珈琲いかがでしょうネタバレ!原作あらすじキャスト

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ドラマ「珈琲いかがでしょう(こーひーいかがでしょう)」はテレビ東京系ドラマプレミアム23枠でスタートする連ドラです♪

中村倫也(なかむらともや)さん主演で4月5日(月)からスタート。

中村倫也さんが移動珈琲屋の店主に扮し、丁寧にコーヒーを淹れることで、人のこころを癒していくというストーリー。

今回はこのドラマ「珈琲いかがでしょう」原作のネタバレあらすじを結末まで、キャストなどについてまとめてみました。

原作は同名漫画です!一体どんなネタバレが??結末まで原作漫画をネタバレしているので、閲覧注意です。

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目次

ドラマ「珈琲いかがでしょう」の原作とネタバレあらすじは?

古川琴音と中村倫也にキスシーンの過去?凪のお暇のモルちゃんが話題

ドラマ「珈琲いかがでしょう」の原作とは?

「珈琲いかがでしょう」はコナリミサト(こなりみさと)さんの漫画が原作です(≧∇≦)

コナリミサトさんといえば、2019年に放送された連ドラ「凪のお暇」♪黒木華さん主演でしたが、お相手役は中村倫也さんでした(≧∇≦)

「珈琲いかがでしょう」は2014年2月20日から 2015年12月7日まで、『WEBコミック EDEN』(マッグガーデン)で連載。

全3巻で全18話、2018年にはアニメ化されました。

中村倫也さん演じる主人公の青山一(あおやまはじめ)はタコマークの移動珈琲屋「タコ珈琲」の店主♪

もう、原作を見ると青山一は中村倫也さんにしか見えません(≧∇≦)

多くの原作ファンからも、中村倫也さんでのドラマ化希望の声が多かったといいます。

優しくもほろ苦い人情群像劇を、コーヒーをとおして描いた作品です。

ドラマ「珈琲いかがでしょう」の主題歌は?

脚本は「リラックマとカオルさん」「朗読屋」などの荻上直子さん。最新作の「川っぺりムコリッタ」は松山ケンイチさん主演で今年公開予定です(≧∇≦)

オープニング主題歌はオザケンこと小沢健二さんの「エル・フエゴ(ザ・炎)」。小沢健二さんがドラマに楽曲を提供するのはなんと25年ぶり!

そしてエンディング主題歌はNulbarichの「CHAIN」です♪

ドラマ「珈琲いかがでしょう」のネタバレあらすじは?

「珈琲いかがでしょう」第1話のあらすじです。

「人情珈琲」

 

垣根志麻(夏帆)は、誠実・丁寧・義理・人情をモットーに働くOL。
その不器用さゆえ効率重視の部長(井上肇)には毎日のように怒られている。

もてはやされるのはいつも、明るくて要領がいい後輩・馬場(足立梨花)だ。

一人寂しくランチタイムを過ごしていたある日、どこからともなくいい匂いが漂ってくる。

香りの先には、青山一(中村倫也)が営むたこマークの移動珈琲店「たこ珈琲」があった。

一杯一杯丁寧に淹れる工程と、出来上がった珈琲のおいしさに感動した垣根は、自分の不器用さにしんどさを感じていることを思わず青山に打ち明ける。

「死にたがり珈琲」

 

クレーム対応の電話オペレーターをしている早野美咲(貫地谷しほり)は、心を無にしてただただ謝る毎日を送っていた。

ある晴れた休日、美咲が洗濯物を干していると、どこからか珈琲の香りが漂ってくる。

「こんな昼下がりは死にたくなる」…穏やかなひと時に反して、ベランダでそんなことを思った美咲。

手すりに片足をかけたその時、美咲の目に真下にいる青山の姿が飛び込んでくる。

しかも目が合うと笑顔を見せ、驚いた美咲はその拍子に干していたガードルを落としてしまい…。

引用元 テレビ東京公式サイト

1話につき2部構成のようですね(^-^)やっぱり中村倫也さん、癒してくれますね~(#^^#)

このように、ちょっと心を傷めている人たちを、心を込めてコーヒーを淹れることで、その心の傷を癒していく、というストーリーです。

珈琲いかがでしょうの原作ネタバレは?青山一の正体と結末は?【閲覧注意】

ニッポンノワールガスマスクの男は夏帆で正体は女?本城せりな【佐久間由衣】共犯説も

「珈琲いかがでしょう」は、移動珈琲屋「たこ珈琲」の店主、青山一という謎のイケメンが、悩めるお客さんに美味しいコーヒーをふるまいつつ、救済していくストーリー。

何人もの人々が、青山と珈琲によって、救われていきます。

しかし、実は青山一には、ある驚きの過去が。

まずは・・・ドラマで放送されることがわかっているエピソードの原作ネタバレをご紹介していきます。

人情珈琲(第1話)不器用なOLを救う

OLの垣根志麻(夏帆)は誠実で丁寧、そして義理人情をモットーとした不器用な女性。

取引先にお礼状を手書きで丁寧に真心をこめて書いていると、時間をかけるなと上司に怒られてしまいました。

外でランチを食べていると、目の前に移動珈琲屋「たこ珈琲」が良い香りとともに現れます。

店主の青山一(中村倫也)に「よろしければ珈琲いかがですか?」と言われた志麻。目の前で、心を籠め丁寧に淹れてくれたコーヒーの味に志麻は感動します。

志麻が義理人情に厚いのは、祖父の影響で任侠映画などを見てきたから。社会に出ると義理人情はかえって重荷になる・・・

志麻は青山にそう愚痴をこぼしますが、青山は見てる人はちゃんと見てる、と励まします。

そんなある日、志麻がずっと長く信頼関係を築いてきた取引先の担当を後輩の馬場(足立梨花)に変えられてしまいました。

どうにか、自分が続けさせてほしいと主張していた志麻でしたが「仕事ができる人に仕事が流れるのが普通でしょ」と冷たく上司に言われてしまいます。

要領のいい馬場は、取引先と上手にやっているようす。

ですが馬場のミスで取引先を怒らせてしまいます。しかも、責任を放り出して、会社を辞めてしまいます。

困った上司に頼まれて、なぜか謝罪に行かされる志麻。理不尽な事態に、皆が志麻に同情していたのですが・・・

怒り狂っていた取引先に行っても誰も話をしてくれず門前払い状態。

自分が手書きで書いたお礼状も捨てられていると感じた志麻でしが、そこに会長となぜか青山が!

