Heavenヘブンネタバレ結末!原作あらすじ【石原さとみ主演】

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7月9日より放送スタートするTBSの火曜ドラマ「Heaven? 〜ご苦楽レストラン〜」。

石原さとみさんがレストラン「ロワンディシー」のオーナー・黒須仮名子(くろすかなこ)を演じる、フレンチレストランコメディーです!

福士蒼汰(ふくしそうた)さんや志尊淳(しそんじゅん)さんら人気の若手俳優や、

段田安則(だんだやすのり)さん、岸部一徳(きしべいっとく)さん、勝村政信(かつむらまさのぶ)さんら名脇役もそろう豪華キャストで、放送が待ち遠しいですね!

「Heaven? 〜ご苦楽レストラン〜」は、佐々木倫子(ささきのりこ)さんが描くコミックが原作です。

今回はそんな「Heaven? 〜ご苦楽レストラン〜」の原作ネタバレをまとめていきます!

 

 

目次

Heaven? 〜ご苦楽レストラン〜の原作は?

地味にスゴイDXで石原さとみの髪型アレンジのやり方は?スカーフ使用など【画像】

「Heaven? 〜ご苦楽レストラン〜」の原作は、佐々木倫子(ささきのりこ)さんによる同名コミック。

 

1999年~2003年にかけてビックコミックスピリッツにて連載されていました。

佐々木倫子さんの他の作品はこちらです!

動物のお医者さん

おたんこナース

月館の殺人

チャンネルはそのまま!

「動物のお医者さん」はかつて吉沢悠さんや要潤さんが出演してドラマ化された人気コミック。

「チャンネルはそのまま!」も今年、芳根京子さん主演で北海道テレビ放送で放送されました。

どの作品もコメディタッチで面白く、喫茶店なんかで読むとつい笑ってしまうので要注意な作品です(笑)

 

Heaven? 〜ご苦楽レストラン〜のあらすじキャストは?

半分青いボクテ役の志尊淳の女子的生活など出演ドラマ一覧は?またゲイ役?

フレンチレストランで働いていた伊賀観(福士蒼汰)は、真面目な性格で営業スマイルができないため、仲間からも客からもまったく評価されていなかった。

しかしそんな彼を高く評価する女性が現れる。その謎の女性は黒須仮名子(石原さとみ)。彼女は近々オープンするという自分のフレンチレストランに伊賀をスカウトする。

「スタッフに必要なのはオリジナリティー。あなたはいいサービスマンになるわ。きっと」

その言葉に心を打たれ、彼女の店で働くことを決意する伊賀。

だがそのレストランは駅からも繁華街からも住宅地からも遠く離れた墓地の中に佇む店で、しかも彼女が集めた従業員は、元・美容師見習いの無邪気なコミドラン・川合太一(志尊淳)、牛丼屋の店長を5年務めていた店長・堤計太郎(勝村政信)、人に言えない秘密を抱えている不運の天才シェフ・小澤幸應(段田安則)、資格取得が趣味の元・銀行員ソムリエ・山縣重臣(岸部一徳)と、小澤以外はフレンチ未経験の素人ばかり。

仮名子はなぜそんな彼らを集めたのか? はたして店は無事にオープンできるのか?

かつてない、“至極のフレンチレストランコメディー”の幕が開く!

引用:https://www.tbs.co.jp/Heaven_tbs/story/

レストランオーナーの黒須仮名子を石原さとみさん。

 

 

フレンチレストランで働いていた伊賀観を福士蒼汰さん。

 

 

無邪気なコミドラン・川合太一を志尊淳さん。

 

牛丼屋の店長を5年務めていた堤計太郎を勝村政信さん。

 

不運の天才シェフ・小澤幸應を段田安則さん。

 

 

元・銀行員のソムリエ・山縣重臣を岸部一徳さん。

 

豪華キャストですよね~!

どの役柄も原作とほぼ同じ設定で、原作ファンとしては放送が楽しみです!

Heaven? 〜ご苦楽レストラン〜原作ネタバレ!

