微笑む人結末ネタバレ！原作もドラマも衝撃モヤモヤラスト？

ドラマ「微笑む人」のあらすじとは？

微笑む人ネタバレ！原作キャスト脚本家あらすじまとめ

まずは、ドラマ「微笑む人」のあらすじをご紹介します。

「本の置き場所が欲しかったからです」

妻子を殺害した罪で起訴された仁藤俊美（松坂桃李）は、公判で衝撃の動機を明かす。

 

1年半前、神奈川県相模原市の西北部を流れる安住川で、仁藤が妻の抄子（かんこ）と娘の亜美菜（池谷美音）を溺死させたとされる『安住川事件』――
被告人の仁藤は、日本最難関の大学に現役合格し、大手都市銀行に就職。

抄子と結婚後は都心の一等地にある高級マンションに住み、娘を授かるなど、エリートサラリーマンとして誰もがうらやむような人生を送っていた。

そんな順風満帆な生活を送っていた仁藤が、なぜ妻子を殺害するという凶行に至ったのか…。

 

事件前から仁藤とは面識があった週刊海潮の記者・鴨井晶（尾野真千子）は「事件の真相を暴きたい」とデスクの井上肇（生瀬勝久）に直談判！　

見事、巻頭特集を約束された晶は、仁藤の関係者に取材を続け、彼の人物像を掘り下げていく。

救急隊員が現場に駆けつけたときの状況、搬送先の病院での様子を知れば知るほど、仁藤への疑念を深めていく晶。

 

自分が以前から知っていた仁藤と、捜査関係者から聞く仁藤、いったいどちらの姿が本当の彼なのか…。

複雑な感情の波に飲まれそうになる晶だったが、やがて仁藤にまつわる衝撃の過去が明らかになり、これまでに彼に関わる何人もの人間が不審な死を遂げていたことを知る！

引用元　公式サイト

エリート銀行員の仁藤俊美が妻子を殺害した容疑で逮捕され、殺害も自供します。

その動機は驚きの内容で「本の置き場所が欲しかったからです」という信じがたいものでした。

本当に、仁藤俊美を殺害したのか？また殺害したとしたら、その動機は他にあるのではないか？？

週刊海潮の記者・鴨井晶（尾野真千子）が周辺や本人に取材を続けることで、その真相に迫っていくサスペンスです。

そんなドラマと原作小説ですが、多少違う設定があるので、以降でネタバレを紹介しつつご紹介していきます。

 

 

「微笑む人」の原作ネタバレ！仁藤俊美のあらすじを衝撃の結末まで

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それでは、原作小説のネタバレをご紹介していきます。

ドラマでは、週刊海潮の記者・鴨井晶（尾野真千子）が事件を追っていきますが、原作小説は、小説家である「私」が主人公の周辺や仁藤俊美（松坂桃李）に取材をして事件や仁藤俊美に迫っていくストーリーです。

最初から最後まで「私」の視点で物語が進行します。

それゆえに、この小説を読んだ人は「実話？？」と錯覚するような内容になっています。

そんな「微笑む人」のネタバレを原作まで以降でご紹介していきます。

エリート銀行員仁藤俊美の妻子殺害の驚くべき動機とは？

主人公の仁藤俊美（松坂桃李）はエリート銀行員で、職場の同僚、同級生など周囲の人間の誰からも好かれる男性でした。

そんな、ある日神奈川県の安治川に仁藤の妻の翔子と娘の亜美菜の溺死体が上がりました。

最初は事故だと思われていたこの事件。仁藤俊美の態度にも不審なものはなく、事故として処理されるところでした。

すると・・・なんと数日後に、目撃者が現れ、事件は大きく変わります。

なんと目撃者の男性は、仁藤俊美は妻らしき女性の頭をつかんで、川の水につけ殺害しようとしている様子を見てしまったのでした。

仁藤俊美の背中には娘らしき子供が必死に止めようとしていたというのです。

目撃した男性は、証言したことで、犯人である仁藤俊美に命を狙われないか？心配になり、すぐに警察に証言できなかったと言います。

そしてこの目撃情報の後、DNA鑑定をした結果、妻のしょうこの爪から、仁藤の皮膚が見つかったことから、抵抗した時に入ったものだということで、仁藤が逮捕されます。

仁藤は取り調べで驚きの動機を話したことから、この事件がマスコミによって大きく取り上げられることになります。

その動機とは・・・

本が増えて部屋が狭くなったから

この理解しがたい供述でマスコミは大反発！本当なのか？？嘘ではないのか？別の動機があるのではないか？？と「安治川事件」と言われてして注目されます。

 