お礼状は会長が見ていたのでした。そのお礼状に志麻が書いたおすすめの珈琲の「たこ珈琲」を会長は利用していたのです。

会長が、志麻に怒っていた部下たちを逆に「人を見る目がない」と叱り、取引先と今後も付き合いを継続できることに。

「見てくれる人はいるって言いましたよね」青山は志麻にそう言い、志麻はうれし涙を流します。

会社では、怒らせた取引先を取り戻せたことで、志麻の立場も良くなります。

しかし・・・実は会長は青山のお得意さんで、なぜか繋がっていて、志麻のことを助けてあげるように、青山が会長にお願いしていたのでした。

死にたがり珈琲(第1話)自殺願望の女性を救う

早野美咲(貫地谷しほり)は閑静な住宅に住むアラサー女子。

ある日マンションのベランダから飛び降りようと身を乗り出しました。

すると屋根に大きなタコの絵が描かれた車が下に停まり、車から降りてきた青山一が美咲に向かってにっこり微笑みます。

するとベランダに干していたベージュのガードルが飛んでしまい、車の上に落ちてしまいました。

お詫びの代わりにコーヒーを注文する美咲。オーダーは悩んだ末、普通のカフェオレです。

青山と話をするうち、さっき飛び降りようとしたことを美咲は告白。理由は死にたくなるようなドラマティックなことが、何もないというクソなめた理由。

そう・・・つまらないから死にたいと言うのでした。

飲み物もいつも悩んだ末、冒険せずカフェオレに落ち着くと言います。

美咲が自分の部屋のベランダを指さし、干してあるものはすべてベージュで、あれが自分の人生の色だと。

このまま無難に何もないまま死んでいく・・・そう言う美咲に青山は車に乗るように言います。

冒険しましょう!と出かける青山。

着いた先はすぐ近所のインド料理の店。住んでいるマンションの裏じゃん・・・冒険って(^^;と思った美咲。

青山の友人の店で、デリバリーを頼まれていたようです。

テーブルに美咲が座っていると、インド人の子どもが見たこともないお菓子を差し出しました。

恐る恐る食べてみると美味しい!すると青山が新作のカフェオレを運んできました。

カフェオレに何かの粉を入れる青山。それも恐る恐る飲んでみるとチャイのよう。

青山が入れたのはガラムマサラで、これをカフェオレに入れるとチャイのようになるんです。

ちょっと行動するだけで、いろんな世界が見える、それに美咲は気づき死にたいとい気持ちはなくなります。

まずは靴下の色を変えてみようと思うのでした。

キラキラ珈琲(第2話)田舎女子高生の危機を救う

田舎の女子高生、雅(山田杏奈)は東京に憧れています。

そこそこかわいいルックスで、東京に行ったら、何かしら、雑誌やテレビ???などでデビューできるのでは?と自信満々です。

ある日、意を決して東京行きを決めた雅は、青山の移動珈琲屋の車に無理やり乗せてもらい、東京までやってきました。

東京に着くと、コーヒーが飲みたい!!という雅はキラキラの珈琲とリクエスト。すると、青山は、雅が気に入るように珈琲をアレンジ。

美味しいし、見た目もいいし、上機嫌の雅でした。

ブログで知り合った礼(臼田あさ美)に案内され東京の街に出かけると、かわいい雅はどこでもスカウトされます。

礼は「やっぱりかわいからね♪全部名刺もらっておいて、後で選べばいいじゃん」とやさしく言って、東京を案内してくれます。

礼の家に行くと、そこはボロボロのシェアハウスで、なんとおじさんまで住んでいます。女性だけと聞いていた雅は衝撃を受けます。

シェアハウスの住人にスカウトされた名刺を自慢げに見せると、それは全て詐欺だったことを指摘され雅。礼に「あんなスカウト信じたの??今日1日歩いてみてわかったでしょ?あなたレベルはゴロゴロいること」と突然、意地悪なことを言いだし様子が変わってくる礼。

すると・・・礼の友達らしき、見るからに怪しい不良たちが「この子が夢見る勘違い田舎女子高生!?」と言いながら、シェアハウスに入ってきます。

不良たちによると、雅(山田杏奈)のブログを見て、バカにしたようなことをいつも言っていたらしい礼。

そして礼が呼んだ不良に襲われそうになる雅。必死に逃げようとしますが・・・絶体絶命・・・と思われたその時、突然シェアハウスに青山が珈琲配達のふりをしてやってきます。そして、見事に雅を助けて逃げ出します。

実は、東京に行きたいと言っていた雅を心配した雅の父親が、雅にGPSを付けていて、青山は父親に雅のことを頼まれていたのです。

帰りに車で青山の珈琲を飲む雅。最初に飲んだ、かわいらしいコーヒーでなく、普通の珈琲。しかしとっても美味しい。

「アレンジしなくてもすごくおいしい。この珈琲、根がしっかりしてるんだね・・・。」と雅。

東京は根がしっかりしていないとダメだとわかり、リベンジを誓うのでした。

だめになった珈琲(第2話)夢を失った女性を救う

先ほどの礼(臼田あさ美)がメインになります。

礼はどうして、女子高生の雅にあんなヒドいことをしたのでしょうか??実は、夢を持っていた雅に嫉妬していたのでした。

礼のアパートに落とし物をしたと青山がやってきました。

ルームメイトは、あまりにの自堕落な生活をしている礼にあきれて、出ていってしまいます。

実は・・・昔絵をかいていて、絵で成功することを夢見ていた、礼。しかしその夢はかなわず・・・現在に至ります。

青山が探し物をしていると古いエスプレッソマシンが出てきました。

そのエスプレッソマシンを見て、昔のことを話し始める礼。

礼は昔絵を描いていたと言い、なかなか芽が出なかった礼はみんな枕営業をしているという噂を聞きます。

こうなったら、礼も枕営業をしようとしますが、そもそもそんなことも求められてないことがわかり、更にどん底に。

私は・・・枕営業さえできないんだ・・・と。

それ以来有名なアーティストへのヘイト発信をするようになり、悪い仲間と付き合い、飲んだくれ・・・と生活もどん底に落ちていきました。

見つかったエスプレッソマシンもそのときに壊れたものです。

青山は掃除をすれば直るとアドバイス。一生懸命、念入りに、汚れてしまったエスプレッソマシンを掃除をした礼。それは、長年の自分の中にたまった何かを掃除したような感じでした。

直ったマシンでコーヒーを飲むことができました。

人生の苦みを知ったから、何か描けるのでは?青山にそう言われ、また絵を描き始める礼でした。

するとチンピラのような男がやってきたこう尋ねました。

「人殺しの青山を探している」

男子珈琲(第3話)

以下は、原作漫画の「男子珈琲」のエピソードですが、ドラマ版は「オリジナルエピソード」であるということなので、以降のネタバレとはおそらく違うストーリーです。

以降で紹介する「男子珈琲」のゲストキャスト、戸次重幸さんのコメントにもあるのですが、戸次さん演じる飯田はオリジナルキャストなので、ここはストーリーが違うものになると思います。

移動珈琲屋の休業日。車の中で目を覚ました青山は、モーニングコーヒーを飲みながら外で遊んでいる人たちを見ていました。

ゲームで遊ぶ子供たちと、グラウンドゴルフをする老人たち。すると子どもたちも老人たちも、仲間のひとりの悪口を言っています。

みんなが帰った後、老人のひとりと子どものひとりが戻ってきて、青山はふたりにコーヒーを勧めます。

ふたりはそれぞれ悪口を言われ、仲間外れにされていた人のことが気になっていたのでした。

テーブルの上にはよけられていたコーヒー豆があり、その豆のことを聞くと青山はこう教えてくれました。

苦みが際立つ豆で、うまくブレンドすると美味しいコーヒーになるんです

よけられた豆のことを、まるで仲間外れにされていた人のようだと感じたふたり。でも仲間に入れば楽しくなかも、と思えました。

翌日仲間外れにされていた人を、ふたりはグループに招き入れます。

すでにタコ珈琲の車はありませんでした。

金魚珈琲(第3話)

タコ珈琲の車が故障してしまい、青山はその原因を作ったアケミ(滝藤賢一)がママをするスナックで寝泊まりしながら、お店の手伝いをしていました。

アケミは父親を亡くした後、歌手になるのをあきらめ田舎でスナックを開いていたのでした。

ある日アケミの同級生だった遠藤(丸山智己)がスナックにやってきます。

遠藤はアケミにとって、学生時代、好意を持っていた男性でした。

学生時代は、男性なのに女っぽいと同級生たちからいじめられていたアケミ。。しかし遠藤はアケミにとってもやさしかったのでした。

オネエだったアケミは母親に嫌われ、田舎でも白い目で見られて暮らしていて、お店では常連客に「クソオカマー」とヒドイ呼び方をされ「こちらが人生終わちゃってる系のアケミちゃん」などと言われて、そのことに遠藤は心を傷めていました。

そして・・・アケミのことを心配だと言う遠藤は「ちゃんと(歌手の)夢をみるべきだ。こんなところにいちゃだめだ」と言います。

ですがアケミは実際に歌手をしていたことがあり、そのときのストレスで歌手を諦めていたのです。

しかも、常連客からバカにされているように見えて、実は愛されていたアケミ。母親も一緒にいるのを恥ずかしがっているだけで、アケミのことが大好きでした。

常連客からも愛されている様子を見て、幸せそうなアケミに・・・なんと・・・謎のサプリを売りつけようとした遠藤。

やさしく接していたのは、お金目的だったんです。無理やりサプリを売りつけようとアケミに迫ろうとする遠藤を青山が機敏な動きで助けました。

アケミは昔のことを思い出します。ヤクザに手をあげられたとき、助けてくれた男性が青山に似ていたのです。

翌日青山の姿はありませんでした。

全何話かはまだわかりません。ほかのストーリーも描かれることでしょう。

また以降で、ストーリーで徐々に明かされる主人公の青山の正体と過去、そして、結末についてご紹介していきます。

青山一の正体と過去とは?

青山は過去に・・・ある暴力団の組の組員で、人殺しなども平気で行ってしまう悪党で、組長から気に入られていました。

途中から、恐ろしいシーンの続出で、びっくりする展開です。

ただ、母親からは捨てられ、ネグレクトの末、保護されたという子供時代。同情すべき過去が。

そんな青山は、組長から気に入られていたことから、跡継ぎとなる三代目で小学生だった息子の面倒を頼まれていました。

三代目は、青山になついて、いつも一緒にいました。青山に憧れていた三代目。

そんな青山はある珈琲に巡り合ったことから、組を辞めて、珈琲のお店をやりたいと言い、組の他の連中から頭がおかしくなったと言われていて、三代目の耳にも届いていました。

