「芋たこなんきん(いもたこなんきん)」は藤山直美(ふじやまなおみ)さんがヒロインを演じた、第75作目のNHK朝ドラ・連続テレビ小説。
2006年から2007年にかけ放送されましたが、ドラマ「芋たこなんきん」が2022年3月28日からBSプレミアムで朝の再放送がされます!
「マー姉ちゃん」からのバトンタッチされた再放送になるんですね。
ヒロインの藤山直美さんが演じた花岡町子(はなおかまちこ)のモデルは実在した小説家・随筆家【エッセイスト】の田辺聖子(たなべせいこ)さん♪
映画化、アニメ化されている『ジョゼと虎と魚たち』など多くの作品が実写化され、エッセイも人気の田辺聖子さん。
今回は朝ドラ「芋たこなんきん」のモデルの田辺聖子さんについて、どんな方なのか?調べてまとめてみました!
田辺聖子さんの夫や子供はドラマと同じなのでしょうか?
田辺聖子さんの人物像についてのご紹介です!
【芋たこなんきん】のモデルは田辺聖子!ヒロインの花岡町子とは?
家政夫のミタゾノ主題歌島茂子って何者?エンディングの戯言の歌手は城島茂?
<再放送情報>
✨連続テレビ小説「芋たこなんきん」
▽3月28日(月)スタート
毎週月曜~土曜 午前7:15〔BSプレミアム/BS4K〕#藤山直美 さん主演、笑いと涙のホームドラマ☆原案 #田辺聖子https://t.co/VDLtWwY1Qh
— NHK大阪放送局 (@nhk_osaka_JOBK) March 17, 2022
ヒロイン 花岡町子とは?(演:藤山直美)
@rumba1026 「芋たこなんきん」は田辺聖子の自伝的作品が原作で、ヒロインは藤山直美でした。最初はヒロインのお母さん役だと思ったそうですよ 笑 pic.twitter.com/eW8CEqXgHl
— Manny♂ (@XUEXI0) September 28, 2013
少女時代から、絵を描くことより字を書くことの大好きな女性。
とはいえ、決して文学少女というわけではなく、家族や周囲の人々のおもしろいエピソードを日記風にメモしたり、創作したりすることがひとつの趣味。
その趣味が高じて、のちに作家となり、芥川賞を受賞する。
そして、“かもかのオッチャン”一家と一緒になってからは、いつもド真ん中にいて、おかしくも哀しい夫婦愛と家族愛、さらに失われつつある下町近隣の人々との心温まるふれあいを広げていく。
引用元:NHK
大阪市内の金物店で働く町子は37歳で独身。小説家を夢見て、文筆活動をしながら働いていました。明るい楽天娘ですが、ある日ある男性と恋に落ち結婚します♪
そのお相手の男性は開業医で、なんと10人の大家族!その大家族のど真ん中で、町子はたくましく面白く生きていきます。
ドラマは町子の幼少期から描かれるのではなく、幼少期は過去のエピソードとしてときおり描かれました。
花岡町子を演じる藤山直美は史上最年長ヒロインだった!
演じた藤山直美さんはこのとき47歳。
史上最年長のヒロインで、藤山直美さんも「ヒロインの母親役かと思った」とコメントされていました(笑)
【会見レポート】「おあきと春団治」主演の藤山直美、西川きよし&忠志に「コツコツ親子最高!」https://t.co/umXHJakekL pic.twitter.com/iW19utNlrB
— ステージナタリー (@stage_natalie) June 15, 2021
でもこの最年長記録は、現在放送中の「カムカムエブリバディ」2人目のヒロイン、雉真るいを演じた深津絵里(48歳)に塗り替えられました(;^^)
改めて、深津絵里さんの48歳には驚きです!
アメリカからお帰りなさい!
るいさん、アメリカのジャズはどうでしたか?ステキに年を重ねていくるいさん…憧れちゃいます。。😍#深津絵里 #早乙女太一 #朝ドラ #カムカムエヴリバディ #カムカム pic.twitter.com/oNqBZuuYN8
— 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」#カムカム (@asadora_bk_nhk) March 23, 2022
モデルの田辺聖子も大家族の後妻になった?
