【ベトナムのひびき】モデルと実話エピソードについて

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浜田岳さん主演の2025年9月にNHKで放送される日越外交関係樹立50周年記念ドラマ「ベトナムのひびき」はベトナム縦断ツアーの成功を託された日本人指揮者の物語ですがモデルはいるのでしょうか?実話のストーリー?

ドラマ「ベトナムのひびき」のモデルは実在するのか?と実話エピソードについてご紹介していきます。

目次

ドラマ「ベトナムのひびき」とは?反田恭平も登場の注目作品

作品概要と制作背景


NHKが「日越外交関係樹立50周年」を記念して制作した、全3回の特集ドラマで、2024年3月17日に放送されました。

そして今回は再編集されて、2025年9月2日から毎週火曜日の午後10時(22:00〜)に放送され、再放送は同週金曜深夜0:35〜に放送予定です。

ストーリー

  • あらすじ
    舞台は1992年。若き指揮者・佐倉一男(濱田岳)が、ベトナム・ハノイにある交響楽団の再建に挑むところから物語がスタートします。

  • 通訳の森岡優子(比嘉愛未)やコンサートマスターのホアン(チャン・ギア)をはじめとする現地メンバーとともに「日本流」の厳しい練習に取り組みますが、ベトナム側のメンバーたちとはなかなか噛み合わず……

  • 家族との葛藤
    また、妻・美也子(MEGUMI)から伝えられる「父・清(村田雄浩)の事故」という切迫した知らせも、佐倉の心の揺れを象る重要な要素として描かれます

魅力的なキャストとスタッフ!ピアニストの反田恭平が登場!

  • 出演陣
    主演には濱田岳。そのほか比嘉愛未、MEGUMI、岡崎彪太郎、村田雄浩、藤田弓子、奥田瑛二ら豪華顔ぶれが揃います。さらに、指揮シーンにリアリティを加える世界的ピアニスト・反田恭平の出演も注目ポイント です。

  • 脚本
    脚本は『天地人』など歴史ドラマで知られる小松江里子さんが担当。文化のギャップや友情、音楽を通じた心の交流を壮大なスケールで描出しています

配信状況と視聴形態

  • 地上波 & 配信
    本放送は先ほどご紹介した通り火曜22時台です。

  • 再放送は金曜深夜に設定されており、見逃した方の見逃し配信もあります!
    放送後は1週間無料で「NHKプラス」での配信があり、さらにNHKオンデマンドでは有料での視聴も可能です

ベトナムのひびきのモデルと実話エピソード

実話なの?

そんなドラマ「ベトナムのひびき」は実話を元にしたドラマ。

濱田岳さんが演じた主人公、佐倉のモデルは本名徹次(ほんな てつじ)さんです。

※画像左

本名徹次さんは2001年から2009年まで、ベトナム国立交響楽団の音楽顧問を務められました。

2009年からベトナム国立交響楽団音楽監督兼首席指揮者に就任され、献身的な活動をされます。

長年のベトナムでの活動が評価され、2019年に渡邉暁雄音楽基金特別賞を受賞されました。

モデルは指揮者の本名徹次!

本名徹次さんは1957年福島県生まれ。現在68歳です。

和菓子店「柏屋」がご実家です。

東京芸術大学器楽科でトロンボーンを専攻されましたが中退。

山田一雄と井上道義に師事し、1985年に東京国際音楽コンクールで優勝。

ウィーンを本拠地に、1990年には アルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクールで2位を獲得されました。

1995年、芸術選奨新人賞受賞。この年から2001年まで、大阪シンフォニカー交響楽団の常任指揮者として活動。

1998年からは名古屋フィルハーモニー交響楽団の客演常任指揮者も兼任されています。

2001年から2009年までベトナム国立交響楽団音楽顧問を務められます。

本名徹次とベトナム楽団の実話

本名徹次さんと「ベトナム国立交響楽団(VNSO)」との出会いは2000年。

本名さんが名古屋フィルハーモニー交響楽団を指揮してハノイで演奏会を行ったときです。

演奏会が終わると、VNSOの首席チェリストだったクアンが楽屋に行き、こう頼んだそうです。

我々を助けてくれ!

クアンさんは本名さんの指揮を見て、本名さんの目指す音楽性は、VNSOと合致していて、我々が必要としてるのは、彼のような指揮者だと思ったそうです。

VNSOは1959年に創立し、約60名の楽団員のいるベトナムを代表するオーケストラでしたが、国際的には無名でした。

本名さんにとっては、VNSOを指揮してもキャリアを上げることにはなりません。

VNSOの契約書では、2001年からの5年間でVNSOをアジアのトップレベルまで上げ、次の5年で世界レベルにする、というもの。

本名さんはどう考えてもムリ、と思いました。

ですが本名さんは一度も指揮もせず、この契約書にサインします。

なぜかー?