 

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伊賀観と黒須の出会い

伊賀(福士蒼汰)は、フレンチレストランで働いて3年目。

しかし笑顔をつくることが出来ず、常連客にも淡々とした対応しか出来ません。

先輩やシェフには「表情が読めなくて怖い」「客がリラックスできない」「サービスマンとしてダメなんだよ」と叱責され、伊賀はサービスマンとしての適性がないのだ、と仕事を辞めようと考えます。

そこへ「胸やけがする。もうフレンチを食べたくない」と苦しみながら料理を食べる女性客が来ました。

伊賀は「料理記者か?」と思っていたのですが・・・

突然「すばらしい!」と声を掛けられます。

その女性は、客に媚びない伊賀の態度が気に入ったと言います。

「サービス業だって笑いたくない時に笑う必要なんてない!」

そして、これから自分がオープンするフレンチレストランへ来ないか、と伊賀を誘います。

「理想のレストランをつくるの!レストランで一番大事なことは分かる?距離感よ。あなたいいサービスマンになるわ」

女性は黒須仮名子(石原さとみ)と名乗り、地図と電話番号を渡し、去っていきました。

翌日。

伊賀は働いていたレストランを辞め、黒須のレストランへ行くことを決意。

さっそく黒須のレストランへと向かいます。

「よろしくね伊賀くん。うちに来られてうれしい?」

と言われ、伊賀がいつもの無表情で「はい」と答えると・・・

「クールねぇ。ちょっと笑ってみて」

「えっ・・・別におかしくないんですが」

「おかしくなくたってサービスマンなら笑えるでしょ」

昨日は「笑いたくない時に笑う必要なんてない」と言っていた人の言葉とは思えません。

伊賀は戸惑いつつも、自分なりの笑顔を作ると

「きのう最後に声かけた人か!?」

と黒須が思い出したように叫びます。

実は黒須はこの3日で20人ものサービスマンに声を掛けていたので、伊賀がどの人だったか分かっていなかったのです。

伊賀は全部口から出まかせだったのか、と観音のように笑うしかありませんでした。

伊賀との挨拶が終わると、他のスタッフたちは

「なんでこんなテナントを選んだんだ!」

と黒須にクレームをつけます。

このレストランの立地が、最悪だったのです。

・どの駅からも15分

・道も暗く街灯がない

・繁華街、ビジネス街、住宅街からも遠い

・窓から墓が見える

堤は他にテナントを借り直しましょう、と提案しますが、すでに黒須はオープニングパーティのDMを発送済みだったため、不可能だと告げられます。

そしてさらに衝撃の事実が。

店の内装もできておらず、トイレの設置もまだ、段ボールが散乱している状態なのに、オープンは4日後だと言うのです!

スタッフたちは家に帰ることもあきらめ、夜通しオープンするための準備をすることになりました。

そして、オープンまで2日となった日。

話しの流れで、実はスタッフの中でフレンチの経験があるのは伊賀だけだということが判明します。

山懸(岸部一徳)は元銀行員でソムリエの資格が欲しいため、レストランで働きたいだけ。

店長の堤(勝村政信)は牛丼屋の店長を5年務めた経験はあるものの、フレンチは未経験。

川合(志尊淳)は美容院に1年、シャンプーに飽きて転職しました。

伊賀は「まだ食べている人がいるうちは皿を下げない」「ワインはグラスの上まで注がない」など初歩中の初歩から、指導することになりました。

「ロワンディシー」オープン

 

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そしてオープン当日。

スタッフたちは準備万端で客を待ちます。

しかし、開始時刻の15時になっても、一人もあらわれません。

少し遅れて来たと思えば、取引業者の肉屋や野菜屋。

また、オープン祝いの花もほとんどなく、スタッフたちは違和感を覚えます。

黒須がDMに時間を書き間違えたんだろう、と確認しますが、時間も合っています。

いったいなぜ・・・?

実は、黒須はDMに「4月31日オープン」と書いていたのです!

