ドラマ「乱反射」でゴミを捨てるラストシーンとは？

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以下、ドラマ「乱反射」のあらすじです。

愛する息子はなぜ死んでしまったのか―。
原因の真相を追う新聞記者の父親が突き止めたのは、
「誰にでも心当たりのある」小さな罪の連鎖だった―。

街路樹伐採の反対運動を起こす主婦、
職務怠慢なアルバイト医、
事なかれ主義の市役所職員、
尊大な定年退職者……
複雑に絡み合ったエゴイズムの果てに、悲劇は起こった。

決して法では裁けない「殺人」に、残された家族は沈黙するほかないのか―。

このドラマの登場人物は、平凡な人ばかり。しかし、事件に関わる人間が、どこにでもいる人たちばかりであることが、この物語の結末に重くのしかかっていきます。

─自らの虚栄心を満たすために、街路樹伐採の反対運動を起こす主婦
─定年後に家に居場所を無くし、救いを求めて飼っている愛犬のフンを腰が痛いからという理由で始末しない老人
─医師としての責任を負うのが嫌で、救急要請を断ってしまうアルバイト当直医
─犬のフンを拾うために公務員になったんじゃないと、仕事を放置した市の職員
─極度の潔癖症を患い、不潔なものに触れられないことを隠している造園業者

本当は悪いことだとわかっているけれど、目をつむってこっそりする「小さな罪」。誰もがどこかで身に覚えがあるものばかりです。しかし、そんな「小さな罪」が連鎖して積み重なり、２歳の男の子の命が奪われる事故が起こります。

新聞記者である被害者の父親は、息子の死の真相を突き止めようとし、「小さな罪」を働いた人たちに次々に接触していきます。ですが、彼らは自分のしたことが「殺人」だとは認めません。それどころか、なぜ自分が責められなければならないのか、誰もが怒りをあらわにし、追及する父親を逆に非難するのです。

誰も謝罪をせず、誰もが人のせいにし、自分の責任を認めない。責任を追及しようにも、法で裁くことができません。

追い込まれた父親と母親は、幼い息子を失った悲しみと怒りの矛先を、
自分自身に向けていくことを余儀なくされていく─

引用元：https://www.nagoyatv.com/ranhansya/story/

いよいよ今夜！#メ～テレ 開局55周年記念ドラマ『#乱反射』

息子が犠牲になった事故の原因を追う父が突き止めたのは、誰にでも心当たりのある、小さな罪の連鎖だった──https://t.co/l1Zr3pNxjq

📺今夜10：15全国ネット放送#妻夫木聡 #井上真央 #萩原聖人 #前田亜季 #相楽樹 #大石吾朗 #三浦貴大 pic.twitter.com/NZHNiCGbWX

— メ～テレ(名古屋テレビ/メーテレ) (@nagoyatv_6ch) 2018年9月22日

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息子の死の原因となった無意識に罪を犯してしまった人々に会い、その人達を責めてきた妻夫木聡さん演じる加山聡。

まだ息子が亡くなる前に、家族3人で旅行した時、聡が家庭ごみを車に積んで、途中のパーキングエリアの小さなゴミ箱に父親の聡が無理やり押し込むシーンがありました。

この時、あれ？？？どういう意味？？と思ったと思います。

そして、ラスト。

再び、同じシーンが。

妻と一緒に旅行するシーンで、再び家庭ゴミをパーキングの小さいゴミ箱に無理やり押し込んで捨てるシーン。

これがなんとラストシーンでした。

すごい意味ありげですが、意味わからない人も多かったと思います。

一体どうい意味だったのでしょうか？

以降で、原作小説のネタバレをご紹介します！

 

 

ドラマ「乱反射」でゴミを捨てるシーンの意味とは？

 

 

以下は原作の内容なので、多少、ドラマとは違います。

ちなみに以下、公式ツイートでもラストに触れています。

 

#乱反射📺今夜10：15～全国ネット放送

命を削って演じたと話した #妻夫木聡 さん。「結末は難しいものがありますが、生きるということがどれだけ素晴らしいことなのか、もっともっと、深く考えてもらえるきっかけになれば嬉しいです」

放送、まもなくです！#井上真央 pic.twitter.com/DLEwn7aVks

— メ～テレ(名古屋テレビ/メーテレ) (@nagoyatv_6ch) 2018年9月22日

多くの容疑者の中で足達（萩原正人）がだけが業務上過失致死で逮捕。

裁判では足達は事実を争うことなく、自分の罪を認めます。

また、このことが原因で足立の妻子は実家に帰り、家庭崩壊。

このように、実際に法で罰せられたのは、足達だけでした。

聡（妻夫木聡）はコンビニ購入したおにぎりの包装を捨てようとした時にあることを思い出します。

それは健太と一緒に旅行に行ったとき、溜まってしまったゴミを家の中に置いていけないので、やむ終えず車に乗せて出発します。

サービスエリア寄ったときに、小さいゴミ箱に自宅のゴミを無理やり押し込んでしまいました。

そう・・・ドラマでもこのシーン比較的最初の方にありましたね。

う～ん、これ、もちろんやってはいけないことだけど、私も絶対やらない！！とは言えません。

そう、他の容疑者たちの行為も同じだったのかもしれません。

世の中、あり得ない場所に路駐をする人がたくさんいます。

犬の糞を放置する人も多いです。

この時も聡も「誰でもやっているし」「一回ぐらいは・・・」言い訳をしてやってしまいました。

ゴミを捨ててしまった行為・・・全くもって、同じです。

この事実を思いだし、聡は恐ろしくなり、声を発し、体が震えます。

聡が恨みを持った、糾弾し続けた最低だと思った人達と、自分もまた同じ種類の人間だったことに気付くのです。

加山もまた、彼らと同種の人間だったのです。自分も彼らと同じであることに気付き・・・「自分が健太を殺したのか」と絶叫する聡でした。

 

