2019年の年末も加藤シゲアキさん演じる金田一耕助が帰ってきました(^^)/
12月21日夜9時15分からフジテレビ系で「悪魔の手毬唄(あくまのてまりうた)〜金田一耕助、ふたたび〜」が放送されます!
横溝正史さんの金田一耕助シリーズの不朽の名作で、これまで何度も映像化された女同士のドロドロな戦いを描くホラー作品です。
古くから伝わる手毬唄になぞらえて、次々と起こる殺人事件!
手毬唄というと子供が遊ぶ可愛らしい歌詞なのかと想像する方も多いと思いますが、「悪魔の手毬唄(あくまのてまりうた)」の歌詞は違います(・_・;)
その歌詞の中に込められた恐ろしい意味とは?
今回は「悪魔の手毬唄〜金田一耕助、ふたたび〜」の中で歌われる手毬唄の全文歌詞をネタバレと歌詞の意味について、まとめて紹介します。
ストーリーの核心に迫るネタバレも含まれるので、閲覧にはご注意ください!先のあらすじを知りたくない人は閲覧注意です。
ドラマ「悪魔の手毬唄」のあらすじは?歌詞と意味がホラーで怖い!?
金田一耕助シリーズ歴代俳優一覧は?古谷一行から稲垣吾郎と木村拓哉も?
【新キャスト発表5】
古谷一行が金田一のバディ・磯川警部役で出演決定!
新旧金田一耕助による“夢の競演”が実現‼️長きにわたり金田一耕助を演じてきた古谷が、本シリーズで自身初となる金田一以外のキャラクターを演じる‼️#悪魔の手毬唄 #新旧金田一耕助#加藤シゲアキ #古谷一行#すごい #感動 pic.twitter.com/DavLP18U6O
— 【公式】悪魔の手毬唄 (@temariuta2019) December 1, 2019
まずは「悪魔の手毬唄〜金田一耕助、ふたたび〜」のあらすじを見ていきましょう!
岡山と兵庫の県境にある鬼首村(おにこうべむら)では由良家(ゆらけ)と仁礼家(にれけ)という、二つの名家が対立していた。岡山県警警部・磯川常次郎(古谷一行)の依頼を受け、金田一耕助(加藤シゲアキ)はその村にある亀の湯という温泉宿を訪れる。そこの女主人である青池リカ(寺島しのぶ)は、20年前に起きた悲惨な事件によって夫の源治郎を亡くしていた。そしてその犯人、恩田幾三はいまだに行方不明だという。ある日、鬼首村出身の人気歌手、大空ゆかり(中条あやみ)が帰郷するということで村中が活気づく中、リカの息子、歌名雄(小瀧望)の婚約者である由良泰子(菅野莉央)が滝つぼで死んでいるのが発見され・・・。
引用元:公式サイト
今回加藤シゲアキさん演じる金田一耕助が挑む事件は、鬼首村で起きる連続殺人事件!
鬼首村って・・・いかにも殺人事件が起きそうなネーミングですよね^^;これが横溝正史
20年前の殺人事件に絡み村の女性が殺されていくようですが、まず最初の被害者となるのが、菅野莉央さん演じる由良泰子です。
この第1の殺人が手毬唄になぞらえて行われていき、第2、第3と悲劇が続きます((+_+))
なので、手毬唄の歌詞とその意味は、悪魔の手毬唄の中でも重要なポイントなんです。
そして・・・実は、悪魔の手毬唄は3番まであるんです!
2018年放送の「犬神家の一族」もかなり衝撃の展開で怖かったのですが、加藤シゲアキさん曰く「去年より圧倒的に怖い」とか(;・∀・)
令和最初のクリスマスシーズンに、クリスマスソングではなく、悪魔の手毬唄が響き渡ることになるのかも?
以降で、気になる悪魔の手毬唄の歌詞全文とその意味を紹介していきます。
加藤シゲアキ主演「悪魔の手毬唄」三人娘に大野いと・大友花恋・菅野莉央 #悪魔の手毬唄 #大野いと #大友花恋 #菅野莉央 https://t.co/0hNrDFufZo
— シネマトゥデイ (@cinematoday) November 28, 2019
手毬唄の歌詞や意味は、ストーリーの重要なネタバレを含みますので、知りたくない方は閲覧注意です!