本当は、4月は30日までしかありませんね。

また、DMに店の電話番号を書くことも忘れていたため客は日時を確認することもできず、来店しなかったのです。

黒須は慌ててDMを送った知り合いに電話し、「冗談かと思った」「相変わらずだな」などと言われながらも、どうにか店は賑わい、レストラン「ロワンディシー(この世の果て)」はオープンとなりました。

シェフ小澤の過去

 

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オープン1か月後。

ロワンディシーを訪れる客は、ほとんどいません。

来るのは、シェフ・小澤のファンの客ばかり。

ちなみにロワンディシーは

「飲めないフレンチが多過ぎる。3時間でも4時間でも飲みながら食べたい」

という黒須の希望から、ランチはなく、代わりに午前1時まで営業しているという変わったレストランです。

スタッフたちは深夜営業を生かして客を増やそうとチラシを配ることにしたのですが・・・・

増えたのは、いまいちガラの悪い若者や、お年寄りばかり。

なぜなら、夜遅くまでやっているライブハウスやプロレス会場、寄席などの帰りの客に配ったからでした。

おかげで店の雰囲気が悪くなり、せっかくの小澤シェフの常連客まで足が遠のくことになってしまいました。

そんな状態に、小澤は「つぶれる・・・つぶれる・・・」と頭を抱え込みます。

スタッフたちはあれこれと打開策を提案しますが、どれも小澤によって却下されます。

ずいぶんレストラン経営に詳しいんだな、とスタッフたちが思っていると、突然男がレストランへ入ってきて土下座をします。

「すみませんでした!気の迷いでした」

そう言って、男はお金の入った封筒を小澤へ渡します。

男は、以前小澤がオーナーシェフとして経営していた店の経理担当で、お金を持ち逃げしたのです。

そのため店は閉店に追い込まれたのですが・・・

実は小澤は今まで働いた店が7件もつぶれているという「縁起の悪いシェフ」で、どこのオーナーも雇おうとしてくれませんでした。

そんな時、黒須が声をかけ、小澤はロワンディシーにやってくることになったのでした。

そんな小澤に、伊賀は「ミッドナイトランチ」を提案します。

もちろん夜食として食べたい人もいるでしょうし、夜起きる人には、夜中こそランチタイムです。

お料理一皿とグラスワインで2500円のセットや、通常の半分の量のコース料理も用意することに。

すると、店は大繁盛!

来月の予約も入るようになりました。

伊賀がレストランで働く理由は?

オープンから数か月。

ロワンディシーの経営も、どうにか軌道にのっていきました。

伊賀のフルネームは、伊賀 観(いが かん)。

伊賀は、このロワンディシーで働くようになってきてから、自分の名前の意味が分かるようになった、と過去の回想をはじめます。

伊賀は長崎県の出身。

高校3年生のとき、東京へ大学受験に行くことになりました。

なぜか母親も「ついていってあげるわ!」と強引にいっしょに東京へ行くことに。

「大学受験と言えば人生の大勝負!この母がついていってあげます」

息子のためのように言いつつも、実は母親は観光をしたいだけ。

受験前日にホテルに泊まり、10時からの試験だからゆっくり寝て備えよう・・・と思っていた伊賀を朝5時にたたきおこし、姉と待ち合わせしているという浦安駅へと向かいました。

なにはともあれ、母親の世話をしなくても良くなった、と荷物のチェックをする伊賀。

筆記用具、参考書、財布、受験票・・・

しかし、確認すると受験票はディズニーランドのチケットにすり替わっていました!

つまり、母親が受験票を持ったままディズニーランドに向かったということ。

伊賀は大慌てで母親を追い、受験票を取り戻します。

「確かに私が間違えたんだけど昨日のうちに確認しなきゃだめじゃないの、パスポート買い直しになるところだったわ」

母親は謝りもしませんが、伊賀はそれどころではありません。

受験会場へ向かうべく電車に乗りますが、地下通路で道に迷い、乗ったタクシーは渋滞に巻き込まれた上に事故に遭い、どうにかバイクに乗せてもらい受験会場へ到着するものの、それは正門の反対側。

受験開始まで残り3分に焦った伊賀は、塀をよじのぼりますが警察に見つかり、職務質問を受けます。

受験だと言っても信じてもらえず、困っていた伊賀を、近くのレストランのシェフが「うちの従業員だ」と言って助けてくれました。

そして伊賀は、そのまま受験をあきらめ、東京のレストランに就職することになったのです。

観という名前は「観念」の観、「傍観」の観―――そう伊賀は思うのでした。

黒須の正体とは?

