長澤誠のモデルは実在の脚本家の長沖一【おちょやん】

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長澤誠(ながさわまこと)がNHK朝ドラ「おちょやん」に第21週目から登場します!

演じるのは演技派のバイプレーヤー、生瀬勝久(なませかつひさ)さん(≧∇≦)かなり濃いキャラクターだと想像できますね(笑)

長澤誠は朝ドラ「おちょやん」に脚本家として登場しますが、今回は長澤誠のモデルについて、実在するのか?調べてみました。

ということは、モデルもやはり脚本家?それともモデルなしのオリジナル?

さて、長澤誠にモデルは実在するのでしょうか?

また一部、今後のネタバレもご紹介しますので、閲覧注意です。

目次

長澤誠のモデルは実在の脚本家?【おちょやん】

長澤誠とは?「お父さんはお人好し」の脚本を担当

花車当郎【はなぐるまあたろう】のモデルは花菱アチャコで漫才師?

長澤誠(ながさわ まこと):生瀬勝久

上の画像の左上が生瀬勝久さんです(^-^)

生瀬勝久さんが演じる長澤誠は脚本家。千代(杉咲花)と当郎(塚地武雅)が出演することになる、ラジオドラマの脚本を手掛けます。

長澤誠は、戦争で失われてしまった家族のだんらんを取り戻すため、自分の書くドラマを多くの人に聞いてほしいと願う人物。

長澤誠は第21週目から登場します。NHK大阪放送局で「お父さんはお人好し」というラジオドラマの制作が企画され、その脚本を担当するのが長澤誠です。

長澤誠は当時の人気女優、箕輪悦子を母親役に起用しようと考えていましたが、お父さん役の漫才師、花車当郎(塚地武雅)は竹井千代(杉咲花)を推薦。

みなさん覚えてますが?防空壕で険悪なムードになったとき、当郎が突然千代に「牛の花子に似ている」と言い出してその場を和ませましたね。

千代も即興で返し、ふたりの掛け合いはお見事でした(^-^)

あれから数年経っていますが、当郎は千代のことを覚えていたんでしょうね。

ということで長澤誠は脚本家で、これからラジオドラマ「お父さんはお人好し」を手掛けることになります。

以下、少しネタバレ情報です。【今後のネタバレを知りたくない人は閲覧注意です。】

千代(杉咲花)が道頓堀から姿を消して、1年が過ぎた。劇団の色恋沙汰が世間の目に触れ、鶴亀新喜劇もイマイチ波に乗れず…。それでも一平(成田凌)は新しい生活を始めていた。その頃、NHK大阪放送局では「お父さんはお人好し」というラジオドラマの企画が進んでいた。お母さん役に人気女優・箕輪悦子を起用したい脚本家の長澤誠(生瀬勝久)に対し、意外な人物を推すのは漫才師・花車当郎(塚地武雅)だった…

引用元:https://tv.yahoo.co.jp/program/85103808

NHK大阪放送局では「お父さんはお人好し」というラジオドラマの企画が進んでいた。お父さん役に決まった花車当郎(塚地武雅)は、お母さん役は、戦時中に防空ごうで掛け合いをした竹井千代(杉咲花)にお願いしたいと周囲を困惑させる。脚本家の長澤誠(生瀬勝久)も次第に、失踪中の千代の存在が気になり始める。その矢先、スタッフが居場所を突き止め、本人と接触する。しかし、自分は竹井千代ではないと否定されてしまう…

引用元:https://tv.yahoo.co.jp/program/85137728

1年前、道頓堀を飛び出し、雨の中で行き場を無くした千代(杉咲花)を家に連れて帰った栗子(宮澤エマ)。身寄りのない孫・春子の身を案じ、育ててほしいと千代に切り出す。しかし家族を失った原因でもある栗子に対し、灯子への感情も重なり、憤る千代。意図せず春子を傷つけてしまうが、千代は春子からあることをお願いされる…。そして今…千代の引退を知った当郎(塚地武雅)と長澤(生瀬勝久)の姿がNHK局内で見当たらず…

