無痛分娩は愛情がわかない?コウノドリでの偏見や2人出産の経験から思うこと

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10月27日放送の人気の金曜ドラマ「コウノドリ2」第3話は無痛分娩(むつうぶんべん)がテーマのようです。

個人的には2人の息子を無痛分娩で出産した経験があります。

今回はツイッターなどの意見も交えてドラマのストーリーにも絡めた「無痛分娩だと愛情はわかない?」「愛着がわかない?」と言う考え方についてまとめてみました。

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目次

コウノドリで第3話のあらすじは?

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サクラ(綾野剛)の健診を受ける妊娠36週の妊婦・山崎麗子(川栄李奈)。
素直な性格の麗子は、親や友人に言われた迷信をすぐに聞き入れてしまい、いつもサクラを困らせていた。この日、心臓病を抱える麗子に心臓への負担を考え、サクラは無痛分娩を提案するが、それに対しても麗子は周りの意見に左右されてしまい…

一方、無事に出産を終えたキャリアウーマンの妊婦、佐野彩加(高橋メアリージュン)は、生後2ヶ月半を迎える赤ちゃん・みなみの心室中隔欠損の診察の為、新生児科を訪れていた。診察している間も、みなみの顔を見ずに自分の仕事復帰の話をする彩加を見て白川(坂口健太郎)は違和感を感じていた。
さらに、サクラと小松(吉田羊)は偶然、診察のあとの彩加と出くわす。そこでも泣いているみなみをあやす事なく歩く彩加。その姿に、サクラはある妊婦の姿を重ね合わせていた。

そんな中、みなみを預ける保育園が見つからず、思いつめた彩加は、赤ちゃんを病院の受付に残したまま姿を消す───。

引用元:http://www.tbs.co.jp/kounodori/story/

ということで、元AKBの川栄さんとゴールデンボンバーの喜矢武 豊さんが夫婦役でゲスト出演ということが話題になっている第3話。

他にも「無痛分娩」というキーワードが話題になっています。

今回は病気という事情から無痛分娩を選択せざるえない妊婦さんが周囲から「お腹を痛めて子供を産まないと愛情がわかない」みたいなことを言われて苦悩するパターンですね。

 

 

無痛分娩とは?私の経験談とは?

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まずは無痛分娩について、です。

脊髄と背骨の隙間に背中側から細い管を挿入し、局所麻酔薬と医療用麻薬を継続的に注入する「硬膜外麻酔」が一般的。お産の痛みを伝える脊髄に近いため、強い鎮痛効果がある。疲労が少なく産後の回復が早いとされる一方、頭痛や尿が出にくくなるといった副作用や、鉗子(かんし)・吸引分娩が増えるなどリスクも。保険適用外で10万円前後の追加費用がかかる

無痛分娩が普及する欧米では施設の集約化が進み、産科の病棟に麻酔科医が常駐。いつ陣痛が来ても専門医が無痛分娩に対応する体制が整っているという。一方、国内は分娩の半数が診療所で行われ、麻酔科医は不足。人手を確保するため陣痛を誘発する「計画分娩」が行われ、陣痛促進剤を使うことが多い。子宮の収縮が強くなりすぎるなど副作用のリスクも加わる。

引用元:http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/201709/CK2017092602000168.html

ということで、日本では陣痛促進剤などで陣痛を促す計画分娩が主流ですが、私もこの計画分娩で数年前に2人出産した経験があります。

また日本では「和痛分娩」と言うことが多く、芸能人も和痛分娩で出産したことを公表している人も多いです。

小倉優子さん、松嶋尚美さん、東尾理子さんなどが公表し、ブログなどでコメント、報告などしています。

日本での「和痛分娩」は完全に痛みを取るというよりも、ある程度陣痛を我慢して待ち、限界が来たら麻酔をしてもらう方法が多いようです。

私もそうでした。

このある程度というのが難しく、私は1人目は、早く麻酔を開始しすぎて、子宮口がなかなか開かず、出産が進まず、これ以上麻酔をしたら胎児に影響が出るということで、後半は麻酔なしで出産(泣)。

