がん消滅の罠のネタバレ感想は終わり方が微妙で真相が難しい?【完全寛解の謎】

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4月2日(月) TBSドラマ特別企画「がん消滅の罠~完全寛解の謎~」が放送されました。

主演は唐沢寿明(からさわとしあき)さん! 共演は渡部篤郎(わたべあつろう)さん、及川光博(おいかわみつひろ)さんです。

唐沢さんと渡部さんは今回初共演。お二方とも多数のドラマに出ているので、初共演は意外ですね。

このドラマの原作は、第15回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞していますので、ミステリードラマとして期待大です!!!

がんが消滅する? 完全寛解とは? 

今回は「がん消滅の罠~完全寛解の謎~」のあらすじネタバレ、感想をまとめました。

 

 

目次

「がん消滅の罠~完全寛解の謎〜」のあらすじは?

 

日本最高峰のがん医療を提供する日本がんセンターの呼吸器内科医・夏目典明(唐沢寿明)は、生真面目で誠実な性格で、同僚や患者にも評判が良い優秀な医師である。
一方、同僚の研究医・羽島悠馬(渡部篤郎)は、診察などの臨床を全くしない上に、他の医師を寄せ付けず一人で研究に没頭する変わり者で、院内でも浮いた存在。
そんな二人は高校時代からの親友であり、夏目は周囲が苦手とする羽島に対しても物おじせず、医師としての羽島の豊富な知識を買っており、何かと助言を求めることが多い。

夏目はこの日、自らが担当した末期がん患者のがんが消えたという謎について羽島に相談していた。
小暮麻里(柴本幸)という女性の患者で、肺にがんが広がる肺腺がんであった彼女は、夏目が担当した時点ではすでに余命が半年という状況で治る見込みはなく、生命保険の事前給付金も受け取っていた。しかし半年後、麻里のがんはすべて消え去り、完全寛解したのだ。
夏目と羽島は、奇跡は起こらないと思いつつも、麻里のがん寛解について理由がわからず、頭を抱える。

一方、麻里のがん寛解について、不審だと感じた人物が他にもいた。
夏目、羽島の高校時代からの同級生で、生命保険会社の調査部に勤める森川雄一(及川光博)と、その部下・水島瑠璃子(渡辺麻友)である。
森川と瑠璃子は、麻里が生命保険に加入してから8ヶ月という早さでがんを発症した点、本人の収入の割合に比べて高額の保険に加入していたという点、
そしてがんが完全寛解したという3つの点において疑問を抱き、保険金詐欺の可能性を夏目に糾弾する。

そんな中、夏目の患者がさらにもう一人、がんを克服する。
麻里と同じ末期の肺腺がんだった横山宗彦(みのすけ)も、生命保険の生前給付金を受け取ったのち、完治が不可能とされたがんが寛解したのだ。
不可解な完全寛解に警察までが麻里、横山の保険金詐欺を疑い、夏目はがんセンターから謹慎を言いつけられる。
納得がいかない夏目は、がん消滅の謎を独自に追うことに。果たして、これは医学の奇跡なのか。それとも何者かの陰謀なのか。
さらには殺人事件まで発生し、警察から追われる身となった夏目は、この事件の背景にある新進気鋭の病院の存在に気づく。
それは、フリーライターをしている夏目の妻・紗季(麻生久美子)が調べている病院・湾岸医療センターだった。
事件を追う夏目と羽島の前に現れた湾岸医療センターの医師・宇垣玲奈(りょう)。
そして、その背後には夏目が行方を追い続けていた恩師・西條征士郎(北大路欣也)の影が見え隠れする。
果たして、事件の全貌には何が隠されているのか──。がん消滅の謎とは──。

がん寛解とは・・・がんの症状が軽減される状態。がんが縮小し、症状が改善された状態を「部分寛解」。がんが消失し、検査値も正常を示す状態を「完全寛解」と言う。

引用元:http://www.tbs.co.jp/gan_shoumetsunowana/story/

末期がんが完治するなんて有り得るんでしょうか?

トリックがあるのですが、ちょっと医療知識が無いと理解が難しいかもしれませんね・・・。

以降であらすじ、ネタバレ感想を追記します。

 

がん患者のがんが消える??

