NHK連続テレビ小説・朝ドラ「ブギウギ」趣里さん演じるヒロイン、福来スズ子が松永大星から日宝への移籍を誘われ騒動になります。
福来スズ子の日宝(にっぽう)への移籍話はどうなるのか?移籍の条件、給料はいくらだったのか?ネタバレとヒロインのモデル・笠置シヅ子さんの移籍の実話についてもご紹介します!
福来スズ子の日宝の移籍はどうなる?結末ネタバレ
作詞家・藤村薫のモデルは野川香文?ブギウギで宮本亞門が演じる!
松永大星から日宝への移籍話を受ける!
移行で、ヒロイン福来スズ子の日宝(にっぽう)への移籍の結末のネタバレをご紹介します。知りたくない人は閲覧注意です。
福来スズ子(趣里)の移籍話は、ここからスタートします。
#松永さん(新納慎也)と紅茶を飲みながらナイショの話…!#スズちゃん(趣里)の胸中は…#ブギウギ pic.twitter.com/p2f8qeUZfh
— 朝ドラ「ブギウギ」公式 (@asadora_bk_nhk) November 12, 2023
憧れの松永大星(新納慎也)から「内緒の話がある」なんて言われた福来スズ子!
この内緒の話が、移籍の話です。そりゃあ勘違いしちゃいますよね~。
福来スズ子は松永から、梅丸のライバル、日宝へ一緒に行かないか?と誘われます。
憧れの人からのお誘い。そして給料も、今の1.5倍という提示をされます。
育ての母親、ツヤ(水川あさみ)が検査するように勧められていて、入院となればまた費用もかかる・・・という手紙を弟の六郎(黒崎煌代)から受け取っていた福来スズ子。
六ちゃんの亀はスズちゃんの公演を全部見たかもしれないですね。
ツヤさんも「もう、ええわ」と持ち込み阻止をあきらめたのかも…😆水川あさみさん、黒崎煌代さん、そして亀さんのオフショットいただきました🐢🐢#ブギウギ pic.twitter.com/OkXJ04jIJP
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移籍の話が頭をよぎりますが、応募もしていないときに、勝手に乗り込んだにもかかわらず、引き受けてくれた梅丸に義理もあります。
スズ子の移籍が騒動に!そして松永との恋が意外な展開に!
この移籍話はすぐに広まり、社長の大熊(升毅)は激怒!辛島(安井順平)が下宿に飛び込んできて「君には義理も人情もないのかね!」と詰め寄ります。
ここで初めてことの重大さに気付いた福来スズ子。師匠の羽鳥(草彅剛)からも大反対されました。
#ブギウギ 第6週、ご覧いただきありがとうございました💃#羽鳥先生(草彅剛)のいう「バドジズ」。#スズちゃん は先生との稽古を通して全身で理解することができたんですね。
来週もどうぞお楽しみに💃 pic.twitter.com/N1buuuBxFd
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辛島は日宝との接触を避けるため、しばらく福来スズ子を軟禁状態に置きます。
ですがちょっとの目を盗んで抜け出した福来スズ子は、松永に会いに行きます。
松永に移籍のことがバレたので、一緒に逃げてほしいと訴えます。
そして「好きです!」と告白も(≧∇≦)
しばらく沈黙する松永。そしてこう言いました。
「ソーリー。ごめんよ」
松永は、アメリカに愛する人がいたのです。
福来スズ子に改めて、移籍の話を勧め去っていきました。
大成功をおさめた梅丸楽劇団の旗揚げ公演。
陽気な紳士、#松永さん(新納慎也)の演出する舞台は派手で楽しくて目新しい。優れた演出家だということがわかります。
格好良くきめた演出家・松永さんのオフショット✨スズ子は松永さんに恋心がある……のか?来週からの展開も気になります。#ブギウギ pic.twitter.com/Lf3DZ8AP4p
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移籍の結末とは?
泣きながら部屋に戻った福来スズ子を待っていたのは、羽鳥と藤村(宮本亜門)。
ふたりは福来スズ子のために、曲を作っていたのです。
『#ブギウギ』#宮本亜門、役者デビューに驚き「想像もしませんでした」#宮本亞門https://t.co/EuLNe2NvWO
— 宮本亞門 (@amonmiyamoto) November 12, 2023
福来スズ子に楽譜を渡し、羽鳥はこう言いました。
「この楽譜を見ても、君の心が変わらないなら残念だけど、僕は君のファンだから客として君の歌を聴いていくよ」
その楽譜のタイトルはこう書かれてありました。
「センチメンタル・ダイナ」
福来スズ子は、梅丸にも日宝にも義理を欠いてしまったと感じ、これ以上歌う資格はないと伝えますが・・・。
羽鳥の妻、麻里(市川実和子)から、羽鳥が福来スズ子のため、必死で書き上げてくれたことを知りました。
翌日福来スズ子は、日宝へ行き、社長と松永に正式に移籍を断りました。
改めて辛島にお詫びを入れ、給料を少しでも上げてほしいと頼みます。
現在放送中の朝ドラ「#ブギウギ」にて。
草彅剛さん、新納慎也さん、そして趣里さん。
お三方の印象について語らせていただきました。https://t.co/V31JQkB42T— 安井順平 Junpei YASUI (@yasuijunpei) November 7, 2023
はじめは辛島に怒られましたが、羽鳥の仲介もあり、これまで通り梅丸で活動していくことになりました。
以上が朝ドラ「ブギウギ」福来スズ子の移籍の結末ネタバレでした!