引用元:https://tv.yahoo.co.jp/program/85175644

栗子(宮澤エマ)の家に突然押し掛けてきた花車当郎(塚地武雅)に完全にペースをくるわされた千代(杉咲花)だったが、春子の嬉しそうな様子や当郎との会話で図らずも元気をもらっていることに気がつくのだった。一方、脚本家の長澤(生瀬勝久)も当郎と千代の掛け合いを聞きながら大きな手応えと期待を感じつつ、千代本人に役者に戻る確固たる決心がなければ良い作品はできないとも覚悟していた。それでも諦めきれない長澤は…

引用元:https://tv.yahoo.co.jp/program/85216168

なんと、一平の浮気と浮気相手灯子の妊娠で、道頓堀から姿を消した千代。千代は何も悪くないのに・・・かわいそうですね。

しかも、自分を家から追い出しが継母の栗子に再会する面白い展開です。

そんな千代に新しい仕事の話を持ってくる花車当郎(塚地武雅)と脚本家の長澤(生瀬勝久)。

こうして、千代は新たな分野での仕事を始めていくわけです。

そんな脚本家の長澤誠ですが、モデルは実在するのでしょうか?

 

 

長澤誠のモデルは実在の脚本家の長沖一!

浪花千栄子に子供はいる?養女がいたの?

長澤誠のモデルは、実在した脚本家、長沖一(ながおき まこと)さんです(^-^)名前がそのまんまでしょ?(笑)

長沖一さんは漫才の台本を多く手掛けた漫才作家であり、演出家や放送作家の顔も。

そんな長沖一さんと、ヒロイン千代のモデルになった浪花千栄子さんとの関りについて以降で詳しくご紹介していきます。

長澤誠のモデルの脚本家の長沖一とは?

長沖一さんは1904年生まれ。千代(杉咲花)のモデル、浪花千栄子さんが1907年生まれなので、3歳年上になります。

ここでモデルについてまとめてみましょう。

◆竹井千代(杉咲花)のモデル:浪花千栄子

◆天海一平(成田凌)のモデル:二代目渋谷天外

◆花車当郎(塚地武雅)のモデル:花菱アチャコ

◆長澤誠(生瀬勝久)のモデル:長沖一

長沖一さんは東大に進学し、同人誌を創刊。卒業後は一度入隊しますが、10か月で除隊し作家として活動を始めます。

1935年に吉本興業の広報誌「ヨシモト」の編集者として活動。文芸部長となり演劇の台本を多数手がけました。

1938年には慰問団「わらわし隊」を結成し、多くの芸人を戦地に送っています。

1947年に吉本興業を退社し、雑誌や小説集などの出版を手掛けるかたわら、大学の教授や学長などをしたあと、「アチャコ青春手帖」の脚本を手掛けることになります。

浪花千栄子に「アチャコ青春手帖」の母親役をオファー

浪花千栄子さんは、夫の渋谷天外が劇団の若い女優と不倫し、相手の女優である九重京子さんが妊娠したことで、1951年に劇団を去ります。

正式に離婚したのはもっと後になりますが、結局九重京子さんと渋谷天外さんの間には、ふたりの男の子が誕生しました。

劇団を去りその後行方不明となっていた浪花千栄子さん。世間の目から逃れるように、京都でひっそりと暮らしていたそうです。

これは、同じように朝ドラ「おちょやん」でも描かれます。

そんなころ、大阪のNHKから花菱アチャコさんにラジオドラマの出演オファーが来ました。脚本を手掛けたのが長沖一さん(^-^)