 

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ある日、レストランにスーツ姿の男があらわれ黒須は

「店には来ないでって言ったでしょ!営業妨害よ」

と追い返します。

「こっちもさんざん待たされている」「そう言われても無い袖は振れない」「耳をそろえて差し出すわよ」「何人が泣くことになるか」

などなにやら不穏な言葉が聞こえてきて、スタッフたちは

黒須に借金があるのでは?

店がつぶれるのでは?

と不安になります。

そしてオーナー室をそっと覗くと

「ちょっと困ってるんだけど・・・あ、やっぱりない?じゃあいいの」

「黒須だけど・・・ダメモトでかけてみたのよ」

「黒須だけど相談が・・・」

黒須はあちこちに電話をかけまくり、ため息をついていました。

明らかにおかしい黒須の様子に、スタッフたちは

「本当のことを言ってください!」

と声を掛けますが、黒須は

「相談したところで何になるの?じゃあ川合くん、どんな死に方が好き?」

と物騒なことを言い出します。

「いいの、これは私が自分でケリをつけなきゃいけないことなのよ」

そう言って、オーナー室へこもる黒須。

時間が経ち、スタッフたちはまさか自殺しているのでは!?と慌ててドアを開けますが、そこには黒須はいません。

窓もドアも内側には鍵がかかっているのに、姿が見えないのです。

いったいなぜ!?

と後ろを振り返ると「密室!すばらしい!いただきよ」とウクレレを持って喜ぶ黒須がいました。

黒須は細工をして外に出て、部屋が密室状態になるかどうか試していたのです。

「あなたはいったい・・?」

とスタッフたちが不思議がると、黒須は自分の正体を明かします。

黒須は3年前に新人賞を受賞した、ミステリ小説の作家だったのです!

受賞した作品が大ヒットとはいえませんが中ヒットし、小金をゲット。

その資金で、ロワンディシーを開店したのでした。

レストランへ来ていた男性は出版社の人間で、黒須から原稿をもらいに来ていただけ。

黒須に借金があるわけではありませんでした。

川合がクビに?

川合太一は、何をしても半人前。

予約を受け付けても人数が書いていないし、領収証の字も間違え、掃除をしても隅まで拭きません。

おまけにグラスやお皿を壊しまくり!

