2025年8月8日に関東地方で再放送されるドラマスペシャル「ゾウのはな子」のキャスト出演者やあらすじ・原作ネタバレや脚本家、そして実話なのか?ご紹介します。
戦争時代の悲しすぎる出来事を描いた反町隆史さん主演の「ゾウのはな子」のキャスト出演者やあらすじとは?
ドラマ「ゾウのはな子」原作ネタバレは実話?
ドラマ「ゾウのはな子」のストーリーは?実話なの?
ドラマ「ゾウのはな子」は、2007年8月4日に千の風になって ドラマスペシャルの第二弾として放送された作品です。
ちなみに第三弾が前日まで再放送されていた「はだしのゲン」でした。
以下の記事では「はだしのゲン」の再放送でも話題になった子役キャストの現在についてご紹介しています。
ドラマ【はだしのゲン】子役の小林廉など現在とは?キャストまとめ!
当時の視聴率は11.8%を記録!単なる動物ドラマを超え、人間と動物の絆、戦争の記憶、命の尊さを問いかける内容が高く評価されています。
今回18年の時を経て、関東地方で平日昼間に再放送されることになりました。
【ドラマ出演情報】
8月8日(金) フジテレビジョン
(関東ローカル)13:50~15:45 放送
夏・特別企画第4弾「ゾウのはな子」が再放送されます!
〜宿命と共に生きた2頭…愛と魂の物語〜
是非ご覧くださいませ。https://t.co/2ofIZpIlpW#反町隆史 #北村一輝 #純名里沙 #甲本雅裕 #堺正章 ほか— 純名里沙[Risa Junna]スタッフ(公式)&たまに本人登場 (@monarisa_info) August 1, 2025
戦禍において餓死させられた上野動物園の実在のゾウ・花子と、タイからやってきた子ゾウ・はなこ。
2頭の過酷な運命を、反町隆史さん、北村一輝さんの飼育員の目線で描く物語となっています。
実話をもとにしたドラマで、太平洋戦争真っ只中、餌の調達に困った上野恩賜動物園は、猛獣たちの毒殺を決行することになります。
しかし、花子を含む賢い象たちは、毒入りの餌を食べず、日に日に衰えていくことに。
戦前の上野動物園のスター的存在だった「花子」に深い愛で向き合い、「花子」の死を選ばざるを得なかった悲しい体験に苦悩し、再起していく飼育員・吉岡亮平を反町隆史さんが演じました。
反町隆史さんは今回の撮影にあたり、動物と飼育員に関する様々な資料を研究し、役作りの参考にしたそうですよ。
そして「花子」の死から2年後に終戦を迎え、再びタイから子象を迎え入れ、そのゾウの名も戦前の「花子」より平和な時代に生き、長生きしてほしいという願いを込めて「はな子」と名付けられることに。
反町隆史さん演じる飼育員・吉岡から引き継ぎ、「はな子」に精一杯の愛情をもって接し
、その後、幾重の試練を乗り越える戦後の飼育員・高野敬介を北村一輝さんが演じます。
実質前半は反町隆史さん、後半は北村一輝さんが主演のような物語構成となっています。
原作ネタバレ
気になる「ゾウのはな子」の原作ですが、山川宏治さんの著書「父が愛したゾウのはな子」です。
飼育員の山川宏治さんの著書、「父が愛したゾウのはな子」 は、西東京市の図書館にも蔵書されています。
はな子さんについて、詳しく記されていますよ。https://t.co/37TjmALAxt pic.twitter.com/xzNYCRWQBp— まゆみ〜原発を越えて〜 (@m_oshaberry) May 29, 2016
飼育員の山川宏治さんが父親のベテラン飼育員の山川清蔵さんの逸話をもとに書かれた物語。
東京・井の頭自然文化園に暮らす、おばあちゃんゾウの「はな子」。
はな子は戦後初めて日本にやって来たゾウで、ひとりぼっちで海を越えたはな子は過度のストレスのため、夜中に動物園に忍び込んだ酔っ払いを事故死させてしまうのです。