花菱アチャコさんは吉本興業所属の漫才師でしゃべくり漫才の元祖。朝ドラ「わろてんか」ではアサリという役名で、前野朋哉さんが演じています。

キース(大野拓郎)とアサリという漫才コンビでしたが、モデルは横山エンタツさんと花菱アチャコさんです。

このとき花菱アチャコさんは50代半ばでしたが、ラジオということで20代の青年役を「アチャコ青春手帖」で演じました。

このドラマには母親が登場しますが、大阪弁が上手でアドリブもできる女優でなければならず、候補として浪花千栄子さんが挙がります。

ですがこのとき浪花千栄子さんは行方不明。当時のディレクターだった富久進次郎さんが、浪花千栄子さん探しに奔走したそうです。

富久さんは京都の撮影所近くにいるという情報を得て探し回りますが、なかなか見つかりません。

そしてとうとう「銭湯に入るところを見た」という情報からようやく浪花千栄子さんを探し出しました。

このときの千栄子さんは自分の着物を質に入れて生活している状態で、かなり生活は困窮。

富久さんは「アチャコ青春手帖」へのオファーをし、交通費としていくらかを渡して大阪に戻ります。

ラジオドラマの始まり

その後浪花千栄子さんはオファーを承諾し、大阪へとやってきました。

アチャコさんは20代の青年で、浪花千栄子さんはその母親という設定。浪花千栄子さんは京都のカフェーで働いたり、道頓堀の芝居茶屋でお茶子として働いていたため、柔らかい大阪弁を話します。

当時は漫才の影響で大阪弁は汚い(^^;)というイメージがありましたが、浪花千栄子さんの大阪弁によりイメージが変わり、全国の庶民から受け入れられました。

そんな優しい大阪弁と、アチャコさんのちょっとボーっとした(^^;)しゃべり方ととてもマッチしていたそうです。

また大阪島之内出身長沖一さんが書いた島之内言葉と、千栄子さんの優しい大阪弁がとても合っていたこともあります。

花菱アチャコさんのアドリブに、舞台で鍛え上げられた浪花千栄子さんとの丁々発止のやりとりも、さらにみんなを惹きつけます♪

「アチャコ青春手帖」は放送回数が増えるごとに人気も上昇し、放送半年後には映画化されるほどの大ヒットに。

放送は103回まで続き、1954年からは「ほろにが物語・波を枕に」が始まります。この原作も長沖一さんでした。

この作品はフランスの作家ドーテの「川舟物語」を原作にした、大阪で水上生活をする貧しい暮らしを描いたドラマ。

前回の「アチャコ青春手帖」ではアチャコさんと千栄子さんは親子役でしたが、今回は夫婦役。

視聴者からは戸惑いとクレームが殺到したとか(^^;)

結局「ほろにが物語・波を枕に」は人気もいまひとつで(^^;)、半年で終了し、次もまた長沖一さんの脚本の「お父さんはお人好し」がスタートします。

お父さんはお人好し

焼き芋屋の夫婦と、その子供たちの日常を描いた物語でした(^-^)

この番組も大ヒットとなり、なんと10年も続く長寿番組となり、映画化もされました。

ラジオドラマは台本を読みながら収録しますが、アチャコさんと千栄子さんの収録はアドリブ満載(^^;)でもそのアドリブが庶民の日常感を演出していました。

長沖一さんの台本には、日常生活の行儀というものがちりばめられていて、そんなマジックも庶民の心を掴んだ理由のひとつ。

結局「お父さんはお人好し」は1945年から1965年まで500回も続けられ、花菱アチャコさん、浪花千栄子さん、そして長沖一さんの3人はNHK放送記念文化賞を受賞しました。

こうして浪花千栄子さんは大阪のお母さんという位置づけとして、長く庶民に愛される女優になったのです。

ということで、生瀬勝久さんが演じる「おちょやん」の長沖一のモデルは、ラジオドラマの台本を書いていた脚本家、長沖一さんです。

「おちょやん」では杉咲花さんと塚地武雅さんが丁々発止のやりとりを繰り広げます(≧∇≦)

ドラマで放送されるラジオドラマのタイトルは、実際の放送と同じ「お父さんはお人好し」♪

おふたりの息の合ったコンビに期待したいですね♪

長澤誠役の俳優の生瀬勝久のプロフィールは?