黒須は「伊賀の教育がなっていないからだ」と怒り、伊賀に川合を再教育するように言いつけます。

そうして、伊賀は川合に朝練をすることになりました。

しかし、川合を一人前にしようとすること自体が、間違いだったのですーー。

朝練1日目。

ワインのコルクの開け方や皿の持ち方を教えます。

しかし、べっとりと皿に指紋が付くように持つ川合を注意すると

「えーいつもこうやってたよう」

と悪びれずに答えます。

それを黒須は厳しく叱ったので伊賀が「あまり気にしないで」と声をかけると

「ウン伊賀くん。オーナー今日は機嫌が悪かったね」

とまったく気にする様子のない川合に、他のスタッフたちは心配になるのでした。

そうして数日間朝練をつづけ、前に教えたことももう一度改めて教え直すのですが・・・

ナプキンを折れば裏返し、皿に指紋はつかなくなったけれどグラスにはベタベタに指紋を付ける。

そんな川合を見て、黒須は「伊賀くんは川合くんを甘やかしてる!」と叱りますが、スタッフたちは

「常識は教えられないって」

とため息をつくのでした。

ある日、ロワンディシーで雇って欲しいという男性・峰が現れます。

仙台の洋食店で厨房1年、ホール1年をつとめ、フレンチのサービスをきちんと勉強したくて上京してきたという峰。

即戦力になりそうな峰を、スタッフたちは歓迎しますが、もう一人雇う余裕がないことを分かっている伊賀は

「でも無理ですよね?」

と黒須に声を掛けます。

しかし黒須は「採用よ」と、川合をクビにして峰を雇うと言い出しました。

「川合くんには向上心がない。これ以上教えても使えるようにならない」

そして川合が遅刻しているのもあり、この日は峰にも店を手伝ってもらうことに。

峰はテーブル番号もすぐに覚え、氷が足りないことに気づいたり、何も言わずとも皿を片づけたりと、とても気が利きます。

伊賀は、川合のクビは仕方ないーーーと覚悟を決め、遅刻して来た川合にクビを告げようとしますが・・・

「すまない川合くん。どうにもならないんだ」

「いいんだよ伊賀くん。何が僕に迷惑をかけたんでしょ?僕気にしてないよ。

ほら伊賀くんがブルーになってるヒマないよ!」

となぜか伊賀を励まします。

「待って!聞いてくれ川合くん!」

「伊賀くんは悪くないよ。伊賀くんはいつだってちゃんとやってるもん」

人の話を聞かず、後光が差したような笑顔で伊賀を励ます川合に、伊賀はもうクビとは言えなくなり、優秀な峰を断ることに。

こうして川合はロワンディシーに残れることになりました。

山縣の過去とは?

 

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ある日曜日の朝。

伊賀は、慌てて走ってきた山縣とぶつかります。

場所は、「実用英語技能検定」の試験会場。

「外国のお客様が来た時のため」と山縣は説明し、次の試験に間に合わないと焦る山縣を、伊賀はバイクで送ります。

そこは「硬筆書写検定」の試験会場。

伊賀は確かに領収証など字がキレイな方がいいな、と納得します。

試験が終わると、次は「日本実戦話力検定」の会場へとバイクで送り届ける伊賀。

英語に硬筆、会話力。

そこまで真摯に仕事に取り組んでいたのか・・・と感心した伊賀は、山縣の試験が終わるとハンバーガーを差し入れます。

しかし、伊賀には疑問が一つ。

資格試験とは、一日に何個も受けるものなのだろうか?

すると山縣はもう年だから、早く受けたかった、と説明。

伊賀はそんなものかと納得し、次も試験があるという山縣と別れ、仕事へと向かいました。

実は山縣は、子供のころから神童と呼ばれるほど優秀でした。

東大卒業後は大銀行に入社し、出世街道まっしぐらな上、税理士や行政書士、社会保険労務士、さらには司法書士まで合格します。

資格への挑戦は、山縣の生きがいだったのです。

しかし、資格を取るくらいなら顧客を獲得しろ、と上司にはうとまれ、左遷されてしまいました。

そんなときに小説家として銀行に取材に来た黒須を対応したのが縁で、定年したあと、ロワンディシーで働くことに。

黒須にもきっと資格なんてとバカにされるだろう、そんな風に思っていた山縣でしたが、試験のために遅刻したことがきっかけで今日受けた試験の話をすることに。

すると黒須は

「見直したわ!直接役に立つかどうかはいいの、その前向きな姿勢がいいじゃないの山縣さん!」

と前の上司とは違う答えを返してくれます。

認めてくれる上司もいるのかーー山縣は嬉しく思うのでした。

と、良い話のようですが、実は山縣はレストランの仕事のために資格を受けていたわけではありません。

「一日で5資格取得」という日本記録が欲しかったのです。

この日受けた試験は、他に「時刻表検定」と「医療秘書技能検定」。

レストランとは何の関係もないのでは?とスタッフたちが疑問に思っていると、

「直接役に立たなくても取ることそのものが素晴らしいんです!」

と力説。

山縣は、ただの資格マニアだったのです。

ロワンディシーで働いているのも、ソムリエ資格を取るため。

ソムリエ資格を取得するためには、5年の実務経験が必要なのです。

「生きがいだ!心の支えだ!やめさせないでくださいお願い!」

と黒須に頼み込む山縣なのでした。

堤が辞める?