と言う訳で・・・息子の死の原因を究明した結果行きついたのは「健太を殺したのは自分」のような身勝手な行動をする人間だとわかった衝撃のラスト。

でも、これ他人事ではない後味が悪い真相な気がします。

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原作ではラストで、自分が自分の息子を死に追いやったクズな人達と同じ、最低なルール違反を無意識にしている人間であることを気付きます。

そして自分でショックを受けて恐ろしくなるラスト。

確かに・・・この聡がやっていることって、不法投棄なので、犬の糞を放置したおじさんと何が違うの？？っていう話になりますね。

おまえ、、、人のこと責めていて、実は同じことしてるじゃん！！！ってことです。

しかし、原作と違ってドラマでは、聡がその事実の気づかず終わっています。

もしかしたら、最後に気付いた表情をしていたかもしれませんが、その辺りは濁していてはっきりと表現されていませんでした。

以下に原作の内容の詳細はまとめてあります！

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原作よりもドラマのほうが実は聡の方がクズ？？？というラストな気がします。

 

乱反射のラストは意味不明？視聴者のツイッターの反響とは？

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そんな視聴者の想像にお任せ系のラストシーンに視聴者の反響です。

えぇーーーーーーー！！！またゴミ捨てるの？？？ #乱反射

— 妄想探偵 (@moso_T) 2018年9月22日

えっ、なんでゴミ捨てるの？ どういう意味？ #乱反射

— たんたかたん (@ZxcnmZnJyjwnEz9) 2018年9月22日

家庭ゴミ捨てちゃうのも犬のフン片付けないのも同じくらいの罪なんだけど…。
#乱反射

— こなお: ) (@ongr_ts) 2018年9月22日

家庭ゴミ捨てちゃったシーンは、周りの小さな悪事を責め立てる主人公も小さな悪事を働いてるって皮肉なのか #乱反射

— ぶりゅゅゅゅ (@Kz_brrr0821) 2018年9月22日

家庭ゴミを公共のゴミ箱に捨てたり、飲んだ瓶を公園や病院の駐車場で投げ捨てて、割れたまま放置するブッキーもどうかと思う#乱反射

— rain (@rain00465063) 2018年9月22日

公園のゴミ箱に、家庭から持ち込んだゴミを捨てる時のさとしの顔。
真央ちゃんが『妻夫木さんの最後の顔を見てほしい』って言ってたけど、このドラマの核心部分をよく表してる表情だと思った。#乱反射 #妻夫木聡#井上真央

— にゃおん🙀 (@bluecat219) 2018年9月22日

原作通りに、最後のゴミ捨てのシーンで、息子を殺した人達と大差ない振る舞いをしていると気づいて、自分の両手を見つめながら慟哭する妻夫木くんもちょっと見たかった。でも、気づかずに無自覚にやっている方が、もっともっと怖いし、強いメッセージが伝わってくる。#乱反射

— ひかり (@maaao_19830) 2018年9月22日

乱反射、1人の命が失われても変わらなかった。
せめて家庭ゴミを捨てずに持ち帰って欲しかったとモヤモヤが残る
けどこの後味の悪さが自分の行動を見直すことにつながっているのかも

— まる (@worutomarumaru) 2018年9月22日

#乱反射
最後に又ゴミを捨てた瞬間に強い風が吹いた。
子供を殺したのは結局は自分自信だったという事か
それにも気付かずに。

— もこ (@hb0rWnsxJe6p4s6) 2018年9月22日

 

ラストシーンが主人公の家族が分別されてないであろう家庭ゴミを禁止と分かっていながら道端のゴミ箱に捨てるってね…このドラマに犯人はいないけど皆犯人であり、家族を奪われた主人公達もまた犯人になりえるって…後味悪すぎ(良い意味で) #乱反射

— うさぎアイス (@998Usagi) 2018年9月22日

 

やっぱりやるせない気持ちになったなあ…。最後のゴミ捨てシーンの意味、原作読んでたらわかるけど読んでなかったらわかりづらいよね。でも、とてもいいドラマでした。言い訳する人たちがクソなんだけど、自分がその立場ならしてしまうと思う。#乱反射

— もちきなこ (@mo_chi_kinaco) 2018年9月22日

すごい・・・多くの人は「意味不明」という感じでしたが、原作を読んでいなくても、鋭い人はきちんと、その意味をラストシーを見て理解して、わかりやすく説明。

私、原作読んでいたので、わかりましたが、もし読んでなかったら、意味不明だったと思います(笑)

結局、同じようなことを絶対に多くの人がやってしまっていて、ドラマを見て男の子の死を引き起こした人々を「なんてクズな人達なの？？」って言っているあなたも、実は・・・という衝撃のラストだったのかな？？と思います。ドラマを見ている視聴者にいろいろ考えてもらおうというドラマ側の意図がラストシーンに含まれていたのでは？？と思いました。