そんなある日青山は、組長と敵対していた権田組組長を殺害し、逃走していました。

青山の復讐のため、後を継いだ三代目は、組員たちに、青山を探させます。

子供のころはいじめられっこだった三代目でしたが、今や、冷酷な組長に。

組の中では、青山に憧れていて、いつも一緒にいた舎弟の「ぺい」こと杉三平も青山を探していました。

青山が珈琲を通して助けてきた人たちを訪ねて、青山の居所を突き止めたぺい。その目的は、組長に差し出すため・・・と思ったら違っていました。

実は、ぺいの目的は、青山の夢を叶えることでした。

青山は、自分に珈琲を教えてくれた、ホームレスのたこさんの家族の居所を教えようとしていたのでした。

青山はたこさんに珈琲を教えてもらい、タコさんの夢だった移動販売の珈琲店を始めることに。

しかし・・・たこさんはある日亡くなってしまいます。

そんなたこさんの骨を家族に渡そうと思っていた青山は、家族の居場所を探していました。

青山の目的を知ったぺいは、タコさんの家族の居場所の情報をつかみ、青山に渡そうとしていました。

もちろん組への表向きの言動は、青山を捕まえて、組に差し出すことでしたが、ぺいは、青山も味方だったんです。

そしてとうとう青山の居場所がわかったぺいは、たこさんの家族の居場所の情報を青山に渡すことに成功。

しかし、ぺいが裏切っていたことを見抜いた三代目は、青山がたこさんの家族に会いにいく前に青山を拘束して、復讐をしようとしていました。

ところが・・・青山の拘束を三代目の組の側近が解いてしまいます。

実は・・・組長と権田組組長を殺害したのは、青山ではなかったのでした。

当時、青山はとその側近の目の前で、組長と権田組組長は、仲直りをするために、会っていました。

一旦は、話がまとまり、抗争がなくなりかけたのですが・・・権田組組長のある一言で事態は急変します。

「息子は元気か??」と。実は、権田組組長の組員は、息子の三代目をからかって意地悪していたことが。

そしていじめられっこだった三代目をバカにした権田組組長に、怒りをあらわにした組長。

息子を愛していたから、バカにされたことが、我慢できなかったのでした。そして2人は喧嘩し・・・お互いに殺し合ってしまいました。

ここで、お互いが殺し合ったことがバレてしまったら、2つの組で抗争が生まれ、幼い息子(三代目)は権田組に命を狙われてしまう危険性があると感じた青山は、三代目の命を救うためにも、自分が2人を殺したことにすると罪をかぶると言います

一緒にいた側近の男は、止めますが、青山が強引に自分ですべてをかぶり、2人しかこの事実を知りませんでした。

青山に復讐しよとしていた三代目はこの事実を初めて知り、泣き崩れるのでした。

青山一の結末とは?師匠・たこさんの過去が発覚

三代目との誤解が解けて、ようやくたこさんの家族に会いに行った青山一。

奥さんはまだ生きていて、孫の女の子がいました。

元々奥さんは、体が弱く、部屋にひきこもりがちでした。そんな奥さんと友達関係で、いつも励ましていた、たこさん。

しかし奥さんは、無理やり10以上の年齢の離れた資産家と結婚させられてしまいます。

その結婚生活は、幸せではありませんでした。

たこさんは、一度は、奥さんのためだと身を引いたのですが、幸せでなかった奥さんを見て、結婚しよう!と言い、2人は駆け落ちのように、家を飛び出し、男の子を出産します。

幸せな日々が続いていましたが、奥さんの病気が悪化。たこさんは、お金がなく、十分な治療を受けさせてあげることができません。

そんな中、家族が、今戻ったら、資産家の男が、許してあげると言っていると、元に戻るように奥さんを連れて行こうとします。

もちろん、奥さんは断りますが、実は、たこさんが、奥さんのために、資産家の男の家に戻るようにすすめます。

自分では、奥さんの治療費を払うことができない。奥さんの命を救うためでした。2人は泣く泣く別れ、たこさんは姿を消し、二度と戻ってきませんでした。そして・・・たこさんはホームレスとして生きていくことに。

奥さんは、治療費を出してもらったことで、病気が治り、生きていました。幸せな結婚生活ではなかったのですが、かわいい孫ができたと喜んでいました。

そして、たこさんに珈琲を教えたのは、この奥さん。奥さんは、たこさんが語っていた夢を、青山がが叶えていたことを喜びます。

そして、たこさんの骨を奥さんに渡すことができ、青山のたこさんへの恩返しができたラストでした。

そんな「珈琲いかがでしょう」ですが、ドラマでは、どのように描かれるのでしょうか?

以降でドラマ版のネタバレあらすじをご紹介していきます。

ドラマ「珈琲いかがでしょう」1話~最終回までのネタバレあらすじ

ドラマ「珈琲いかがでしょう」1話ネタバレあらすじ

人情コーヒー

タコのマスコットがバックミラーに飾られた車内に響く口笛の音。

タコの絵が描かれたキッチンカーがとあるビルの前に停車します。

先程、運転席で口笛を吹いていた男性・青山一(中村倫也)がキッチンカーでコーヒー・ショップをオープンしました。

トリップ・コーヒーを淹れる一。

某オフィス。

手書きのお礼状を描いている垣根志麻(夏帆)。

志麻の声:丁寧に、誠実に。丁寧に、誠実に。

部長が「ちょっと、垣根ちゃん。まだ梱包終わってないの?そんなことしてたら永遠に終わんないよ」と言います。

「すみません。お礼状の文体がまだまとまらなくて」と言う志麻に部長は「誰も求めてないってば、それ」と言い、「でも、いつもお世話になっている取引先ですし・・・」と志麻は言いますが、部長は

「こんなに時間が掛かってるの君だけだよ。お礼状はテンプレ入力で良いってば。つうか、手書きのお礼状なんて却って気持ち悪いし」と言い、後輩の馬場は今日の分の仕事がもう終わっていると囁きました。

馬場が部長に「もう止めてあげてください」と言い、志麻を「超可哀想」と言います。

そして馬場は「そんなことより」と部長をランチに誘い、皆は志麻を残し楽し気にランチに出掛けました。

志麻の声:あの中に入りたい?いや、別に。入りたい?いや、別に。

ビルの外のベンチ。

一人腰かけている志麻。

志麻の声:そして、今日も惨めなぼっちランチ。

志麻は手作り弁当を食べています。

志麻の声:寂しい?いや、別に。寂しい?いや、別に。

卵焼きを齧りながら「ん?良い匂い」と振り向く志麻。

志麻は弁当箱を閉じ、香りのする方へ向かいました。

ビルの前のスペースにタコのイラストが書かれたキッチンカーがオープンしています。

「タコ?」と歩み寄る志麻。

志麻とキッチンカーの中の一と目が合うと、一は優しく微笑み「珈琲いかがでしょう?」と言いました。

惹かれるように「移動カフェですか?」と一に近付いた志麻に一は「はい。最近ここで出店させて貰ってます」と答えます。

「どうして、タコ?」と聞く志麻に、「うちは8種類のブレンドを用意しているんです」と一が答え、志麻はブレンドを注文しました。

豆を挽き、珈琲を淹れ始めた一に“淹れるところを見ていてもいいか?”と志麻が聞き、一は「勿論です。興味がおありなら」と答えます。

一が粉に湯を回し入れると「すごい。豆が盛り上がってる」と志麻が言い、一は「焙煎仕立てで活きがいいんです。今のが一投目。30秒ほどかけてこうやって蒸らして、挽いた豆をしっかり開きます」と説明しました。

「あとは、真ん中にちょっとずつ。・・・一定の量を一定の速度で・・・雑味が出ないように、ゆっくり、ゆっくり」

「良い匂い」と志麻が言い、「お待たせしました」と一が珈琲を差し出します。

志麻は「いただきます」と笑顔で受け取り、一口飲んで目を見開いて「美味しい!すっごく、すっごく美味しいです、これ!」と言いました。

一は嬉しそうに頷き、「ありがとうございます」と微笑みます。

「一杯一杯こんな風に入れるんですか?」と聞く志麻に一は「時間は掛かっちゃいますけど」と言い、志麻は「すごい。まさに丁寧、誠実の珈琲ですね」と言いました。

珈琲を見つめ「いいなぁ。私もこんな風に仕事が出来たらなぁ」と志麻は呟き、「入社時からずっと丁寧に誠実に仕事をしようって心掛けてきたんですけど、でも、最近、それを重んじながら仕事をするのが、結構しんどいなぁって。

まぁ、商品のサンプルをお得意様に発送するだけの地味な仕事なんですけどね」と言う志麻に「素敵です。僕は好きです、そういう心掛け」と言う一。

笑顔になる志麻。

志麻の働くオフィス。

丁寧に鉛筆を並べる志麻。

タコ・コーヒー。

一の前のイスに座り、珈琲を飲む志麻。

「美味しい。青山さんの珈琲は私のガソリンです。もう一杯お願いします」と言う志麻に「喜んで」と答える一。

「そういえば、今日のランチは随分、遅めですね」と言う一に志麻は“後輩の梱包の雑さが気になって・・・。開封しちゃったら一緒だと言われるかも知れないけど、受け取る方のことを考えると気になっちゃって”と言います。

通りすがりのカップルの女性が一の店を見て「面白そうな店がある」と言いますが、男性が“やめとけ。買おうと思ったけど、すげぇ待たされるし、キャンセルしちゃった。丁寧だかこだわりだか知らねぇけど、俺は自販機の珈琲で十分”と言いました。

