牧野富太郎の実家の酒屋は誰が継いだ?その後はどうなった?

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2023年4月からスタートした実在の植物学者の牧野富太郎(まきのとみたろう)をモデルにした物語NHK連続テレビ小説・朝ドラ「らんまん」。

神木隆之介(かみきりゅうのすけ)さん演じる、主人公の槙野万太郎(まきのまんたろう)がついに上京しました!

東京にやってきて植物学の研究をスタートし、ついに、東京大学の植物学教室を訪れて、様々な出会いがあります!

そんな中、実家の酒屋・酒造「峰屋(みねや)」が大変なことになっています。祖母のタキとともに、峰屋を切り盛している姉の綾(佐久間由衣)が心配ですよね。

主人公の万太郎と同じように、牧野富太郎さんの実家も酒屋・酒造なんです。「岸屋」という名前の酒屋で峰屋のモデルと言われています。

万太郎が実家の酒屋の後継ぎにならなかったように、牧野富太郎さんも後継ぎにならなかったとしたら、後継者が気になりますよね?

牧野富太郎さんの実家の酒屋は誰が継いだのか??その後、どうなったのか?峰屋の今後とともに気になるところだと思います。

今回は朝ドラ「らんまん」の万太郎のモデルとなった牧野富太郎さんの実家の酒屋は誰が継いだのか?そして後継ぎによって継承された酒屋の岸屋のその後はどうなったのか?について史実をご紹介していきます。

目次

牧野富太郎の実家の酒屋は岸屋!後継ぎにならなかった?

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万太郎の実家の酒屋「峰屋」とは?

まずは、朝ドラ「らんまん」の主人公・万太郎の実家の酒屋・酒造の「峰屋」についてのご紹介です。

「峰屋」は主人公の槙野万太郎が生まれた実家で、銘酒「峰乃月(みねのつき)」の蔵元である酒屋(酒蔵)です。

万太郎の祖父、そして父親はすでに死亡していたことから、峰屋で多くの主代、女中、蔵人たちを抱え、切り盛りしていたのは、松坂慶子さん演じる祖母の槙野タキでした。

タキは、万太郎を後継ぎにしようと考えていましたが、万太郎は小さいころから植物に夢中で実家の酒屋には見向きもしませんでした。

一方で、万太郎の姉の綾は、幼いころから酒屋に興味津々。

しかし子供のころ、綾は酒蔵に入ってしまい、女性は汚れてるから入ってはいけない!!という男尊女卑のしきたりもあり、ひどくタキに怒られてしまいます。

そして万太郎の実家は・・・超お金持ち。万太郎が、大金をはたいて高額な書籍を購入しているのを、峰屋の分家の人間から嫌味を言われているシーンもありました。

分家・本家問題の浮上しているそれだけの家柄ということになります。

祖母のタキは、万太郎に峰屋を継がせようと考えていましたが、最終的に植物学の道に進む決意をして、祖母のタキにはっきりと家を継がないと宣言!

一方で、姉の綾が峰屋を支えていくことになるのでした。

牧野富太郎の実家の酒屋は岸屋で峰屋のモデル!後継ぎにならなかった?

万太郎のモデルの植物学者の牧野富太郎の実家も酒屋で岸屋という名前です。

牧野富太郎さんも、万太郎と同様に、岸屋を切り盛りしていた祖母の浪子さんに跡取りとして大事に育てられました。

祖母の浪子さんは万太郎の祖母・タキのモデルになった方です。

実際に番頭の竹蔵(たけぞう)さんと言う方が、切り盛りしていたそうです。

この竹蔵さんは、竹雄の父親の番頭の市蔵小松利昌)のモデルかと思われます。

市蔵は大事にしていた時計を、万太郎に分解されてしまったシーンがありましたが、実はこれは少年時代の牧野富太郎さんの実話だったんです。竹蔵さんも同じように富太郎少年に時計を分解されてしまったのです。

牧野富太郎さんの生涯を記した書籍によると、この時、竹蔵さんはは怒らなかったそうです。

たくさんの人たちを相手にしていた竹蔵さんは、富太郎少年の才能を見抜いて、今後の岸屋を継ぐ未来を考え、楽しみに思ったとのこと。

しかし・・・富太郎さんは、植物学に熱中し、家業には見向きもせずに、出かけてばかり。そして、最終的に万太郎と同じように、実家を継がないと宣言して植物学の道にのめりこんでいくのでした。

牧野富太郎の実家の酒屋は誰が継いだ?後継ぎは誰?