花岡町子は大家族の中に飛び込み、どんなことにも明るく力強く突っ走っていく、パワフルな女性。
子ども時代は写真館を営む父(城島茂)、それに母(鈴木杏樹)それに祖父母や写真技師、女中がいる11人という大家族で幸せに育ちます。
大家族が巻き起こすおもしろい出来事を、書き留めることが大好きな少女でした。
そんな町子が37歳にしてまたもや大家族の仲間入り。戦後復興期から現代にかけての町子の人生が描かれました。
そんな町子のモデルの田辺聖子さんですが、ドラマと同じように、再婚相手が大家族の父親だったのでしょうか??
以降でドラマのストーリーとともにお田辺聖子さん人生についてもご紹介していきます。
【芋たこなんきん】モデルの田辺聖子を描いたストーリーとは?
モデルは田辺聖子で原作は?
「芋たこなんきん」の原案は田辺聖子さん。田辺聖子さんの自伝的作品なので、モデルは田辺聖子さんです♪
田辺聖子とスヌーピー。かわいいな。 pic.twitter.com/KvjIITfZkY
— 水中書店*三鷹の古本屋 (@suichu_shoten) September 13, 2020
この底抜けに明るい笑顔、藤山直美さんに似てませんかね?(#^.^#)お人柄がよく伝わる写真です(^^)
「芋たこなんきん」は田辺聖子さんの半生と、数々のエッセイをもとに描かれた心温まるホームドラマ。毎日のてんやわんやが描かれます。
田辺聖子とは?
田辺聖子さんは、小説家・エッセイスト。
恋愛小説やユーモアにあふれたエッセイなど、多数の作品を世に送り出し、芥川賞など多くの賞を受賞。
また多くの作品が実写化されている人気作家です。
タイトルの意味とは?
「芋たこなんきん」は女性が大好きな食べ物、芋、タコ、かぼちゃ(南京)の大阪生まれの代名詞。
田辺聖子さんのエッセイにもたまに出てくる言葉です。
脚本家は誰?
脚本家は大阪出身の長川千佳子(おさがわちかこ)さん。朝ドラ「甘辛しゃん」「陰陽師」「あんどーなつ」などを手がけてきました。
長川千佳子さんの当時のコメントです。
主人公は仕事を持つ30代後半の女性。
子持ちのパートナーと出会い、大家族の中に飛び込みます。
他人同士が家族になっていく―もちろん、容易なことであろうはずが、ありません。
それでも彼女は長く険しい道のりを明るく力強く、疾走し続けます。
主人公と家族たちが、どんな痛みに涙し、どんな言葉で傷つけ合い、どんな勇気で向き合い、そしてどんな眼差しで笑い合い、恢復し、結びついて行くのか。
そのひとつひとつを描きたいと思います。
―気づけば、自分自身、独身・子ナシ・40歳。
自由でお気楽な人生を楽しんでいますが、そんな時に出逢ったのが、田辺聖子さんの人生。
どうやらこちらの道もなかなかに魅力的でワクワクする人生です。
様々な責任を背負う冒険の道ではありますが、田辺さんの朗らかな笑顔に、その道を照らす澄明な月の光を見た気がしました。
幸福感に満ちた明るい強い光。
そんな光が感じられるドラマにしようと思います。
引用元:NHK
あらすじ
物語は、37歳の町子が戦後の大阪市内の金物問屋で働いている時期から始まる。
店員と、文筆活動の二足のワラジが原因となり、過労で倒れる。
往診してもらった開業医、通称“かもかのオッチャン”(「噛もか」という口癖がある)と出会い、恋に落ち、やがて結婚。
ところが、あろうことか、この“かもかのオッチャン”はバツイチで、しかも5人の子持ち。
なおかつ、両親や兄弟とも同居する 10人の大家族だった。
しかも、オッチャンは開業医で、毎日のように近所の患者たちが押し寄せる。
町子は、想像もつかなかった大家族と、ひとつ屋根の下で、七転八倒しながらも、持ち前のパワーとエネルギーで、日常の家事、育児をこなしていく。
やがて、子供たちが成長するにつれて、いろいろな難問も噴出。
その一方、懸命に文筆活動を続けていく。
あるときは風呂で、台所で、はたまた、トイレで…。
そんな中で、他人同士が、いつか本当の家族になっていく。
【芋たこなんきん】のモデルの田辺聖子とは?有名小説家の夫や子供は?