悲劇はこれだけに終わらず、よくなついていた飼育員を不幸にも死なせてしまう事件をおこしてしまいました。
その処分として鎖につながれたはな子は「殺人ゾウ」の烙印を押され、来園者たちから石を投げられる存在に。
やせ細った彼女は、ベテラン飼育員の山川清蔵さんと出会うことに。
清蔵さん、そしてその後を継いだ息子の宏治さんとの親子二代に渡る温かな交流が、はな子の心を少しずつ開いてゆくというお話ですね。
この像のはな子は、井の頭自然文化園で長きにわたり愛された存在となり、2016年まで飼育されていました。
現在も井の頭公園の最寄り駅吉祥寺駅前には「はな子」の銅像があるそうですよ。
ホテルから徒歩約6分、吉祥寺駅北口駅前広場では、「ゾウのはな子」像が皆さまをお出迎え。
右足を上げて今にも歩き出しそうな愛らしいポーズが、訪れる人の心をそっと和ませてくれることでしょう。
📸 @mnk701030 pic.twitter.com/YVNywtO62w— 吉祥寺エクセルホテル東急 (@KichijojiExcel) August 4, 2025
脚本家
そして今作で脚本を手掛けたのは寺田敏雄さんです。
現在66歳のベテラン脚本家で、1990年代から様々な人気ドラマを手掛けています。
1990年代は「憎しみに微笑んで」「たたかうお嫁さま」「ラビリンス」など。
2000年代に入ると「ドクターX〜外科医・大門未知子」の2~4シリーズ、2018年放送の「刑事七人」を手掛け、一番最近では田中圭さん主演「ブラックポストマン」の第1話を担当されていましたね。
シナリオ・センターご出身、寺田敏雄さん、鹿目けい子さん、武井彩さん脚本のドラマ「ブラックポストマン」(テレビ東京)が8月18日(金)より放送スタート!
敵味方が入り乱れ二転三転する痛快ノンストップ・サスペンス!
主演は田中圭さんです!#ドラマ #シナリオ #脚本https://t.co/I7X6tDCvyn pic.twitter.com/BQDlikQRxN— シナリオ・センター大阪校 シナリオ小説エッセイの学校 since1976 (@sc_osaka) July 8, 2023
ドラマ「ゾウのはな子」あらすじネタバレは?
東京都武蔵野市・井の頭自然公園。この動物園の片隅でひっそりと生きている1頭の老象・はな子。しかし、この象の話をする前に、もう1頭の“花子”の話から始めなくてはならない。
昭和16年、太平洋戦争が始まった。昭和18年、夏。上野恩賜動物園・象担当の飼育員である吉岡亮平(反町隆史)は、人間でさえ食べるものに困っている中、動物たちのために生ゴミをあさっては、仲間の飼育員に分けていた。中でもジョン、トンキー、花子の3頭の象は1番の人気者だった。象舎の前には、いつものように和夫(大嶋捷稔)という少年の姿があった。和夫には象と同じ花子という名の妹(三浦三奈)がいた。しかしその妹は身体が弱く、まだ本物の象を見たことがなかった。
そんな時、園長の西村(堺正章)が飼育員全員を集めた。8月31日までに猛獣を処分せよとの通達が都から下ったのだ。9月11日、とうとう花子は餓死した。戦争が終わり、タイから1頭の子象「はな子」が贈られることに。その象の担当を命ぜられた吉岡は、「自分は象を殺した人間だ」と苦しみつつも、子どもたちの夢を叶えるべく再び立ち上がる。吉岡は、新しい飼育員・高野敬介(北村一輝)と一緒に最大限の愛情ではな子を飼育し、芸を覚えさせる。はな子は一躍動物園のスターになった。
昭和29年、はな子は武蔵野市の井の頭自然文化園に移されることになる。この頃からはな子の運命の歯車が狂い出す…。
引用元:フジテレビサイト
舞台は東京都武蔵野市・井の頭自然公園です。
当時の上野動物園と井の頭動物園をセットで再現し、ロケーション撮影はタイで行われたそうです。
ドラマ「ゾウのはな子」キャスト出演者は?
