「芋たこなんきん(いもたこなんきん)」は藤山直美(ふじやまなおみ)さんがヒロインを演じた2006年のNHK朝ドラ・連続テレビ小説。
小説家でエッセイストの田辺聖子(たなべせいこ)さんをモデルにした作品です。
2022年3月から再放送がスタートした「芋たこなんきん」。
今回注目したのは藤山直美さん演じるヒロイン、花岡町子(はなおかまちこ)の妹の花岡孝子(はなおかたかこ)です。
大人になった妹の孝子(たかこ)役のキャスト女優はメイサツキ(めいさつき)さんです。
メイサツキさんは、どんな女優さんだったのでしょうか?
今回はドラマ「芋たこなんきん」妹の孝子役のメイサツキさんのプロフィールと現在の活動を調べてみました!
【芋たこなんきん】妹の孝子【たかこ】役のメイサツキのプロフィールは?
【芋たこなんきん】ネタバレ!原作あらすじキャスト脚本家まとめ
プロフィール
名前 メイサツキ(めいさつき)
生年月日 1971年5月14日(50歳)
出身地 兵庫県
身長 166cm
引用元 ユニオンペディア
メイサツキさんは河相我聞さんや金山一彦さんなどが所属する、ウィーズカンパニーに所属しておられましたが、現在公式サイトにはお名前がないので、退所されたかもしくは芸能活動をやめたのかもしれません。
劇団扉座で活動していたとき、演出家の久世光彦さんに見いだされ、久世さんの作品に出演するようになったそうです。久世さん演出で2002年から2005年まで放送された10分間の「日本語歳時記・大希林」。
日本語の教育番組ですが、この番組で樹木希林さんにお手伝いとして雇われた、三木さつき(当時の芸名)役で出演。ふたりの掛け合いが話題となりました。
また沢田研二さんの曲「俺たち最高」の作詞も手掛けています!メイサツキさんこと三木さつきさんが、2006年リリースのアルバム「俺たち最高」のシングルカット曲「俺たち最高」の作詞をされていました。
タワーレコードの2009年の情報によると、三木さつきさんのことを「数々の舞台で共演している女優」とありました。
調べてみると沢田研二さんは、2002年ころから久世光彦さん演出の舞台が増えているので、このときに共演されたのでしょう。それにしても作詞をするなんてスゴイですよね~(≧∇≦)
俺たち最高#沢田研二 pic.twitter.com/m3Xdj0e3jB
— cocomama (@kunie3351) October 18, 2020
メイサツキさんの詳細については、現在わかっていることはこのくらいしかありませんでしたm(__)m
WIKIを見ると女優としての活動期間は2001年から2014年まで。「相棒」や「臨場」などヒット作にもご出演されています。
出演作品
映画は2007年の「茶々 天涯の貴妃」「無許可保育園 歌舞伎町ひよこ組」と、「SSエスエス」の3作品です。
「茶々 天涯の貴妃」は豊臣秀吉の側室、茶々を描いた映画でしたが、メイサツキさんはきくを演じています。
「茶々 天涯の貴妃」
アマプラで。ところどころ(…ん?)て思いながらも最後まで鑑賞。高島礼子さんや寺島しのぶさん、演技上手いし綺麗だし、引き込まれてしまった。衣装やお城のセットが綺麗。 pic.twitter.com/eo8pR3iy9f— はれ (@EigaHon) December 29, 2019
「SSエスエス」は哀川翔さん主演で漫画を映画化した作品でしたが、メイサツキさんは蘭子ママを演じました。
次にドラマです。
2001年 部長刑事シリーズ・シンマイ。
2003年 顔
2006年 警視庁捜査一課9係
2006年 名奉行!大岡越前
2006年 新・桃太郎侍
2006年 ブランド刑事1
2006年 芋たこなんきん
2007年 八州廻り桑山十兵衛〜捕物控ぶらり旅
2007年 おかしな刑事4
2007年 おいしいごはん鎌倉・春日井米店
2007年 ご近所探偵・五月野さつき2
2007年 H-code〜愛しき賞金稼ぎ〜
2007年 篠宮葉月 死体は語る
2009年 臨場
2011年 火車
2012年 浪花少年探偵団
2013年 相棒
2014年 警視庁捜査一課9係
以上がメイサツキさんの出演したドラマです。2001年から2014年までで、メイサツキさんが30歳から44歳ころまでとなります。
「顔」は仲間由紀恵さん主演の刑事ドラマ。メイサツキさんは第2話のゲストキャスト、林純子を演じました。
「警視庁捜査一課9係 」には2006年と2014年にゲストキャストとして出演。2014年版では第3話「殺人ギター」に歌手の池内理緒役で出演されています。
内野聖陽さん主演の「臨場」では第1話「鉢植えの女」にカルチャーセンターの事務員、佐々木奈美役で出演。多部未華子さん主演の「浪花少年探偵団」では第6話と第7話にPTA役員の渋谷容子役で出演されました。
宮部みゆきさん原作で上川隆也さん主演の「火車」には、スナックのママ、宮田かなえ役で出演しています。
「相棒」は成宮寛貴さんが相棒だったシーズン11に出演。第19話「酒壺の蛇」に殺害された警視庁刑事の妻、恩地由美子を演じました。
【芋たこなんきん】妹の孝子【たかこ】役の現在の活動は?
このようにメイサツキさんは、2014年のドラマ「警視庁捜査一課9係」出演以降はまったく情報がありません。
所属していた事務所ウィーズカンパニーにも現在お名前が掲載されていないので、芸能界を引退されたのかもしれませんね。
「メイサツキ」といえば、メイとサツキで「となりのトトロ」を思い出しますよね。メイサツキさんの以前の芸名は三木さつきといいます。
いつからメイサツキに変わったのかわかりませんが、「となりのトトロ」が公開されたのは1988年。メイサツキさんが17歳のころなので、となりのトトロから引用されたのかもしれませんね。
メイサツキさんについてはこのくらいしかわかりませんでした(;^^)
新たな情報がわかりましたら更新していきます。
【芋たこなんきん】妹の孝子とは?
