とご結婚され、2017年に第一子が誕生しています(^^)

そんなことでクリーンなイメージにちょっと傷がついた高嶋政伸さん。でもそこからダーティな役やサイコな役など、演技の幅も大きく広がります。

2016年の大河ドラマ「真田丸」で演じた北条氏政 役の悪人っぷりは高い評価を受けました。

真面目で潔癖症だとう高嶋政伸さん。大河ドラマ「太平記」では、先輩たちの長回しの長いセリフがあり、緊張のあまり帯状疱疹になってしまったとか(;^^)

また主演ドラマ「人生はフルコース」は、帝国ホテルの元総料理長だった村上信夫さんをモデルにしていますが、高嶋政伸さんは毎朝みじん切りをしたり、リンゴの皮むきなど3か月特訓されたそうです。

そして役に入り込むそうで、役によっては本番前に話しかけにくいオーラを出すことも。

そんな高嶋政伸さんですが、朝ドラは「純ちゃんの応援歌」に続いて2度目の作品となりました。

それ以降朝ドラの出演はないのですが、2022年に放送される朝ドラ「ちむどんどん」にもご出演されます。

「ちむどんどん」ではイタリアンレストランの料理長を演じます(^^)包丁さばきはお手の物でしょうね。楽しみにしています♪

 

 

あぐり林晃のモデルは実在のまとめ

あぐり民子役は笹峰愛!現在の年齢や活動は?

「あぐり」は1997年に放送された、田中美里さんがヒロインの朝ドラです。

美容師の第一人者として、90歳を過ぎても現役を続けられた、吉行あぐりさんをモデルとした作品です。

あぐりさんの最初の夫、吉行エイスケさんは1940年に36歳でお亡くなりになりました。

その後美容院に来るお客の紹介で知り合った、朝日新聞記者の辻復さんと再婚され、辻復さんがお亡くなりになった90歳までご一緒に生活されていたと思います。

朝ドラ「あぐり」で辻復さんをモデルとしているのが、高嶋政伸さんが演じた林晃。ドラマでは新聞社を辞め、絵を勉強するために最終週にフランスへと旅立っていきました。

ということで、若き日の高嶋政伸さんが演じた「あぐり」の林晃のモデルは実在していました。朝日新聞記者だった辻復さんです!

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