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牧野富太郎の代わりに酒屋を継いだのは妻??

実家の酒屋を継がなかった富太郎さん。では誰が実家を継いだのでしょうか??

牧野富太郎さんは、植物学に熱中し、実家の酒屋の家業に興味を示さず、植物学のことで家を空けてばかりいました。

そんな富太郎さんに岸屋を継がせる決意をしてほしいと思った祖母の浪子さんは、従妹のお猶(おな)さんと結婚の準備を強引に進めます。

祖母には逆らえなかった富太郎さんは・・・お猶さんと結婚することになるんです。

自分を大事に育ててくれた祖母への恩返しの気持ちもあり、思い切ってお猶さんとの結婚を決意。そして2人は結婚することになります。

しかし富太郎さんにとって、恋愛感情のない、祖母の決めた結婚相手だったお猶さん。

しかし・・・朝ドラ「らんまん」では、万太郎の結婚相手は東京で出会う、浜辺美波さん演じるは西村寿恵子ですよね。従妹と結婚すると言う展開は朝ドラにはありません。

西村寿恵子(にしむらすえこ)

東京の下町・根津で母親のまつと菓子屋「白梅堂」を営んでいる。曲亭馬琴の読本に夢中でまだ見ぬ世界にあこがれを抱いている。万太郎と運命的な出会いを果たし、魅かれていく。

実は、従妹のお猶さんとは後に離婚するとになります。後に、祖母が死亡し、離婚したとのことです。

そのあとに西村寿恵子のモデルの旧姓・小沢寿衛子さんと出会い、一目ぼれをした富太郎さん。2人は、結婚することになります。

実は牧野富太郎さんは離婚歴があり、2人の妻がいたんです。

話を戻すと、結婚した後は、お猶さんが「岸屋」の若女将として納まることになります。

そのころ、岸屋の番頭は、竹蔵さんから井上和之助さんに変わっていました。

そして実家の酒屋の家業は、祖母、妻のお猶さんや番頭の井上和之助さんに任せて、植物学の研究に没頭して上京したり、実家に戻ったりを繰り返す生活をする牧野富太郎さん。

ちなみに、朝ドラ「らんまん」でも万太郎が峰屋を継がない決意をした後、万太郎の姉の綾が、不在の万太郎の変わって、峰屋を切り盛りすることになります。

綾は姉ですが、そのほかのいろいろな共通点から、綾のモデルはお猶さんでは?と個人的に予想しています。

らんまん姉の槙野綾のモデルは牧野富太郎の従妹で妻のお猶?

実家の酒屋は破綻!?

そして富太郎さんはドラマと同様に、実家には家業を継がないことを宣言します。そして上京し、植物学の分野で多くの功績を残したものの、逆に嫉妬されることにもつながり、様々な困難に直面することになりました。

そのあと、東京大学に呼び戻され、助手として採用されたものの助手という肩書だったこともあり、給料は安かったそうです。

ドラマでも万太郎が小学校中退と言う学歴でしたが、実は牧野富太郎さんの実話で学歴は小学校中退でした。

この学歴が実は後の富太郎さんを苦しめることに。小学校中退の富太郎さんは、研究者としての実力があったものの、この学歴で認められないという状況もあったとのこと。

そんな中でも植物の研究に没頭していき、学歴も大きくかかわり、かっこたる職業にはつけないにもかかわらず、研究に注ぎ込むお金は莫大でした。

そして植物学の研究のために、借金を重ねていた富太郎さん。実家へもお金の無心をたびたびしていました。

富太郎さんに関する様々な書籍を見てみると、実家の跡取りとして大事に育てられた富太郎さんに実家の妻のお猶さんや番頭の井上和之助、祖母などは頭があがらなかったようで、お願いされた通りに、お金を送っていました。