医師の夏目はがん患者小暮麻里に余命半年宣告をします。夏目は以前がん宣告した患者が、自殺してしまったという過去のトラウマがありました。

小暮麻里は余命宣告を受け入れ、保険会社から生前給付を受けます。

そして半年後・・・。なんと小暮麻里のがんは消えていました!!そんな事ある??って感じですが、現実では末期のがん患者のがんが消えることは通常無いのかと思います。

保険会社の調査部森川、水島は詐欺による不正受給を疑いますが、夏目は真っ向から否定。

相次いで、夏目のがん患者横山宗彦もがんが消滅します。ここまで来たら誰もが詐欺を疑っちゃいますよね・・・。

そして横山は何者かに殺害されてしまい、警察からも疑われてしまう夏目。

また厚生労働省の柳沢昌志(加藤虎ノ介)が、がん宣告を受けて夏目に頼ってきます。この柳沢も事件のカギを握っているようですが、柳沢も何者かに殺されます。

殺人事件、がん消滅の謎、盛りだくさんの展開です!!

 

他人のがんを植え付ける?衝撃のガン消滅の真相とは?

 

 

夏目は同僚の羽島と共に調査を続け、がん患者に共通点を見つけます。

小暮麻里と横山宗彦は湾岸医療センターで宇垣という医師に治療を受けた事。

アレルギー疾患を患っていた事です。何とアレルギー疾患の治療として免疫抑制剤を投与し、他人のがんを植え付けられていました。宇垣のバックにいるのは夏目の恩師西條です!!

通常他人のがんを植え付けても、人間の免疫反応でがん細胞は消滅する。

しかし免疫抑制剤を投与することで、免疫力が働かずがんになってしまう。しかし免疫抑制剤を止めれば、免疫力が働き他人のがんは消滅するというカラクリです。ちょっと難しいですね(笑)

そして偶然にも夏目の妻紗季も湾岸医療センターに仕事でかかわっていました。

紗季は妊娠していましたが、湾岸医療センターで貧血で倒れてしまい入院します。

紗季は後日検査で、がんに冒されている事が発覚。

他人のがんを植え付けられたのか?と思いましたが、免疫抑制剤を止めてもがんは消滅せず・・・。実は半年前に既にがんにかかっていました。

そこで西條は夏目に取引を持ち掛けます。「私の革命に協力すれば奥さんを完全寛解に導く」と・・・。

西條の革命とは、今の医療界をひっくり返し、新薬の承認の認可を進める事。過去に新薬を使えず娘を失くした過去があったんです。

その為に政治家、官僚にがんを植え付けて脅していたんですね。

柳沢昌志はがんを植え付けられたのではなく、本当にがんだったのでしょう。

夏目の妻紗季と同じように。宇垣が言うには何か細工を施したとか・・・。

何か正直見ていて難しくて良く分からなくなってきました(笑)

 

がん細胞に自殺装置を埋め込む?

 

 

夏目と羽島は、学生時代に西寺という同期が、自殺装置付きのがん細胞の研究をしていた事を思い出します。

そう、西寺が西條と協力していたんです。

がんにかかっていた患者に対しては、がんに自殺細胞装置を埋め込み、特定の薬剤を投与することで自殺装置が発動しがんが消滅するというカラクリでした。

現実にそんなことは本当に可能なんでしょうか?

夏目は西條からの取引は突っぱね、西寺から受け取った薬剤で無事に紗季を救うことが出来ました。子供も無事生まれてましたね!

そして西條は暴力団の男に刺され拉致され、死亡します。

吉田鋼太郎さん演じる組長榊原の部下が刺したようです。

横山宗彦、柳沢昌志を殺害したのもこの暴力団の男でしたが、理由付けがあまりありませんでした。邪魔になったから口封じで殺したのかな?

榊原もがんにかかり夏目の診察を受けていました。その後宇垣に自殺細胞装置を埋め込まれ、おそらく完全寛解したのかな?

結局西條は死んでいませんでした。死んだと見せかけて今後も宇垣と共に医療界の革命を続けるのか・・・というところでドラマは終了です。

 

まとめ トリックが難しすぎ!

夏目の妻は無事助かり、ハッピーエンドなのかもしれませんが、正直医療知識があまりないので、トリックを理解するのが難しかったです。

俳優陣の演技はりょうさんが怪しい女医を演じていて良かったですが、唐沢寿明さんは正直白い巨塔の財前教授のイメージが強すぎるため、今回の役は個人的にはあまり惹かれませんでした。

このドラマはこれで終わりでしょうか?何か続編があるのでは?と思うようなラストでしたが、おそらく無いでしょう。

あまりすっきりした終わり方では無かったです。期待していたせいか正直モヤモヤ観が残っていますし、3時間は長かった・・・と思います。

否定的な事ばかり記載しましたが、原作は評判が良いようです。ドラマと原作は大きく違うようですね。今度原作を読んでみます!

 

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