福来スズ子の日宝の移籍はどうなる?給料の実話についても

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NHK連続テレビ小説・朝ドラ「ブギウギ」趣里さん演じるヒロイン、福来スズ子が松永大星から日宝への移籍を誘われ騒動になります。

福来スズ子の日宝(にっぽう)への移籍話はどうなるのか?移籍の条件、給料はいくらだったのか?ネタバレとヒロインのモデル・笠置シヅ子さんの移籍の実話についてもご紹介します!

目次

福来スズ子の日宝の移籍はどうなる?結末ネタバレ

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松永大星から日宝への移籍話を受ける!

移行で、ヒロイン福来スズ子の日宝(にっぽう)への移籍の結末のネタバレをご紹介します。知りたくない人は閲覧注意です。

福来スズ子(趣里)の移籍話は、ここからスタートします。

憧れの松永大星(新納慎也)から「内緒の話がある」なんて言われた福来スズ子!

この内緒の話が、移籍の話です。そりゃあ勘違いしちゃいますよね~。

福来スズ子は松永から、梅丸のライバル、日宝へ一緒に行かないか?と誘われます。

憧れの人からのお誘い。そして給料も、今の1.5倍という提示をされます。

育ての母親、ツヤ(水川あさみ)が検査するように勧められていて、入院となればまた費用もかかる・・・という手紙を弟の六郎(黒崎煌代)から受け取っていた福来スズ子。

移籍の話が頭をよぎりますが、応募もしていないときに、勝手に乗り込んだにもかかわらず、引き受けてくれた梅丸に義理もあります。

スズ子の移籍が騒動に!そして松永との恋が意外な展開に!

この移籍話はすぐに広まり、社長の大熊(升毅)は激怒!辛島(安井順平)が下宿に飛び込んできて「君には義理も人情もないのかね!」と詰め寄ります。

ここで初めてことの重大さに気付いた福来スズ子。師匠の羽鳥(草彅剛)からも大反対されました。

辛島は日宝との接触を避けるため、しばらく福来スズ子を軟禁状態に置きます。

ですがちょっとの目を盗んで抜け出した福来スズ子は、松永に会いに行きます。

松永に移籍のことがバレたので、一緒に逃げてほしいと訴えます。

そして「好きです!」と告白も(≧∇≦)

しばらく沈黙する松永。そしてこう言いました。

「ソーリー。ごめんよ」

松永は、アメリカに愛する人がいたのです。

福来スズ子に改めて、移籍の話を勧め去っていきました。

移籍の結末とは?

泣きながら部屋に戻った福来スズ子を待っていたのは、羽鳥と藤村(宮本亜門)。

ふたりは福来スズ子のために、曲を作っていたのです。

福来スズ子に楽譜を渡し、羽鳥はこう言いました。

「この楽譜を見ても、君の心が変わらないなら残念だけど、僕は君のファンだから客として君の歌を聴いていくよ」

その楽譜のタイトルはこう書かれてありました。

「センチメンタル・ダイナ」

福来スズ子は、梅丸にも日宝にも義理を欠いてしまったと感じ、これ以上歌う資格はないと伝えますが・・・。

羽鳥の妻、麻里(市川実和子)から、羽鳥が福来スズ子のため、必死で書き上げてくれたことを知りました。

翌日福来スズ子は、日宝へ行き、社長と松永に正式に移籍を断りました。

改めて辛島にお詫びを入れ、給料を少しでも上げてほしいと頼みます。

はじめは辛島に怒られましたが、羽鳥の仲介もあり、これまで通り梅丸で活動していくことになりました。

以上が朝ドラ「ブギウギ」福来スズ子の移籍の結末ネタバレでした!

では実話はどうだったのでしょうか?

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笠置シヅ子の東宝への移籍の実話!給料はいくらだった?

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笠置シヅ子さんにも、実際に移籍しそうな実話がありましたが、服部良一さんのご尽力により、穏便に松竹に残ることができました。

益田貞信から移籍の話が!