何か自分にしかできにあ音楽活動をしたかった。VNSOのアップグレードに協力するのは、やりがいのある仕事に見えた

と思われたそうです。

2001年2月、初めてVNSOの指揮をしたとき、とても驚いたという本名さん。

人気曲を並べたのに楽団員たちは、オーケストラのアンサンブルを意識することに欠けていて、そもそも指揮棒も見てないのです。

予算の少ないVNSOは定期演奏すら開けず、演奏経験に不足していました。

彼らの意識も低く、練習開始の時間になっても団員が揃わない。

練習不足のままやって来る団員たちに怒った本名さんは、何度も練習場を出ていったそうです。

楽団員のまとめ役となるコンサートミストレスのマイ・アインさんもこう本名さんのことを評しました。

厳しすぎるくらい厳しい人

そこまで厳しくすると、本名さんも体を壊してしまうのでは?と心配されたといいます。

楽団員のなかには本名さんの厳しさに反発し、しばらく口をきかなかったことも。

ですが本名さんが厳しいのは、楽団を愛しているから、とアインさんはコメントされています。

本名さんに反発する楽団員を、ほかの団員が説得し、オーケストラがまとまるのは、本名さんの真剣さがあるから。

本名さんをそこまで真剣にさせたのは、VNSOの音でした。

初めて演奏を聴いたとき、キラキラした輝きを持つ不思議な音が聞こえたんです。初めて出会った音に、なんだこれは!と思いました

VNSOのみなさんは強烈な自我と独立心を持っていて、そのエゴがツボにはまると、そのような響きを生み出すようです。

VNSOの定期演奏会が開けるようになった2005年。本名さんは東京の自宅を手放し、ハノイに生活拠点を移しました。

VNSOはめざましい変化をとげ、レパートリーも広がり、知名度も上がっていきます。

本名さんは2009年に正式にVNSOの音楽監督に就任されましたが、やることが多すぎてストレスが溜まり、12日間入院されたことも・・・。

楽団員の給料が安いのも悩みのひとつ。民間よりも安いので、多くの楽団員はアルバイトをしていました。

もちろん本名さんの給料も安いのですが・・・。

それでも続けているのは、本名さんをはじめ、みなさん音楽が大好きだから。

本名さんは日本の大手クラシック専門の音楽事務所「KAJIMOTO」に所属されていますが、プロジェクト・アドバイザーである佐藤正治さんも応援されているそうです。

本名さんは、ベトナムに住み続けられる理由について、このように語っておられます。

最大の理由は「人」。

以前は「オーケストラは家族だ」と感じていましたが、その後ベトナム人自体が好きで、大きな家族なんだと感じるようになりました

演奏会が終わり、楽屋に引き上げてきた楽団員たち。

笑顔で会話をし素早く着替え、みんな次々とバイクに乗って消えていきます。

みんな打ち上げのレストランに向かっているのです。

挨拶にやって来る友人たちと、記念撮影をしていた本名さんも、みんなを追いかけるように後を追います。

その様子は本当の大きな家族のようです。

ドラマ「ベトナムのひびき」では、そんな本名さんと楽団員たちの、大きな家族が描かれます。

ベトナムのひびきのキャスト出演者!ベトナム人俳優陣も

出演者 配役 役どころ
濱田岳 佐倉一男 日本人の若き天才指揮者。1992年、ベトナム・ハノイで国立交響楽団の立て直しに挑む。
比嘉愛未 森岡優子(通訳) 一男を通訳として支え、文化差を橋渡し。熱心な日本流の稽古を現地へ伝える重要な存在。
チャン・ギア ホアン コンサートマスターとして、現地オーケストラの顔。楽団員と指揮者の板挟みに苦悩する。
キム・ハイ ダン のんびり屋の楽団員の一人。日本式の指導には戸惑いが見られるキャラクター。
MEGUMI 佐倉美也子 一男の妻。父・清(村田雄浩)の急な事故に心を痛める家庭の支え。
村田雄浩 佐倉清(一男の父) 一男にとって大切な存在。劇中、美也子からの電話で事故が知らされる。
池田鉄洋 詳細な役名は非公開だが、ドラマのストーリーに厚みを加える脇役として出演。
反田恭平(ピアニスト) 世界的ピアニストとして劇中にも登場し、音楽の息吹を加える実力派。
奥田瑛二、藤田弓子 村田雄浩と共に、家族関係を描写する重要な脇役として出演。
そのほかベトナム人俳優(ヒュー・ヒエン、レ・チ・ナ、ミン・ダン、リン・ソン、チュア・チュアン・アン、ブイ・ホアン・イェン) 楽団員ほか 多様な背景を持つ現地メンバーとして出演し、リアルな雰囲気に寄与。
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