【芋たこなんきん】子役の花岡町子役の山崎奈々と尾高杏奈の現在とは?
芋たこなんきん
「芋たこなんきん」は小説家でエッセイストの田辺聖子さんの原案で、田辺聖子さんの自伝的ドラマです。
田辺聖子とスヌーピー。かわいいな。 pic.twitter.com/KvjIITfZkY
— 水中書店*三鷹の古本屋 (@suichu_shoten) September 13, 2020
ヒロイン町子の幼少期から描かれるのではなく、現代が基本となり幼少期は過去のエピソードとして描かれています。
田辺聖子さんをモデルとした町子を演じたのは藤山直美さん。こんなあらすじです。
37歳の花岡町子は開業医、通称「カモカのおっちゃん」と出会い、恋に落ち、やがて結婚。
ところが、この「カモカのおっちゃん」はバツイチで、しかも5人の子持ち、なおかつ両親や兄弟と同居する10人の大家族だった・・・。
作家・田辺聖子の半生と数々のエッセイ集を基に、大阪の戦後復興期から現代へとたくましく生きてきたヒロインと家族を描く。
ヒロインは藤山直美、夫を國村隼が演じた。
このあと午前7:45から『15分でわかる!芋たこなんきん』
#カムカム #カムカムエブリバディ #芋たこなんきん #マー姉ちゃん pic.twitter.com/xCeoe410Pp— カエル岩 (@kaeruiwa1963) March 20, 2022
結婚により突然大家族の仲間入りをした町子の奮闘や、家族愛、夫婦愛を描いたホームドラマです。
田辺聖子さんについてはこちらで詳しくご紹介していますm(__)m
花岡孝子:メイサツキ
町子の妹で専業主婦。たまに実家に遊びに来る。
30歳を過ぎても独身だった町子のことを理解できず、作家活動にも反対していたが、町子が自分と弟の学費のために夢をあきらめ、就職したことを思い出し町子を応援するようになる。
妹の孝子は、結婚して子どもを育てることが女性の幸せだと疑わない性格。
そのため作家になろうとして結婚しない姉の町子が理解できません。
町子がそのおおらかさに惹かれ、健次郎(國村隼)と結婚を決めたときも、孝子を始め周りの家族たちも大反対しました。
終戦後、孝子は夫が入院したため娘の良美を預かってほしいと町子に頼みます。良美はピアニストになるため、聞く音楽のジャンルまで制限されていることを知った町子は、孝子の教育ママぶりを心配します。
テレビも親から許された番組しか見ないという良美、孝子の徹底ぶりも描かれました。
このように孝子は昭和の教育ママとして描かれていきます。
花岡孝子のモデルは辻野淑子
辻野淑子さんは田辺聖子さんの3つ下の妹です。
一般人なので詳細はわかりませんが、田辺聖子さんの日記をまとめた『田辺聖子 十八歳の日の記録』にこんな記載がありました。
わたしの興味は妹にとって何ともないし、私の美に対する喜びは妹に無関心。
将来もあまり仲の良くない姉妹ができあがるであろう。かなしいけれど仕方がない。
わたしは妹の人物については理解しているつもりだが、あの子は私を理解しようなんて考えたこともなく、いつも怒っている。自分の範疇に当てはまらぬからだ。
引用元 田辺聖子 十八歳の日の記録
ちょっと殺伐とした関係?にみえますが、この日記を書かれたのは父親が吐血し、家の中が湿っぽいとき。家族のみなさんが暗い気持ちで過ごされたいたのでしょう。
このころ田辺聖子さんは18歳くらいなので妹の淑子さんは15歳。多感なころで家も貧しかったので、姉妹が険悪な状態に陥ってしまうのも、仕方がなかったかもしれません。
後日父親が亡くなった1年後、こんなことを日記に記しています。
気立ての優しい女の子になろうと思ったのに、弟や妹に当たり散らしている
長女として家計を支えることが精一杯だった田辺聖子さん。このあとにしっかり勉強をしたいと綴っていました。
妹が姉を理解できない、というところはドラマと同じですね。ドラマはのちに応援するようになるので、史実でもそうだったのだと思います。
田辺聖子さんがお亡くなりになった2019年。淑子さんは朝日新聞のインタビューにこう答えていました。
身内は甘えることができなかった。中身は見せてくれなかった
このことから、田辺聖子さんは自分にも周りにも厳しいお方だったのかな?と思いました。
「芋たこなんきん」で描かれている元気で明るいヒロインとはまた違った、威厳と厳しさも持ち合わせた女性だったのかもしれませんね。
2006年に刊行された『田辺聖子の世界展』では、妹の淑子さんと弟の聰さんとの対談も掲載されているので、晩年は仲のいい姉妹だったのだと思います。
【芋たこなんきん】妹の孝子役はメイサツキ!現在の活動のまとめ
「芋たこなんきん」藤山直美さんが演じるヒロイン花岡町子。今回は町子の妹、孝子に注目してみました。
演じたのはメイサツキさん。舞台女優として活動されていて、2001年から2014年までテレビドラマなどにも出演されていて「臨場」「相棒」などに出演されています。
2014年以降の出演情報もなく、所属していた事務所の公式サイトからもお名前がなかったので、芸能界を引退されたのかな?と思います。
現在50歳になられたメイサツキさん。「芋たこなんきん」再放送を懐かしくご覧になっているかもしれませんね(^^)