 

取材をした仁藤俊美は非常に良い人すぎる！！！

そして小説家の「私」が仁藤俊美の取材を周辺に始めます。

すると会社の同僚の評判が非常によく、仁藤俊美のことを悪く言う人はいませんでした。

それどころか「警察の陰謀による冤罪では」とまで言われる始末でした。

近所の人、周囲の人間に聞いてもその性格人柄を褒める人ばかり。しかし・・・更に踏み込んでいくと、仁藤俊美の驚くべき正体が徐々に明らかになることになります。

そのきっかけは、仁藤俊美が妻子を殺害した安治川のダム湖から2年前に失踪した仁藤と同じ銀行で働いてた梶原の遺体が発見されました。

しかしどんなに調べても仁藤俊美が梶原を殺害する動機はありませんでした。

それどころか梶原は周囲に嫌われていたので、社員も「仁藤さんが梶原を殺すわけない」と主張。梶原もみんなに嫌われる言動をする人間でしたが、仁藤は梶原が一目置いていて、仁藤に対して何か悪い態度をしていることを見たことがないといいます

しかし、１つだけ理由があるとしたら、梶原が死んだことで、1年早く課長代理に出世したことです。

ただ、普通だったら殺害動機になる理由にはなりません。というのも、1年待てが課長代理になることが可能で「1年待てばよいのに、課長代理にないたいために殺人を犯す人はいない」と周囲は言いました。

しかし・・・妻子を本の置き場所のために殺すという動機が本当ならば・・・1年の出世が待てなくて殺す・・・ありえるのでは？？「私」はひっかかりを感じました。

 

 

仁藤の周囲で謎の死を遂げる人々が

そして更に仁藤を調べていくと・・・仁藤の周辺で不審な死を遂げている人物がいることがわかります。

さらに仁藤の大学時代の友人がダンプカーにひかれて死亡する事故死をしていたことがわかり、小説家の「私」は独自に調査を始めます。

そして仁藤と死んだ友人と仲の良かった友人に話を聞くと、驚くべき話を聞きます。

友人が事故死した後に、仁藤が友人が持っていた、当時手に入りづらかったゲームを大学でやっていたのを見たのでした。

そのゲームはなくなった友人が持っていたので仁藤たちも時々借りていました。

まさか・・・と思いつつも、何事もなかったように仁藤に話しかけたその友人。仁藤もその時、特にあせった様子などはありませんでした。

仁藤はその日以来、そのゲームをもってくることはなかったようです。

また事故で友人をひいてしまった運転手の男が、事故前に友人と一緒にもう1人一緒に歩いていた気がすると証言しました。

しかし事故の後気が動転して、周囲を見渡すと、そのもう一人はなく・・・見間違いかもしれないと言います。

その話を聞いて「仁藤がゲームを手に入れるために、友人を殺害した？？」と感じる「私」でした。

また更に仁藤の過去を調べていると仁藤の近所のある男性が事故死していたことがわかりました。

仁藤は、その事故死した男性の家で飼っている犬が苦手で、恐怖を感じていたようだと近所の人は言っていました。

もちろん近所の人は、仁藤が犬が理由でその家の男性を殺したなんて思ってはいません。

しかし・・・その男性の自宅は社宅だったことから、男性が死ねば、引っ越すことになります。そのことを知っていた仁藤はもしかして・・・もちろん「私」の予想ですが、事故の状況は、大学時代の友人がダンプカーにひかれて死亡した事故と全く同じでした。

 

 

