手紙東野圭吾結末ラストをネタバレ!あらすじ感想も

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12月19日(水)夜9時からドラマスペシャル「東野圭吾 手紙(ひがしのけいごてがみ)」が放送されます。

過去には映画化もされている、人気作家東野圭吾さんの代表作「手紙」のドラマ化作品です。

主演は亀梨和也(かめなしかずや)さん。そして佐藤隆太(さとうりゅうた)さん、本田翼(ほんだつばさ)さんと豪華キャストですよねー( *´艸`)

今回はテレビドラマ放送に先駆け、映画化された「手紙」のあらすじをネタバレしちゃいます!

かなりのネタバレになりますので、閲覧ご注意ください。

 

 

目次

東野圭吾の原作小説「手紙」とは?

 

「手紙」とは東野圭吾さんが2003年に発行した小説で、犯罪加害者の親族を主人公にし、その心情の動向を丹念に追った作品です。

2006年11月には、山田孝之さん主演で映画化されました。

山田孝之さん演じる主人公が、罪を犯した兄の存在を抱えながら生きて行く感動ストーリー!!

罪を犯した兄を演じたのが玉山鉄二さん、そして主人公を支える女性として沢尻エリカさんも出演されているんです。

正直、かなりの感動作です!!泣けます(´;ω;`)ウッ…

引き続き、映画・手紙のあらすじを紹介します!

 

弟のために罪を犯した兄

 

 

「兄貴元気ですか。高校は卒業出来ました。大学に行くのは辞めて川崎で就職します」

「直貴ありがとう。俺も元気で頑張っている。この間の手紙ショックだったよ。だってそれ俺のせいだから・・・」

武島直貴(山田孝之)は兄の剛志(玉山鉄二)と手紙のやりとりをしている。

周囲と距離を置いて生活している直貴、そんな直貴が気になる同僚の白石由美子(沢尻エリカ)

それは直貴の兄・剛志が過去に犯した罪のせいだった。

直貴の学費の工面に困った剛志は、強盗に押し入り家主の緒方敏江(高田敏江)を誤って殺害。

無期懲役を求刑された剛志。

「働きすぎて腰を痛めていた、自分のためだったんだ」と必死に直貴が訴えるも、人を殺した剛志は無期懲役で刑務所に服役。

その後、直貴と剛志は連絡手段として手紙でやりとりを続けていました。

 

直貴の夢はお笑いコンビ!

直貴には幼なじみの親友・祐輔(尾上寛之)とお笑いコンビを組むという夢が有り、仕事の合間にも練習に勤しんでいます。

これまで人殺しの弟というレッテルを張られ、アパートも出て行き、仕事も三度も変わってしまった直貴。

ようやく今の工場で落ち着いて働ける状態になっていました。

そんな日常を過ごしながらも、兄との手紙のやり取りを続ける直貴。

直貴が気になる、由美子はクリスマスプレゼントを渡したり何かと世話を焼き、徐々に距離が近づいていきました。

しかし直貴は、自分の兄が無期懲役で服役している事を告げ、工場の仕事を辞め、由美子の前から去っていくのでした。

 

お笑いコンビで成功するも、殺人者の弟であることがばれ・・・

時が経ち、直貴と祐輔はお笑いコンビとしてブレイクし、テレビにも出演!

直貴はバイト先のバーで、由美子とも再会。

剛志との手紙のやり取りを続けています。

そんな中で直貴は大企業の令嬢・中条朝美(吹石一恵)と出会い付き合うようになります。

しかしうまく行き始めたところで、「殺人者の弟がお笑い芸人やってます。犯罪者の家族も犯罪者」というネット書き込みが・・・(/ω\)

コンビ解消を決意する直貴。

そして朝美にも、兄が殺人で服役している事が知られてしまいます!

ショックを受けた朝美は、道路でひったくりに会い、顔に大けがを負ってしまいました(/ω\)

直貴は朝美の父(風間杜夫)に言われてしまいます。

「朝美と私の幸せを思ってくれるならこれを受け取って出て行ってくれるか」

金を渡す朝美の父。直貴はその金を受け取り朝美の病室を去ります。

家に帰ると、剛志からの手紙が届いていました。

「誰のせいで、こんな・・・」手紙を破り、家具を壊す直貴は、一人涙するのでした。

 

直貴は由美子と結婚!

 

 

直貴はそれ以降、剛志への手紙の返事が出せなくなっていました。

家電量販店で働き出した直貴。

由美子との関係は良好のようです。

「もう兄貴の事は思い出したくない」と言う直貴。

そんなある日、家電量販店で盗難事件が発生!