ソロキャンプネタバレ感想は超怖い!板尾創路主演世にも奇妙な物語
「芋たこなんきん」が3月28日から再放送されます!藤山直美算が演じるヒロインは花岡町子。モデルである田辺聖子さんはこんな人物です。
【府立中央図書館イベント情報】1階展示コーナーで「田辺聖子が描いた古代ロマン―『隼別王子の叛乱』の世界―」(主催:大阪樟蔭女子大学図書館・田辺聖子文学館)を開催(10月10日まで)。田辺聖子さんが『古事記』に着想を得て書き上げた資料を中心に展示しています。#田辺聖子https://t.co/Mx8vCOjRDq pic.twitter.com/NlMkaCXhOY
— 大阪府立図書館 (@osaka_pref_lib) October 9, 2021
夫と子供
夫は開業医で皮膚科医だった川野純夫さん。
文筆仲間だった川野彰子さんの夫で、彰子さんが亡くなって知り合いご結婚されました。
お二人の間に子供はいませんが、川野さんの連れ子が4人(2男2女)いて、田辺聖子さんはその4人の子どもたちを育て上げています。
1928年(誕生)
順番が逆になってしまいましたが、田辺聖子さんの誕生からご紹介です。
田辺聖子さんは1928年大阪にあった、祖父の代から続いていた田辺写真館の長女として誕生。
1934年に現在の福島小学校に入学。古典文学を好み、少女向けの小説を愛読していたそうです。
1940年(12歳)高校から大学入学
現在の淀之水高等学校に入学。戦時中は軍国少女として過ごしていました。
1943年に「少女の友」の作品欄で川端康成により選出された「さら」が掲載。1944年に現在の大阪樟蔭女子大学に入学しました。
1945年(17歳)辛い戦争時代
大阪大空襲により自宅の写真館が焼失。
この年に父親が亡くなり、母と弟、妹の4人家族で苦しい生活を強いられます。
軍国少女だった田辺聖子さんは、敗戦により喪失感にかられる中、古典文学に救われました。
1947年(19歳)働きながら小説・エッセイを書く
学校を卒業し金物店に事務員として就職。大阪の金物問屋に就職。
その一方で一家の家計を支えながらも小説やエッセイを書き、大阪文学学校にも通っていました。
1956年(28歳)小説家デビュー
木下桃子名義の「虹」が大阪市民文藝賞を受賞。
1957年、女の一生を生き生きとした大阪弁で描いた「花狩(はながり)」が雑誌の懸賞小説に佳作入選してデビュー。
1958年の「花狩」が婦人生活に掲載され、初めて単行本化されました。
1964年(36歳)芥川賞受賞
「感傷旅行(センチメンタル・ジャーニイ)」で第50回芥川賞を受賞。
若手女流作家として人気作家となっていきます。
1966年(38歳)結婚
神戸の医師、川野純夫さんとご結婚。
文学仲間だった川野さんの奥様へ追悼文を寄せたことがきっかけとなったそうです。奥様が導かれたのでしょうか。その後田辺聖子さんと川野さんは、死別する2002年まで連れ添いました(^^)
1976年(48歳)
大阪芸術賞を受賞。
この年に伊丹市に引っ越しされていて、のちに伊丹市から名誉市民を授与されています。
1986年(58歳)直木賞の選考委員に
第40回神戸新聞平和賞を受賞。1987年に女性としては初となる、直木賞の選考委員となり、2004年まで務められました。
また1987年には『花衣ぬぐやまつわる……わが愛の杉田久女』で第26回女流文学賞を受賞されています。
その後も吉川英治文学賞や、菊池寛賞を受賞してきました。
1995年(67歳)阪神淡路大震災で被災
紫綬褒章受章。この年に阪神淡路大震災があり、この経験をまとめた『ナンギやけれど…わたしの震災記』が出版されています。
2000年には文化功労者に選ばれました。
2006年(78歳)芋たこなんきんが放送
朝ドラ「芋たこなんきん」が放送開始。
2007年母校のキャンパス図書館内に「田辺聖子文学館」が開館しています。
2008年には文化勲章を授与。2009年に田辺聖子さん著書をもとにした朗読劇「田辺聖子の世界」が公開され、萬田久子さん主演で上演されました。
2019年(91歳)
総胆管結石による胆管炎により91歳でお亡くなりになりました。
小説とエッセイが人気で、多くの作品が実写化されていた田辺聖子さん。以降ではその作品をご紹介していきます。
【芋たこなんきん】モデルの田辺聖子の映像化された作品とは?