 

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ロワンディシーの店長・堤計太郎(つつみけいたろう)。

ある朝目覚めると、牛丼が食べたくなっていた堤は、かつて店長だった牛丼屋へ出向きます。

昔の部下が店長になっており、店は大繁盛。

客の多さ、清潔感、アルバイトスタッフの感じの良さに感心する堤。

しかし混んでいたため、また来るよ、と言い残して店を出てロワンディシーへと向かいます。

ロワンディシーに到着すると、川合は体育座りで雑誌を読み、黒須は椅子を二つ並べて昼寝中。

山縣は趣味のワインリストを眺めていました。

そんな無秩序な状態を見て、堤は

「こんな中に俺は1年間もいたのか!?自分を見失っていた」

と感じ、ロワンディシーの改革をすることに。

堤はかつて牛丼チェーンの店長で、将来を嘱望されていた人物だったのです。

しかし、まかないの牛丼(並)を毎日毎日食べ続けて、

「人生の牛丼の定量を食べてしまった」

と感じ、牛丼屋を退職。

ロワンディシーに来ることになったのでした。

そんな堤に、牛丼屋の上司から「戻って来ないか?」と連絡が来ます。

堤は迷いますが、黒須のロワンディシーに対してのビジョンのなさに失望し、牛丼屋へ戻ることに。

スタッフたちは「きみには向こうでまだやるべきことがある」と見送ります。

しかし、久しぶりにいざ牛丼を食べた堤は

「満足した。必要以上に。もう当分は食べなくてもいいほどにーーー」

と、やはり自分の中で牛丼は終わっていたことを再確認。

ロワンディシーを続けて行くことになりました。

黒須は子供が大嫌い!

ある日、ロワンディシーのスタッフたちは

「オーナー怒るかなぁ」

「怒るよなぁ」

「オーナーが来たら追い返してよ」

と口々に言い合います。

しかし、その後ろには黒須が。

「あそこに座っている小さいのはなに!?なんで子供を入れたのよ!?うちは大人の店でしょう!?」

そう、この日は子供が入店していたのです。

・場の空気が読めない

・叫ぶ

・走り回る

・食べこぼす

という理由から、黒須は子供の入店NGにしていたのですが、伊賀が小さい子供に気づかずに席に通してしまったのです。

「さっさとつまみだして!」

と黒須は言いますが、さすがに食事をしているのに今から断るわけにはいきません。

「何も迷惑をかけてるわけじゃないしな・・」

とスタッフたちが言うと、黒須は

「わかったわ。迷惑をかければいいのね!?」

と謎の奮起するのでした。

しかしその女の子を見ていても、何も迷惑はかけません。

女の子は子役をやっているようで、テレビ関係者と食事に来ていました。

器用にナイフとフォークを使いこなし、普通の子供とは違い丁寧な言葉で話す女の子を見て、黒須は「この子は迷惑をかけないかもしれない?」と焦ります。

すると黒須は女の子の隣のテーブルに着き伊賀に「オムライス!」とオーダー。

当然「できません」と伊賀が答えると「そのくらい作ってくれてもいいじゃないの!オムライス!オムライス!」と大騒ぎ。

大きな声を出して、女の子も騒ぐように誘導しているのです。

しまいには子供が羨ましく思うようなデザートを3種類もオーダーし、見せつけるように食べる黒須。

しかし女の子は「ママ、デザート・・」と言うものの「お食事のあとよ」と諭されると素直に「早く食べるね!」と言うのでした。

そんなきちんとした子供を見て、早く迷惑をかけさせなくては!と意地なった黒須は

ハム太郎の歌を大声で歌い始めます!

それを聞いた女の子は、母親に「誕生日にハムスターが欲しいな」とリクエスト。

すると黒須はどこから出したのか「ハムスターあげようか?」と手に乗せたハムスターを女の子に差し出します。

さすがに伊賀が

「食べ物屋でそれはーーー」

と注意すると、ハムスターが脱走!

