ガラスの城【松本清張】原作ネタバレ!犯人の正体と最後のどんでん返しまで

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波瑠さん主演のテレビ朝日開局65周年記念の松本清張が原作のドラマ「ガラスの城」が放送されます。「ガラスの城」原作あらすじネタバレ結末までと犯人をご紹介。社員旅行で起きた殺人事件の犯人の意外な正体と最後のどんでん返しのネタバレとは

目次

ガラスの城【松本清張】の原作や脚本家は?

【ガラスの城】旅館のロケ地は新井旅館!会社や修善寺の撮影場所はどこ?

テレビ朝日開局65周年ドラマ「ガラスの城」が2024年1月4日夜9時から放送されます。

主演は波瑠(はる)さんで、大手商社に勤務する地味な一般職の女性社員が、社員旅行中に起きた殺人事件の真相と、社内に渦巻く、確執、出世、欲望、愛憎、さまざまな欲望をあぶり出していく社会派ミステリードラマ。

キャストには、松本清張作品常連の木村佳乃さんや、蓮佛美沙子さん、川島海荷さん、丸山智己さん、武田真治さんなど個性豊かな出演陣が揃っています。

以下は、ドラマ「ガラスの城」についてご紹介します。

原作は松本清張の同名小説!

顔【松本清張】原作ネタバレあらすじ!犯人の衝撃の最後とは?

「ガラスの城」は、松本清張さんの同名小説が原作です。

松本清張(まつもとせいちょう)さんといえば、日本を代表する推理小説家。

社会派ミステリーの火付け役として知られていて、「点と線」や「ゼロの焦点」、「砂の器」、「黒革の手帖」、「古代史疑」など数々のベストセラーを残し、1992年にこの世を去りました。

今回の「ガラスの城」は、1962年に雑誌で連載が開始され、1976年に単行本として刊行された長編推理小説です。

都内のエリート企業を舞台に、主人公の地味な一般職の女性が、社員旅行中に発生した不穏な殺人事件を糸口に、社内に蔓延る闇と事件の真相に迫っていくという物語。

これまで、1977年と2001年にドラマ化されていて、今回は22年ぶりに3度目のドラマ化が実現しました!

そんな「ガラスの城」の脚本家とは??

脚本家

「ガラスの城」の脚本を手がけたのは、大森美香さんです。

大森美香(おおもりみか)さんは、現在51歳で脚本家、演出家、映像監督など幅広く活躍しています。

1998年に脚本家デビューし、2001年に連ドラ初脚本を手がけた「カバチタレ!」がヒット!

以降、「ランチの女王」や「ロング・ラブレター〜漂流教室〜」、「きみはペット」、「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」、「ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜」、「夏の恋は虹色に輝く」など、月9ドラマを中心に多くの人気ドラマを手がけています。

波瑠さん主演の朝ドラ「あさが来た」や「未解決の女 警視庁文書捜査官」シリーズの脚本も担当しています♪

最近では、大河ドラマ「青天を衝け」や「シッコウ〜犬と私と執行官〜」を手がけ話題になっていました!

恋愛ドラマを手がけることが多い印象でしたが、近年では時代劇やミステリー、お仕事ドラマなど幅広いジャンルを担当しているんですね!

今回の「ガラスの城」では、「未解決の女」でも親交のあった樹下直美監督とともに、令和版の社会派ミステリーとして新しい世界観と物語を表現していきます。

ガラスの城【松本清張】原作ネタバレ!犯人の正体と最後のどんでん返しまで

エリート社員がバラバラ遺体で発見

物語はまず、東亜製鋼株式会社の女子社員・三上田鶴子の手記の内容で、事件の経緯やその後の出来事がつづられています。

社員旅行で修善寺に行った東亜製鋼株式会社の東京支社の社員たち。

三上田は宴会の後、散歩をしていて、エリートコースの販売の課長・杉岡久一郎(丸山智己)【ドラマでは部長】が同僚の女性と抱き合っているシーンを目撃。後ろ姿で誰なのか不明ですが、驚いてその場を立ち去る三上田。

その後、三上田はホテルに戻り、翌日の朝、課長の杉岡が用事があり、早くにホテルを出て帰宅したことを聞きます。その後、社員たちは、現地で解散し、おのおの帰宅の途につくのでした。