笠置シヅ子さんの移籍の話も、朝ドラ「ブギウギ」と同じように、笠置シヅ子さんの初恋の相手で、演出家の益田貞信さんからの引き抜き話が始まり。

1938年。笠置シヅ子さんは大阪から上京し、新しく設立された、松竹楽劇団に入団しました。

肝いりで設立されたこの松竹楽劇団には、最初のスタッフにもそうそうたるメンバーが顔を連ねています。

そのひとりが、益田貞信さん。男爵の家に生まれた超イケメン♪笠置シヅ子さんの初恋のお相手です。

ふたりが松竹で一緒にいたのは、ほんの2ヶ月程度でしたが、益田貞信さんも笠置シヅ子さんを可愛がり、あっちこっちに連れて行ったりしたそうです。

のちの師匠となる、服部良一さんともここで出会いました。

益田貞信さんは、音楽性の方向の違いから、松竹を数カ月で退団し、ライバル社である東宝に移籍しました。

海外で本物のジャズを学んできた益田貞信さんに対し、松竹は大衆に合わせた演劇を目指すようになったのです。

翌年の1939年、益田貞信さんは笠置シヅ子さんを、松竹から東宝に引き抜きしようと、声をかけます。

このときの笠置シヅ子さんは、スウィングの女王として大スターになっていました。

益田貞信さんも服部良一さんも、笠置シヅ子さんの才能を高くかっていたのです。

給料はいくらもらっていた?

笠置シヅ子さんは当時松竹から、破格の200円という給料をもらっていました。

親想いの笠置シヅ子さんは、そのうち150円を実家に仕送りしていたといいます。

このとき笠置シヅ子さんの育ての母親、ウメさんが闘病中だったこともあり、仕送りをもっと送れる、と心が揺らぎます。

東宝からは月給300円の提示があり、憧れの人からの勧誘ということもあり、とうとう移籍の契約書に調印してしまいました。

このことはすぐに松竹幹部の耳にも入り、移籍騒動は大問題に発展。新聞各紙も大きく取り上げます。

インタビューで、笠置シヅ子さんは「何も申し上げることはできません。みなさんにご迷惑をかけるようなことは、したくないのですけど・・・」と歯切れの悪いコメントを残しています。

おそらくここまで大問題になるとは、笠置シヅ子さんも思ってなかったのでしょう。

移籍の松竹の対応とは?

松竹側は当然激怒します。移籍の契約は、東宝のビルで密かに取り交わされたのです。

笠置シヅ子さんは団長の大谷博さんに呼ばれ、厳しく叱責されました。

さらに、大谷博さんの葉山の別荘に、奥様が監視のもと、23日間も軟禁されてしまいます。

そんな笠置シヅ子さんの相談相手になったのが、服部良一さんです。

このとき服部良一さんは、東宝の映画などの仕事もしていました。

服部良一さんは、松竹に残るよう、笠置シヅ子さんを説得。笠置シヅ子さんが松竹を辞めるなら、自分も辞めるとまで公言します。

この発言により、ふたりに恋愛ゴシップが流れますが、のちにお二人ともキッパリと否定。

おふたりは師弟関係にあり、笠置シヅ子さんは「人形遣いと人形」という表現をされています。

服部良一さんが東宝との交渉もおこない、移籍契約書の破棄に至りました。

笠置シヅ子の才能

益田貞信さんと服部良一さんが、笠置シヅ子さんを取り合うような形になりましたが、もともとお二人はジャズが好きで、松竹のときにも友好関係にありました。

益田貞信さんは、自分のやりたい音楽ができず、松竹を辞め東宝に移っています。

益田貞信さんも、自分のジャズの表現者として、笠置シヅ子さんが欲しかったのではないでしょうか?

それは服部良一さんも同じです。なによりスウィングの女王に育て上げたのは、服部良一さん他なりません。

このとき服部良一さんは、かなり慰留のため尽力を尽くされたそうですが、その理由はいまひとつわかっていないのです。

服部良一さんの自伝でも、この移籍騒動には触れていません。

笠置シヅ子さんの才能を、自分の音楽にどうしても必要だった、という理由も考えられますが、笠置シヅ子さんを救いたかった、という理由も考えられます。

ここまで騒動が大きくなると、東宝に移籍した場合、笠置シヅ子さんは歌手としての信用を失うことになるでしょう。

もし松竹に残っても、今後東宝との仕事はできないと思われます。

そこを服部良一さんは、穏便に両者合意できるよう、奔走されたのではないでしょうか。

今後の笠置シヅ子さんの歌手としての才能を守るために。

ということで、笠置シヅ子さんの移籍は寸前のところで、服部良一さんのご尽力により、破棄されるーという結末でした。

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日宝への移籍のドラマと実話との違いとは?

