【あぐり】エイスケのモデルは吉行エイスケ！自由奔放キャラは実話？

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朝の連続テレビ小説「あぐり」がNHKBSで再放送されていますね♪「あぐり」は1997年4月から半年間放送されたNHK朝ドラです。

実在の美容師、吉行あぐり（よしゆきあぐり）さんを描いた作品で、ヒロインのあぐりは田中美里（たなかみさと）さんが演じました。

そして「あぐり」で大ブレイクしたのが、あぐりの夫、望月エイスケ（もちづきえいすけ）を演じた野村萬斎（のむらまんさい）さんです(≧∇≦)

野村萬斎さんといえば、今や多くの話題のドラマで主演を務める人気俳優のおひとりですが、当時はまだそれほど映像作品には出ていなかったので、この作品で野村萬斎さんを知った方も多いと思います。

そんなエイスケのモデルで、あぐりさんの夫は吉行エイスケさんですが、どんな人物だったのか気になりますよね～(#^^#)

そこで今回は朝ドラ「あぐり」のエイスケのモデル、吉行エイスケさんについて調べてみました。

モデルもあんなに自由奔放な人物だった？？？

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【あぐり】エイスケのモデルは吉行エイスケ！実在の美容師の吉行あぐりの夫

吉行エイスケの死因は？病気病名は？

エイスケはあぐりのヒロインのモデル吉行あぐりの夫

「あぐり」は1997年4月7日から10月4日まで放送されたNHK連続テレビ小説の第56作目となる朝ドラです。

90歳を過ぎても現役で美容師をされていた吉行あぐりさんをモデルとして描いています。

あぐりさんの長男は作家の吉行淳之介（よしゆきじゅんのすけ）さん、そして長女は女優の吉行和子（よしゆきかずこ）さん♪

あぐりさんは洋髪美容院の草分けとして知られ、戦前戦後をたくましく生き抜いた女性です。

【訃報】美容家の吉行あぐりさん、107歳で死去　朝ドラのモデルhttp://t.co/PXJ9dT4IMW

娘の女優・吉行和子は「幾つもの時代幾つもの難事を乗り越えてきた、母は、呆れるくらい楽天的で頑固ものでした」と談話を寄せた。 pic.twitter.com/2x8TsrqGCI

— ライブドアニュース (@livedoornews) January 10, 2015

2015年に107歳でお亡くなりになりました。そのあぐりさんの夫が吉行エイスケさんです。

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— librairie marginalia (@l_marginalia) August 7, 2018

望月エイスケとは？自由奔放な遊び人

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1907年、あぐりは岡山に生まれますが、姉2人と父がスペイン風邪で亡くなってしまいます。

母親は遺産もだましとられ困窮していました。そこへあぐりに資産家の望月家との縁談が。あぐりは女学校に通いながら15歳で結婚します。その相手が望月エイスケでした。

ところがこのエイスケは生粋の遊び人(^^;)自由奔放な性格で、仕事もせず遊んだり小説を書いたりしています。

そんなエイスケを軽蔑していたあぐりでしたが、エイスケのやさしさに触れだんだん惹かれていきました。

作家になりたかったエイスケは東京に行きましたが、そのときに関東大震災が！エイスケと連絡がとれませんがそんなとき、あぐりの妊娠がわかります。

お正月にひょっこり戻って来たエイスケ。このときあぐりは長男の淳之介を出産しますが、またエイスケは東京に行ってしまいました。

エイスケを探しに上京したあぐり。エイスケを見つけることができましたが、エイスケは岡山には戻らないと言います。

あぐりは東京で出会った美容師のチェリー山岡の内弟子になることを決意し、淳之介を姑に預け、住み込みで働くようになりました。

というお話です。本当に自由過ぎるエイスケ(^^;)でも野村萬斎さんが演じると、なぜか憎めない・・・。圧倒的な存在感で視聴者の心を鷲掴みしました。

望月エイスケのネタバレと結末【閲覧注意】

望月エイスケの本名は、望月栄助（もちづきえいすけ）。

【リクエストラテアート】
野村萬斎
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— 【二代目】中野吉右衛門良哉 (@kichiemon2nd) September 29, 2013

以降で今後のネタバレを含むので、閲覧注意です。

新しい感覚を持った自由人で、言動はおしゃれ・・・というかキザ(^^;)

土木請負業を手広く経営していた望月家の長男でしたが、家業には全く興味がなかったため、落ち着かせようと両親が結婚させます。その相手があぐりでした。

若いころは絵をかいていて女性にもモテます(#^^#)いつも自転車で行動していて、結婚後もほかの女性とデートをしたりする、自由で勝手な男性です(^^;)