翌日、会社に出社すると杉岡が帰宅をしていないと言う連絡が入り、騒然とする社内。そして数日が過ぎても杉岡の所在がわからず、とうとう会社で警察に届けを出します。すると・・・杉岡の遺体が修善寺近くの道路工事現場で見つかるのでした。

しかも手と首を切り取られるという残忍な殺害方法でした。

事件を調べ始めた三上田鶴子

その後、警察が会社にやってきて社員たちに、事件についての聞き込みをしますが、三上田は杉岡が社員らしき女性と抱き合っていたことは警察には話せなかったのでした。

そして三上田は社員たちから話を聞いて、抱き合っていた女性社員が誰なのか?予想考察を始めていきます。

またある仮説を立てて、修善寺の事件現場に行き、殺害現場の土を入手。すると、同じ電車に、同僚社員の地味な一般職・的場郁子(波瑠)がいて驚きます。

そして的場も自分と同じようにように予想して、事件を調べていることを知るのでした。

三上田は、殺害場所は東京であり、そこから遺体を事件現場に運んできたと推測。遺体を土に埋めて隠してあったことから、土を採取したのでした。

その土を知り合いの研究所の人間に頼んで調べてもらい、東京であることが判明。トラックで遺体を運搬したのか?と様々な推理をする三上田。すると的場も同じように土を調べていたことがわかります。

社員・富崎の妻の謎の死

そんな中、出世したい一心で杉岡に取り入っていたもう一人の次長・富崎弥大(塚本高史)の妻が突然死去するという事件が起きます。

妻は実家への帰省中に死亡したとのこと。

死因は不明だったものの、富崎の妻についても調べ始める三上田は妻が自殺をしたと推測します。

そんな中、富崎次長が妻が死んだ実家に行こうとした時に、駅に見送りに行った三上田。

そこにある女性がいて、驚きます。その女性は新人社員の浅野由理花(仁村紗和)の母親で、隠れるように富崎の近くにいたのでした。

富崎と浅野の関係とは?と驚く三上田は浅野について調べ始めると、浅野は死んだ杉岡が保証人となって、会社に就職していたことがわかり、浅野の母親と杉岡は知人だと会社では登録されていたのでした。

では、浅野の母親と富崎との関係とは?と思う三上田。

更に調べていくと、富崎と浅野の母親も知人で、浅野が会社に入社する時に、上の立場の杉岡が保証人になった方が優遇されやすいと思った富崎が杉岡に保証人になるようにお願いしていたのでした。

的場郁子が被害者の杉岡に大金を貸していた

また一方で、会社では貯金が趣味だとかねてから社内では知られていた的場郁子(波瑠)がなんと杉岡に大金を貸していて、妻にそのお金を返してほしいと借用書を手に度々訪ねていて揉めていたことが判明。

的場は杉岡が死んだことで、退職金で借金を返してもらえると思っていたそうだったが、実は、会社に度々前借をしていた杉岡の退職金は、通常よりも少なく、的場への借金を返せる金額ではなかったのでした。

そんな中、三上田は土の調査を頼んでいた人から、東京ではなく実は秩父地方の土であったことが知らされます。

そして三上田はあることに気づいて、富崎次長の妻の自殺した時に、駅に浅野の母親がそばにいたことを思い出します。

そして「私はある人を訪ねてゆかなければいけない、もし私のこの疑念があたっていたら恐ろしい話である」と最後に書いた手記を残したまま、三上田は行方不明になるのでした。

そして三上田の手記が終わった後、今度は主人公の的場郁子ノートで事件の経緯がつづられます。

失踪した三上田の手記に従い事件を調べ始める的場

的場郁子は、三上田が行方不明になった後、事件を調査している刑事から「(三上田が)事件にひどく熱意を燃やしていた」と三上田が書いていたノートを見せられます。

そして、刑事がこのノートを見るとあなたと同じように事件について調べていることがわかると言われます。

三上田がかなり詳細に事件を調べていることに驚いている様子の刑事は、的場にも事件についてわかっていることがあったら教えてほしいと言いますが、的場は、三上田が自分を買いかぶって書いていて、自分は事件に興味を持っていたものの、ここまで詳しく調べていないと返すのでした。

そして刑事が調べたところ、三上田は浅野由理花の母親がやっている食堂を訪ねた後、行方不明になっていたのでした。

その後、1人になった的場は、ノートを元に、浅野由理花の母親に会いに行ったり、更に事件について調べ始め、ある仮説にたどり着きます。

犯人は富崎(塚本高史)!?妻の不倫がきかっけ?

