石ノ森章太郎物語あらすじネタバレ感想【ヒーローを作った男~中島健人主演】

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8月25日~26日放送の毎年恒例日本テレビの「24時間テレビ2018」。

こちらも恒例ですが、毎年ジャニーズアイドルを主演で放送されるドラマ枠。

今回はドラマスペシャル枠で『ヒーローを作った男石ノ森章太郎物語』が放送されます。

なんと漫画家の石ノ森章太郎さんの実話のストーリーで、主演はSexy Zoneの中島健人さんです。

今回はドラマ「ヒーローを作った男石ノ森章太郎物語」のあらすじネタバレと感想をまとめていきます。

 

 

目次

ヒーローを作った男石ノ森章太郎物語あらすじは?

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1956年4月。高校を卒業し漫画家を夢見る18歳の章太郎(中島健人)は、故郷宮城県の石森(いしのもり)駅から東京へ向かう汽車を待っていた。見送りに来たのは、家族の中でただ一人章太郎を応援する3歳年上の姉・由恵(木村文乃)。

喘息持ちで体の弱い由恵の口癖は「私の分まで好きなことをしてほしい」だった。その言葉に込められた由恵の切実な思いに章太郎はその時はまだ気づいていなかった…。

章太郎が漫画を描き始めたキッカケは由恵だった。終戦直後で娯楽が乏しかった幼少期、病弱な由恵の部屋に入り浸り本を読み聞かせてもらったり、一緒に手作りの本を作ったり、章太郎はいつも由恵と一緒にいた。
 そして12歳の時、章太郎は由恵に見せてもらった手塚治虫の漫画の虜に。以来、夢中で漫画を描く章太郎の作品を由恵は誰よりも楽しみにしていた。
 そして高校生の時、なんとあの手塚治虫から呼び出された章太郎は〆切に追われる手塚の元を訪ねることに…!!
東京でデビューのチャンスを掴んだ章太郎だが、厳格な父・康太郎(杉本哲太)は一生を棒に振る選択だと漫画家になることに猛反対。漫画家はまだまだ将来性のない職業だと思われていた…。
再び1956年。

章太郎を乗せた汽車が東京に着こうとしていた。そこで待っていたのは章太郎の同人誌に寄稿していた漫画仲間で、のちに『天才バカボン』など数々のギャグ漫画をヒットさせる若き日の赤塚不二夫(林遣都)。

そして章太郎は、日本の漫画・アニメ文化の礎を築く若者たちを次々輩出し、後に漫画家の聖地として語り継がれることになる“トキワ荘”で暮らすことに。
寺田ヒロオ(大野拓朗)や藤子・F・不二雄こと藤本弘(中田圭祐)など個性的な仲間に迎えられた章太郎の新しい冒険が始まろうとしていた。

その夏のある日、喘息の治療にかこつけて由恵が章太郎の様子を見に現れる。時は漫画雑誌の戦国時代。由恵は赤塚から、不安を抱えて描けなくなってしまう漫画家も多い中で章太郎が迷いなく漫画を描いているのは、姉の自分に読んでもらうのを楽しみにしているからだと知り…

その後弟を支えるために正式にトキワ荘に引っ越して来た由恵は、すっかりトキワ荘のマドンナ的存在に。しかし充実した日々が続くと思われたある日、章太郎の青春は発作で倒れた由恵の死によって突然終わりを告げる。

1958年4月4日、由恵の23歳の誕生日前日のことだった。
後悔と喪失感は章太郎の心を蝕み、仲間たちや赤塚の心配もむなしく、章太郎は悲しみから逃げるために海外へ。めまぐるしい時代の流れの中、取り残された章太郎の心の傷は癒えることがないように思えたが…。

国民的ヒーローを生み出した偉大な漫画家・石ノ森章太郎の人生を変え、彼を支え続けた最愛の姉との家族愛と絆の物語。

引用元:https://www.ntv.co.jp/24h/drama2018/story.html

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赤塚不二夫を林遣都さんが演じていたり、藤子・F・不二雄が登場したりと、トキワ荘の面々を見ているだけでも楽しそうですね。

 

そんな楽しみすぎるドラマ『ヒーローを作った男石ノ森章太郎物語』のあらすじを結末までと感想はOA後随時、以降に更新してきます。

 

手塚治虫に見いだされた男

 

 