「美味しいのに」と呟く志麻に「見てる人はちゃんと見てくれますから、大丈夫です」と言う一。

「そうですよね」「そうですよ」「青山さんの珈琲は心に染みます」

丁寧に、誠実に。とても素敵だと思います。

志麻の働くオフィス。

部長に「早くしてよ!垣根ちゃん!お礼状は手書きじゃなくていいってば!誰も望んでないってば!」と言われる志麻。

「でも、ゴマ商事の上司の方が珈琲好きだと以前伺ったので、一口情報を・・・」と志麻が言うと部長は「はぁ~、もういいや!そことの取引、今後は馬場ちゃんに任すことにするから」と言います。

「え?でもゴマ商事は入社当時から私が担当していて、中々相手にして貰えなかったけど、根気強く粘って最近やっと大きめの契約も取れたのに・・・」と志麻は部長に言いますが、

部長は“この間、先方の部長を飲んで、部長が馬場ちゃんのことを気に入っちゃって。まっ、そういうわけだから”と“仕事は出来る人に流れていくのは当然でしょ?”と言い、馬場にゴマ商事の資料を渡しました。

嫌ですね、この部長さん。

社内の通路。

珈琲の自販機で珈琲を選ぶ志麻。

出てきた珈琲を一口飲み「普通に美味しい」と志麻は呟きます。

そこへ馬場がやってきて自販機にお金を入れ「どのボタン押したって同じですよね」と言ってボタンを押しました。

「どれもこれも適当に旨い。頑張って特別になろうとするのって、却って見苦しいです。適当に適当に。要領よくやりましょうよ」と馬場は志麻に言います。

「ねっ!」と言って珈琲を飲み「美味しい」と立ち去ろうとする馬場に志麻は「馬場さんはいつも靴が汚い。・・・顔だけ綺麗にしてても全然かっこ良くない」と言い、馬場は「うるせぇ」と吐き捨てて去りました。

タコ・コーヒー。

一の前に座り、珈琲を飲んで、溜息をつく志麻。

「適当に美味しいものなんて世の中いっぱいあるけど、青山さんの珈琲は適当に美味しいんじゃなくて、特別に美味しいんです」「ありがとうございます」「だけど今日は、青山さんの珈琲でも、ここにある黒いモヤモヤがシュッと消えない」

「そういう日もありますよ」「黒いものが大きすぎるのかな。・・・丁寧に誠実に一つ一つ、ずっとずっとそんな風に心掛けて来たけれど、相手が必要としてないなら、無意味なのかも。

・・・私のおばあちゃん、書道の先生だったんです。子供の頃から習字をやっていて、特技って言ったらそれしかなくて。だから、ずっと取引先に手書きのお礼状書いてたんですけど、でも、そんなもの誰も見てないって部長に言われて。確かにコンピューターでチャチャっとやれば綺麗な字は出てくるし、丁寧であることなんて、もう意味ないのかなぁって」

「それが本当なら・・・寂しいですね。僕なんてこんなアナログな仕事で、丁寧にやるしか売りがない」「売り?」「でも、丁寧にやっていれば、こうやって、美味しいって飲みに来てくれるお客様もいらっしゃいます。本当に誰にも必要とされてなかったら、とっくに辞めてます。

全員に通じるものって、案外つまらないのかもしれないよ。誰かにとっての特別であれば、それがいいです」と言う一に志麻は「私にとって、青山さんの珈琲は特別な珈琲です」と言い、一は「ありがとうございます」と一礼しました。

価値観は人それぞれ。みんな、違って、みんな、良い。ですね。

志麻の働くオフィス。

志麻がオフィスに入ると馬場が謝る声が聞こえます。

「すみませんじゃ済まないよ。どうしてくれるんだよ!」と馬場を叱責する部長。

志麻が男性社員に「なんかあったの?」と聞くと男性社員は“馬場がチャラいキャバ嬢みたいな営業メールをコピペして取引先のライバル関係にある社名宛てのまま誤送信して、先方が激怒している”と言いました。

部長は志麻に先方に行って謝罪してくるように頼みます。

志麻の働くオフィス。

パソコンでお礼状を書いている志麻に“手書きのお礼状、止めたんですね?”と男性社員が聞き、志麻は“ゴマ商事の部長に謝りに行ったら、自分の手紙なんてちっとも読んでいなかった”と言いました。

その時、志麻の働くオフィスに社長が来て、志麻にお茶会の招待状の宛名書きを頼みます。

志麻の字が「この会社で一番綺麗だ」と社長は言い、社長は志麻の字が綺麗なのは有名で、ゴマ商事の社長が最近、志麻から毎回楽しみにしていた礼状が来ないと心配していたから出してやって、と言って去りました。

やっぱり、見てくれている人、いましたね。

タコ・コーヒー。

一の前に座っている志麻の横へブレンドを買いに馬場が来ました。

馬場は「お待たせいたしました」と一が差し出した珈琲を飲み、微笑んで「美味しい」と言います。

「違うんですね。適当に旨いのと、本当に美味しいのって」と言う馬場に「全然違うよ」と言う志麻。

「私ね、来年30になるんです。30になる前には結婚して、仕事もして、子育てもして・・・良い感じのマンションに住んでって思ってたのに、現実は冴えない上司とランチですよ」と馬場が言い、

志麻も「私も妄想の中では近所の子供たち集めて書道教室やってる予定だった」と言い、「垣根さんて、きちんと丁寧な暮ししてますって空気が前からすごく鼻について嫌でした」と言う馬場。

志麻は“祖母に「靴を揃えろ」とか「脱いだ服を畳め」だの一々すごく厳しく言われ続けてきたから、大人になってもきちんとしてないと気持ち悪くて・・・。だけど、そんな風に厳しく育てられたから、自分は何をやるにも一歩羽目を外せない、融通のきかない臆病者だ”と言いました。

馬場は“うちなんて両親がいつも忙しくて、家はいつも散らかり放題。靴の汚れも気にされたことがなかった”と言います。

「ごめん」と志麻は謝り“自分は上司や取引先と気軽に飲みに行ける馬場が羨ましかった。明るくて人気者で”と打ち明け、「そうでもしてなきゃ、やってらんないですから。知らなかった。人って話してみないとわからないものですね」言う馬場。

なんとなく苦手だったけど話してみたら・・・ってありますよね!

夜の公園。

電話で「安心してください。問題ないですよ。僕っすよ。目撃情報、結構来るんすよ。僕
こう見えてもお友達多いんで。大丈夫す。っていうか絶対」と言って高笑いする杉三平(磯村勇斗)。

タコ・コーヒー。

ガードマンに「いつものお願い」と言われ、珈琲を入れる一。

10円足りないからまけて、と言うガードマンに「ダメです」と一は言いながら珈琲を渡します。

「もしかして、もう行っちゃうの、次?」と聞くガードマンに「はい」と一は答え、ガードマンは「寂しくなるな」と言いました。

翌日、タコ・コーヒーのいた場所に来た志麻の前にタコ・コーヒーはありません。

辺りを見まわし、息をつく志麻。

志麻さんが大丈夫と思ったら移動したのでしょうか、一さん。

 

死にたがりコーヒー

コールセンター。

早野美咲(貫地谷しほり)の声:私の特技。それはただただ心を無にして謝ること。

客の声が何度やっても繋がらない、家まで来て繋げ、誠意を見せろと言います。

「上の者を出せ」という客に「上司と相談して今後の対応を決めさせていただきます」と詫びる美咲。

美咲の部屋。

ベッドでくまの抱き枕を抱いて座る美咲。

スマホの占いには「素敵な出逢い」とありますが、美咲は「素敵な出逢いね」と鼻で笑いました。

洗濯機のよるアラームが鳴り、ベランダに洗濯物を干す美咲。

美咲の声:そろそろ暖かくなってきた今日この頃。本日2回目の洗濯機のリズムが心地よく耳に響いて、はためく洗濯物の柔軟剤とどこからかする珈琲の良い香り。

「こんな昼下がりの日は(とベランダから身を乗り出し)死にたくなる」と美咲は言います。

その時、駐車場に屋根にタコが描かれた車が入ってきました。

バックドアを開けた一と美咲の目が合い、一が微笑み、動揺した美咲は弾みで洗濯物のガードルを落としてしまい、ガードルは一の車の上へ。

慌てて一の元に駆け付け、ガードルを受け取り、丁寧に詫びる美咲。

「お気になさらず。うちのタコが吸いついちゃったってことで」と一は言い、「タコ?」と聞く美咲に「タコのマークの珈琲店です」と一は言います。

「お詫びというわけでもないんですが、一杯いただいても?」と言う美咲に一は「喜んで。こちらからお選びください」とメニューを示しました。

“リクエストがあれば出来る限り対応する”と一が言い、メニューを見ながら美咲は「すみません。時間かかり過ぎですよね」と言い、一は「どうぞ、ごゆっくり。時間はたっぷりありますから」と言います。

