NHK連続テレビ小説「まんぷく」は、日清食品創業者である安藤百福さんと奥様の仁子さんをモデルにしています。
演じているのは萬平役に長谷川博己さん、そして福子役が安藤サクラさんという、とっても魅力的なおふたり♪
ドラマでは手榴弾が見つかったことで、たちばな塩業の男性陣みんな進駐軍に逮捕されてしまいました(T . T)
脱税逮捕に関する実話のストーリーは以下にまとめてあります。
前にも萬平は憲兵隊に逮捕されてたことがあり、このときは軍の物資を横流ししたという罪で加地谷(片岡愛之助)にはめられ、誤認逮捕されています。
実はこれは安藤百福さんの史実に基づいたお話でしたが、今回の逮捕も実話なのでしょうか?
進駐軍MPの
ハリー・ビンガム曹長(右)
ジョナサン・メイ軍曹(左)。
そして看守のチャーリー・タナカ(奥)。ちなみに「MP」とはMilitary Policeの略で、憲兵さんに当たるようです。
萬平さん、国を問わず縁がありますね…#まんぷく #朝ドラ #メイナードプラント #ブレイズプラント #岡崎体育 pic.twitter.com/5knAEzs0zp— 【公式】連続テレビ小説「まんぷく」 (@asadora_bk_nhk) 2018年12月2日」
安藤百福さんの史実と、今回の逮捕劇の顛末をネタバレでまとめました。
安藤百福さんは本当に手榴弾を持っていたのでしょうか?
原作のネタバレあります。
まんぷくで今回どうして萬平たちは進駐軍に逮捕されたのか?
萬平(長谷川博己)たちを連行したのはMP(Military Police)という憲兵にあたる進駐軍。
前回萬平を横領罪で連行していったのは憲兵でしたが、今回は進駐軍がみんなを連行していきました。
その罪状は「反乱罪」で、手榴弾を隠し持っていたということが「反乱を企てている」と疑われての逮捕です。
もちろん会社の倉庫に手榴弾があったことなど全く知らなかった萬平たちですが、塩軍団の中の高木(中村大輝)、堺(関健介)、野村(南川泰規)の3人だけが手榴弾の存在を知り、しかも魚を獲るために使っていたのです。
近くで爆発音がするという通報を受けたMPたちが家宅捜索にやってきて、手榴弾が見つかり全員逮捕となりました。
では安藤百福さんは実際に反乱罪で逮捕されていたのでしょうか?
実際に安藤百福は手榴弾所持で逮捕されていたのか?
実際に安藤百福さんは反乱罪では逮捕されていませんでした。
ただ実際の塩軍団たちも喧嘩騒ぎを起こしたことがあり、警察から監視されるようになってしまいます。
安藤百福さんは若者が仕事もなくフラフラしているのは良くないと思い、私財で若者たちを雇い製塩業や漁業をしていたといいます。
製塩業といっても塩は勝手に売ることはできず、ご近所に無料で配っていたので、商売のためにやっているという感じではなかったのかもしれません。
ドラマを見ていると何も不思議ではないのですが、当時はどこの会社も火の車で、安藤百福さんのようなボランティアまがいのようなこの会社は、警察などからも奇異に見えたといいます。
実際にタカ(岸井ゆきの)のモデルともいえる存在の、福子の姉の長女は子供の頃、知らない男が製塩所を覗き込んでいるのを目撃していたとか。
これを不満に思った百福さんは高官に実情を訴え、監視をやめてもらうように頼みましたが、これがアダとなり警察の心象を悪くしてしまいました。
このような史実からこの手榴弾事件が登場したのかもしれませんね。
ですが!
別の罪でまた安藤百福さんは逮捕されることになります。
この警察の心象を悪くしてしまったことが原因とも考えられますが、安藤百福さんは見せしめ逮捕をされてしまうんです。
当時は混乱していた時代で、きちんと税金を納めない人や会社が多く、その見せしめとして脱税容疑で逮捕されてしまいました。
なんだかいつも犯していない罪で逮捕されてしまう安藤百福さん(T . T)
そんな安藤百福さんの波乱万丈な人生は、いくつかの書籍になっています。
[amazonjs asin=”4938642050″ locale=”JP” title=”苦境からの脱出―激変の時代を生きる”] [amazonjs asin=”4122058694″ locale=”JP” title=”転んでもただでは起きるな! – 定本・安藤百福 (中公文庫)”]さて、ドラマでは萬平たち、どうなってしまうのでしょうか?