では実話はどうだったのでしょうか?
[quads id=1]笠置シヅ子の東宝への移籍の実話!給料はいくらだった?
朝ドラ『#ブギウギ 』30話📺
圧巻のスイング、圧巻の #バドジズ でしたね💃🔥#福来スズ子 “スイングの女王”の誕生です!!「#ラッパと娘 」は、最初は
「バドディズ・バディドダ」と歌っていたものに、後から歌詞をつけたそうです📝🎧フル視聴はこちらhttps://t.co/nyMT9WEF8F#趣里 #草彅剛 pic.twitter.com/05dZUpq5IR
— 笠置シヅ子とブギウギの時代 (@kasagi_boogie) November 9, 2023
笠置シヅ子さんにも、実際に移籍しそうな実話がありましたが、服部良一さんのご尽力により、穏便に松竹に残ることができました。
益田貞信から移籍の話が!
笠置シヅ子さんの移籍の話も、朝ドラ「ブギウギ」と同じように、笠置シヅ子さんの初恋の相手で、演出家の益田貞信さんからの引き抜き話が始まり。
1938年。笠置シヅ子さんは大阪から上京し、新しく設立された、松竹楽劇団に入団しました。
肝いりで設立されたこの松竹楽劇団には、最初のスタッフにもそうそうたるメンバーが顔を連ねています。
そのひとりが、益田貞信さん。男爵の家に生まれた超イケメン♪笠置シヅ子さんの初恋のお相手です。
ふたりが松竹で一緒にいたのは、ほんの2ヶ月程度でしたが、益田貞信さんも笠置シヅ子さんを可愛がり、あっちこっちに連れて行ったりしたそうです。
のちの師匠となる、服部良一さんともここで出会いました。
朝からバドジズデジドダー、
なるへそ、原曲オリジナルはこんな感じやったのね。#ラッパと娘 #バドジズ #ブギウギ #服部良一 #趣里 pic.twitter.com/X9H5ylZazF— moon14th (@moon14th) November 8, 2023
益田貞信さんは、音楽性の方向の違いから、松竹を数カ月で退団し、ライバル社である東宝に移籍しました。
海外で本物のジャズを学んできた益田貞信さんに対し、松竹は大衆に合わせた演劇を目指すようになったのです。
翌年の1939年、益田貞信さんは笠置シヅ子さんを、松竹から東宝に引き抜きしようと、声をかけます。
このときの笠置シヅ子さんは、スウィングの女王として大スターになっていました。
益田貞信さんも服部良一さんも、笠置シヅ子さんの才能を高くかっていたのです。
給料はいくらもらっていた?
笠置シヅ子さんは当時松竹から、破格の200円という給料をもらっていました。
親想いの笠置シヅ子さんは、そのうち150円を実家に仕送りしていたといいます。
このとき笠置シヅ子さんの育ての母親、ウメさんが闘病中だったこともあり、仕送りをもっと送れる、と心が揺らぎます。
東宝からは月給300円の提示があり、憧れの人からの勧誘ということもあり、とうとう移籍の契約書に調印してしまいました。
このことはすぐに松竹幹部の耳にも入り、移籍騒動は大問題に発展。新聞各紙も大きく取り上げます。
インタビューで、笠置シヅ子さんは「何も申し上げることはできません。みなさんにご迷惑をかけるようなことは、したくないのですけど・・・」と歯切れの悪いコメントを残しています。
おそらくここまで大問題になるとは、笠置シヅ子さんも思ってなかったのでしょう。
移籍の松竹の対応とは?
松竹側は当然激怒します。移籍の契約は、東宝のビルで密かに取り交わされたのです。
笠置シヅ子さんは団長の大谷博さんに呼ばれ、厳しく叱責されました。
さらに、大谷博さんの葉山の別荘に、奥様が監視のもと、23日間も軟禁されてしまいます。
そんな笠置シヅ子さんの相談相手になったのが、服部良一さんです。
このとき服部良一さんは、東宝の映画などの仕事もしていました。
服部良一さんは、松竹に残るよう、笠置シヅ子さんを説得。笠置シヅ子さんが松竹を辞めるなら、自分も辞めるとまで公言します。
この発言により、ふたりに恋愛ゴシップが流れますが、のちにお二人ともキッパリと否定。
おふたりは師弟関係にあり、笠置シヅ子さんは「人形遣いと人形」という表現をされています。
服部良一さんが東宝との交渉もおこない、移籍契約書の破棄に至りました。
笠置シヅ子の才能
益田貞信さんと服部良一さんが、笠置シヅ子さんを取り合うような形になりましたが、もともとお二人はジャズが好きで、松竹のときにも友好関係にありました。
益田貞信さんは、自分のやりたい音楽ができず、松竹を辞め東宝に移っています。
益田貞信さんも、自分のジャズの表現者として、笠置シヅ子さんが欲しかったのではないでしょうか?