でもあぐりにとっては良き理解者であり、あぐりのことは大切に思っていました。

父親から家業を継ぐように言われると、作家を目指し勝手に上京。そして関東大震災で行方不明となり、絶望視されていましたが、エイスケは青森で無事に暮らしていました。

いちどあぐりのところに戻り、淳之介が誕生しますが、父親との対立も多くなっていきます。

ところがエイスケは若くして急死してしまいます。

このときNHKには多くの嘆願書のようなものが届いたといいます。それだけ人気キャストだったんですね(^-^)

というのが望月エイスケです。ではモデルの吉行エイスケさんとは、どのような人物だったのでしょうか？

【あぐり】エイスケのモデルの吉行エイスケとは？自由奔放キャラは実話なの？

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それでは、朝ドラ「あぐり」で自由奔放なエイスケさんですが、実話のストーリーなのでしょうか？？

「あぐり」望月エイスケのモデルは吉行エイスケさんの史実を見ていきます。

という事で朝ドラ再放送との事ですので1926年（大正15年）頃の吉行家の写真を再掲。
左より淳之介（赤ん坊）、盛代（エイスケの母親）、エイスケ、あぐり。
吉行エイスケの自由人っぽさがよく出てます。 pic.twitter.com/Hib5aAynOi

— 戦前～戦後のレトロ写真 (@oldpicture1900) March 28, 2021

吉行エイスケさんは1906年生まれ。本名は吉行栄助さんといいます。漢字の名前を嫌ったエイスケさんが、勝手にカタカナに変えたそうです(^^;)

岡山の「吉行組」という土木請負業の家に、長男として生まれたエイスケさん。この吉行組は現在も健在だそうで、エイスケさんのおとうとさんが跡を継いでいるそうです(^-^)

現在の岡山朝日高校を中退し、東京の目白中学に在籍。このときに詩人らとともに常識を否定したり破壊する思想の『ダダイスム』を発行しました。

目白中在学中にあぐりさんとご結婚。当時エイスケさんが16歳、あぐりさんは15歳だったそうです。とんでもない不良だった（笑）エイスケさんを落ち着かせるため両親が決めた結婚でした。

結婚後は岡山に転居し『売恥醜文』創刊号を出しました。そして1924年に長男の淳之介さんが誕生。のちに作家となられた吉行淳之介さんです。

1926年に東京に移り住み、「虚無思想」創刊号を出版。1929年に文芸誌『葡萄園』の同人となりました。

戦前に中国に行ったことのある作家は芥川龍之介さんなどが有名ですが、エイスケさんも上海に長期滞在していたそうです。

このように家を空けることが多かったというエイスケさんでしたが、1934年に断筆、その後株式で生計を立てていました。

執筆活動をやめたのは、第二次世界大戦に向けダダイズムの活動がしにくくなったこともあったようです。エイスケさんは芸者さんと人力車を1日中乗り回したり、子どもを連れたて不倫相手と旅行するなど、ダダイズムの行動をしていたとか(^^;)

1935年にのちに女優となる長女、吉行和子さんが誕生。39年に次女の吉行理恵さんが生まれています。

子どもには怒鳴り散らしたりすることもあったようですが、新しいオモチャが発売されると、一緒に遊んだりドライブにも連れて行ったそうです。エイスケさんご本人が子ども？（笑）

そして1940年。吉行エイスケさんは狭心症により34歳という若さでお亡くなりになりました。

エイスケさんに株式の才能はなく(^^;)、財産もほとんどなかったそうで、亡くなる前はあぐりさんの収入で家族は暮らしていたそうです。

長女の吉行和子さんはこのように綴っておられます。

「面白いことばかりして、戦争が始まる前の34歳のとき、心臓発作であっけなく死んでしまった」

お亡くなりになったのは1940年7月8日。あぐりさんが32歳、淳之介さんは16歳、和子さんが4歳、そして理恵さんが1歳のときでした。

吉行和子さんの「面白いことばかりして」という表現がいろいろと物語っていますね。娘から見てもかなり自由奔放な人物だったのでしょう。

家にもあまりいなかったそうなので、4歳の娘からみると不思議な存在だったかもしれませんね。

作家としても評価はいまひとつのようで、息子の淳之介さんは父の作品を最後まで読んだのは一作品もないと語っておられます(^^;)

あぐりさんですら「難解でわからなかった」と語っていたそうです。

みなさんも吉行エイスケさんの作品、読んでみてはいかがでしょうか。

【あぐり】エイスケ役の野村萬斎のプロフィールは？

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名前　野村萬斎（のむら　まんさい）
生年月日　1966年4月5日（55歳）
血液型　B型
出身地　東京都

