女優の野際陽子(のぎわようこ)さんが6月13日肺腺ガンのため81歳でお亡くなりになりました。
長年に渡り数多くのドラマや映画に出演しているので、年代を問わず知らない人はいないくらいの大女優でしたね。
そんな野際陽子さんを偲んで今までの出演ドラマの一覧を年代ごとにご紹介させていただきます。
あなたの心にはどの野際陽子さんが印象に残っていますかー?
野際陽子のプロフィールは?
[blogcard url=” https://dorama-netabare.com/archives/13861″]名前 野際陽子(のぎわ ようこ)
生年月日 1936年1月24日
出身地 富山県
最終学歴 立教大学文学部英米文学科
デビュー 1958年
所属事務所 ラヴァンス
今回の訃報を受け、芸能ニュースなどで今までの華麗な経歴はだいたいご存知かと思いますが、軽くまとめさせていただきます(^ ^)
大学時代から四大学英語劇大会(英語劇のコンテスト)などに出演、当時から英語が堪能だったんですね!
大学卒業後の1958年にNHKに入局、アナウンサーとして活躍します。
そしてここで友情を育むことになったのが黒柳徹子さんですね。
当時黒柳徹子さんはNHKの放送劇団にいたそうで、当時から気が合いよく行動をともにしていたそうです。
そして1962年NHKを退社、お給料の高さに惹かれ(ご本人が語っていました笑)広告代理店に転職しTBSの番組「女性専科」の司会者として活躍。
同時に女優業も始めるようになりました。
野際陽子のドラマ一覧とは?
ドラマ歴50年以上、全てご紹介するわけにもいきませんので、抜粋させていただきます。
1963年の「悲の器」がドラマのデビュー作になります。
1960年代は主にTBSのドラマに出ています。
[https://dorama-netabare.com/archives/409]1963年 赤いダイヤ
1067年 ザ・ガードマン
1968年 キイハンター
今回の追悼報道でこの曲を耳にした方は多いのではないでしょうか。
アクションドラマとして、当時一世を風靡した大ヒットドラマです。
これは「キイハンター」のオープニング曲です。
このドラマで共演した千葉真一さんとのちに結婚、お二人の間の子供が真瀬樹里さんです。
そして1970年代になると、アクション物と時代劇の両方に出演するようになります。
1973年 子連れ狼
1975年 鬼平犯科帳
1976年 水戸黄門
1978年 特捜最前線
1979年 ザ・スーパーガール
「ザ・スーパーガール」は現在のテレ東の番組でお色気アクションというちょっとカルトなドラマもありました。
1980年代もまだ時代劇が多かったようですね。
この頃から「土曜ワイド劇場」などの俗に言う2時間ドラマも増えてきました。
1981年 氷点
1983年 大奥
1985年 必殺仕事人シリーズ
1986年 大河ドラマ いのち
1987年 化身
1988年 抱きしめたい!
「必殺仕事人シリーズ」では東山紀之さん演じる渡辺小五郎の母親役を長いシリーズの中で演じられています。
またトレンディドラマのはしりであった「抱きしめたい!」。
浅野温子さん、浅野ゆう子のさんW浅野で話題になったドラマですが(若い方はご存知ないと思いますが・・・)浅野ゆう子さんの母親役で出演しています。
そして1990年代になると、さまざまな役柄が増えてきます。
みなさんお待ちかねのあのドラマも登場します!
1991年 源義経
1992年 ずっとあなたが好きだった
1993年 ダブル・キッチン
1994年 長男の嫁
1994年 静かなるドン
1995年 浅見光彦シリーズ
1996年 味いちもんめ
1997年 ガラスの仮面
1998年 ショムニ
1999年 サラリーマン金太郎
ようやくここで登場するのが「ずっとあなたが好きだった」いわゆる”冬彦さん”フィーバー(?)ですね。
見事にマザコンを怪演したのが佐野史郎さん。
野際陽子さんは息子を溺愛する母親の役を怖〜く演じ、みなさんの心に突き刺さったのではないでしょうか。
そして山口智子さん主演の「ダブル・キッチン」は当時流行だった二世帯住宅のコミカルなドラマで、ここでも冬彦役の佐野史郎さんと共演しています。
そして2時間ものの長寿番組「浅見光彦シリーズ」。
主人公の浅見光彦役は途中で榎木孝明さんから中村俊介さんに交代していますが、母親役の野際陽子さんは第1作目からず〜っと変わらず出ています。
「ガラスの仮面」は安達祐実さん主演の漫画が原作のヒット作。
野際陽子さん演じた原作の月影先生は、ピッタリすぎると当時話題になりました。
そして高橋克典さん主演の「サラリーマン金太郎」では金太郎の義理の母親役を愛情たっぷりに演じていました。
今回の訃報を受け高橋克典さんは「ショックすぎて言葉もありません」とブログで語っています。
次は2000年代に突入です。
大ヒットシリーズがいよいよ登場します!
2000年 TRICKシリーズ
2003年 笑顔の法則
2004年 アットホーム・ダッド
2005年 ドラゴン桜
2006年 7人の女弁護士
2007年 地獄の沙汰もヨメ次第
あの名作「TRICK」がここに来てようやく登場です!
仲間由紀恵さんとの母娘のやりとりが実に軽快でしたね。
次のシリーズからはもう出ないと思うと、とても寂しい気持ちになります(T . T)
そして「地獄の沙汰もヨメ次第」では主演の江角マキコさんのお姑さんの役。
お姑さん=野際陽子さんというイメージも定着していましたよね。
2010年代に入っても精力的にドラマ出演されています。
沢村一樹さん主演の「DOCTORS 最強の名医」シリーズでは院長の役でずっと出ていました。
このドラマも次はどうなってしまうんでしょうか。
そして遺作となったのが「やすらぎの郷」です。
倉本聰さん脚本の老人ホームが舞台のドラマ。
闘病中でありましたが、ご本人の出演部分は撮り終えていたということで、ドラマの放送に影響はないようです。
野際陽子さんの体調を鑑みて、倉本聰さんも台本を書き直すなど、周囲のサポートにも恵まれたようです。
まとめ
[blogcard url=” https://dorama-netabare.com/archives/13008″]60年間もの間、深い親交があった黒柳徹子さんはこのようなコメントを残しています。
”野際さん、あなたのいらっしゃらない、この世界は寂しいです。本当にお友達がいなくなったようです。 じゃ、今度お会いするまでね。お友達でいてくださって、ありがとう。”
17日にテレビに出演した時には「まだ混乱状態」と涙声で語りました。
60年来の親友とのお別れ・・・想像もつかないような深い悲しみなのだと思います。
また多くの共演者からも追悼コメントが寄せられ、温かい人柄が偲ばれます。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。