益田貞信と笠置シヅ子の移籍騒動と恋愛の実話とは?

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NHK連続テレビ小説・朝ドラ「ブギウギ」に益田貞信(ますださだのぶ)さんがモデルの新納慎也さん演じる演出家の松永大星(まつなが・たいせい)が登場しました。益田貞信さんとヒロイン鈴子のモデルの笠置シヅ子さんとの移籍騒動と恋愛の結末の実話をご紹介します。

目次

益田貞信とは?ブギウギ松永大星のモデルの演出家!

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益田貞信(ますだ さだのぶ)さんは、朝ドラ「ブギウギ」に登場した、新納慎也さんが演じる松永大星のモデルです!

御曹司

とってもダンディーな男性ですが、モデルの益田貞信さんは、実際に大企業の御曹司なんです!

祖父が三井物産の創始者、男爵 益田孝さん。

父親が益田孝さんの5男である、益田太郎冠者さんです。実業家として、有名企業の重役を歴任。

またユーモアに富んだ喜劇脚本を執筆し、帝国劇場の役員にもなられています。

益田貞信さんは、益田太郎さんの息子です。

詳しい経歴はわかりませんでしたが、若いころに海外留学され、ジャズを習っていたといいます。

ジャズ

益田貞信さんにはご兄弟がいますが、みなさんジャズをお好きだったそうで、品川御殿山の益田邸にいろんなミュージシャンが集まり、ジャズに取り組んでいたそうです。

これが1924年ころのこと。益田貞信さんがまだ13歳のころです。

このように、兄弟たちの影響もあり、体にジャズの音楽がしみ込んだのでしょうね。

留学から帰国した益田貞信さんは、ジャズバンド「益田セクステット」を結成し、米軍キャンプや横浜ホテルニューグランドで演奏していたそうです。

松竹楽劇団SGD

1938年「松竹楽劇団」(SGD)が旗揚げされました。

当時松竹にとって大きなライバルであった、宝塚歌劇団との差別化を図るため、松竹は大金を投じてこのSGDを設立。

少女的な宝塚歌劇団に、男子を入れた大人のレビューで対抗しようとしたのです。

さらに映画とのコラボによるショーも発案。笠置シヅ子さんはこのSKDのメンバーに抜擢され、大阪から上京しました。

スタッフにも超一流のメンバーを集めます。

松竹の創業者のひとり、大谷竹次郎さんの婿養子、大谷博さんを総指揮者に抜擢。

副総指揮者になったのが、のちに笠置シヅ子さんとタッグを組む、服部良一さんです!

朝ドラ「ブギウギ」では草彅剛さんが演じます♪

総指揮者である大谷博さんの知り合いが、益田貞信さんのバンドのメンバーだったこともあり、SGDスタッフのメンバーに抜擢。

演出と構成を担当することになりました。

当時の新聞は「三井財閥創始者の孫である、益田貞信さんがSGD
に入団!と大きく報じ、話題作りに一役買います。

こうして益田貞信さんと笠置シヅ子さんは、SGDで出会うことになります。

益田貞信と笠置シヅ子は恋愛関係があった?

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笠置シヅ子との出会い

益田貞信さんは1911年生まれで、笠置シヅ子さんは1914年生まれ。少し笠置シヅ子さんは年下になりますね。

朝ドラ「ブギウギ」で、ふたりが出会うシーンが描かれました。

益田貞信さんをモデルにした松永(新納慎也)が、梅丸楽劇団のスタッフとして、大阪の梅丸少女歌劇団にやってきます。

そこでふたりは初めて出会うことになります。

松永はパリとロンドンに留学していて、戻ったばかりなので日本語が不慣れ・・・と凡人が言ったら一発退場的な(笑)発言をしましたが、松永が言うとなぜか納得させられます(笑)

たぶんこれは史実なのかな?と思います。松竹楽劇団旗揚げの少し前なので、益田貞信さんはおそらく26歳くらい。

子供の頃から兄たちの影響でジャズに親しみ、20歳前後くらいで留学していたのではないでしょうか。

留学から戻り、ジャズバンドで活躍していて、その後松竹楽劇団に入ったものと思われます。

笠置シヅ子さんの資料によると、益田貞信さんが松竹楽劇団に入ったというニュースの写真を見て、笠置シヅ子さんは一目惚れするような感じでした。

実際に益田貞信さんは、かなりのイケメンで端正なお顔をされた方とのこと。

実際に松竹楽劇団のみなさんも、益田貞信さんに憧れたのではないでしょうか。

笠置シヅ子の初恋相手?

