昼ドラのようなドロドロ不倫展開が話題だった土曜ナイトドラマ「あなたには渡さない」が12月22日に最終回を迎えました。
突拍子もないストーリーですが、ほぼ原作に沿って描かれていたと思います。
そしてツイッターで話題だったのが、最終回ラストの終わり方。
自殺しようとしていた、笠井さんが助かったの??道子とどうなったの??
今回はドラマ「あなたには渡さない」の原作小説のネタバレ含めて、最終回の結末について考察していこうと思います。
あなたには渡さない最終回の終わり方ラストとは?
初回から「あなたの夫をいただきに来ました」ととんでもないことを言ってきて離婚させた張本人の多衣(水野美紀)はなんと、最終的に若い板前矢場(青柳翔)と恋に落ち、妊娠という意味不明な展開。
多衣・・・散々人の家庭を振り回して(笑)
そして、当の浮気をしたクズ男旬平(萩原聖人)は、なんと結局は道子の元に帰ってきます。
そう、散々ドロドロしておいて、結局は元さやでした。
これで平和になったーーーと思ったら・・・忘れていました。笠井(田中哲司)さんの存在です。
この人も、結局多衣と道子に散々振り回されましたね(笑)
そして服役していた笠井が保釈。
なんと・・・自殺しようとビルの上に立ちます。
一方で、鈍感な道子は旬平(萩原聖人)に言われて、自殺しようとしていることにやっと気付きます。
そして道子に「後悔する」と笠井さんを助けるように言います。
笠井の自殺を止めに、家を出ようとした道子の手をつかみ
旬平「待ってるから。」
道子「いいんですね。私、笠井さんと今度こそ命がけの浮気をしてくるかもしれませんよ」
旬平「それだと、俺の過去がうまくチャラになる」
って、なにこの茶番^^;
この後、道子は全速力で笠井のもとに。
しかし・・・笠井は携帯の道子の着信を無視して、連絡先を削除して携帯の電源をオフります。
そして遺書らしきものを置いて、まさに飛び降りようとしています。
そこに走っている道子。
これで終了です。
って、どう考えても、これ間に合いませんよね^^;
しかし、笠井が死んだのか??どうなったのか??わからないまま、視聴者にゆだねるパターンの終わり方です。
これ、モヤモヤですね(笑)
あなたには渡さない最終回ラストは原作と同じ?ネタバレは?
そんな意味不明な最終回のラストですが、このドラマの原作と同じ終わり方なんです。
あなたには渡さないネタバレ結末を原作から!不倫劇の衝撃のラスト
以下、ラストの原作の内容です。
多衣は本当の子供の父親である矢場と一緒に生きて行くことにしました。
しかし多衣には気がかりなことが。
逮捕後、保釈された笠井のことでした。
「自殺するのでは??」と心配する多衣は「笠井さんを救えるのはあなたです」と道子に告げます。
道子は急いで笠井を探しますが、笠井の会社の人間に話を聞くと元気な様子で安心しました。
そんな笠井から道子のもとに電話がかかってきます。
今、仙台にいるという笠井。ヤミ献金の発端になった場所でした。
そんな笠井は「(道子の)声が聞きたかった」と言います。そして世間話をしてお互い笑顔で電話を切ります。
道子は笠井に暗い影を感じることがなく、安心しました。
しかし、旬平に笠井のことを話すと「お前は馬鹿だ。男の気持ちが何もわかっていない。今から新幹線で仙台に行け」と厳しく言われます。
そう、おそらく笠井は自殺をするつもりだと旬平は確信したのでした。
「(笠井が)死んだら、おまえは絶対後悔する」と言われ旬平に背中を押されて道子は仙台に向かいます。
そしてラストは
道子「いいんですね、私、笠井さんと今度こそ命がけの浮気をしてくるかもしれませんよ」
旬平「ああ、それだと俺の過去が上手くご破算になる」
道子は部屋を飛び出した。
部屋の電話が鳴り、すぐに「そうか・・・」とつぶやく旬平の声が聞こえたが、その声も朝の光に向けて走り出してしまった道子の体をもう止めることができなかった。
そう・・・原作もドラマも全く同じ、モヤモヤのラストなんです。
セリフもほぼ同じですよね(笑)
ドラマのビルの上に立ったシーンは小説にはなかったのですが、ドラマの感じだと、絶対に道子間に合いません^^;
しかし、個人的には道子が間に合って、笠井を止めるラストを予想します。
そうなると・・・笠井はあのビルの上で、どれだけ立ち尽くしているのか??と言う問題もありますが。
そんな想像にお任せのラスト。
私は笠井さんがかわいそ、すぎるのでどうか生きてて欲しいから、「道子が助けた!!」ラストを予想します。
しかし、助けたとしても笠井とは浮気しない気がします。
小説の「道子の体をもう止めることができなかった。」という言葉を考えるとそのまま勢いで浮気しちゃいそうな気もしますが、そんな夫婦本当に気持ちが悪いので、最後くらいは、道子は笠井を助けて夫婦でやり直すエンドではないかな?と思いました。