宮城県石森駅のホームにいる18歳の石ノ森章太郎。

姉の由恵だけが見送りに来て、ネクタイを締めてくれます。

「失敗したっていいの。章太郎には私の分まで好きなことをして欲しい」

喘息の由恵は自分が出来ないことを、章太郎にやって欲しいと背中を押します。

少年時代の章太郎。姉とはいつも一緒に居て、文字を姉から教わり本が大好きになっていきます。

漫画を意識するようになったのも姉がきっかけ。手塚治虫の漫画を章太郎に渡す由恵。

「スゴイ。こんな漫画僕も書いてみたい!」と手塚治虫の漫画を模写する章太郎。

中学二年になる頃には四コマ漫画を投稿するようになります。

父はそんな章太郎が面白くなく、安定した仕事に就いて欲しいと思っていたます。

しかし姉の由恵は「やりたいことをしていい。章太郎には好きなことをして欲しい」と願っていました。

高校に入ると合唱、新聞部、柔道、映画館にも通いながらも、何よりも漫画に夢中。

ある日「大先生からこんなものが届いた」という母。

「仕事を手伝って欲しい。上京願う」それは手塚治虫からの手紙でした。

東京に降り立った章太郎。そこには編集者がたくさん。「もしかして石ノ森章太郎君?」

締め切り直前に逃げてしまった手塚に編集者はてんてこまい。

「描けるんだろ?このリボンの騎士。火の鳥。鉄腕アトムがあがらないと次の作品ができない!」

章太郎は手塚治虫の原稿を手伝う事になりました。

 

トキワ荘に住み始めた章太郎

 

 

章太郎は完ぺきに原稿を終わらせ。編集者もビックリ。

「漫画少年」の編集者は、「君に頼みたいことが出来た」と言い、何と宮城に戻って半年ほどでデビューする事になりました!

「漫画少年」に掲載された漫画を由恵に見せると大喜び。

しかし章太郎の父は猛反対です!「一生棒にふるのか!」 

「読んでみて欲しいという」由恵の願いにも、「大人が読むものじゃない」と断固認めない父。

父の許しのないまま、章太郎は東京に出ることになりました(/ω\)

東京の上野に到着。上野公園で赤塚不二夫に出会う。天才バカボンを描いた男。

「お互い頑張りましょう!」と意気投合。

章太郎が住んだところはトキワ荘。部屋にはいろいろな漫画家が住んでいます。

スポーツ漫画が得意な寺田。藤本、安孫子、鈴木、森安、つのだ。今後の漫画界を引っ張っていく人物です。

章太郎のペンネームは正しくは「いしのもり」ですが、トキワ荘のメンバーは「いしもり氏」と今後30年間呼び続けたそうですね(笑)

その頃、漫画雑誌競争の時代に突入。漫画界の新しい時代が到来し「新漫画党」を設立しようという寺田。皆賛成!!

数週間後、描くものがなく悶々とする章太郎。そこに現れた編集者。章太郎に仕事を頼みます。

三か月後、由恵は体調を押して、章太郎が描いた漫画「少女クラブ」を買いに行っていました。

「少女漫画ってがらっじゃないだろう」と言いながらもうれしそうな章太郎の母。

由恵からの手紙にやる気を出す章太郎。仕事も軌道にのり、赤塚不二夫にも手伝ってもらう章太郎。

仕事もひと段落した章太郎と赤塚。

「風呂に行くか」と二人が向かったのは洗面所。

中島健人と林遣都の裸で水浴びシーンとか・・・女子熱狂( *´艸`)

「キャー!!」そこに現れたのは姉の由恵(笑)

「恋をしましたー」と皆に言う赤塚。由恵に一目ぼれしてしまった?

由恵は東京の病院で喘息の治療のため滞在。トキワ荘の面々と仲良くなります。

しかし、治療というのは嘘で、本当は章太郎が心配で来た由恵。

そんな由恵に、「大丈夫だ」という赤塚。

赤塚「何でも書けることがときに怖くなる。みんな不安になりながら漫画を書いている。でも石森氏だけは迷わず書いている!」

赤塚は過去に章太郎から聞いていました「姉ちゃんが読んでいるところを想像すると嬉しくなっちゃう」

赤塚「彼はあなたを目印に灯台のように北極星のように書いているから迷わない。彼のためにできることは元気でいる事。それだけで十分です」

由恵「私にはそれが一番難しいことかもしれません」

夜、由恵は「頑張りすぎないでね・・・」と章太郎のペンダコをみながら言います。

その時由恵は泣いていたが、どうしていいか分からなかった章太郎。気づかないふりをしてラーメンを食べに行ってしまう。

その後も由恵は東京と宮城を行ったり来たりして、トキワ荘のマドンナのような存在になっていくのでした。

 