きっと安産の人と同じくらいの痛みだったと思います(^_^;)

しかし、アラフォーで高齢出産にもかかわらず、出産後すぐに病室まで歩いて移動でき、回復も早く産後は快適でした。

 

逆に2人目は、1人目の経験を踏まえて、陣痛を長時間我慢しすぎて、麻酔を開始してすぐに生まれました。

もちろん麻酔をしないよりも、痛みは軽減されたのですが、おそらく陣痛の9割は普通の出産の陣痛に耐えた感じです。

2人目に関してはもっと早く麻酔を入れてもらった方が正解だったようです。

ただ、もちろん自然分娩よりは絶対に痛みは軽減されました。

 

 

無痛分娩のリスクが話題の事件とは?

そして最近一番話題になって事件です。

神戸市西区の産婦人科医院で2015年9月、麻酔を使って痛みを和らげる「無痛分娩(ぶんべん)」で出産した女性が、生まれてきた長男(1)とともに重い障害を負っていたことが28日、関係者への取材で分かった。麻酔が脊髄の中心近くに達したとみられ、女性が呼吸できなくなったという。女性は低酸素脳症が原因の多臓器不全のため、今年5月に35歳で亡くなった。同医院は責任を認め、示談金を遺族に支払った。

 

 産婦人科医院「おかざきマタニティクリニック」で起きた「無痛分娩」の際の医療事故。亡くなった女性の夫(32)=東京都港区=らは「『息ができない』と話したのが最期の言葉だった」と涙を浮かべながら経緯を打ち明けた。

引用元:https://www.kobe-np.co.jp/news/iryou/201706/0010324098.shtml

この事件の更に悲劇的なところは、自ら無痛分娩を望んだ訳ではなく、最初は「自然分娩」を望んていた女性でしたが、医師のすすめによって無痛分娩を選択したこと。

また麻酔薬注入直後に担当医師が女性のそばを離れたことがわかりました。

これは遺族にとっても許しがたいですね。

他にも今年いくつもの事故があかるみになり、問題提起されました。

お産の痛みを麻酔で和らげる「無痛分娩(ぶんべん)」で母子が死亡したり、重い障害を負ったりする事故が相次いでいる。厚生労働省は研究班を発足させ、実態の把握と安全に出産できるための体制づくりを検討しているが、妊娠中の女性にとっては、無痛分娩を選ぶかどうか、お産をどこでするかの判断は待ったなしだ。無痛分娩に詳しい麻酔科医の意見を聞き、事故が相次ぐ背景と選択の方法を探った。

 (小中寿美)

 事故は四月以降、次々と発覚した。いずれも麻酔後に容体が急変し、一部は民事訴訟や刑事告訴に発展している。「直後に急変した症例は、おそらく無痛分娩が直接的な原因」。都立多摩総合医療センターの麻酔科指導医、田辺瀬良美(せらび)さん(44)は話す。

 考えられるのは麻酔薬が血管内に入って起こる「局所麻酔薬中毒」や、脊髄の近くまで管が入り「全脊髄くも膜下麻酔」の状態になったこと。いずれも日本産科麻酔学会ホームページの「無痛分娩Q&A」に「まれに起こる不具合」として掲載されている。想定されるリスクというわけだ。

 「通常は麻酔薬を投与するたびに管を吸引し、血液や髄液が逆流しないことを確認する。少しずつ投与し、異変に気付いて対応すれば大事には至らない」と田辺さん。万が一急変したらスタッフを集め、心臓マッサージなどの救命に当たることが肝要という。

 しかし、母子を救えない事例が相次いだ。田辺さんは、背景に▽担当した医師が合併症の予防や対策に習熟していない▽人手が足りず麻酔後の監視が不十分▽急変時の訓練や準備をしていない-などの状況があったと推測している。

引用元:http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/201709/CK2017092602000168.html

ということで、無痛分娩を選択する場合はきちんとリスクを認識して、選択する病院も体制など確認しておかなくてはいけないようですね。

また個人的には近所の昔から無痛分娩を実施していて、有名な病院を選択しました。

また麻酔体制が整っていない時間帯に分娩になってしまった場合は、無痛分娩出産はできないという前提条件があったので、今思うと安心だったかと思います。

私と同じように計画無痛分娩を予定していたのに、いろいろなトラブルで突然出産することになり、無痛分娩の体制が整っていない時間帯だったために結局自然分娩になってしまったという話しも良く聞きます。

 

 

無痛分娩で出産すると愛情はない?ツイッターの意見は?