それがきっかけで、服役中の兄の存在が会社に知られ、左遷されてしまうことに・・・

そんな直貴を温かく励ます由美子。

左遷された直貴は、そこで家電量販店の会長(杉浦直樹)と遭遇。

「君が武島君か。今回の人事異動は不当だと思うかね?人事の処置としては間違っていない。当然のことをしたまでだ。きっとこれまでも不当な扱いを受けてきたのではないかね?しかし差別も当然なんだ。君の兄さんはそれまで考えなきゃいかん。それが君の兄さんが犯した罪」

「僕はどうすればいいんですか?」

「この場所からコツコツ始めればいいんだよ。君の事知らせてくれた人が居てね。差出人に心当たりがあるようだね?どんなに苦労をしたか、君が人間的にどんなにすばらしいか。この手紙は切々と語っている。最後に君を助けて欲しいと書いてある。私は心を打たれた。君はもう始めているじゃないか。少なくともこの手紙の主とは心が繋がっている。君はここで生きて行くんだ!」

会長の話を聞き、訪れた先は由美子の元でしたが不在。郵便受けには直貴あての剛志からの手紙が・・・

なんと由美子が、直貴のふりをして手紙を出し続けていたんです!

手紙を破り捨てる直貴、それを必死に拾う由美子。

直貴は次第に由美子が大切な存在であると感じ意識するように。

やがて年月が経ち、二人は結婚し、娘が誕生するのでした(#^.^#)

 

兄に別れを告げる直貴

結婚して家族が出来た直貴。しかしここでも兄・剛志の過去の事件が噂となり、辛い思いをする娘。

娘が周りから差別される様子をみて、荒れる直貴。

「私ら親子三人、逃げへん!!」と言う由美子。

久々に剛志に手紙を書く直貴。今まで手紙を書いていたのは由美子だった事を打ち明けます。

「お笑いの夢、女性との結婚を諦め、家族が差別されている。俺一人なら耐えられるけど、娘にはそんな思いをさせたくない。兄貴、この手紙は俺から兄貴に送る最後の手紙になる。二度と返事を書かないでくれ。会いに来ないでくれ。俺家族を守るために兄貴を捨てる。ごめんな・・・」

そして、直貴はとある家を訪ねていました。そこは剛志が殺めてしまった緒方敏江の家です。

出迎えてくれたのは、息子の忠夫(吹越満)

「私の母親を殺したのはキミじゃない。だから焼香してもらう理由もない」

そう言って忠夫が持ってきたのは、剛志からの謝罪の手紙の山でした。

「謝ってくれても、母親を殺された無念さは消えない。無視したが手紙は六年間届き続けた。」

そう言って剛志の最後の手紙を差し出す忠夫。

そこには、弟から絶縁され、罪を償っていないことが分かった。私は手紙など書くべきではなかったとお詫びの言葉がつづられています。

「もう終わらせようと決心した。もうこれでいいと思う。これで終わりにしよう。何もかも」

忠夫のその言葉を聞き、頭を下げる直貴は嗚咽します。

「お互い長かったな・・・」と言う忠夫。

 

感動のラスト!

 

後日、直貴は祐輔と共に刑務所に慰問に現れます。

一日だけ、お笑いコンビを復活させたのです!

壇上でネタを見せる二人。会場には剛志の姿が有りました。

手を合わせ拝みながら、直貴の雄姿を見つめる剛志。

そこで兄貴のネタになり・・・

「うちの兄貴は、すっげーバカですから。埼京線を一番強い電車だと思ってた。涙もろくてねー。何やってもダメですからねー。でも血がつながってますからねー。アスベストみたいだから捨てる事も出来ない。兄貴ですからねー。ゴミでも何でもねー。これからもずっと俺の兄貴だから・・・」

涙を流す剛志(≧▽≦)

ここで流れるBGMが小田和正さんの「言葉にできない」!!

ラストは、直貴と由美子と娘が桜の並木道を歩いていくシーンで締めくくられました(*ノωノ)

 

まとめ

ラストの慰問のシーンは本当に感動です!!

玉山鉄二さんが鼻水を流して涙するシーンとか、見るだけでこっちも号泣です( ノД`)シクシク…

山田孝之さん、玉山鉄二さん、沢尻エリカさん皆本当に素晴しい演技でしたねー。

このようなストーリーは大体被害者目線で描くことが多いですが、この作品は加害者目線で描いています。

身内が大罪を犯したら・・・これっていつ誰にでも起こるかもしれない話ですよね?

誰しも犯罪者とは遠ざかりたい、そう思うとかなり現実味を帯びたストーリーだと思います。

この映画を見たのは10年以上前ですが、映画館で涙を流したのを思い出しますね・・・

さて、テレビ東京で放送される「手紙」も俄然期待が高まります!

映画ではお笑いコンビの設定でしたが、実は原作小説では主人公はバンドを組んでいるんです。

ドラマでは、原作に忠実に亀梨和也さんがバンドを組むような気がしますね。

そして犯罪を犯す兄・剛志を演じるのが佐藤隆太さん、直貴を支える由美子は本田翼さんが演じます!

どうしても映画と比較してしまいそうですが、かなり楽しみです!

12月19日(水)夜9時からの放送、絶対見ますヽ(^o^)丿

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