かろうじて女の子が捕まえ、川合がカゴに入れるように言いますが・・・

「これ私の!」

と譲りません。

「買ってあげるから返しなさい」と母親に言われても「これがいいんだもん!これがいい!これじゃなきゃ嫌だ!」と駄々をこね大泣きする女の子。

伊賀は「申し訳ございません、ここはひとまずーー」と退店をうながし、女の子たちは帰っていきました。

黒須は「やった」と喜びますが・・・

女の子は帰り際、伊賀に

「なにを期待されているのかいつも分かっていなければ。子供の来る店じゃないのにすみませんでした」

と頭を下げます。

女の子は黒須が自分のことを追い出したいのに気付いていて、わざと店を出るために泣いたのでした。

黒須よりも女の子の方が大人だったのですね。

ロワンディシーが閉店する?

 

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ロワンディシーが開店して3年経った夏。

老舗和菓子屋の「招福堂」という会社が、ロワンディシーの場所に和風喫茶を出したい、とやってきました。

「私たちに出て行けと言うの!?」

黒須は反対しますが、テナントなので契約更新時に競合になるとのこと。

喫茶店の方が墓参りの客にも使ってもらえ売り上げも見込めるため、おそらく競合には負けるだろう、と招福堂の人は話します。

そしてもし早めに移転を決めるなら、移転先の良い条件の物件を紹介するから、と言い残して帰っていきました。

スタッフたちは、経営状態も良いわけではないし、移転には賛成です。

紹介してもらった物件を見に行くと、そこは駅から3分でワイン庫も近代的、電磁調理器など最新の設備。

スタッフたちは大喜びしますが、黒須は反対。

なぜなら

・自分のマンションから近い

・食べたい時にフレンチが食べられる

という理由から選んだ場所だからです。

しかし、それも「自分が引越せばいい」ということに気づいた黒須は、新しい店舗の近くにマンションを探すことに決めるのでした。

新しい店に移れる!とウキウキしていたスタッフたちでしたが、やはり愛着のある店舗。

譲りたくないという気持ちになった彼らは、紹介してもらったテナントを断り、なぜか自分たちで「和風喫茶をやろう」ということに。

招福堂の人にもそう伝え、円満解決ではなく、競合で競うことになりました。

しかし、そんなとき、

ロワンディシーに雷が落ち、火災が発生!

黒須は鎮火した店をながめ

「ロワンディシー本日にて閉店」

とつぶやきます。

やむなく、ロワンディシーは閉店となりました。

ロワンディシーのその後は?

墓場の横の店舗が火災にあったあと、ロワンディシーはなんと

長崎にある伊賀の実家に移転します。

伊賀の両親がジンバブエに転勤したため、家が空いていたのです。

黒須はオーナーではなくなりましたが、小説の取材に来たついでにロワンディシーにやって来るようです。

その2年後、伊賀の両親が帰国したため次は金沢に移転。

その後も移転を繰り返し、40年後―――

伊賀は、神々の楽園・バリに居ました。

「お客様がディナーをと」

とスタッフが伊賀を呼びに来たので向かうと、そこには黒須が。

「いらっしゃいませ。ここまで小説の取材ですか、オーナー」

「あなたが立派なサービスマンになったかどうか見に来たのよ」

そんなシーンで「Heaven?」は幕を閉じました。

まとめ

とうことで「Heaven~ご苦楽レストラン~」のネタバレをまとめました!

奔放なオーナーがオープンしたレストラン・ロワンディシーはそれなりに軌道に乗っていたものの、火事に遭い移転。

移転に移転を繰り返し、最後はバリで営業しているんですね。

特に書かれていませんでしたが、伊賀はもうロワンディシーのオーナーになっているのかもしれません。

ちなみにHeavenが書かれたのは1999年~2003年と、約20年前!

子供のころから持っていて大好きな作品なので、今回のドラマ化が発表されたときから心待ちにしていました(^_^)

石原さとみさんが奔放でオバちゃんっぽい黒須をどんな風に演じるのか、楽しみですね!

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