田辺聖子さん原作の作品をご紹介します
映画:ジョゼと虎と魚たち
⚡配信情報⚡
/
アニメ映画『#ジョゼと虎と魚たち』
各サービスで好評デジタル配信中🌻
\ぜひデジタル配信でも、
ジョゼと恒夫の瑞々しく真っすぐな
純愛を見届けてください🐠🐯🔻配信情報はこちらhttps://t.co/7LjPwZ781x
🔻パッケージ詳細はこちらhttps://t.co/TV7lHF0mID#ジョゼ虎 pic.twitter.com/8GRUMjTCDU
— アニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』 (@joseetora_movie) August 26, 2021
足の不自由な女性と大学生の青年との純愛を描いた作品。
2003年の妻夫木聡さんと池脇千鶴さんが共演で話題になった映画版は、ブレイク前の江口のりこさん、上野樹里さんの熱演も話題になった作品ですね。
2020年には劇場アニメとしても公開。韓国でも2020年に実写で映画化されました。
テレビドラマ一覧も
求婚(1965年)
うちらの青春(1966年)
家に七人の女ども(1966)
わが敵(1967年)
こんばんわ鬼です(1967年)
極楽主婦(1969年)
結婚Uターン(1969年)
うちの女房の場合は(1969年)
ぎっちょんちょん(1970年)
女の日時計(1971年と1975年、1981年にドラマ化)
もと夫婦(1971年)
夫婦タクシー(1971年)
すべってころんで(1973年)
求婚旅行(1974年)
言うたら何やけど(1974年)
ふたりは夫婦(1975年)
おはようさん(1975年)
夕ごはんたべた?(1977年)
中年ちゃらんぽらん(1978年)
朝ごはんぬき?(1979年)
欲しがりません勝つまでは(1979年)
蝶々の三味線一代(1979年)
縁の切れ目(1983年)
愛してよろしいですか(1984年)
母と恋人(1984年)
嫁の心得姑の心得(1984年)
おそすぎますか?(1984年)
夢とぼとぼ(1985年)
旅行者はみな駅へ行く(1986年)
いいえ・・・別に(1986年)
姥ざかり(1986年からシリーズ化)
どたんばたん(1986年)
妾宅・本宅(1986年)
女と女房(1986年)
結婚できますか(1987年)
みそと同情(1987年)
夏の花嫁(1987年)
休暇は終わった(1987年)
窓を開けますか?(1981年)
台所の聖女(1988年)
隣の奥さん(1988年)
九時まで待って(1989年)
やわ肌の熱き血汐に(1990年)
クワタさんとマリ(1990年)
嘆きの仲人(1990年)
女に定年はありません(1991年)
神をにくんで人をにくまず(1991年)
あんたが大将(1991年)
ルンルン離婚(1992年)
愛のそば(1992年)
おらが春(2002年)
芋たこなんきん(2006年)
ピロートーク ベッドの思惑(2012年と2012年)
引用元 テレビドラマデータベース
ものすっごい数ですね(≧∇≦)特に60年代から80年代にかけては、休む暇もないくらいだったのではないでしょうか。
プロデューサーは石井ふく子さんが多かったので、ファミリードラマが中心だったのかな?と思います。タイトルもユニークなものが多いですよね。
このように田辺聖子さんは、60年代から80年代にかけ、テレビドラマを支えてきた人物といってもいいでしょう。
2020年に「ジョゼと虎と魚たち」が映画化されたように、今後もまた映像化されることが期待されます。
【芋たこなんきん】モデルは田辺聖子!夫や子供のまとめ
カーネーション動画まとめ見逃し配信視聴はこちら!尾野真千子主演朝ドラ
「芋たこなんきん」は2006年に放送された朝ドラ。藤山直美さん主演のドタバタファミリードラマです。原案は田辺聖子さんで、ご自身の自伝的な作品。なのでモデルは田辺聖子になります。
田辺聖子さんは30代後半まで独身で、金物屋で働きながら執筆活動を続けていました。
執筆仲間の女性が亡くなり、その夫と再婚。夫の連れ子4人の母親となり、子どもたちを育て上げました。
原作が使われたドラマはとても多く、数々の賞を受賞されてきた田辺聖子さん。
そんな田辺聖子さんのエッセイを元にした「芋たこなんきん」が3月28日からBSプレミアムなどで再放送されます!
笑いあり、涙ありの人情ドラマ。どうぞ再放送でお楽しみください!