吉岡亮平 反町隆史
【上野恩賜動物園・象担当飼育係。】
反町隆史さんは、若かりし頃からファッションモデルとして活動をスタート。その圧倒的なスタイルとビジュアルで注目を集め、1994年、テレビドラマ『毎度ゴメンなさぁい』(フジテレビ系)で俳優デビューを果たします。
翌1995年には、映画『君を忘れない FLY BOYS, FLY!』でスクリーンデビュー。この作品は太平洋戦争を題材にした青春群像劇で、反町にとって役者としての大きな転機となりました。
代表作とブレイク:社会現象を巻き起こした「GTO」
1998年放送のドラマ『GTO』(フジテレビ系)では、不良高校教師・鬼塚英吉役を熱演。型破りで破天荒だが生徒思いの教師というキャラクターを圧倒的な存在感で演じ、「ハマり役」として一躍スターダムにのし上がります。
この作品は最高視聴率35.7%を記録し、以後の「学園ドラマ」像にも大きな影響を与える社会現象的なヒットとなりました。
2020年代に入ってからも、連続ドラマを中心に安定した出演を続けています。
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『TOKAGE 警視庁特殊犯捜査係』(2025年 夏予定)
→主役・上野数馬役で、都市犯罪の闇を暴く“トカゲ”の異名を持つ捜査官を演じる。 -
『オクラ〜迷宮入り事件捜査〜』(2024年 秋)
→杉野遥亮とのダブル主演で、記憶に眠る未解決事件に挑む刑事・飛鷹千寿役。
また、2021年まで約7年間、テレビ朝日系の人気シリーズ『相棒』で4代目“相棒”冠城亘を演じ、シリーズファンからの信頼も厚い存在です。
高野敬介 北村一輝
【上野~井の頭自然文化園・象担当飼育係。】
北村一輝さんは大阪府出身。役者としてのキャリアは、1990年代初頭に始まりました。上京後、三池崇史監督や望月六郎監督のアンダーグラウンド映画に立て続けに出演し、映画ファンの間で注目を集めます。
転機となったのは、1999年公開の三池崇史監督作品『日本黒社会 LEY LINES』。この作品での凄みある演技が話題を呼び、以後“怪優”とも称される個性派俳優としての地位を確立しました。
北村一輝さnの魅力は、その役柄の多様さにあります。以下は代表的な映画出演作の一部です。
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『日本黒社会 LEY LINES』(1999)
新宿を舞台にしたアウトロー作品。北村は在日中国人の若者を演じ、国籍や背景の違いを越える人間ドラマを体現。 -
『龍が如く 劇場版』(2007)
人気ゲームを原作とした本作で、原作キャラを凌駕する強烈な存在感を発揮。 -
『陰陽師0』(2024年)
安倍晴明の若き日を描くファンタジー時代劇。怪しげで神秘的な世界観と、北村の表情演技が高い相性を見せる。 -
『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』(2024年)
三池崇史との再タッグで話題に。柴咲コウ、亀梨和也らと共演し、教育と報道をテーマにした社会派ミステリーに挑戦。 -
『室町無頼』(2025年1月公開予定)
入江悠監督とタッグを組んだ歴史活劇。乱世に翻弄される市井の男を演じる。 -
またミュージカル「王様と私」にて舞台にも挑戦。王様役として、異文化交流と愛の揺らぎを見事に体現し、映像作品とは異なる表現力でも評価を得ました。
長谷川善治 六平直政
【上野恩賜動物園・トラ担当飼育係。】
大山浩太 小市慢太郎
【上野恩賜動物園・ツキノワグマ担当飼育係。】
南則夫 平山浩行
上野恩賜動物園・ライオン担当飼育係。
楢崎誠 石井正則
井の頭自然文化園・ゾウ担当飼育係。
松原隆三 飯田基祐
上野恩賜動物園・獣医。
松川裕子 柴田淳
井の頭自然文化園・獣医。
園田和夫 大嶋捷稔
象の花子が大好きでよく上野動物園に来ては花子の様子を見ている少年。
花子 三浦三奈
和夫の妹。身体が弱く、まだ本物の象を見たことがない。
浅倉勝治 田宮五郎
東京都職員。
高野洋介 窪塚俊介
敬介の息子。
高野佐代子 純名里沙
敬介の妻。
沢木祐二 甲本雅裕
井の頭自然文化園・象担当飼育係。
西村静雄 堺正章
上野恩賜動物園・園長。
まとめ
今回は「ゾウのはな子」の原作キャストなどご紹介しました。
山川宏治さんの「父が愛したゾウのはな子」を原作にしたドラマで、戦前から戦後にかけて日本の動物園にいた「はな子」という像と飼育員とのかかわりを描いた感動の物語です。
18年の時を経て再放送される「ゾウのはな子」を是非皆さんハンカチを用意してご覧ください!