姉、由恵の死

 

 

ある日編集者の屋根村が現れ、「明日の朝八時までに手塚治虫の作品を描いて欲しい」と言います。

「君たちなら手塚になれる」強引に押され引き受けることになるトキワ荘の面々。

悩む章太郎たち。夜食のおにぎりを持ってくる由恵。

「でも、羨ましい。子供の頃に憧れの人になれるなんてすごい事だから!」

由恵のその一言で、やる気が出てきた章太郎たち(#^.^#)

翌朝、手塚治虫の原稿は無事完成。皆は部屋で寝ています。

それを取りに来た人物はなんと手塚治虫。

由恵「もしかして手塚先生?」 

手塚「抱腹絶倒の大冒険でした。悔しさだけが沸き上がった。帰ります」

由恵「弟のためにお聞きしたいことがある。愛されるとはどういう事でしょうか?」

手塚「うーん、自分の進むべき道を知るという事でしょうか。愛されている自分は少し先を歩いている未来の自分だと思えばいい」

そう言って去る手塚に由恵は頭を下げるのでした。

それからすぐに正式にトキワ荘に越してきた由恵。章太郎にとってはこの頃が青春時代だったが、一年後に青春時代は終わりを迎えます・・・

女手塚治虫と後に呼ばれた水野がトキワ荘の住人になり、手塚と三人で漫画の制作。

由恵の誕生日を祝おうというときに、台所で倒れてしまう由恵。

病院に運ばれ、「じきに落ち着く」という医師。医師役は何と梅沢富美男さん!

由恵「愛するばかりではだめ。愛されなければ・・・」と病床で章太郎に伝える由恵。

しかしこれが由恵との今生の別れになろうとは、章太郎は思いもよりません。

夜、病室に戻ると由恵は急変し亡くなってしまいました(/ω\)

姉の死の事実を受け入れられない章太郎。「病室を間違えちゃった。ねえちゃんどこ!」病院をさまよいます。赤塚はそんな章太郎を現実に引き戻す。

1958年4月4日。姉の誕生日の前日に章太郎の青春は終わりを告げました。

 

姉の死を乗り越える章太郎

半年後、バリバリ仕事をする章太郎。周りからは無理しているように見えている様子。

由恵を忘れようとして仕事に打ち込み体を壊すのでは?と皆が心配します。

ギャグ漫画の主人公の名前が思いつかない赤塚。相談するも「思いつかない」と言う章太郎。

「これがうまく行かなければ漫画を辞めるという」赤塚に、「その主人公、ナマちゃんはどうかな」と言う章太郎。

章太郎「俺こそやめるんだ漫画家を。海外に行こうかなと思って」

赤塚「逃げるのか?」

章太郎「書いても書いても辛いんだよ!悲しい。姉ちゃんの事考えちゃう。一度もありがとうって言わなかったんだぞ。どう思うよそれ。逃げさせてくれよ!」

「由恵さん、いい人だったよな」涙を流す赤塚。

それからしばらくして、本当に海外へ逃げ出してしまった章太郎。

その間にたくさんの事が変わった。TVの普及。マガジン、サンデーの創刊。そして仲間たちがそれぞれ別の道に進み。トキワ荘も変わっていった。

世界各国を回った章太郎。1961年帰国。章太郎の部屋だけが今まで通り残っていました。

出迎える赤塚「また漫画を書きたくなっている」と尋ねるも、章太郎は「実家に帰る」とトキワ荘を出ていきます。

恩返しをしたいという赤塚。「君が好きだ!!いや、君の漫画が好きなんだ」

赤塚はどうしても章太郎を帰したくない。カバンを川に投げつける赤塚。

「人は悲しい気持ちのまま怒ったり怖がったり出来る。悲しいまま楽しくもできる。だからずっと悲しいままでいいから、もっと他の感情が心の中に無いか探ってみろよ!」

赤塚のその言葉に、由恵を思い出します。

そして赤塚が自分より年上だと気づき、悲しいまま笑えてきてしまった章太郎。

章太郎「俺、悲しいまま漫画また書けるかな?」

二人で肩を組み合う姿が良かったですねー(/ω\)

 

仮面ライダーの誕生!