それは服部良一さんも同じです。なによりスウィングの女王に育て上げたのは、服部良一さん他なりません。
このとき服部良一さんは、かなり慰留のため尽力を尽くされたそうですが、その理由はいまひとつわかっていないのです。
服部良一さんの自伝でも、この移籍騒動には触れていません。
笠置シヅ子さんの才能を、自分の音楽にどうしても必要だった、という理由も考えられますが、笠置シヅ子さんを救いたかった、という理由も考えられます。
ここまで騒動が大きくなると、東宝に移籍した場合、笠置シヅ子さんは歌手としての信用を失うことになるでしょう。
もし松竹に残っても、今後東宝との仕事はできないと思われます。
そこを服部良一さんは、穏便に両者合意できるよう、奔走されたのではないでしょうか。
今後の笠置シヅ子さんの歌手としての才能を守るために。
ということで、笠置シヅ子さんの移籍は寸前のところで、服部良一さんのご尽力により、破棄されるーという結末でした。
[quads id=2]日宝への移籍のドラマと実話との違いとは?
http://秋山美月のモデルはダンサーの秋月恵美子!ブギウギで井原六花が演じる!
朝ドラ「ブギウギ」福来スズ子(趣里)は、日宝への移籍を恋する松永(新納慎也)から「一緒に行こう」と誘われます。
ですが福来スズ子は、羽鳥善一(草彅剛)と藤村薫(宮本亜門)が自分のために作ってくれた曲のこともあり、移籍話を断りました。
実話では福来スズ子のモデル、笠置シヅ子さんも実際に、松永のモデル益田貞信さんから、日宝のモデルである東宝への移籍の勧誘を受けています。
ここで実話との違いがひとつ。このときすでに益田貞信さんは、東宝に移籍していました。
「ブギウギ」では「一緒に行こう」と言うので、ここが違うところです。
最終的に移籍を断る、という結末はドラマも実話も同じですが、断るまでの経緯も少し違っていました。
笠置シヅ子さんと師弟関係にあった、服部良一さんが東宝と松竹の間に入り、移籍の契約書の破棄をさせたのです。
服部良一さんは笠置シヅ子さんを移籍させないため、かなり奔走されたようです。
朝ドラ「ブギウギ」でも、羽鳥善一は福来スズ子のために、必死で曲を作りましたが、モデルの服部良一さんは東宝と松竹の間に入ってまで、移籍を阻止しています。
移籍の理由として金銭話がありましたね。親思いの笠置シヅ子さんは、200円の給料のうち、150円を仕送りしていました。
「ブギウギ」福来スズ子にとって、育ての母、ツヤ(水川あさみ)の医療費のことも移籍を受ける理由のひとつでしたが、これは実話も同じ。
笠置シヅ子さんも育ての母、ウメさんが体調を崩していて、仕送りの額を増やしたかったのです。
この金銭的な理由については、ドラマも実話もだいたい同じです。
ということで、福来スズ子の日宝への移籍の結末は、実話も同じく移籍しようとしましたが、キャンセルすることになりました。
憧れの松永に誘われた、というのは事実でしたが、松永のモデル益田貞信さんさんは、引き抜きをしたとき、すでに東宝にいた、というのがドラマ「ブギウギ」との違うところ。
そして羽鳥善一のモデル、服部良一さんが移籍をやめさせるため、かなり奔走したことも、ドラマとは少し違っていました。
朝ドラ「ブギウギ」で羽鳥は、確かに一生懸命福来スズ子のために曲を作りますが、会社同士の間に入って交渉する、というような事実は描かれないと思います。
そこが実話と少し違うところでした。
福来スズ子の日宝の移籍の結末の実話のまとめ
松永大星のモデルは演出家の益田貞信!ブギウギで新納慎也演じる
NHK連続テレビ小説「ブギウギ」ヒロインの福来スズ子は、これから憧れの松永から、梅丸のライバル、日宝への移籍を誘われます。
養母のツヤの病気もあり、実家にもっと仕送りしたいスズ子。
給料も上がるということで、スズ子は悩みます。
そんな福来スズ子に、移籍を反対する羽鳥が、藤村と一緒に「センチメンタル・ダイナ」を作り上げました。
福来スズ子は、日宝への移籍を断り、松竹で活動を再開させる・・・という結末。
これはほぼ、笠置シヅ子さんの実話と同じです。
違うのは、笠置シヅ子さんを引き抜く人物が、実話ではすでに移籍していたのに対し、朝ドラ「ブギウギ」では一緒に移籍する、という設定だったこと。
そしてドラマよりも、実話では服部良一さんがとても尽力されたことです。
桃色争議に大阪からの上京。そして移籍騒動。福来スズ子の波乱万丈は、まだまだこれからも続きそうです!