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ドラマ「悪魔の手毬唄」の原作は?手毬唄の歌詞は実在?
大人気金田一耕介シリーズがドラマ、映画で多数昭和に大ヒットしていますが、原作者は、横溝正史(よこみぞせいし)さんです。
横溝正史さん作品を読んでいるとわかるのですが、戦前、戦中、戦後の話なので、現代において、殺人の理由など理解できないものもあり(笑)そこは、懐かしき日本の昔がわかるある意味勉強になる気がします。
ちなみに悪魔の手毬唄の殺人の動機も正直「そんなことで何人も人を殺すか!?」と言う理解不能なものでした(笑)個人的意見がですが^^;
以下の記事で犯人や動機などを紹介しています。
悪魔の手毬唄の犯人や結末ネタバレあらすじ!映画版石坂浩二主演
いなみに悪魔の手毬唄のストーリーの年代は昭和37年くらいから。ただ、事件の真相は時が遡ったりしています
悪魔の手毬唄以外にヒットした作品としては
「犬神家の一族」
「八ツ墓村」
「獄門島」
などなど映画版が爆発的大ブームになった作品も。
個人的に、映画版の萩原健一さんことしょーけんが主演した「八ツ墓村」のホラーっぷりがトラウマ級で、おすすめで、リングよりも全然怖いです(笑)
「悪魔の手毬唄」も既に映画化、ドラマ化が多数されている人気作品です。映画版の石坂浩二さんの作品が大ヒットし、有名ですが最近では、2009年に稲垣吾郎さんでドラマ化されたのが記憶に新しいところだと思います。
また原作小説にも悪魔の手毬唄の歌詞がバッチリ出ていて、映画版など原作に出てくる歌詞や意味をそのまま忠実に再現しています。
また小説の目次のタイトルも
プロローグ 鬼首村手毬唄考
第1部 1羽のすずめのいうことにゃ
第2部 2番目のすずめのいうことにゃ
第3部 3番目のすずめのいうことにゃ
エピローグ ちょっと一貫貸しました
となっていて、手毬唄一色の内容になっています。
またあまりにもリアルで実在しそうな歌詞や意味で、原作も読んだのですが、ずっと実際に存在する歌だと思っていました(笑)
実際には、悪魔の手毬唄に出てくる歌は実在ないもので、それをここまでリアルに実在するのでは??と思わせる内容で、かつ殺人事件に見立てた横溝正史は本当に天才的なミステリー作家であると言えると思います。
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悪魔の手毬唄1番の全文歌詞とその意味は?
悪魔の手毬唄ネタバレ!原作映画化やキャストあらすじ【加藤シゲアキ】
うちの裏のせんざいに
すずめが三匹とまって
一羽のすずめのいうことにゃ
おらが在所の陣屋の殿様
狩り好き酒好き女好き
わけて好きなが女でござる
女たれがよい枡屋の娘
枡屋器量よしじゃがうわばみ娘
枡ではかって漏斗で飲んで
日がないちにち酒浸り
それでも足らぬとて返された
返された
一読しただけではちょっと意味が分からないと思いますので解説していきます!
「せんざい」とは庭の植え込みの事を指し、そこにいたスズメが言っていたという設定。
「おらが在所の陣屋の殿様」とは、かつて岡山と兵庫の県境辺りを仕切っていた領主・伊東佑之の事。
その殿さまは狩り、酒、女が大好きで気になる女性がいると手籠めにして、飽きるとポイ捨て殺してしまったんだとか・・・
「返された」とは殺されたという意味なんです!