富崎弥大(塚本高史)の妻は杉岡に誘惑されて不倫関係になった。しかし出世したい富崎は耐えて何も言わなかった。しかし、杉岡は富崎を取り立てるのを辞めて、富崎のライバルの野村を出世させようとした。

このことで怒りが抑えきれなくなった富崎が殺害を計画したと推測した的場。

富崎は浅野由里子の母親と知人だったことから、浅野由里子を協力者にして、杉岡を誘い出します。三上田が杉岡と抱き合っていると思った女性は浅野で、抱き合っていたのではなく、内緒の話をしていてそう見えた。

そして富崎の妻の叔父が経営している植木の会社、林田花壇のトラックで杉岡を運搬。的場が調べたところ、林田花壇は秩父の方に行くこともあり、土があったのでした。

実際に殺害したのは、富崎の妻で、富崎が杉岡が自分たち夫婦を利用したと説明して、杉岡を恨むように仕向けて殺害させた。そのことがきかっけで、妻が良心の呵責に耐え切れず自殺してしまった。

この事実を、的場はなんと富崎にぶつけます。その後も、会社に行った的場でしたが、冨崎の顔色が悪いように思います。

そして三上田の二の舞にならないように、富崎に殺されないようにしなくてはと思うのでした。

真犯人は別にいる?

そんな中、的場は犯人だと思われる富崎のライバルである野村次長に大事な話があると呼び出されます。

もしかしたら、野村も富崎の犯行に気づいたのか?と思い、待ち合わせ場所に向かうのでした。

そして野村は「今晩、富崎とある対決をする。その場所まで一緒に来てほしい」と言います。

タクシーで2人で向かった場所は寂しい道でした。タクシーを降りると雑木林が。

すると・・・突如「三上田はどこにいるか知りたい?ここにいるんだよ」と言う野村。

「君は三上田くんの手記の嘘に気づいた」的場に言い、黙り込む的場。

皆が信じていた三上田の手記の内容を、的場は故意にある人物が犯人だと導くように書かれていたことに気づいていて、そのことを野村が察したのでした。

三上田の手記を見ると、冨崎が犯人であると思うように仕組まれていました。

そして野村は、三上田が犯人である野村を恋人だと信じて、野村の指示に従ってノートを書いていたと説明します。

的場は怖くなり震えて何も言えなくなりますが「野村さん、やっぱりあなたでしたのね」と言う的場。そう的場は途中で、野村が犯人であることに気づいていたのでした。

的場と被害者の杉岡の関係

野村と事件について話をする過程で的場は杉岡と体の関係を持っていたことを話します。地味で美人でない(小説では)的場でしたが、お金を貸す時だけ、自分に向き合ってくれる杉岡。杉岡のことが好きになりお金を貸していたのでした。

そして杉岡が殺された後、妻の元に行ったのは、借金を返してほしいからではなく、事件の真相について知りたかったので、借金を口実に妻に何度も会いに行っていたのでした。

そして、事件の前に三上田が被害者の杉岡と抱き合っていると思った女性は・・・なんと三上田本人。その日、杉岡は富崎の妻と密会する予定だったが、それを阻止するために、三上田に伝言を頼んだ。富崎が、妻と杉岡の密会することを知り、そこに乗り込もうとしているという嘘でした。

そのタイミングで杉岡を殺せば、富崎に疑惑の目が向くと思った野村は、その後、杉岡を殺害。協力者は野村の弟で、林田花壇に潜り込んでいたのでした。

もちろんそのことにも気づいていた的場。林田花壇を訪れた時、野村に似た男がいると感じていたのでした。

真犯人の動機と大どんでん返しとは?

ちなみに野村は的場に動機についても告白。

同期の杉岡と野村でしたが、自分が出世するために、野村を蹴落とすために、様々な悪事を働いてきた。

そして杉岡は野村とは高校が同じだったが過去には、野村が付き合っていた女性を奪い、棄てた。その後ショックで、その女性は自殺してしまった。

その後、杉岡が富崎の妻を誘惑したことを知り、いよいよ生かしておくわけにはいかないと思い、殺害を決意したのでした。

そして野村と弟が登場し2人に殺されたそうになった的場ですが・・・そこに警察署員とともに、富崎や課の男たちがやってきます。

的場が女子社員に伝言して、知らせていたのでした。

ドラマ「ガラスの城」あらすじネタバレ!原作と違う共犯者とは?

