乱反射ラストシーンの意味とは?モヤモヤ意味不明ですっきりしない?

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9月22日にテレビ朝日で放送されたスペシャルドラマ「乱反射(らんはんしゃ)」。

2歳の幼い男の子が事故でなくなる衝撃的なシーンから始まり、見ごたえのある内容で話題でした。

主演の妻夫木聡さんと井上真央さんが亡くなった男の子の両親役を熱演していました。

そんな中、ラストシーンが話題です。

妻夫木聡さん演じる加山聡がゴミを捨てる意味ありげな最後のラストシーンが話題です。

また若い男の患者の笑顔の意味とは?

一体どういう意味!?わからない??と。

実はこれ、原作小説でも出てきた重要なシーンですが、正直・・・ドラマでは説明不足ですね(^_^;)

そんなドラマ「乱反射」の最後のラストシーンについてまとめてみました。

 

 

目次

乱反射の最後のラストシーンとは?

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以下、乱反射のあらすじです。

愛する息子はなぜ死んでしまったのか―。
原因の真相を追う新聞記者の父親が突き止めたのは、
「誰にでも心当たりのある」小さな罪の連鎖だった―。

街路樹伐採の反対運動を起こす主婦、
職務怠慢なアルバイト医、
事なかれ主義の市役所職員、
尊大な定年退職者……
複雑に絡み合ったエゴイズムの果てに、悲劇は起こった。

決して法では裁けない「殺人」に、残された家族は沈黙するほかないのか―。

このドラマの登場人物は、平凡な人ばかり。しかし、事件に関わる人間が、どこにでもいる人たちばかりであることが、この物語の結末に重くのしかかっていきます。

─自らの虚栄心を満たすために、街路樹伐採の反対運動を起こす主婦
─定年後に家に居場所を無くし、救いを求めて飼っている愛犬のフンを腰が痛いからという理由で始末しない老人
─医師としての責任を負うのが嫌で、救急要請を断ってしまうアルバイト当直医
─犬のフンを拾うために公務員になったんじゃないと、仕事を放置した市の職員
─極度の潔癖症を患い、不潔なものに触れられないことを隠している造園業者

本当は悪いことだとわかっているけれど、目をつむってこっそりする「小さな罪」。誰もがどこかで身に覚えがあるものばかりです。しかし、そんな「小さな罪」が連鎖して積み重なり、2歳の男の子の命が奪われる事故が起こります。

新聞記者である被害者の父親は、息子の死の真相を突き止めようとし、「小さな罪」を働いた人たちに次々に接触していきます。ですが、彼らは自分のしたことが「殺人」だとは認めません。それどころか、なぜ自分が責められなければならないのか、誰もが怒りをあらわにし、追及する父親を逆に非難するのです。

誰も謝罪をせず、誰もが人のせいにし、自分の責任を認めない。責任を追及しようにも、法で裁くことができません。

追い込まれた父親と母親は、幼い息子を失った悲しみと怒りの矛先を、
自分自身に向けていくことを余儀なくされていく─

引用元:https://www.nagoyatv.com/ranhansya/story/

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新聞記者の聡(妻夫木聡)は息子の死を新聞記者の経験を活かし、調査します。

そして、次々とわかる心無い人々の多くの罪の数々。しかし、それらはすべて法で罰せられるものではなく、多くの人々が「自分は悪くない」と言い訳。

そんな事実を知り、途方に暮れる聡(妻夫木聡)夫婦でしたが、最後は徐々に立ち直り・・・ラストは2人で旅行をします。

そして、聡は途中でパーキングに止まった時に、家庭ごみをなにげない顔で小さいゴミ箱に押し込みます。

その後、一旦画面が暗くなり・・・聡の少しびっくりしたような表情が。

これ、実は前半でも全く同じシーンがあったんです。

これ??伏線回収?でもよく意味がわからない??という人が多かったと思います。

実は原作小説にも出てくるシーンなので、以降で解説していきます。

また、その後、テロップが流れた後、患者さんが出てきてニヤリと微笑むシーン。

こちらも原作にはないのですが、反響がかなりあったので、考察していきます。

 

 

乱反射ラストシーンの意味とは?原作小説のネタバレ!

 

 

まずは、家庭ゴミを捨てたシーンの原作のネタバレです。(原作のネタバレなので、ドラマの内容とは多少異なります。)

多くの容疑者の中で足達(萩原正人)がだけが業務上過失致死で逮捕。

裁判では足達は事実を争うことなく、自分の罪を認めます。

また、このことが原因で足立の妻子は実家に帰り、家庭崩壊。

このように、実際に法で罰せられたのは、足達だけでした。

聡(妻夫木聡)はコンビニ購入したおにぎりの包装を捨てようとした時にあることを思い出します。

それは健太と一緒に旅行に行ったとき、溜まってしまったゴミを家の中に置いていけないので、やむ終えず車に乗せて出発します。

サービスエリア寄ったときに、小さいゴミ箱に自宅のゴミを無理やり押し込んでしまいました。

そう・・・ドラマでもこのシーン比較的最初の方にありましたね。

う~ん、これ、もちろんやってはいけないことだけど、私も絶対やらない!!とは言えません。

そう、他の容疑者たちの行為も同じだったのかもしれません。

世の中、あり得ない場所に路駐をする人がたくさんいます。

犬の糞を放置する人も多いです。

この時も聡も「誰でもやっているし」「一回ぐらいは・・・」言い訳をしてやってしまいました。

ゴミを捨ててしまった行為・・・全くもって、同じです。

この事実を思いだし、聡は恐ろしくなり、声を発し、体が震えます。

聡が恨みを持った、糾弾し続けた最低だと思った人達と、自分もまた同じ種類の人間だったことに気付くのです。

加山もまた、彼らと同種の人間だったのです。自分も彼らと同じであることに気付き・・・「自分が健太を殺したのか」と絶叫する聡でした。

 

と言う訳で・・・息子の死の原因を究明した結果行きついたのは「健太を殺したのは自分」のような身勝手な行動をする人間だとわかった衝撃のラスト。

でも、これ他人事ではない後味が悪い真相な気がします。

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原作のラストでは自分が、自分の息子を殺した人間たちと同じ種類の人間だと気付き、恐ろしくなりショックで叫ぶシーンがあるんです。

ドラマでは敢えて、そのシーンを持ってこなかったようですね。

正直、このシーン見てみたかったの、少し残念ですが(^_^;)

そのことで、解くに説明がなかったので、意意味不明?と、意味がわからなかった人が多数だったと思います。

 

また病院の患者の若い男の人がニヤリと微笑むシーン。

ツイッターでも反響でした。

 

 

 

 

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こちらは原作にははっきりとしたシーンがなかったので、想像予想になっていまうのですが、原作では虚弱体質の学生が昼だと混んでいるので、それが嫌で敢えて夜間の救急に行っていてその学生の行為を他の学生たちも噂で知り、病院に来てしまったため、混雑していたという描写がありました。

なので、最後のシーンは笑顔ということは、たいした症状でないことを意味していて、こういう人達が悪意なく罪を犯しているという象徴のシーンだったのかな??と思いました。

ただ、これは、ドラマ側が視聴者の想像にお任せしますという意味だと思うので、他のシーンも含めいろいろ考えてみるのも面白いのかもしれませんね。

 

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