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朝ドラ「ブギウギ」福来スズ子(趣里)は、日宝への移籍を恋する松永(新納慎也)から「一緒に行こう」と誘われます。

ですが福来スズ子は、羽鳥善一(草彅剛)と藤村薫(宮本亜門)が自分のために作ってくれた曲のこともあり、移籍話を断りました。

実話では福来スズ子のモデル、笠置シヅ子さんも実際に、松永のモデル益田貞信さんから、日宝のモデルである東宝への移籍の勧誘を受けています。

ここで実話との違いがひとつ。このときすでに益田貞信さんは、東宝に移籍していました。

「ブギウギ」では「一緒に行こう」と言うので、ここが違うところです。

最終的に移籍を断る、という結末はドラマも実話も同じですが、断るまでの経緯も少し違っていました。

笠置シヅ子さんと師弟関係にあった、服部良一さんが東宝と松竹の間に入り、移籍の契約書の破棄をさせたのです。

服部良一さんは笠置シヅ子さんを移籍させないため、かなり奔走されたようです。

朝ドラ「ブギウギ」でも、羽鳥善一は福来スズ子のために、必死で曲を作りましたが、モデルの服部良一さんは東宝と松竹の間に入ってまで、移籍を阻止しています。

移籍の理由として金銭話がありましたね。親思いの笠置シヅ子さんは、200円の給料のうち、150円を仕送りしていました。

「ブギウギ」福来スズ子にとって、育ての母、ツヤ(水川あさみ)の医療費のことも移籍を受ける理由のひとつでしたが、これは実話も同じ。

笠置シヅ子さんも育ての母、ウメさんが体調を崩していて、仕送りの額を増やしたかったのです。

この金銭的な理由については、ドラマも実話もだいたい同じです。

ということで、福来スズ子の日宝への移籍の結末は、実話も同じく移籍しようとしましたが、キャンセルすることになりました。

憧れの松永に誘われた、というのは事実でしたが、松永のモデル益田貞信さんさんは、引き抜きをしたとき、すでに東宝にいた、というのがドラマ「ブギウギ」との違うところ。

そして羽鳥善一のモデル、服部良一さんが移籍をやめさせるため、かなり奔走したことも、ドラマとは少し違っていました。

朝ドラ「ブギウギ」で羽鳥は、確かに一生懸命福来スズ子のために曲を作りますが、会社同士の間に入って交渉する、というような事実は描かれないと思います。

そこが実話と少し違うところでした。

福来スズ子の日宝の移籍の結末の実話のまとめ

松永大星のモデルは演出家の益田貞信!ブギウギで新納慎也演じる

NHK連続テレビ小説「ブギウギ」ヒロインの福来スズ子は、これから憧れの松永から、梅丸のライバル、日宝への移籍を誘われます。

養母のツヤの病気もあり、実家にもっと仕送りしたいスズ子。

給料も上がるということで、スズ子は悩みます。

そんな福来スズ子に、移籍を反対する羽鳥が、藤村と一緒に「センチメンタル・ダイナ」を作り上げました。

福来スズ子は、日宝への移籍を断り、松竹で活動を再開させる・・・という結末。

これはほぼ、笠置シヅ子さんの実話と同じです。

違うのは、笠置シヅ子さんを引き抜く人物が、実話ではすでに移籍していたのに対し、朝ドラ「ブギウギ」では一緒に移籍する、という設定だったこと。

そしてドラマよりも、実話では服部良一さんがとても尽力されたことです。

桃色争議に大阪からの上京。そして移籍騒動。福来スズ子の波乱万丈は、まだまだこれからも続きそうです!

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