「どうしようかな・・・それじゃあ・・・そうですね。カフェオレで」と言う美咲に「カフェオレで大丈夫ですか?」と一が聞き、美咲が「で、ではなく、が、いいんです」と言いました。

“濃い目ですとか、薄目ですとか”と聞く一に「ニュートラルで、ノーマルなカフェオレの中のカフェオレを」と美咲は答えます。

「喜んで」と珈琲を淹れる一。

「先程はびっくりしました。・・・目を見開いてベランダから乗り出していたので、何をしてらっしゃるのかと」と一が言い、美咲は言葉に詰まりました。

珈琲に牛乳を注ぎ、「お待たせしました。深煎りブレンドで入れたカフェオレです」と一は美咲に差し出します。

一口飲んで美咲は「美味しい」と言い、「良かったです」と言う一に「まごうことなくカフェオレの中のカフェオレですね」と言う美咲に一は「お好きなんですか、カフェオレ」と聞きました。

すると美咲は「いえ、好きっていうか何ていうんでしょう。色々考えてはみるんですけど、結局いつもこれになっちゃうんですよね。何ででしょう・・・」と答えます。

「・・・私、カフェオレと同じ色してる」と言う美咲に「カフェオレですね」と言う一。

美咲は笑い出し、溜息をついて「あぁあ、もう死にたい」と呟きました。

「どうかしました?」と一は聞き、「やだ、なんかごめんなさい」と言う美咲に「なにか辛いことでも?」と一は尋ねます。

「ないんです。なにもないんです。死にたくなるようなドラマティックな辛いことがないっていうのが辛いっていう、クソなめた理由です」と答える美咲。

美咲はまた笑い出して、上を見て「見てください。うちのベランダ、(笑)ベージュ一色。あれが私の人生です。毎日同じ色の服に腕通して、ぬるぬるローテーション組んで、無難な職場で無難に仕事こなして、無難なインテリアの部屋で無難なもの食べて。

いつでも無難をチョイスしてしまう。どうせ私はカフェオレ女です。まるで彩りのない生活。きっとこの先もそうやって没個性で生きてくんだろうなって想像がついちゃうんです。
一人旅をしてみようとか、英会話習ってみようとか、色んなもの取り寄せてはみるんですけど、そこで終わってしまうんです。次に一歩が踏み出せない」そう言う美咲に一は

「カフェオレは没個性なんかじゃないですよ。・・・深煎りの豆でドリップした珈琲と温めたミルクを1対1で合わせることで、カフェラテともカプチーノともまた違う、マイルドで優しい味わいになる。同じ豆でも飲み方は色々。個性も色々です。・・・でも、そんなに冒険してみたいなら」

と、一は助手席のドアを開け「してみます?」と言いました。

「どうします?」と美咲に右手を差し出す一。

美咲が少し考えて一の手を取ると、一は美咲を強く引き寄せます。

タコ・コーヒー車の車中。

口笛を吹きながら運転する一。

美咲の声:なんなの、この人?無駄にイケメン、悪い人には見えないけど、まさかそんな王子様?スマホアプリの乙女ゲームみたいな展開?ここではないどこかへさらってくれるの?

「あの、どちらへ?」と聞く美咲に一は「さて、どちらにお連れいたしましょう」と言い、

美咲の声:まさかこのまま海とか・・・

「なぁんて、見えました。あそこです」と言う一。

美咲の声:ちかっ!ていうか、うちの直ぐ裏?!

インド的な音楽が流れ、インド的な人たちのいる空間。

インド的な女性が「あ、青山さん」と言い、インド的な男性が「遅いよ」と言います。

一は美咲に「すみません。ここ、友人の店なんですが、3時にデリバリーの珈琲頼まれてたの忘れてて」と言い、美咲は「あ、出前のついででしたか」と落胆しました。

「早く珈琲入れてよ」と言う男性に「その前にカレーください。二つ」と一が言います。

「あの、私は・・・」と言う美咲に「美味しいですよ、ここのカレー。店はこんなデタラメな感じだけど」と一は言い、店の奥へと美咲を誘いました。

男性にカレーの辛さを聞かれ、一は「激辛」と答え、答えに迷う美咲に「無難に中辛でしょうか?」と一は聞きます。

「いえ、私も激辛で」と答える美咲。

激辛カレーを一口食べ、「辛い。でも美味しい」と美咲は笑顔になりました。

「うちのすぐ近くにこんなお店があるの知りませんでした」と言う美咲に一は「冒険のはずが、こんな裏通りの怪しげな店でがっかりしました?」と聞く一に美咲は微笑み“そういえば私、人とまともに話をするの久しぶりだ”と言います。

「三日前にコンビニで買い物をして以来かも。面と向かって話すの」と美咲が言い、“コンビニで会計の時に2円足りなかった話”をし、「すみません、それだけ」と美咲は謝りました。

これ、今時の一人暮らしあるあるですよね?

「私、通信機器の電話オペレーターなんですけど、毎日毎日クレームばっかりで。来る日も来る日も謝って。電話口で怒られては謝るの繰り返し。だから、謝るの得意なんです」と言う美咲に「ああ、だから、出逢った時、最初に言った言葉が“本当に申し訳ございません”でした」と言う一。

「それは本当に申し訳なかったので・・・」と恥じる美咲に一は笑い、「私の人生、人に謝ってばっかり。今に始まったことじゃないんです、昔っから。お友達とも衝突するくらいなら謝っとけって直ぐに謝ってました。簡単に謝れるんです。頭をスポンジにして、心を閉ざしてれば。

でも、たまにふと思うんです。あれ?私、なんで謝ってんだろ?なんか悪いことしたっけって」と言う美咲に一は

「心を閉ざして、何も感じないようにしてる方が楽なことってありますよね?疑問を感じ始めると、一気に溢れてしまうから」と言い、泣き出す美咲にインド的な男性が「やめちゃえ、やめちゃえ、そんな仕事」と言いますが、美咲は

「どんなに嫌でも怖くて辞められない。次の仕事がないんじゃないかとか、こんな私に出来ることあるのかとか余計な事考えちゃって、やっぱり冒険出来ないんです」と言う美咲にインド的な男性が「じゃあ、これからは僕が愚痴聞いてあげる。・・・ほら、青山、そろそろ珈琲だよ」と言います。

一は美咲にカフェオレを入れて持ってきました。

一口飲んだ美咲に「ちょっと待ってください。仕上げがまだなので」と一は言い、カフェオレに粉を入れ、「隠し味です。怪しい粉とかじゃないのでご安心を」と自分の指を舐め「さぁ、騙されたと思って、どうぞ」と言います。

一口飲んだ美咲は驚き「カフェオレの味がしない。なんで、さっき飲んだ時はカフェオレだったのに」と言いました。

一は「ガラムマサラです」と言い、“カフェオレに一振りするだけでチャイみたいな味にガラッと変わる”と説明します。

“たったの一振りでこんなに味が変わるなんて不思議”と言う美咲にインド的な少女が「どうぞ」と折り紙で折った花を渡しました。

折り紙の花を見て微笑む美咲を微笑みながら見つめる一。

美咲の部屋のベランダ。

少女に貰った折り紙の花を掲げる美咲。

美咲の声:ほんの少し裏道にそれるだけで、ほんの少し見方を変えるだけで、ほんの少しの一振りで、世界はガラッと変わるのかも。・・・こんな夕暮れ時は、生きてるって良いかもって思う。

一の伝えたかったことは美咲に伝わったようです。

洗濯物の靴下を持ち「よし!取り合えず、靴下から変えてみるか。思いっきり原色のやつに」と言う美咲。

夜の公園。

キャンディの様なものを口に入れて嚙み砕き、不気味に笑う杉三平。

どういう存在なんでしょう、ぺい(三平)ちゃん。

インド的な店。

インド人的な男性が一に「まさか青山が本当に珈琲屋やってるなんて、超受ける」と言い、一が「それはお互い様」と言います。

「あの子、また来てくれそうだね」と男性が言い、一は「死にたがりの目をしてたからな。放っておけなかったんだよ」と言い、男性は「なんで、幸せそうな子に見えたけどなぁ」と言い、「怠惰が人を殺すことだってあるだろう?」と言う一。

「皮肉なもんだなぁ、明日、死ぬかもしれない奴を前にして。・・・長く一か所にいるとヤバいぞ」と言う男性の言葉に一は遠い目をしました。

なにやら訳アリそうな一さん。

三平ちゃんの電話の相手に命を狙われているのでしょうか?

今は穏やかな一さんですが、もしやかつては極悪人だったとか?

ふわりとしたストーリーの流れの中に大切な言葉がたくさん詰まっているドラマですね。

果たして、一さんの過去に何があったのでしょうか?

一さんに安息の地はあるのでしょうか?