引用元　万作の会公式サイト

萬斎先生からメッセージを頂きました。
サークルを悩んでいる人はぜひ一度ご見学に！ https://t.co/269Ycvm52A

— 内藤連 (@ren_naito2020) April 18, 2021

野村萬斎さんは狂言師の二世野村万作の長男として生まれ、重要無形文化財総合指定者です。生粋の狂言者ですね。

初舞台は3歳のときで、『靱猿』という舞台で子ザルの役を演じました。初めてセリフを読んだのは4歳のときだったそうです。

中学生になると、狂言を窮屈に感じるようになり、部活やバンド活動などを積極的にしていたそうで、父からも狂言師になることは強制されなかったといいます。

やはり伝統芸能ということで、お稽古も厳しく一般家庭とは格式も違うのでしょうね。そこに窮屈さを感じるのも共感できます。

そのため学校では狂言師の家系であることは、内緒にしていたそうです。

ですが高校3年生で演じた『三番叟』で狂言の面白さに気づき、狂言の世界に入ることを決めました。

野村萬斎さんの気品ある佇まいや物腰、独特な発声などはこういう家系に生まれたからなのでしょう。国内外の多くの狂言や能公演に参加し、普及に努めています。

そして野村萬斎さんのすごいところは、普通にドラマや映画、舞台などでも活躍されているところ。

歌舞伎などでも多いですよね。普通にドラマに出る俳優さんも増えました。

このように現代の狂言師として、狂言の在り方を追求されているそうです。

野村萬斎さんは一般女性と結婚♪長男と長女、次女が誕生し、長男は狂言師の道に進んでいるそうです。

また長女の彩也子さんは2020年にTBSのアナウンサーになっています。

#よるのブランチ 🌠🌙
今夜１１：５６〜ですよ🍊

福本莉子さん
高橋文哉さん
もーりーさん　しゅーとさん

豪華ゲストにも注目です💕

東京韓流デートも見逃せませんね🙈 pic.twitter.com/MFiA70aKkJ

— 野村彩也子　TBSアナウンサー (@nomura_sayako) June 2, 2021

では出演作品をご紹介しましょう。

映画

1985年　乱
2001年　陰陽師
2003年　陰陽師Ⅱ
2012年　のぼうの城
2016年　スキャナー記憶のカケラをよむ男
2016年　シン・ゴジラ
2017年　花戦さ
2019年　七つの会議

作品の大半が主演です(≧∇≦)「陰陽師」は野村萬斎さん以外にいない、という役どころでしたよね。

「シン・ゴジラ」に出てたっけ？と思ったら、なんとゴジラの役でした(^^;)野村萬斎さんの動きに合わせてCGが作られたそうです。

「七つの会議」は池井戸潤さん原作の、不祥事に巻き込まれていく中堅電機メーカーを描いた作品。東山紀之さん主演でドラマ化もされました。

野村萬斎さんは主役の営業第一課係長の八角民夫を演じています。

ほかにも声の出演があります。アニメ映画「風立ちぬ」のカプローニ役、それに「GAMBA ガンバと仲間たち」のノロイの役です。

存在感出しまくりの野村萬斎さん。ではドラマはどうでしょうか？

ドラマ

1994年　大河ドラマ「花の乱」
1997年　朝ドラ「あぐり」
2000年　蒼天の夢松陰と晋作・新世紀への挑戦
2008年　鞍馬天狗
2008年　あの戦争は何だったのか日米開戦と東条英機
2012年　負けて、勝つ〜戦後を創った男・吉田茂〜
2015年　オリエント急行殺人事件
2018年　黒井戸殺し
2021年　死との約束

「オリエント急行殺人事件」「黒井戸殺し」「死との約束」のアガサ・クリスティシリーズでは、主役の勝呂武尊を演じ話題となりました。この勝呂武尊はエルキュール・ポアロの役になります。

このシリーズが今後も続くと嬉しいですね(^-^)

ちなみに2020年のテレビドラマ「陰陽師」の安倍晴明は、佐々木蔵之介さんが演じてました。ちょっと雰囲気似てますよね(#^^#)

ということで、野村萬斎さんは由緒ある家に生まれた重要無形文化財のすごい人物。

「あぐり」での自由奔放な人物像を、嫌味なく女性に嫌われず演じれたのは、野村萬斎さんだったからかもしれません。

またモデルの吉行エイスケさんもドラマ以上に破天荒な人物だったそうで（笑）でもきっと魅力的な男性だったのでしょうね。

そんな野村萬斎さん演じる吉行エイスケの魅力がたっぷりの「あぐり」。ぜひ小説も読んでみてください。

難解でわからないかもしれませんが・・・（笑）