無痛分娩の出産で頭を悩ませるのはリスクだけではありません。

「お腹を痛めて産まないと・・・愛情がなくなる」「おっぱいが出ない」など特に年配の人が言う傾向が多いですね。

 

以下ツイッターでもドラマで無痛分娩を扱うことになり多くツイートされていました。

明日コウノドリか 無痛分娩てどんな感じなんやろなぁ ある意味想像出来んなぁ…

 

明日のコウノドリは無痛分娩がテーマか。 もっと取り上げられて無痛分娩=母の愛が足りないだの訳の分からんことを言うやつを叩き潰したい

 

今週のコウノドリ、無痛分娩なんか…!無痛分娩大賛成派なんだけど、やるならしっかりした病院でやって って事だけは言いたい。産んだ病院も無痛分娩あったけど産科麻酔医って無痛分娩専門の医師がちゃんといた。ちなみにそこがそうだからそういう資格いるんかと思ったら普通に産科医誰でも出来る→

 

コウノドリの予告で流れてたけど無痛分娩ってそんな悪いことじゃないべ

 

今週の「コウノドリ」無痛分娩の話出るらしいからその放送を見た人からまた色んな意見が生まれそうやなぁってそっちを楽しみにしてる。

 

コウノドリは来週無痛分娩か。結婚も出産も縁遠い生活だけどこないだ母親と無痛分娩でぷちケンカしたこと思い出した(笑) いやだって、お腹を痛めてこそ~とか言いやがるから

 

コウノドリ次回無痛分娩についてか。私も今回は病気の悪化を防ぐ為&上の子の世話もあるので計画出産での無痛分娩予定なんだけど、それでも色々言ってくる人いるからなぁ。

いろいろな意見がツイートされていますが、このドラマを見て、無痛分娩に関して討論されたり、考えたりできたら素晴らしいことだと思います。

もちろん賛否もありリスクもあり難しい問題です。

 

 

無痛分娩で出産すると愛情不足になる?

無痛分娩に関して周囲に言うと「お腹を痛めないと愛情不足になる」なとど言われることが多いと思います。

私は年輩の人でなく同世代の友達に「無痛分娩した人って虐待する人が多いみたいだよ」と言われました。

ちなみに私は2人無痛分娩で出産しましたが、生まれた我が子を抱いて感動して涙しましたし、高齢出産だったこともあるのか?何年たってもかわいくて仕方ありません。

もちろん愛情もありますが、これは本人が言っても説得力ないですね(^_^;)

ちなみに小倉優子さんことゆうこりんも公式ブログで「和痛分娩でも普通分娩でも、私は我が子の可愛さは変わらないと思います!」と言っています。

 

普通分娩して3人の幼い子を捨てて不倫相手との生活を選んだクズな母親を知ってしますし(すみません、これは極論ですが(^_^;))

自然分娩でも無痛分娩でも愛情深いと思います(思いたい!!!)

 

そしてもちろん統計などはないので、わかりませんが「お腹を痛めた子供でないと愛情がわかない」というのは迷信であると自信を持って言えるように、日本でも安全な体制が確立されて無痛分娩で出産する比率が多くなると良いと思いました。

例えば欧米では無痛分娩で産むのが普通です。

「麻酔しないで出産するなんて日本人はクレイジー」という話しも聞いたことがあります。

また、出産の痛みがトラウマになり、2人目以降の出産を躊躇する人もいるという話も聞きます。

リスクもあるので、自分が無事だったからと言って安易に無痛分娩を勧めることはできませんが、今回の「コウノドリ」で無痛分娩についていろいろ考える人が増えるだけでも、大きな影響を与えるのではないかと期待しています。

 

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