疑惑松本清張ネタバレを結末まで!映画版のラストは?

都心にガラス張りの立派なオフィスを構える大手商社「實友商事」。さまざまな欲望を隠し持つエリートたちが集まる同社の次世代エネルギー部で、久々に社員旅行が開催されることになった。静岡で行われる展示会の後、慰労も兼ね、修禅寺で一泊しようというのだ。ほかの社員との付き合いが皆無に等しい地味な一般職・的場郁子(波瑠)、そして出世頭のバリキャリ課長・三上田鶴子(木村佳乃)はそれぞれ、まるで気が進まないものの渋々参加。旅館で行われた宴会でも社員たちが盛り上がる中、的場は食事を終えるや、そそくさと退席してしまう。
 一方、宴会後に散歩に出かけた三上は、薄暗い竹藪道で“まさかの光景”を目撃する。なんと出世街道まっしぐらのエリート部長・杉岡久一郎(丸山智己)が、旅館の浴衣を着た誰かと親密に寄り添っていたのだ! これは…社員旅行に便乗した社内不倫!? 偶然つかんだ不倫疑惑に思わず胸が躍った三上は、顔までは見えなかった相手の正体を密かに詮索し始める。
 その直後、“とんでもない事件”が発生する。なんと、急用で先に帰京したはずの杉岡がそのまま行方をくらまし、修禅寺近くの工事現場で遺体となって発見されたのだ! 社の名誉を重んじる次長・野村俊一(武田真治)が箝口令を敷く中、杉岡の死の真相を探るべく独自捜査を始めた三上は、非公開のSNSダイアリーで推理を展開。そんな折、遺体発見現場を訪れた三上は、的場も入れ違いでやって来て、土を持ち帰ったことを知る。そう、推理小説が好きな的場もまた事件に興味を持ち、独自捜査に着手していたのだ。しかも、的場は杉岡の家までも突撃! 何とも怪しい行動を取り…!?
 さらに不穏な出来事は続く。出世したい一心で杉岡に取り入っていたもう一人の次長・富崎弥大(塚本高史)の妻が急死。時を同じくして、三上の身の上にもぞっとするような異変が起こり…!
 負の連鎖が止まらない謎多き社内殺人事件。そんな中、事件を捜査する静岡県警の刑事・倉田文則(髙嶋政伸)は、後輩刑事・佐原壮馬(満島真之介)に的場をマークするよう指示。佐原は的場が犯人ではないかと怪しみながらも、彼女の独自捜査に同行するのだが…!?

引用元:公式サイト

だいたいは原作と同じ展開と犯人結末

原作とほぼ同じですが、原作では三上田鶴子(木村佳乃)は、原作では日記のような手記をまとめているのですが、現代版として「SNSダイアリー」となっていました。

そして原作と同じように、三上田が、杉岡久一郎(丸山智己)を殺害した犯人が、妻を誘惑された次長・富崎弥大(塚本高史)だと思い込ませる内容を書いていて、結局は、杉岡の同級生で、杉岡のことを恨んでいた、同期の次長・野村俊一(武田真治)が真犯人で、冨崎が犯人に仕立てようと企てていました。

そして三上田を利用して殺害したのも、原作と同じです。

原作との違いは杉岡と密会していた相手と犯人の共犯者

しかし、三上田が目的した杉岡が修善寺で密会していた人物は、ドラマでは野村でしたが、原作では三上田本人でした。

原作の方が、ドラマよりも、三上田が野村への協力をしていることが多かったようです。

また原作では、犯人の野村の共犯者は弟で、林田花壇に弟を潜入させていました。しかしドラマでは、妹が共犯者。しかも、原作では元カノが杉岡に妊娠させられて捨てられて自殺したという展開でしたが、ドラマでは妹が杉岡の子供を妊娠して捨てられた(自殺はしていない)。

また刑事・佐原壮馬(満島真之介)と的場が一緒に事件について調べるというシーンは、原作にはないオリジナル展開で、原作では的場は1人で事件を調べて動いていました。

ガラスの城のキャストは?

女囚セブンの黒革の手帳って何?松本清張ワールドのパクリなの?