そして、後に実家の家業の「岸屋」も不振となり、破産状態になります。

この原因の大きな一つは、実家の岸屋からの富太郎さんへの莫大な送金だったとも言われています。

岸屋の番頭の井上和之助さんは、富太郎さんに命じられ、周囲に頭を下げて、お金をかき集めていたということが書いてある書籍もありました。

そして番頭と富太郎さんの妻の牧野猶さんが切り盛りしていましたが、祖母の死により牧野猶さんとは離婚となり、そのあとに寿衛子さんと結婚することになります。

そして、「岸屋」の商売が不振になり、実家に戻った富太郎さんは、「岸屋」の立て直しが困難だと悟ります。

酒屋「岸屋」と残った財産を番頭の井上和之助さんに譲り経営を頼み、和之助さん(富太郎さんの妻だった)牧野猶さんと結婚するようにお願いしました。

もちろん番頭と猶さんとの結婚をすすめたのは2人が、富太郎さんとの離婚後も、2人で岸屋を切り盛りしていたからだと思われます。

なので岸屋を番頭とお猶さんに譲り、実家と別れることになった富太郎さん。

牧野富太郎の実家の酒屋は、元妻だったお猶さんと、番頭の井上和之助さんが継いだことになります。

牧野富太郎の実家の酒屋はその後はどうなった?

牧野富太郎さんは、元妻だったお猶さんと、番頭の井上和之助さんに実家の酒屋を譲り、実家とは決別することになります。

その後、酒屋はどうなったのでしょうか??

しばらくの間は、番頭だったの井上和之助さんとお猶さんが実家だった岸屋の経営をしていました。

しかし間もなく、岸屋をたたんで、醬油屋を営んだ後、静岡県焼津で鰤大敷そのほかの事業をすることになったそうです。

一方、牧野富太郎さんの実家の酒屋の現在はどうなっているのでしょうか?

現在、佐川町の屋敷跡に建てられた、牧野富太郎博士誕生の地に「牧野富太郎ふるさと館」が作られ、そこに記念碑が。

【牧野富太郎 ふるさと館】

住所:〒789-1201 高知県高岡郡佐川町甲1485

また佐川町食糧営団倉庫として岸屋の酒蔵の一部が残っていたそうですが、昭和20年の台風12号で倒壊し、わずかにその一部が昔の名残をとどめているそうです。

また、ドラマ「らんまん」で峰屋のセットを作るときに、参考にしたのが、高知県佐川町で江戸時代から続く「司牡丹酒造(つかさぼたん・しゅぞう)」。

ドラマの美術では、司牡丹酒造の明治時代の写真を参考につくられたそうです。

そして岸屋の酒蔵はのちに司牡丹酒造に譲られたとのこと。そして現在の司牡丹酒造の蒸留器がある場所が「岸家」の酒蔵跡地とのことです。

司牡丹酒造㈱

住所:〒789-1201 高知県高岡郡佐川町甲1299

山岡さん:実は、牧野富太郎の実家は酒造りを佐川町でしていたんです。「岸家」という屋号で、代々営んでいたそうです。

植物学を学ぶため上京する際に酒蔵を人手に譲り、のちに司牡丹酒造に譲られているそうなのだ。勉強部屋としても使っていたという蔵は、老朽化や自然災害の被害などで現存しない。

山岡さん:実は、この蒸留器がある場所が「岸家」の酒蔵跡地なんです。長い時を経て、こうして牧野富太郎ゆかりの酒造りがこの場所でできているということは、なんとも不思議なご縁ですね。

引用元:https://www.shikokubank.co.jp/room/2022/03/makinogin.html

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