次は何処でどんな人の心を癒すのかも楽しみですね。

 

ドラマ「珈琲いかがでしょう」2話ネタバレあらすじ

【キラキラ珈琲】

 

「1杯目キラキラ珈琲」から始まった第2話。
田舎から東京へ移動する車に乗り込んでいた雅を家まで送り帰そうとする青山。
しかし東京への憧れを語る雅の熱気に親へ連絡するという条件でそのまま連れて行ってあげることにしました。
髪の毛もピンク色に染めていていわゆる原宿系な出で立ちをした雅。
見た目からも東京を夢見る少女という感じがビシビシ伝わってきました。
そして印象に残ったのは東京に着いた時の一言、「空が狭い…」。
この言葉は、「やっぱり田舎と違って」というような東京に着いた喜び、逆に田舎への寂しさが出た、とかそういう頭で考えた感情というよりスッと出た率直な一言という感じがしました。
雅は本当に擦れていない純粋な女の子なんだと分かりますね。

世話をしてくれる礼と会う

青山が作ったピンクのアレンジをされた可愛いらしいコーヒー・ロサメヒカーノで送り出された雅は原宿で自身のインスタグラムのファンの礼と会っていた。
女子だけのシェアハウスで暮らすと言う礼に世話をしてもらうことになっていた雅は彼女に東京を案内してもらう。
雅は憧れの街並みと何回ものスカウト、そしてすれ違う人々から自身の可愛さへの眼差しを受け東京に来た甲斐を充分に感じる。
通りががった作品展に入った雅は多くの展示品に感動するも案内人の礼はここにあるすべてのものがパクリであると言う。
それでも何かを作り出せることはすごいと話す雅。
ここでも雅の純粋な部分が表れていますね。
その後、オーディションは上手くいかなかったものの礼に慰められつつシェアハウスへ向かいます。

礼の正体と雅のピンチ!

礼に案内されついたのはお世辞にも綺麗とは言えないアパートだった。
そして中に入ると都会のお姉さんである礼の部屋とは思えないほど衣類などが散らかっていた。困惑する雅だったがトイレから男が出てきてさらに驚く。
女性だけのシェアハウスではと再度確認する雅に対し礼は気にしないでとだけ返す。
すると外からまた1人男が入って来る。
世話をしてくれると言っていた礼は雅を騙し男たちに売春斡旋を行っていた。
雅は礼に助けを求めるがそんな声に応じてくれる訳はなく男たちに襲われそうになってしまう。
その時、ドアをノックして入ってきたのが青山だった。
青山は穏やかではあるがやや不気味な雰囲気を出しながら雅を助けアパートを出たのだった。

雅の新たな決意

車を運転する青山と打ちひしがれた様子で助手席に座る雅。
雅になぜ居場所が分かったのか聞かれると、青山は父親から後を付けてもしなにかあったら助けてほしいと頼まれていたと白状する。
「キモ」と突き放す雅に、父親の心配のおかげで助かったと話す青山。
家に帰ろうと促された雅はコーヒーが飲みたいと言う。
淹れたばかりのコーヒーが入った水筒を受け取り1口飲んだ雅は涙ぐみながら「そっか。何もしなくても元から美味しいんだ。青山さんのコーヒー」と一言。
たった1日で思い知らされたキラキラしているだけではない東京では青山のコーヒーのように根っこがちゃんとしていないといけない。
雅は何かしらにになりたいなら何かをちゃんとしないといけないんだと話す。
それが見つかったらまた東京に連れてきてくれる?という雅に喜んでと答える青山。
夢見る少女が新たな決意を胸にしたところでめでたしと思いきや…
「スマホ忘れた」
まさかの一言に「えぇ…」と困る青山だった。

そして一方とあるラーメン店では先程、礼の家にいた男たちがラーメンを食べていた。
1人の男は怯えた様子で「あいつ人を殺した目をしてた」と言う。
それを耳にした同じく店にいた林三平(通称・ぺい)が詳しく教えてほしいと尋ねるのだった。

【だめになった珈琲】

「2杯目だめになった珈琲」
例のアパートでカップ麺を啜っている礼の後ろではルームメイトのヤイ子が荷物をまとめていた。
「じゃあね」
ヤイ子は売春斡旋をしていた礼についていけないと出て行ってしまう。
1人になった礼の元へ青山が雅のスマホを探しに訪ねてくる。
好きに探してと言う礼に従い青山がスマホを探していると積んであった衣類のしたからエスプレッソマシンが見つかる。
それは礼が東京に出てきたばかりの時に買ったもので故障したきりそのままにしていたものであった。
そして礼はエスプレッソマシンがまだピカピカで動いていた時のことを語り出す。
それは自信もまだ夢を追う純粋でキラキラな女性だった頃の話でも合った。

画家になる夢を追っていた礼の過去

まだエスプレッソマシンが新品だった頃、礼とヤイ子は専門学生だった。
しかし自分が描く絵が評価されることはなかなか恵まれず。
それでも、もっと絵・映画・本などいろいろな作品に触れた方がいいというアドバイスを受けたら様々なものを吸収する努力もした。
そんな当時の自分をかぶれにかぶっていた語る。
地道な努力を続ける礼だったが他のクラスメイトの作品が雑誌に載ったり展示会への出展が決まったりとだんだん卑屈になっていってしまう。
いくら吸収してもうまく外に絞り出せなければ何の意味もない。
そう気づきながらもなんとか結果を出すため絵に向き合う礼。
ある日、展示会の受付をしていると有名なアートディレクターが訪れる。そして作品が評価されているクラスメイトがそのディレクターと親しく話しているのを見て納得がいったかのように笑みを浮かべる礼。
「なんだ枕か」
礼は作品ではなく自分をディレクターに売り込もうとするも、
「何か勘違いしてない?」と言われ撃沈。
そこからは結果の出ているクラスメイトへの嫉妬をネットに書き込んだり質の悪い男たちとつるみ絵も描けなくなっていってしまった。
そしてそれと同時にエスプレッソマシンも動かなくなってしまったのだった。

動けエスプレッソマシン!礼の魂の叫び

礼はダメになってしまった自分を哀れとあざ笑う。
そんな礼に青山はマシンはボイラーに石灰がたまっているだけで取り除けば動くと言う。
礼は青山に自分でやるからどうすればよいかを聞き、「動いて」と言いながら手入れを始める。
手入れが終わり青山から受け取った豆をセットしてボタンを押すが音を立てるだけでエスプレッソは出てこない。
礼はそんなマシンを叩きながら、「動けよこら。ちょっと汚れただけでいじけてんじゃねえよ。甘ったれてんじゃねえよ。もう嫌なんだよ!」
と妬み嫉みばかりを内側に溜め込み僻んでいたこと僻んでいたこと。
本当は惨めだったこと。
それはマシンへの怒りなんかではなく間違いなく自分に対してのものであった。
「だらしなく惨めでみっともないことは分かってるけど。あたしだってほんとは、そっち側がいいよ!」
礼の中に溜まっていたものが吐き出されるようにマシンは再び動き出しエスプレッソを出した。
礼は青山に促され飲むと、昔は苦いだけだったのに美味しいと微笑む。
青山はそんな礼に「たとえアレを持っていなくてもしがみついて続けられる人はそれに匹敵する何かを得られるのではないか?」と話す。
そして礼はもう一度夢を追うことを決意したのだった。

青山を追う謎の男!

青山が去った後すぐに謎の男林三平(通称ぺい)が礼の元を訪ねる。
礼はぺいに青山の似顔絵を描き渡す。
ぺいは絵を見て「間違いない、俺が探している男だ」と言う。
礼はぺいみたいな男に追われるような男に見えなかった青山が一体何をしたのか問うと意外な答えが。
「人殺し」。
礼は「うそ…」と驚いていた。

では今度はドラマのメインキャストとゲストキャストをご紹介しましょう(^-^)

ドラマ「珈琲いかがでしょう」3話ネタバレあらすじ

1杯目「男子珈琲」

イケてる男・飯田

サラリーマンの飯田(戸次重幸)は毎晩、20個年下の妻・由美(筧美和子)がヨガをやる横で筋トレをやるような意識の高い男。
出社の際はストールを巻き眼鏡姿で女性社員からも憧れの目を向けられている。
そしてそのことを飯田自身も分かっていた。
そんな飯田が勤める会社のビルの前に青山(中村倫也)はたこ珈琲を出店していた。

飯田と正反対の同僚・森

飯田の同僚の森は肥満体系で薄毛の方も進行している、いわばイケてる飯田とは真逆の男だ。しかし森自身それらのことを気にしているそぶりは全くなくむしろ「俺はありのままでいいや」言うほど。
飯田はそんな森を内心、見下していた。

イケている、と思っていた…

飯田は若い女性社員3人を連れたこ珈琲を訪れていた。
珈琲を淹れる青山の前で飯田は社員たちに珈琲のうんちくを披露する。
博識な飯田に感心する社員たち。
その様子に気をよくした飯田は社員たちの珈琲代を奢ることに。
嬉しそうに会社へ戻って行く社員たちを見送る飯田に青山は「お詳しそうなので」と珈琲に何の豆が使われているかを問う。
飯田は適当と言いつつも青山の問いに正解する。
ただ青山は正解は正解だが飯田が答えた豆の他にもあり計8種類の豆がブレンドされているとも。
「そこまでは分からないよ」
飯田は少しだけ気を悪くした様子で会社へ戻って行くのだった。