笠置シヅ子さんは正式にSGDに入団し、大阪から東京へと上京。

笠置シヅ子さんの才能を認めていた益田貞信さんは、笠置シヅ子さんをとても可愛がり、いろんなところへ連れて行ってくれたそうです。

のちに笠置シヅ子さんは益田貞信さんのことを「初恋のような淡い片想いだった」と語っておられます。

その辺の日本人には絶対に持ってない、ヨーロッパ仕込みの教養とセンス。憧れるのも当然といえば当然でしょうね。

ちなみに益田貞信さんは、三井物産部長の長女であり、由緒ある大久保利世の家系の生まれ。

笠置シヅ子さんとは、生まれた時から住む世界が違ったようです。

退団

このように華々しく登場した益田貞信さんですが、ほんの数カ月でSGDを退団することになります。

本場のジャズを学んできた益田貞信さん。SGDが大衆路線に変更していったとき、松竹との間に大きな亀裂が生じました。

本物のジャズをやりたかった益田貞信さんは、活動の場を東宝に変えます!

東宝は松竹にとってライバル企業です。

益田貞信さんは東宝系の劇場で、本領を発揮するすることとなりました。

益田貞信さんが東宝に移籍した1年後、ある事件が起こります。

益田貞信と笠置シヅ子の移籍騒動の実話とは?

東宝に移籍していた益田貞信さんが、松竹にいた笠置シヅ子さんをスカウトしたのです!

当時日本にはいなかった、ジャズを歌えるシンガーとなっていた笠置シヅ子さん。

服部良一さんの楽曲と指導により、スウィングの女王としてその名前が世の中に知れつつありました。

SGD時代から笠置シヅ子さんの才能を認め、可愛がっていた益田貞信さん。

この引き抜き騒動は、当時世間を騒がせることになります。

憧れの人からのお誘い。そして当時笠置シヅ子さんの養母うめさんが病気で倒れ、治療費もかかるためお給料はすべて仕送りしていました。

うめさんをモデルにしたのが、朝ドラ「ブギウギ」ツヤ(水川あさみ)です。

うめさんもツヤ同様、血のつながりのなかった笠置シヅ子さんを愛情をいっぱいに育てました。

金銭面でも当時200円だった給料が、東宝では300円になるとの提示を受けた笠置シヅ子さん。

東宝が経営する、有楽町の事務所にて、松竹に相談することなく、移籍の承諾書にサインしてしまいます。

当然松竹側は怒りますよね~(;^^)叱られた笠置シヅ子さんは、総指揮者である大谷博さんの別荘に監禁されてしまいました。

このとき笠置シヅ子さんが相談できたのは、服部良一さんだけ。服部良一さんも笠置シヅ子さんでなければ、自分の作った楽曲は歌えないと知っています。

「笠置シヅ子がやめるなら、自分の辞める」

そう宣言します。これが恋愛ゴシップとして広まりますが、ふたりは師弟関係なので、恋愛感情はありませんでした。

東宝と松竹の間で服部良一が奔走し、移籍の承諾書を白紙にしてもらい、笠置シヅ子さんは松竹にとどまることで一件落着。

笠置シヅ子さんが選んだのは、初恋の人ではなく、自分を育ててくれた師匠でした。

益田貞信さんと笠置シヅ子さんの関係は、おそらくここで終わるものと思います。

ということで、益田貞信さんと笠置シヅ子さんの関係は、益田貞信さんが松竹楽劇団にいたほんの数カ月の間でしたが、良好な関係にあったのでしょう。

その後も接点があったかもしれませんが、これ以上の情報はありませんでした。

益田貞信がモデルのブギウギの松永大星と鈴子のネタバレは?