引用元:テレビ朝日公式サイト

的場郁子(まとば・いくこ)〈31〉:波瑠

大手商社「實友商事」の次世代エネルギー部に所属する一般職の社員。とにかく地味で暗く、愛想がないが、仕事は早くて正確。ほかの社員との付き合いも皆無に等しく、淡々と業務をこなしては、定時に帰る毎日を過ごす。推理小説が好き。社員旅行中に部長・杉岡久一郎が何者かに殺された事件に興味を持ち、独自捜査を開始するが、やがて警察からマークされることになり…!?

波瑠さんコメント

大手商社「實友商事」の次世代エネルギー部に所属する一般職の社員。とにかく地味で暗く、愛想がないが、仕事は早くて正確。ほかの社員との付き合いも皆無に等しく、淡々と業務をこなしては、定時に帰る毎日を過ごす。推理小説が好き。社員旅行中に部長・杉岡久一郎が何者かに殺された事件に興味を持ち、独自捜査を開始するが、やがて警察からマークされることになり…!?

引用元:https://natalie.mu/eiga/news/547205

三上田鶴子(みかみ・たづこ)〈45〉:木村佳乃

大手商社「實友商事」次世代エネルギー部の営業課長。バブル崩壊後に総合職で入社。仕事一辺倒で男の影も見えないが、本人は独身バリキャリとして働く人生に満足している。社員旅行先で部長・杉岡久一郎の社内不倫現場を目撃。さらに部長が殺される事件が発生したため、SNSの非公開ダイアリーで独自推理を展開。そんな中、的場郁子も事件を追っていることに気づき…!?

木村佳乃さんコメント

松本清張作品は昔からたくさん映像化されていましたので、小さい頃からとても身近な存在でしたし、無条件に大好きだったんです。「夜光の階段」で初めて清張作品に出演させていただいた時も、「ついに来た!」と大変うれしかったのですが、実は今回の」ガラスの城」は読んだことがなく…。初めて出会う作品ということも相まって、とても興奮いたしました。さらに今回、脚本を手掛けられるのは、私が19歳くらいの頃からお世話になっている大森美香さん。私は大森さんの大ファンなのですが、そんな大森さんが初めて清張作品を手掛けられるという点でも、すごく楽しみにしておりました。原作とはまた違い、現代風に生まれ変わった」ガラスの城」を、三上田鶴子として忠実に表現したいなと思っております。また、樹下直美監督も23歳の頃から存じ上げておりますので、これまた楽しみです!

鈴木信乃(すずき・しの)〈31〉:蓮佛美沙子

大手商社「實友商事」次世代エネルギー部に所属する総合職の社員。隙のない才色兼備のバイリンガルで、野心家。同期入社の的場郁子とはあまり交流がなかったが、部長・杉岡久一郎が殺された事件を機に会話を交わすようになる。三上田鶴子のことが苦手。三上からは、杉岡の不倫相手候補の一人として疑惑の目を注がれるが…!?

橋本啓子(はしもと・けいこ)〈28〉:川島海荷

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大手商社「實友商事」次世代エネルギー部に所属する一般職の社員。鈴木信乃と並ぶ美人で、かわいい系の女性。常に職場の華であることを意識し、ファッションや美容にも気を遣っている。口が軽く、社内の噂話が好き。彼女もまた鈴木同様に、三上田鶴子から部長・杉岡久一郎の不倫相手候補の一人として疑惑の目を注がれるが…!?

田口欣吾(たぐち・きんご)〈38〉:内野謙太

大手商社「實友商事」次世代エネルギー部の業務課長。ロンドン帰りで現職に就任。富崎弥大と野村俊一…どちらの次長につくのが出世に有利か、常に計算している。また、お調子者の噂好きで、いつも女性社員たちと話している。三上田鶴子からも気に入られている。

和島好子(かずしま・よしこ)〈38〉:野呂佳代

大手商社「實友商事」次世代エネルギー部に所属する一般職の社員。夫と息子がいる。働き者で愛想もいい。雑用を言いつけられることも多いが、いつも真面目にこなし、三上田鶴子からも気に入られている。

浅野由理花(あさの・ゆりか)〈23〉:仁村紗和

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大手商社「實友商事」次世代エネルギー部に所属する一般職の社員。入社1年目の癒し系。就職先に困っていたが、女手ひとつで育ててくれた母が次長・富崎弥大の妻と知り合いだったため、その口添えで入社することができた。