その後、会議での森のプレゼンに参加している社員一同が賛同するもそれが面白くない飯田は「俺はちょっとどうかと思うけど」といちゃもんをつける。
だが飯田よりも10個以上年下の部下は「どこがダメなのか説明してください」と苛立ちながら言い返す。
苦し紛れに俯瞰的に見れていないと答える飯田だが、森はそれを真摯に受けとめる。

会議の後、飯田は自分に突っかかってきた部下の愚痴を森にこぼす。
そんな飯田を森は「誰もがお前みたいに上手くいかないんだから」となだめる。
話を変え会社の前に美味しい珈琲屋が来ていると言う飯田に「銭湯のコーヒー牛乳しか飲めないんだよ」と話す森。
飯田はそんな森にどんくさいなといいながら笑うのだった。

退勤前に飯田がトイレで手を洗っているとどこからか女性社員らの会話が聞こえてくる。
「自分が注目されてないとすぐマウントして。悪い癖だよね」
「さっきの珈琲屋でうんちく語ってる時のドヤ顔見た?イタイよね」
「でもおだてるとすぐ奢ってくれるの。かわいいもんだよ」
「誰か教えてあげて。あのストールそろそろやばいってさ」
話しているのはさっき珈琲を奢った社員たちで、その悪口は飯田に向けられていたものだった。
「香水もきついよね」
「筋肉付けてる暇あるなら仕事してよね」
去って行く社員たちの会話を聞きながら飯田はその場で崩れ落ちてしまうほどのショックを受ける。

就寝前、様子のおかしい飯田を見て由美は何かあったの?と聞く。
「俺ってもうイケてないのかな?」
由美は飯田の問いに驚き、
「え、うそ。やだ。まだイケてると思ってたの?」と言い放つ。
飯田の心は完全に折れるのだった。

 

下に見ていたあいつが…

翌日、ストールを巻かずに出社した飯田。
受付嬢に挨拶するも彼女の笑顔は若い部下に向けられなんとも言えない気持ちのままオフィスへ入ると何やら「おめでとう」という言葉が行き交っている。
なんと森がマレーシアへ行くことになっていたのだ。
あんなに見下していた同僚が自分より先に出世。
飯田は信じられない様子で「マレーシア…」と呟くのだった。

それぞれがそれぞれに自分の良さを

すっかり落ち込んだ様子でたこ珈琲に来た飯田。
淹れられた珈琲を飲み「8種類も入ってるんだ。全然分からないや」と飯田。
一息つき見下していた同僚が先に出世することを語り笑いながら「やってらんね。カッコ悪いね」と飯田は話し始める。
「外見ばかり気にして、人と比べてばかりいて、中身が伴っていなかったのは自分だった」
すっかり意気消沈な飯田に、青山はちょっとお時間よろしいですか?と聞き、珈琲を淹れる。
飯田はそれを飲むと「煮詰めすぎた麦茶みたい」とむせる。
インドネシアの比較的安い豆と言ってからさっきのブレンドに混ぜる。
それをもう一度飲むと今度はびっくりしながら苦みが増した…と飯田。
「独独の苦みが不思議なパンチを出して個性的な味になるんです。
青山はブレンドされることで味わい深くなる珈琲もあるといい、
それぞれがそれぞれに自分らしさを持っているから愛されるんだと話す。
飯田は苦い顔をして「自分らしさね」と呟く。
そして「ブレンドじゃなくストレートになりたかった。だったのに…」
そうい言ってから飯田は青山に君は?ブレンド?ストレート?と聞く。
困ったような顔をする青山に飯田は気楽な商売でいいと言う。
青山はおかげさまでと一言だけ返すのだった。

家でヨガをやっている由美の横で飯田も筋トレをしている。
その時、由美は何かに気づいたように飯田の体臭を嗅ぎだす。
「香水やめた?」
「え?うん。汗臭い?」
そう聞く飯田に由美は「マー君の匂いたまらな~い」と癒されるように話す。
続けて由美は「加齢臭大好きなの。じゃなかったら20個も上の飯田と結婚してないし」と。
「なんて言うんだろ?この煮詰めすぎた麦茶?みたいな匂い?たまらない!」
そう話す由美を飯田はめいっぱい抱きしめるのだった。

危機一髪

ぺい(磯村勇人)は口笛を吹きながらスマホを操作していると、
「おっ最新目撃情報。このへんじゃん」と呟く。
ぺいは青山がたこ珈琲を出している近くまで来ていたのだ。

青山が店の片づけをしていると、辺りを見渡しながら歩くペイの姿を見つける。
焦った様子で車の陰に隠れ、すぐさまその場を後にするのだった。

 

「金魚珈琲」

運命的?な再会

ぺいから逃げてきた青山はとある田舎町に着くも車のタイヤがパンクしてしまう。
そこでスナックのママ・アケミ(滝藤賢一)と出会いしばらく店の手伝いをすることになる。

スナックは数組の客で賑わっている。
忙しく手が足りなくなったアケミは「ヘルプ召喚よ」と言って青山を呼ぶ。
現れた青山のイケメンぶりに女性客は開いた口が塞がらなくなるほど。
女性客たちからの質問攻めに答えるアケミは青山をどこかで見た気がするのと話す。
そんな話題で盛り上がっていると1人の男性が来客する。
男性は初めてなんですがと言うがアケミは快く歓迎する。
席に座ろうとする男性はアケミを見て驚く。
「田村?」
「え?やだ待って。もしかして遠藤君?」
なんと2人は同じ中学の同級生だったのだ。
遠藤(丸山智己)は起業し地元に戻ってきたと言う。
なにがおすすめかと聞く遠藤にアケミは青山の作る珈琲焼酎はいかがと答える。
青山が作った珈琲焼酎を飲んだ遠藤は絶賛し、それを見ていた他の客も同じものを注文する。
青山は瞬く間に店の人気者になるのだった。

遠藤はアケミに明るくなったと言う。
アケミも当時の内気な自分からしたら現状は考えられないと話す。
そんな懐かしい話をしていると遠藤がカウンターの上に置いてある小さな金魚鉢の中にいる金魚に視線を移す。
アケミはこの金魚は雑種でつがいがいないため雄なのか雌なのか分からず自分と一緒だと言う。
そう話すアケミに遠藤は綺麗だねと言うのだった。

ある日、アケミは介護センターへ母を迎えに行っていき、
その時偶然、営業に勤しむ遠藤を見かけ真っ当に働く彼を見つめていた。

 

アケミの後悔?

開店前の店でアケミは青山に珈琲を淹れてもらっていた。
珈琲を飲みながら何かを極めることは大変と話すアケミ。
「私は途中で諦めちゃったからな」
後悔しているか問われたアケミは首を横に振り
「このお店好きだから」と笑顔で答える。
そんなアケミはやっぱりこの顔どこかで見たことがあるような、と話す。
それに対し青山は微笑むだけだった。

アケミが金魚に餌をやっていると突然アケミの心の声が。
『ねえ金魚。こんな狭いところに閉じ込められて自分の排泄物で濁って行く水の中。ただ食べてグルグル回ってお前幸せ?私みたいね。可哀想』
ふとアケミが店の入り口に目をやると遠藤が立っている。
「遠藤君いま私の心の中読んだ?」
遠藤は「いいや」と答え珈琲焼酎を注文するのだった。

時間は夜になり遠藤の他にも客が賑わっている。
この前の女性客たちも青山見たさに新しい客を連れて来客する。
そんな時、常連の客がアケミにいつものやつ歌ってとカラオケに曲を入れる。
それは中森明菜のDESIREでアケミはマイクを持ちノリノリで歌い出す。
するとここでまた突然、心の声が聞こえる。
『ねえ、私にはもっとほかの人生があったんじゃないの?ねえ』
遠藤は真剣な顔でそんなアケミを見つめていた。

遠藤の本性

店は閉店しアケミと遠藤が2人で飲んでいた。
遠藤は「毎晩こんな感じ?」と聞く。
「そうねえ」
「大変だな」
「大変だけど私はお天道様の下で堂々と働けるような人間じゃないし」
遠藤はそんなことないと言いつつも「でもなんかもったいないな」と話し始める。
今日アケミを取り巻く人たちを見て狭くて閉鎖的な町に住む彼らは上っ面な記号的なアケミのことしか見ていないんじゃないかと言い出したのだ。
そしてもう一度夢に向き合った方がいいのではと話す遠藤。
ここでまたしても心の声に入る。
『嬉しい。私ずっとずっと誰かにそんなふうに言われたかった』
遠藤がそれと同じことを口にする。
「ねえ!なんなのそれ?こないだから」とアケミ。
「私の心の中勝手に想像してブツブツ呟くのやめてもらえない?」
なんと今までの心の声はアケミのものではなく遠藤が勝手に想像したものだったのだ。
胸糞悪いし見当違いな想像。上っ面で記号的にしか見ていないのは遠藤の方だと言う。
そして常連の客たちへの感謝の想いを語り、
さらには金魚も最初はデカくて立派な水槽で飼っていたが広すぎてキョドって病気になったためあえて小さい鉢にしたのだということも話し、
遠藤に「悦に入るために私の周りの人たちを使うのはやめてくれる」と言い放つ。