ラストの結末が衝撃！謎の女ショウコとカスミとは？？？

ここまできて、「私」は、仁藤が妻子以外にも、おどろくべき理由で3人の人間を殺害したことを確信しました。

しかし、このように驚きの動機で仁藤が殺害を簡単に起こしてしまう理由が何かあるのではないか？

そう思い、さかのぼって仁藤のルーツを知ろうとします。そして

小学生のとき、仁藤のクラスメイトの父親が転落死していたことがわかりました。

その友人とは、仁藤の妻と同じ名前の「ショウコ」という女子の同級生。

聞き込みから、赤羽でホステスをしていることがわかりました。

「私」がそのお店を訪ねると・・・ショウコはお店を辞めていました。

しかし「カスミ」という名のホステスが「ショウコ」の所在を知っているということでショウコに会うことができました。

そしてショウコに驚きの話を聞きます。

ショウコと仁藤は小学生のとき仲が良く、ショウコにとって友だちは仁藤だけでした。

ショウコは母親の再婚相手に性的虐待を受けていました。

それを仁藤に告白したショウコ。その話を聞いて、仁藤は激怒していました。

「私」は仁藤がショウコの義父を事故に見せかけて転落死させたのでは？と思いました。

しかしショウコは「それは違う」と言います。

ショウコは、なんと自らが義父を転落死させる計画をし、仁藤に協力させようとしました。しかし、仁藤は震えて動くことができなかったため、、ショウコが義父に体当たりをして転落死させたと言います。

その後、ショウコは転校して、二度と仁藤と会うことはなかったとのことでした。

「私」は仁藤が、このことがきっかけで、困難なことがあると殺害をすることで解決するとわかり、このような思考が小学生の時にできあがったのでは？と思い、やっと仁藤のことがわかった！と喜びます。

しかし・・・そう簡単にはいきませんでした。

ですがその後「私」はカスミからショウコには虚言壁があり、しかもニューハーフであると聞かされることになります。

カスミの言うことを信じるのか？それともショウコの言うことを信じるのか？？悩む私。

そのあと「私」はショウコに電話をかけました。しかし、その電話は使われていませんでした。

そして・・・なんと、カスミの電話もつながらくなってしまいました。

お店のママにカスミとショウコの話を聞くと、カスミの本名がショウコであることが判明！「私」は混乱します。

そして・・・なんとここで小説は終了なんです。

おそらく、妻子を殺害して、周辺の3人を殺害したのは仁藤だと思います。（私の予想です）

しかし最後に登場した「カスミ」と「ショウコ」が本当のことを言ってるのかは謎のまま終了しました。

そして・・・仁藤の犯行動機についてカスミはこんなことを言っていました。

「わかりやす小説のようなストーリーを人は欲しがる」

小説の最後は

そう言って笑ったカスミの顔は仁藤に似ていた・・・。

そして小説は終了しますが、ゾクとするラストで、しかも真相がはっきりわからないモヤモヤ展開です。

これは、好みがわかれるラストだなーーーと思いました。

このラストがドラマでどのように描かれるのか？個人的にも注目です。

 

 

追記！ドラマ「微笑む人」のラストが原作以上に衝撃すぎ！！！

ドラマ版のラストが、衝撃すぎたので、追記していきます。

ドラマと原作の違いは、原作では小説家の「私」、そしてドラマでは、記者の鴨井晶（尾野真千子）が仁藤の周辺を取材するストーリーで、ラスト以外は、だいたい同じような展開でた。

小説では「私」に関して詳しいプライベートな描写がなかったのに対して、ドラマでは、旦那さんが家で主夫をしていて、娘がいる鴨井晶（尾野真千子）。

この設定が衝撃のラストで大きくかかわってきます。

ドラマの中では、鴨井晶が何やら、誰かに何か調査を依頼しているシーンが。

視聴者は、何を調べているのだろう？？と思っていたと思いますが、カスミ【ショーコ】に会って、原作通り、義理の父親から性的虐待を受けていたこと、自らが義父を殺害して、仁藤は何もできなかったことを聞きます。

ここまでは原作と同じなのですが、カスミの言っていることが嘘だったことはなんと、仁藤から聞きます。

仁藤から、性的虐待を受けていたのはカスミ【ショーコ】ではなくて、全く別人の男の子だったことを聞いて、衝撃を受ける鴨井晶。

そして自宅に帰ると・・・何やら男が鴨井晶に封筒を渡します。

その封筒には・・・なんと夫と隣の家の妻が不倫している写真が。

探偵社に、夫の浮気調査を依頼していたことが最後にわかります。

夫の浮気の写真を見て、更に呆然とする鴨井晶。

その写真を夫に見せると、夫は「誤解なんだ」と笑顔で鴨井晶を見つめます。

その笑顔を見て「（仁藤と）同じ笑顔だ・・・どうして気づかなったんだろう」と言い、包丁で夫を刺し・・・なんと殺害してしまう、驚くべきラストでした。

小説のラストも斬新ですが、そのラストを超えたドラマ版に驚いた人も多かったと思います。