杉岡久一郎(すぎおか・ひさいちろう)〈45〉:丸山智己

大手商社「實友商事」次世代エネルギー部の部長。美形でスタイリッシュ、女性社員からの人気も高く、社内でも一際目を引くエリート。海外勤務も長く、MBAを取得したほどの頭脳の持ち主。次期役員候補と目され、上司にも目をかけられている。その一方で、既婚者なのに女性にだらしなく、浪費家な一面も…。社員旅行中に行方不明となり、やがて遺体で発見される。

富崎弥大(とみざき・やひろ)〈40〉:塚本高史

大手商社「實友商事」次世代エネルギー部の次長。既婚者。仕事はいい加減だが、口が上手く、要領のいい性格。出世欲が人一倍強い。次期部長の座を虎視眈々と狙い、部長・杉岡久一郎に調子よく取り入っている。三上田鶴子のことは陰で小馬鹿にしている。杉岡が殺された後、どんな魂胆か、事件の真相を追う的場郁子に近づいてくるが…!?

野村俊一(のむら・しゅんいち)〈45〉:武田真治

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大手商社「實友商事」次世代エネルギー部の次長。三上田鶴子の直属の上司でバツイチ。部長・杉岡久一郎とは同期だが、真面目すぎる性格が災いし、出世で遅れを取っている。富崎弥大とは次期部長の座を争う立場にあるが、出世欲丸出しの富崎と違い、いつも落ち着いている。女性社員からは「真面目すぎて面白みがない」と思われている。

佐原壮馬(さはら・そうま)〈35〉:満島真之介

静岡県警の刑事。生まれも育ちも静岡で、東京が嫌い。静岡訛りもある。真面目な熱血漢で、女心は微塵も分からない無骨な男。大手商社「實友商事」で社内殺人事件が発生した当初、的場郁子が犯人では…と疑い、先輩刑事・倉田文則の指示で的場をマーク。やがて的場の独自捜査内容に興味を抱き、協力し合いながら捜査を進めるが…!?

満島真之介さんコメント

松本清張作品には背筋がピンとなる重厚感があります。いよいよ来たか、と心が引き締まりました。「ガラスの城」というタイトルがとても素敵ですし、「原作の昭和タッチをどう令和に落とし込んで、表現できるんだろうか!?」と、ワクワクしました。また、今回は今まではできなかったような役柄で、30代中盤に入った自分自身の変化も含め、新しい挑戦になると思いますし、この作品で“成長”したいです!

引用元:https://natalie.mu/eiga/news/549718

倉田文則(くらた・ふみのり)〈55〉:高嶋政伸

静岡県警のベテラン刑事。穏やかな物腰ながらも、大手商社「實友商事」で起きた社内殺人事件を鋭い視線で俯瞰する。日頃から目をかけている後輩刑事・佐原壮馬に、聴取を通して脅威にすら感じた的場郁子をマークするよう指示する。

高嶋政伸さんコメント

松本清張作品はすごく緻密で、ミステリーが面白い。その世界にまた入れるんだなと思って、とてもうれしかったです。清張作品に出演するのは6回目ですが、どの作品にも独特のタッチがあって、大好きです。そんな中、昭和の戦後の貧しさや、国民の上昇志向といった清張作品ならではの要素が、令和版にどう生きてくるのか…。非常に興味がありました。台本を拝見したら非常にいい形で描かれていましたし、インターネットが浸透して、かつては憧れの場所だった東京や都市が客観的に見られるようになった令和の時代だからこそ、「ガラスの城」という作品は改めて描く意味があるんじゃないかなという気がしました。

まとめ

鬼畜【松本清張】の原作ネタバレ!結末は男の子が崖から落ちる衝撃のシーン?

今回はドラマ「ガラスの城」についてご紹介しました。

原作は松本清張さんの長編推理小説で、今回が3度目のドラマ化となります。

脚本は、「あさが来た」や「青天を衝け」、「未解決の女」などのヒットメーカー・大森美香さんが担当。

都内の大手商社に勤務する女性が、社内で発生した殺人事件を糸口に、さまざまな欲望をあぶり出し事件の真相に迫っていくミステリードラマです。

地味な一般職の女性を演じる波瑠さんと、出世頭のバリキャリを演じる木村佳乃さんのバトルにも注目!

他にも高嶋政伸さんや満島真之介さん、仁村紗和さん、蓮佛美沙子さん、野呂佳代さん、武田真治さんなど個性豊かな出演陣が登場します♪

放送は、2024年1月4日夜9〜テレビ朝日系列にて放送です!お楽しみ!

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