まんぷくで今後たちばな塩業のみんなはどうなるの?
ネタバレです!!
たちばな塩業のみんなの逮捕容疑は、手榴弾を持っていたことによる「反乱罪」。
当時の日本はマッカーサー率いる連合国軍が日本を占領していて、マッカーサーの暗殺計画が発覚したことから、武器に対する厳しい取り締まりがおこなわれていたのです。
武器が見つかった倉庫は、世良(桐谷健太)が紹介してくれた物件、萬平は世良の名前は口にしませんでしたが、調べればわかっちゃいますよね。
世良までもが逮捕されてしまいます!
View this post on Instagram
そこで世良は「立花くんは悪い人じゃない、本当に魚を獲っていたんじゃないの?実際にやってみればいいじゃない」と提案。
今回はあっさり見捨てませんでしたね(^ ^)
実際に進駐軍が海に手榴弾を投げてみますが・・・なんと一匹も浮かんできません(T . T)
このまま武器ではないと証明できなければ、最悪萬平たちは軍事裁判にかけられ、命までもが危ういという状況に・・・。
そんなとき懐かしい人が進駐軍に萬平の無実を訴えに行きます。
まずは福子(安藤サクラ)の元同僚の恵(橋本マナミ)の夫で、白馬に乗った王子様ならぬ(笑)歯科医の牧善之介(浜野謙太)です!
おかえなさい!
「牧、善之介です!」
「牧、恵です!」#まんぷく #朝ドラ #橋本マナミ #浜野謙太 pic.twitter.com/qjEvr0ZYL5— 【公式】連続テレビ小説「まんぷく」 (@asadora_bk_nhk) 2018年10月28日
そして、1回目の逮捕の時に萬平を陥れたあの加地谷(片岡愛之助)までもが!!
View this post on Instagram
ですがそんなみなさんの努力も虚しく、疑いは晴れません(T . T) 神部(瀬戸康史)は萬平が企てたと証言すれば、釈放してやると持ちかけられます。
もちろん神部は「社長が無実の罪で処罰されるなら、自分も一緒に処罰してもらって結構です!」ときっぱり断ります。
View this post on Instagram
萬平はハリー・ビンガム曹長(メイナード・プラント)に呼び出され、君のことを悪く言う人はいないが、武器として使うのではないという、納得できるものがないと軍事裁判にかけることになる、と告げられます。
萬平は、罰するなら自分だけにしてくれ、従業員や世良さんは関係ない!と訴えます。
そんなとき福子から連絡を受けた、三田村会長が進駐軍にやってきます♪
三田村会長、ありがとうございました!
世良さん、ダネイホンをよろしくお願いしますよ!#まんぷく #朝ドラ #橋爪功 #桐谷健太 pic.twitter.com/eo3tH7wmWi— 【公式】連続テレビ小説「まんぷく」 (@asadora_bk_nhk) 2018年11月30日
三田村会長といえば、大阪商工会の会長で経済界のドンです。前回の萬平の釈放にも尽力してくれた大物。
今回も三田村会長は進駐軍に掛け合ってくれます。
わたしも立花くんに3万円の出資をしている。武器を購入したかどうかは帳簿を見ればわかるのでは?
立花くんは志を持った発明家、わたしは彼を潰したくない。
さすが三田村会長、重みのある発言です!
そして進駐軍はまた魚が獲れるどうかを調べることにしました。
今度は3人がやっていたという夕方にやってみると・・・次々と魚が浮かんできました!
これで疑いは晴れ、みんな無事に釈放されることになりました。
良かったですね〜
加地谷や巻たちが駆けつけてくれたことも、進駐軍の心象を良くする効果があったのでしょうね(^ ^)
それにしても三田村会長、さすがです。
またまたお世話になってしまいましたが、ダネイホンでちゃんと恩返しできると良いですね♪
まとめ
実際には安藤百福さんは手榴弾所持による「反乱罪」では逮捕はされていませんでした。
ですが次の逮捕は警察から目をつけられたために起こったことなので、ドラマではこの反乱罪による逮捕がその引き金となるかな?と想像しています。
ところでMPの中にまた強烈なキャラが登場しましたね(笑)
チャーリータナカという関西弁を話す謎のアメリカ人(日本人にしか見えませんが^^;)!
演じているのはミュージシャンの岡崎体育さん、どんなMPなのか楽しみで仕方がありません!