それを聞いた遠藤は突然人が変わったような雰囲気で、なら現状満足しているのかと問う。
遠藤は「満足しているかと言えばどうか…」と答えるアケミを言いくるめ怪しげなサプリメントを売ろうとし始める。
遠藤の圧に屈してしまいそうになるアケミだがソファで寝ていた青山が「アケミさん!」と言いながら目覚める。
青山は酒を飲んで眠くなりそのまま寝てしまっていたと。
起きた青山は、遠藤に帰るよう促す。
食い下がる遠藤に青山は遠藤のバッグを腹にたたきつけ胸倉を掴む。
そしてすごい剣幕で睨みつけると遠藤は迫力に負け店を出て行ったのだった。

2度目だった…

昔から変な男ばかり引き寄せてしまうというアケミは嫌になると言い
「私はこの小さい鉢で十分」と店を見渡す。
青山は「数日店にいて思ったのは「あったかいですね。アケミさんの世界」と話す。
そんな青山にアケミは行くの?と聞くと「お世話になりました」と頭を下げる。
寂しそうにするアケミを青山は優しく抱きしめるのでした。

閉店後、一人ウイスキーをあおるアケミは、ふと何かを思い出す。
「あ。あの子…」
過去にアケミが働いていた店で乱闘が起きたことがあった。
その時、助けてくれたのが金髪姿の青山だったのだ。

「そっか。助けられたの、2度目だった」

その頃、青山を探しているぺい。
「ちょっと遠のいちまったか。うまく逃げられると思うなよ。待ってろアニキ」
そう言い車を走らせるのだった。

珈琲いかがでしょうのゲストキャストとキャストは?

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「珈琲いかがでしょう」キャスト引用元 テレビ東京公式サイト

青山一(あおやま はじめ):中村倫也

移動珈琲店「たこ珈琲」店主。
移動珈琲車に乗り、街から街へ、行く先々で、人生に少し傷ついた人たちの心を癒していく。
爽やかで飄々とした王子様に見えるが、その裏には想像を絶する秘密が…!?

テレ東の連ドラ初主演となる中村倫也さん♪「珈琲いかがでしょう」の青山一の見た目や佇まいなどが、中村倫也さんにしか見えない、という多くのファンの声があったことはご存じだったようです。

なのでご本人も「お待たせしました」という感想なんだとか。

もし他の人が演じたら、クレームを言ったかも(笑)とコメント。

何か影のある青山一。そんな影と包容力のある、コーヒー屋のポワポワした兄ちゃんを演じたい、と中村倫也さん。

癒しとハラハラを内包するドラマになるとのこと。ファン待望のドラマ化、ぜひ期待したいですね(≧∇≦)

垣根志麻(がきね しま):夏帆

誠実・丁寧・義理・人情がモットーの不器用女子代表。
仕事では要領のいい後輩に出し抜かれ、上司にも認めてもらえず、人の失敗の尻拭いをさせられる毎日に心が折れていたが、そんな中で偶然出会った「たこ珈琲」に癒されていく。

夏帆さんが演じるのは一生懸命でどこか憎めない、不器用なOL。中村倫也さんの青山一は、漫画から飛び出したようにピッタリだとコメントされています。

原作については、さらっとしているようでエグみや意外性のあるストーリーで引き込まれる、と夏帆さん。

原作の垣根志麻をきちんと再現できるように頑張りたい、とコメントされています。

杉三平(すぎ さんぺい): 磯村勇斗

青山の過去に深く関わる謎の男。
2人の間に一体何が…!?

磯村勇斗さんが演じる三平は通称「ぺい」と呼ばれています。

コーヒー大好きな磯村さんですが、このぺいはなんとコーヒーが大嫌いな人物なんだそうです(^^;)

見た目はチンピラっぽいぺいですが、彼なりに正義感を持って青山に近づいていきます。

さて、ふたりの関係とはどのようなものなのでしょうか?

たこ:光石研

ホームレスの男性。

光石研さん、ちょっとやり過ぎ?(笑)ある意味おしゃれに見えますよね(^^;)

たこは青山一の過去に深く関り、「たこ珈琲」のルーツとなった男性。

たこはセリフが良い、と光石研さん。

どんなセリフが飛び出すのか、みなさんも注目してください!

ゲストキャスト(第3話まで)

第1話「人情珈琲」馬場:足立梨花

垣根志麻の後輩のOL。

第1話の主人公は夏帆さん演じる志麻。その志麻の後輩のOLを足立梨花さんが演じます。

足立梨花さんは演じる馬場について「うわぁ~馬場ちゃんヤバいな~」と思ったとか(笑)

でもヤバいだけではない馬場ちゃんも見せてくれるとのこと。どうヤバいのか、注目してください!

第1話「死にたがり珈琲」早野美咲:貫地谷しほり

クレーム対応のオペレーターで自殺を考えている。

貫地谷しほりさんは、演じる美咲についてこんなコメントを。

全身ベージュに身を包んだ、絶望を抱え込んだ人

かなりシュールな美咲です。台本を読んだときはよくわからなかったそうですが、セリフを口にしてみると共感できたとか。

今回はみなさんセリフについてコメントされていますね。荻上直子さんの脚本がそれだけ素晴らしいということ(^-^)

どんなセリフが出てくるのか楽しみです(≧∇≦)

第2話「キラキラ珈琲」大門雅:山田杏奈

東京に憧れるパワフルな田舎の女子高生。

山田杏奈さんは演じる雅について「目指すものをまっすぐに見つめる少女」とコメント。

心の奥にしまっていた、情動や熱量を思い出したそうです(^-^)

さて、雅は青山一と出会い、どんなことが巻き起こるのでしょうか。

第2話「だめになった珈琲」礼:臼田あさ美

東京で挫折をした女性。

監督がとても丁寧に演出したという、今回の撮影。臼田あさ美さんは挫折した女性を演じました。

東京に憧れた女子高生と、東京に挫折した女性。どんな対比で描かれるのでしょうか。

第3話「男子珈琲」飯田正彦:戸次重幸

第3話「男子珈琲」飯田由美:筧美和子

第3話「男子珈琲」森:小手伸也

戸次重幸さん演じる正彦は都会のサラリーマン。この役はオリジナルで原作にはないそうです。

周りに必ずいる人、という設定で、一番共感を得られる人物なんだとか。

憎まれ役は大好き、と語る戸次重幸さん。憎まれ役だとバラしちゃいました(^^;)

そして正彦の妻を演じるのが筧美和子さん。家で運動をするシーンではつい笑ってしまったそうです。

戸次重幸さんと、どんなご夫婦になるのか楽しみですね♪

そして小手伸也さんが演じる森は正彦の同僚。実際に戸次重幸さんとは同じ年なんだそうですが、周りからは「見えない」という辛辣な言葉をかけられるそうです(笑)

愛すべき中年男性の悲哀が光るショートストーリーとのこと。頭頂部に挑戦的な役作りをした(笑)という小手伸也さんにご注目ください!

第3話「金魚珈琲」アケミ:滝藤賢一

第3話「金魚珈琲」遠藤:丸山智己

アケミは田舎のスナックのママをしている中年男性。衣装やウィッグなどを合わせながら、自分の中の何かが開いたような・・・(笑)と滝藤賢一さん。

滝藤賢一さんのママ姿、超楽しみです(≧∇≦)

そして丸山智己さん演じる遠藤は、アケミの同級生。

詳細についてはまだよくわかりませんが、丸山智己さんは現場でずっとワクワクしていたそうです。

以上、第3話までのメインキャストとゲストキャストをご紹介させていただきました。

それでは原作ネタバレをご紹介しましょう(≧∇≦)

 

 

 

珈琲いかがでしょう原作ネタバレあらすじキャストのまとめ

灰谷役は磯村勇斗!TWO WEEKS殺し屋キャストはジルベールやひよっこヒデが話題?

「珈琲いかがでしょう」は2014年2月20日から2015年12月7日まで『WEBコミック EDEN』で連載されたコナリミサトさんの漫画が原作です。

主人公、移動珈琲屋の青山一を漫画ソックリな中村倫也さんが演じます。共演は夏帆さん、磯村勇斗さん、光石研さんなど。

丁寧にコーヒーを青山が淹れることで、心を傷めたひとを癒していくというストーリーです。

繊細であり大胆である、というこの「珈琲いかがでしょう」。

どうぞみなさんも中村倫也さん演じる青山一の珈琲に癒されて下い(≧∇≦)

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