 

 

心機一転、トキワ荘を出た章太郎。新作漫画の作成に没頭。

未来を感じてわくわくできるような主人公・・・

ふと海外の雑誌を手に取り、サイボーグを参考にする。

読者の顔がそのとき頭に浮かぶ! 「想像できたよ姉ちゃん」

この時が、「読者のために漫画を書こう」と思えた章太郎の転機でした。

この時生まれた作品が「サイボーグ009」 

そして、結婚し家族が出来た章太郎。漫画の指南書を描いたり、大人になっても読める漫画を描き、遂に父親にも認めらました。

取りつかれたように漫画を書き続ける章太郎は、会社も設立し従業員も抱えるようになっていましたが、いい夫、いい父親では無かったようです。

手塚治虫の訪問をきっかけに、初心に帰り、由恵から見せてもらった手塚の漫画を読み返す章太郎。

そこに挟まれていたのは現金と由恵からの手紙でした。

「あなたの原稿料からすこしづつ貯めたもの。今これを読んでいる章太郎はどんな章太郎ですか?あなたを愛してくれる人に、愛を返せていますか?誰かに愛情を返してあげてください」

姉からのメッセージに涙を流します(/ω\)

そんなころ、「ウルトラマンに負けないヒーローを作って欲しい」TV局のプロデューサーから依頼を受けるも、簡単には進みません。

ヒーローの原案を見せても、なかなか納得してくれないプロデューサー。

そこで、章太郎は、自分の息子に尋ねます「どれがいちばんかっこいい?」

「これ」と指さしたのは、バッタをモチーフにしたヒーロー。

「そんなすぐ捕まえられる虫カッコ悪い」とカブトムシではなく、バッタを選んだ息子。

ヒーローが決まっても、どのようなヒーロー像にするかという課題が残りました。

遊園地に行ったという息子の絵日記をみる章太郎。

仕事にかまけて息子を遊園地にも連れて行けない自分を顧みて、由恵の言葉「愛を返せていますか?」を思い出す。

「姉ちゃん。こいつどんな奴だと思う?ヒーローってどんな奴だと思う?」

章太郎が目を閉じるとふと風が吹き、由恵の幻が現れました。

「人は誰もが生まれたときには正しい心を持っている。でもみんなそれをいつの間にか無くしてしまう。でも良い心を失くしたらもう一度手に入れればいいんじゃない?愛の力で!それを持っているのが本当のヒーローだと思う」

目が覚めると由恵の姿は有りませんでした。

「姉ちゃん、ありがとう」章太郎は姉のアドバイスを参考にヒーロー像を確立!

ベルトが風を受けて回転し変身する。悪の組織に改造されたヒーロー。苦悩しながら愛する者の為戦う。自分で自分を正義の味方にしていく男。それが仮面ライダーだ!

遂に一番の代表作、仮面ライダーの誕生です!

仮面ライダーを読む息子に「散歩にでも行かないか」と章太郎は誘います。

連れてきたところは、仮面ライダーの撮影現場でした。

そこに現れたのは主人公「本郷猛」役の藤岡弘、さん? ワンシーンの出演とは贅沢です( *´艸`)

痛がる悪役ショッカーが何と唐沢寿明さんでした!!

「悪役のショッカーだって必死に戦っているんだ」というショッカーに、章太郎の息子が言いました。

「お父さんの漫画見てないの?弱くてもカッコ悪くても、戦う人はみーんなヒーローなんだよ!」

「いい息子さんだ」といって去っていくショッカー(*´▽`*)

章太郎は、漫画でしっかりと家族に愛を返せていたんですね(/ω\)

それからも子供たちの為に、弱点のある不完全なヒーローを描き続けました。

ロボコン、ゴレンジャーなど代表作は数知れず。

姉の教えのまま、章太郎は60歳まで漫画を書き続け、人生を閉じました。

 

まとめ

石ノ森章太郎さんの生涯が良く分かるストーリーで楽しく見ることが出来ました!

この姉なくして、石ノ森章太郎は無かった?というストーリー。

姉の由恵を演じた木村文乃さんの儚げな雰囲気に見とれてしまいました私(*´Д`)

中島健人さん、林遣都さんのWケントもいい感じでしたね。

林遣都さんが、「君が好きだ!!」と言ったシーン、おっさんずラブの牧君を思い出したのは私だけでしょうか(笑)

語りの石ノ森章太郎の声は山寺宏一さんでした、相変わらず素敵なお声。

唐沢寿明さん、藤岡弘、さんをラストで少し出演させたのは贅沢でしたね!

でも現在の藤岡さんに本郷猛を演じさせたのはすこーし無理があったような(笑)

総じてとても楽しめたドラマでした!!

 

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