松永大星役は新納慎也!ブギウギの演出家役

益田貞信さんをモデルにした、松永大星のネタバレです!

1937年。スズ子(趣里)は自分の今後について悩んでいました。

そんなとき耳に飛び込んできたのが、茨田りつ子(菊地凛子)が歌う「別れのブルース」♪モデルは淡谷のり子さんです。

スズ子はこの曲に興味を持ちました。

東京の梅丸から、舞台の視察に部長の辛島(安井順平)と、演出家の松永(新納慎也)がやって来ます。

舞台を視察したふたりは、スズ子と秋山(伊原六花)を気に入り、スカウトします。東京で新しく、男女混合の新しい楽劇団ができるのです。

こうしてスズ子と秋山は1938年、東京に向かいます。

東京で紹介された人物のなかに、羽鳥善一(草彅剛)がいました。羽鳥は「別れのブルース」の作曲者と知り、スズ子は驚きました。

スズ子は羽鳥の指導の元、歌のレッスンを始めます。

楽しく歌えという羽鳥ですが、なかなかその真意がつかめないスズ子。

本番の前日、稽古場にやってきた松永思わず不安を口にするスズ子。

すると松永は「君は最高だ。グッドラック♪」そう言いおでこにキスをして去っていきました。

そんな松永に心をときめかせるスズ子です♪

初公演は大成功に終わり、羽鳥とスズ子の師弟コンビが誕生しました。

それから1年経ったある日突然、スズ子は松永から、梅丸のライバル会社である日宝に一緒に移籍しないか?と誘われます。

日宝は、これまでの1.5倍の給料を出すといいます。

そんなとき、弟の六郎( 黒崎煌代)から手紙が届き、ツヤの腰痛を検査するように言われ、お金がかかることなどが書かれていました。

スズ子の移籍話はすぐに広まってしまい、スズ子は松永のところへ駆け込みます。

一緒に逃げてください!ワテ、松永さんが好きです!

そう言うスズ子に松永はこう返しました。

ソーリー。ごめんよ

ちびまる子ちゃんの花輪君?(笑)

松永にはアメリカに愛する人がいると告げ、改めて移籍を勧めて去っていきました。

泣きながら部屋に戻ると、そこには羽鳥と天才的な作詞家の藤村(宮本亞門)がいて、スズ子のために作った楽曲を置いていきました。

これを見ても君の気持が変わらないなら仕方ない。残念だけど君のファンだから、客として君の歌を聞いていくよ

そう羽鳥は言い残し、ふたりが残した楽譜には「センチメンタル・ダイアナ」とありました。

翌日スズ子は決意をし、日宝へ向かいます。

そこで社長と松永に、移籍の話を断ります。

以上が松永に関するネタバレでした!

史実とは少し違うところもありますが、だいたい同じような内容でしたね。

松永も短い間ですが、スズ子の心に大きな影響を与える人物でした♪

益田貞信とは?笠置シヅ子の関係のまとめ

茨田りつ子【いばらだりつこ】モデルは淡谷のり子!ブギウギで菊地凛子が演じる

益田貞信さんは、三井財閥の御曹司で、子どものときから兄弟と一緒にジャズを楽しみ、のちに海外でジャズを学びます。

帰国してからジャズバンドを結成。その後松竹楽劇団に演出家として、立ち上げから関わることになりました。

笠置シヅ子さんも、松竹楽劇団の立ち上げから劇団員として参加。ここでふたりは出会うことになります。

容姿端麗で洗練された益田貞信さんに、笠置シヅ子さんは一目惚れ♪

ですが松竹の方針と会わず、益田貞信さんはすぐに東宝に移籍してしまいます。

1年後に益田貞信さんは、歌手として買っていて、可愛がってもいた笠置シヅ子さんを東宝にスカウト。

実家への仕送りもあり、一度は受けますが、師匠である服部良一さんの尽力により、松竹に残ることになります。

そんな益田貞信さんと笠置シヅ子さんの関係が、これから朝ドラ「ブギウギ」で描かれます!

スズ子の初恋、どうぞご期待ください!

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