なかなかホラーで怖い歌詞ですよね。残酷です(>_<)好きだった女性を飽きたからって殺すなんて。
第1の殺人は、由良家の娘・泰子(菅野莉央)
絞殺された後、滝つぼの水の中に浮かべられ、枡にたまった滝の水が口の中に漏斗(じょうご)を使って流し込まれるという無残な姿で発見。
由良家の屋号は「枡屋」
「枡ではかって漏斗で飲んで」は遺体の様子を表しているもの
こう見ていくと、手毬唄の歌詞になぞらえられたかのように殺されてしまった事が分かりますよね(;・∀・)
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悪魔の手毬唄2番全文歌詞とその意味は?
二番目のすずめのいうことにゃ
おらが在所の陣屋の殿様
狩り好き酒好き女好き
わけて好きなが女でござる
女たれがよい秤屋の娘
秤屋器量よしじゃが爪長娘
大判小判を秤にかけて
日なし勘定に夜も日もくらし
寝るまもないとて返された
返された
第2の被害者は仁礼家の娘・文子(大友花恋)
絞殺された後、遺体に竿秤と大判小判が施されていました。
「秤屋」とは仁礼家の屋号
「大判小判を秤にかけて」というのも遺体の様子を表していることが分かります。
第2の殺人も手毬唄の歌詞通りに実行されていたのです!
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悪魔の手毬唄3番全文歌詞とその意味は?
悪魔の手毬唄青池里子役は大野いと!同期のサクラなど出演作品は?
三番目のすずめのいうことにゃ
おらが在所の陣屋の殿様
狩り好き酒好き女好
わけて好きなが女でござる
女たれがよい錠前屋の娘
錠前屋器量よしじゃが小町でござる
小町娘の錠前が狂うた
錠前狂えば鍵あわぬ
鍵があわぬとて返された
返された
ちょっと一貫貸しました
第3の被害者は、青池里子(大野いと)
撲殺されその遺体の足元には、鍵穴に合わない鍵と南京錠が置かれていたのです。
そしてこれまでのルールでいくと屋号が「錠前屋」の大空ゆかりこと別所家の千恵子(中条あやみ)が殺されるべきところですが、死んだのは里子!
実は、犯人は・・・ゆかりを殺そうとして、里子を殺害してしまったのです(・_・;)
そして犯人は驚きの人物で壮絶な結末を彩っています。
以下で犯人のネタバレをしています。
悪魔の手毬唄の犯人や結末ネタバレあらすじ!映画版石坂浩二主演
まとめ 悪魔の手毬唄の歌詞になぞらえて殺した犯人は?
金田一耕助シリーズ歴代俳優一覧は?古谷一行から稲垣吾郎と木村拓哉も?
今回は悪魔の手毬唄の歌詞の全文を紹介し、その意味をまとめてみました!
鬼首村の女性三人は、悪魔の手毬唄になぞらえて殺されてしまいます。
しかし、第3の殺人で犯人は予想に反してゆかり(千恵子)ではなく里子を殺してしまいました。
里子が親友のゆかりになりすまし身代わりとなって死んでしまったのです((+_+))
里子は、実は真犯人を知っていました。
その犯人とは里子の母・青池リカ(寺島しのぶ)!
20年前に死んだリカの夫・源次郎(渡辺大)とゆかりの父親・恩田育三は同一人物で、さらに泰子と文子の父親も育三だったんです。
源次郎を殺害したのもリカ。それはよそに子供を作った夫の裏切りを許せなかったから。
そして20年後、息子の歌名雄(小瀧望)が、腹違いの兄妹である泰子や文子と結婚することを阻止するために次々と女たちを殺していったのです(/ω\)
以下の記事で1977年に公開された映画「悪魔の手毬唄」の詳細ストーリーをまとめていますので、気になる方は是非ご覧ください!
悪魔の手毬唄の犯人や結末ネタバレあらすじ!映画版石坂浩二主演
このときの金田一耕助は石坂浩二さん! かなり若くて素敵ですよ~(^^♪
原作と映画も描き方が異なっている部分もあるので、今回の加藤シゲアキさんバージョンのドラマでも設定や殺し方など少し変わってくる可能性はあるかもしれません!
「悪魔の手毬唄」は12月21日夜9時15分からの放送です。お見逃しなく(^^)/