おちょやん】とうこの妊娠と浮気はモデルと同じ泥沼展開

名前 生瀬勝久(なませ かつひさ)
生年月日 1960年10月13日(60歳)
出生地 兵庫県西宮市
身長 178cm
体重 70kg
血液型 O型

引用元 キューブ公式サイト

生瀬勝久さんは20歳の1980年に同志社大学に入学し、大学の劇団に所属していました。

1983年に劇団そとばこまちの座長だった辰巳琢郎さんにスカウトされ、そとばこまちに入団し、その年に初舞台を踏みます。

入学から6年後の(^^;)1986年に同志社大学を卒業し、就職先も決まっていたそうですが演劇の道に進み、1988年にそとばこまちの4代目座長に就任しました。

その年には深夜のコント番組に1年間出演し、お笑いの才能を発揮します。

その後も「探偵ナイトスクープ」「現代用語の基礎体力」「ムイミダス」などの深夜番組で人気を博し、関西学生演劇ブームの火付け役となりました。

これまでは槍魔栗 三助(やりまくり さんすけ)という芸名で活動してきましたが、1988年に現在の生瀬勝久という本名に戻しています。

これには理由があって、生瀬勝久さんにとって1988年は初の朝ドラ出演が決まり、槍魔栗三助という芸名ではNHKに出られない、と言われ改名したんだそうです。

確かに槍魔栗=ヤリマクリ・・・(^^;)これはNHKには出られませんよね(笑)

その後活動の場を関西から全国に広げ、2001年に劇団そとばこまちを退団。『TRICK』の矢部謙三役で一気に知名度が広がりました。

その後も数えきれないくらいのドラマや映画に出演。2012年の映画「スープ〜生まれ変わりの物語〜」では初の映画単独主演を(≧∇≦)

ドラマでは「警部補 矢部謙三」「危篤スルー」「侠飯〜おとこめし〜」「ハルさん〜花嫁の父は名探偵!?」などで主役を演じてきました。

シリーズものにも多く出演。「ごくせん」「ストロベリーナイト」「必殺仕事人」「リーガル・ハイ」などがあります。

大河ドラマにはこれまで「八重の桜」「龍馬伝」など7作品に出演。

さて、気になる朝ドラはというと、今回が4作目となります。

1988年 純ちゃんの応援歌

2002年 まんてん

2016年 べっぴんさん

「純ちゃんの応援歌」では、白川由美さんが演じたつやの次男、興園寺清彦を演じました。

「まんてん」ではマッサージ師の花山圭介を。

そして「べっぴんさん」では芳根京子さんが演じたヒロインの父親、坂東五十八を演じました。

そして今回の「おちょやん」が4回目の出演となります。

さて、生瀬勝久さんが演じる長澤誠とは、どのような人物なのでしょうか?(≧∇≦)

長澤誠のモデルは実在の脚本家の長沖一まとめ

鶴亀新喜劇のモデルは松竹新喜劇!浪花千栄子が活躍

長澤誠は「おちょやん」に登場する脚本家で、生瀬勝久さんが演じます。

モデルはラジオドラマ「お父さんはお人好し」などを大ヒットさせた実在の脚本家、長沖一さんです(^-^)

この「お父さんとお人好し」は「おちょやん」でも描かれ、千代(杉咲花)と花車当郎(塚地武雅)が夫婦役で演じます。

実際に「お父さんとお人好し」で夫婦役を演じたのは、千代のモデル浪花千栄子さんと、当郎のモデル花菱アチャコさん。

そして台本は長沖一さんが書きました。

そんな長沖一さんをモデルにした長澤誠。生瀬勝久さんの登場でまた賑やかになりそうですね(^-^)

どんなラジオドラマになるのか、どうぞ楽しみにしていてください!

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