【らんまん】笠崎みえのモデルは実在？寿美子の叔母で料亭の女将

【らんまん】笠崎みえは寿美子の叔母で料亭の女将！寿美子が料亭で働くことに

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笠崎みえとは？寿恵子の叔母で料亭の女将

みえは、寿恵子の母親の西村まつ（牧瀬里穂）の妹です。

新橋にある料亭で「巳佐登【みさと】」のおかみをしていることから、新政府の役人たちとのコネクションがあるみえ叔母さん。

姉の娘の寿恵子をかわいがっていて、玉の輿にのるのが女の幸せだと言い、実業家で既婚者の高藤を紹介し、騒動になった過去もありました。

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寿恵子のことを気に入っていた高藤の元から逃げ出したことをきかっけに、みえ叔母さんとは疎遠になっていたようですが、ある決意をして笠崎みえに会いに行くのでした。

寿美子がみえの料亭で働くことに

8/23(水)の「らんまん」 寿恵子（浜辺美波）は、叔母・みえ（宮澤エマ）を訪ねる。久しぶりの再会に、みえは…。#ステラnet#らんまん#朝ドラらんまん#神木隆之介#浜辺美波#宮澤エマ#伊礼彼方#皆川猿時https://t.co/2BqiUJnKlF

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寿恵子（浜辺美波）は、お金の相談をするため、料亭「巳佐登」にいる叔母・みえ（宮澤エマ）を訪ねる。高藤（伊礼彼方）の一件で憤慨していたみえだったが、内心は寿恵子のことをずっと心配していた。みえは、寿恵子にお金を貸す代わりに、料亭で仲居として働かせることにする。早速、店に出ることになった寿恵子。その日は、得意客の岩崎弥之助（皆川猿時）がやってきて…

引用元：https://tv.yahoo.co.jp/program/116196710

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高藤の件,以来会っていなかったみえと寿恵子でしたが、寿恵子が謝罪すると、寿恵子を抱きしめます。

そして寿恵子が総額五百円の借金があることを話すと、万太郎をダメ男呼ばわりするみえ。確かにある意味、万太郎、ダメ男ですよね(-_-;)

そして内職ぐらいしかしてこなかった寿恵子を甘いと叱るみえ。

みえは料亭のおかみとして立派に働いていましたので、自立した女性なのでは？と思います。

しかし寿恵子は万太郎が一生かけて日本中の植物全部を載せた図鑑を作ろうとしていることを話し「絶対に大成する人だと」言います。借金取りを見事に説得したように、みえにも説明するんですね。

そんな寿恵子に呆れながらも、百円を貸してくれるみえ。なんだかんだでやさしいみえ叔母さん。

そしてみえの夫であり料亭の亭主である笠崎大輔を連れてきて、寿恵子に挨拶をさせて巳佐登【みさと】で仲居として働くように言います。

ちなみに、みえの夫・笠崎大輔役の俳優さんはまだ不明です。

その日から早速、料亭で働くことになった寿恵子。寿恵子が料亭で働いている間は、幼い子供たちは、長屋のりんと九兵衛が面倒を見てくれることになったのでした。

そのお店では政治家、陸軍中尉、政府高官などが来ていて、ある出会いをする寿恵子。

そんな極貧状態の寿恵子を救ってくれた、叔母のみえにモデルは実在するのでしょうか？

【らんまん】笠崎みえのモデルは実在？牧野壽衛子の叔母？

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料亭の女将をしている叔母のみえですが、モデルは実在するのか？

牧野富太郎さんの妻で、寿恵子のモデルとなった牧野壽衛子さんについて調べてみたのですが、叔母さんの存在は出てきませんでした。

寿恵子の母親の西村まつ（牧瀬里穂）のモデルは牧野壽衛子さんの母親だと思われます。壽衛子さんの母親は夫が亡くなり、自分で子供たちとの生活を支えるために、菓子屋を開いてお金を稼いだ苦労人だったようです。

実家が菓子屋というのも、史実通りだったんですね。

牧野富太郎さんや牧野壽衛子さんに関する書籍などの情報で母親については情報があったのですが、叔母さんに関しては出てきていません。

なので、笠崎みえはドラマオリジナルの人物だと思われます。

しかし完全なるモデルではないと思いますが、壽衛子さんに関する情報で、似てる人物がいるのでは？と思ったので以降でご紹介します。

【らんまん】笠崎みえのモデルは実在の待合を紹介した牧野壽衛子の母の知り合い？

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笠崎みえのモデルは実在の待合を紹介した牧野壽衛子の母の知り合い？

