古今亭志ん生のモデルは?いだてんビートたけし【落語家】は実在

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2019年の大河ドラマはオリンピックを描きます。

その名も「いだてん 東京オリムピック噺」!!

初めてオリンピックに出場した金栗四三(かなくりしそう)を中村勘九郎(なかむらかんくろう)さん。

東京にオリンピックを招致した男・田畑政治(たばたまさじ)を阿部サダヲさんが演じます!

そして物語の語り部は、落語家・古今亭志ん生(ここんていしんんしょう)で、演じるのはビートたけしさんなんです(^^♪

今回は大河ドラマ「いだてん」に登場する、古今亭志ん生についてまとめてみました!

 

 

目次

いだてんに登場するビートたけし演じる古今亭志ん生とは?

いだてんの時代背景と時系列は?複雑で難しい?【大河ドラマ】

本名、美濃部孝蔵。貧乏でいいかげん、バクチや酒をこよなく愛す、落語の世界を地で行く生活を続けたあげく、「座ってるだけですでに面白い」という境地に達したと言われている。借金から逃げるために17回の改名と引っ越しを繰り返したなど、”真実”なのか”噺”なのか境目がわからない伝説に包まれた「落語の神様」。

引用元:https://www.nhk.or.jp/idaten/r/cast/037/

落語の神様と呼ばれた古今亭志ん生!! 実在の人物です!

「いだてん」では若き日の姿を森山未來さん、晩年をビートたけしさんが演じます!

実は古今亭志ん生の孫に有名な女優さんが居るのですがご存知でしょうか?

そう、池波志乃さんです(^^♪ 若い方には中尾彬さんの奥様と言った方が分かるかもしれませんね!

そして、池波志乃さんは「いだてん」にも出演します。役柄は志ん生の妻・おりんです。

池波志乃さんは、大河ドラマで自分のおばあさんの役を演じるんですね(^^)/

大女優の祖父である、古今亭志ん生とはどんな落語家だったのでしょうか?

以降で詳しく紹介したいと思います!

 

志ん生は17回も改名?なめくじ長屋の貧乏生活

 

 

明治23年(1890年)東京神田に生まれた志ん生。当時の名前は美濃部孝蔵と言いました。

以後は、分かりやすいよう名前は志ん生で統一して記載します!

幼いころからきかん坊の志ん生は、11歳で小学校を退学させられ、奉公に出されるも長続きしません。

その後も、未成年ながら飲酒、喫煙、博打と悪行三昧の志ん生は、15歳で勘当されてしまいます・・・

以後は実家にも寄り付かず、親兄弟の死に目にもあわなかったそうです。

そして、落語家の道を歩み始めた志ん生。

何と落語家として17回も名前を変えていたんです!

その理由はというと、ほとんどが借金取りから逃れるため(;^ω^)

他にも験をかついで改名を繰り返したと言われています。

大正10年(1921年)遂に真打に昇進した志ん生はその翌年に、おりんと結婚しますが、極貧生活は続きます。

有名なのは、東京の業平の貧乏長屋での生活です。年中じめじめしていて、大きなナメクジが大量に発生するような環境だったそうです( ゚Д゚)

他にも貧乏エピソードとして、長男誕生の際、産婆さんに払う金がなく「お祝いのしるしに尾頭付きを・・・」とたい焼きを差し出したとか(笑)

これに納得して受け取った産婆さんにも頭が下がりますよねー(*´▽`*)

そんな志ん生の貧乏生活を辛抱強く支えたおりんは、まさに糟糠の妻と言ってよいと思います!

 

満州慰問でウオッカを飲んで死にかける?

いだてんの意味とは?タイトルの由来は【大河ドラマ】

昭和に入り、ようやく落語家として実力が認められるようになった志ん生。

しかし、明るかった世は終わり、戦争という時代に突入していきます。

戦火が激しくなると当然のごとく、落語は自粛を迫られてしまい「慰問に行けば酒は飲み放題!」という言葉に乗せられ、満州に渡った志ん生。

しかし、満州に渡るやいなや、敗戦の報告が入ります。

「こうなっちまったら生きてても仕方ねえ。この酒は強いっていうからたくさん飲めば心臓が破裂して死ねるにちげえねえ!」

ウオッカ五本をがぶ飲みしてしまう志ん生( ゚Д゚)

しかし、酔っぱらっただけで死ぬことが出来ず「こんなんならちびちび飲めばよかった・・・」と悔やむ志ん生なのでした( ´∀` )

 

東京オリンピック開催で志ん生にも金メダル?

 

 

満州から帰還した志ん生は、ラジオ出演を皮切りに人気が爆発!

しかし、気が乗らないと高座を投げてしまったり、演じている途中に話が無茶苦茶になったり、高座で酔っぱらう事も有ったそうです。

極め付きは、高座にあがっていびきをかいて寝てしまったりすることも・・・

そんな破天荒な振る舞いまでも「天衣無縫の落語の神様」として愛されるのが古今亭志ん生という落語家なのかもしれません( *´艸`)

そして、昭和39年(1964年)東京でオリンピックが開催された年です!

紙面に「志ん生師匠も金メダル」という見出しが躍りました。

志ん生がオリンピックに参加した?いえ、違います(;^ω^)

この年の秋、志ん生のこれまでの功績が認められ、紫綬褒章を受章したんです!!

「受賞と聞いては、やっぱり嬉しい。晩酌で5合はいけそうだ」

そんなコメントと共に、志ん生の笑顔が記事を飾っていたそうです。

その後、妻のおりんが亡くなった二年後、昭和48年(1973年)83歳にて志ん生はこの世を去りました。

 

まとめ

いだてんのモデルは誰?2人の主役は実在で実話?

今回は「いだてん」の語りを務める古今亭志ん生についてまとめてみました!

貧乏、酒、博打と破天荒な天才落語家古今亭志ん生。

志ん生は死しても尚、落語の神様として、ファンに愛されているそうです。それは何故か?

「かわり目」という落語の噺があるのですが、酒好きの亭主が妻に「もっと飲ませろ」と憎まれ口をたたきます。

しかし妻が居なくなると「俺にとってはお前は過ぎたる女房だ。本当にありがてえ」と言う亭主。

実は妻はまだ出かけておらず、亭主の本音を妻が聞いてしまっていたという噺。

この噺はまさに志ん生とおりん夫婦そのものだと思いませんか?

志ん生自身が落語そのままの人生だった。

それが、古今亭志ん生という落語家が愛されるゆえんなのだと思います!

「いだてん」でビートたけしさんと森山未來さんがどのような志ん生を演じてくれるのか今から期待が高まりますよねー(^^♪

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