「らんまん」でも描かれると思われますが、おそらくこれから、寿恵子は借金が膨らむ家計を支えるために「待合（まちあい）」を経営することになると思います。

牧野壽衛子も「待合」を経営したんです。

「待合」とは？一体どういうものなのでしょうか？

待合とは、待ち合わせの会合の場所を提供する貸席・貸座敷で、重要な話をしたり親交を深めたりする一方で、芸妓さんを呼んで唄や三味線、踊りなどの芸を楽しむ場でした。

似ているようで「待合」と「料亭」は違うものとのことです。

待合と料亭の大きな違いは、待合には板場がなく、料理を直接提供しないこと。

そして、待合は料理は仕出し屋などから取り寄せ、席料を取るほか、取り寄せた料理に手数料を乗せて、これらが主な収入となっていました。

また待合の営業には警察の許可が必要で限られた場所でしか営業することはできません。そして料理屋、芸妓屋、待合のうち、2つの組合があれば「二業地」3つの組合があれば「三業地」と呼ばれていました。

この「待合」の「いまむら」と言うお店での経営が成功した牧野壽衛子さんは、牧野富太郎さんと家族を経済的に大きく支えることになります。

牧野壽衛子さんが「いまむら」を経営するきかっけとなった人物がいます。

壽衛子さんの亡くなった母親の親友の村井としさんです。

壽衛子さんはドラマの寿恵子と同様に富太郎さんの研究にお金がかり、子供もどんどん生まれて、家計が緊急の状況になってしまい、困っていました。

そんな時に偶然会ったのが村井としさん。

村井としに頼まれて、人手が足りないと言う渋谷の宮益坂の待合「いまむら」のお座敷づとめをすることになった壽衛子さん。

このお座敷勤めが、思いがけない収入となり牧野家を救うことになりました。

先ほど紹介したように「待合」と料亭は違いますし、村井としさんは料亭の女将ではなかったので、完全なるモデルではないかもしれません。

しかし、壽衛子さんが「待合」を経営するきかっけとなった存在なので、おそらく今後、らんまんでも寿恵子は叔母みえの料亭で働いたことをきかっけに「待合」の経営をする流れになると思うので、モデルの1人と言えるのでは？と思いました。

笠崎みえの料亭で働くことがきかっけで経営する「待合」の史実とは？

当初は「待合」いまむらのお座敷勤めをしているだけだった壽衛子さんが、待合を経営するまでの経緯を史実からご紹介します。

待合いまむらで働き始めましたが、風紀取り締まりの警察によって、宮益坂での経営ができなくなる事態になってしまいます。

その取り締まりの結果、同じ渋谷の荒木山（渋谷区円山町）に待合をまとめることが決まってしまいます。

しかし地盤のない荒木山に乗り込んでいく気になれないと言う当時のオーナー？が店の廃業を決意したことを聞いた壽衛子さん。

高い給料を得ていた働き場所がなくなってしまうと困ったそうです。

しかし、壽衛子さんは、自分が「いまむら」を引き継いでやろうと決意します。

そして、壽衛子さんは荒木山に一軒の空き家を見つけて、有り金を果たいてその家を借りました。

そして「いまむら」の経営をスタートするのでした。

荒木山の「いまむら」には、宮益坂の「いまむら」の調度什器が運び込まれ、宮益坂の「いまむら」のお客さんもそっくりそのまま壽衛子さんが引きついたお店のお客さんになることになったそうです。

こうして「いまむら」を引き継いで経営していた壽恵子さん。

しかも官立大学で働く富太郎の妻が、水商売である「待合」で働くことは都合が悪かったとのこと。なので寿衛子さんは富太郎さんや子供たちと別居して待合の仕事に打ち込んだそうです。

そんな待合「いまむら」は壽衛子さんの人柄や気持ちの良い接客で評判となり、順調に経営を続けていました。

そんな壽衛子さんが営んでいた「いまむら」ですが、大正12年（1923年）に起きた関東大震災での被害をま逃れて営業を続けることができたそうです。

ところがしばらくすると、富太郎さんが当時勤めていた大学はお店の周辺で富太郎さんの妻が営む店だと言う噂が広まってしまいます。

水商売とういことで「大学の先生のくせに待合をやるとは、けしからん」という陰口もたたかれるように。

しかしそんな陰口も気にせずにいた富太郎さん。

ところがとうとう大学から妻の待合経営のことで呼び出されてしまった富太郎さん。壽衛子さんと別居していたこともあり、大事にはならなかったものの、壽恵子さんは、このままでは富太郎さんの名誉を傷つけてしまうと考えました。

また関東大震災が起きた後、震災の影響で景気が悪化、待合の料金を踏み倒す人も出てきてしまい、次第に後ろめたさも感じ、壽恵子さんは待合を売却することに。

そして大正15年（1926年）に東京の大泉に我が家を立て引っ越しをするのでした。

このように「待合」の経営で夫も牧野富太郎さんの植物学の研究を懸命に支えてきた妻の壽衛子さんでした。

この「待合」経営も朝ドラ「らんまん」で描かれることがわかっています。