いろはの恋は時代をかける関孝和(大森元貴)は実在の算学者で算聖と呼ばれている実話!

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2026年10月からTBS「火曜22時枠」でスタートした上白石萌音さん主演のロマンティックコメディ「いろはの恋は時代(とき)をかける」で、大森元貴さんが演じる関孝和(せき・たかかず)は実在の人物なのでしょうか?

「いろはの恋は時代をかける」に登場する関孝和の役柄や、史実の関孝和がどんな人物だったのか、演じる大森元貴さんのプロフィールなどについてご紹介します。

目次

いろはの恋は時代をかける関孝和(せき・たかかず)とは?大森元貴演じる算学者

「いろはの恋は時代をかける」とは?

「いろはの恋は時代(とき)をかける」は、2026年10月13日に始まったTBSの火曜ドラマで、「恋とき」の愛称でもよばれています。
原作の漫画や小説はなく、朝ドラ『らんまん』を手がけた長田育恵さんが脚本を書いたオリジナル作品です。

物語のはじまりは、江戸時代中期を生きる飛脚屋のひとり娘・いろはの魂が、およそ300年後の令和へ飛んでしまうこと。
たどり着いた先は、渋谷の公立小学校で先生をしている梨木彩葉(なしき・いろは)の体の中でした。
上白石萌音さんは、江戸のいろはと令和の彩葉という2人の“いろは”を、1人で演じ分けています。

そのとき、たまたま居合わせたのが、彩葉と同じ学校の先生・一ノ瀬生琉(向井康二)です。
「江戸から来た」と言いだす彩葉にふり回されながら、生琉は中身の江戸娘・いろはに少しずつ心をひかれていきます。

スマホもタブレットも知らないいろはが、令和の教室で子どもたちと向き合う、笑いと涙のタイムスリップラブコメディです。

ドラマのストーリーや、いろはが生きていた江戸時代については、こちらの記事でくわしくまとめています。

いろはの恋は時代をかける原作は漫画?何年か時代背景は?

関孝和とは?大森元貴演じる算学者

関孝和(大森元貴)は、いろはが心から尊敬している算学者で、武士です。
大森元貴さんの役どころは、出演が発表されたときには明かされておらず、第1話の放送の中で、はじめて「関孝和」という役名がわかりました。

子どものころから算学(江戸時代の数学)にずば抜けた力を見せ、先生につかずに自分で学びとった人物として描かれています。
江戸城で勘定役(お金の計算や管理をする役目)をつとめるかたわら、「算法指南所」という教室で、人々に算学を教えています。

第1話の江戸時代の場面では、関が開く算法指南所に、いろはの姿がありました。
武家の子どもたちに「町人が武士に勝るなんて!」と言われても、いろはは「学びに武士も町人もありゃしませんよ」と返し、にこにこしながら問題の解き方を教えていました。

ところが、子どもたちが帰ったあと、いろははぽつりと本音をもらします。
若い町人の娘には、手習い所(江戸時代の子どもの塾)を開く道もない。いくら好きでも、世の中が認めてくれない――。
そんないろはに、関は「世間が認めないか。それが、何かを諦める理由になるか?」と問いかけます。
「お前の楽しさや喜びはお前だけのものだ。算学が好きならなお一層好きでいろ。精進しろ」
このことばに、いろはは涙をうかべて「はい…関さま」と答えました。

いろはが「先生になりたい」という夢を持ちつづけられたのは、関のこのひと言があったからなのかもしれません。

第2話でも、令和の教室で子どもたちがまったく話を聞いてくれなかったとき、いろはが思い出したのは関のことでした。
第3話では、いろはが生琉から「関孝和は今の時代では“算聖”とよばれている」と聞き、関に想いをはせる場面もあるそうです。
いろはと関の間には、ただの先生と教え子ではない、特別な関係がありそうですね。

役名が明らかになると、Xでは「#関さま」がトレンド入り。
大森元貴さんも、自身のXでお礼を伝えていました。

そして、放送を見た人たちの間では、「関孝和って、実在した人なの?」「日本史で習った数学者だ!」と話題になっています。

教科書で名前を見たことがある人も多い関孝和。
次では、実際の関孝和がどんな人物だったのかをまとめていきます。

関孝和は実在の算学者で算聖と呼ばれている実話!

関孝和は、江戸時代に実在した和算家(日本独自に発展した数学の研究者)です。
その功績から、のちの人々に「算聖(さんせい)」、つまり“算学の聖人”とあがめられてきました。

関孝和のプロフィール

  • 名前:関孝和(せき・たかかず)。昔は「せき・こうわ」と音読みされることも多かった
  • 通称:新助(しんすけ)
  • 生まれ:1637年(寛永14年)ごろ、または1642年(寛永19年)ごろ。はっきりしたことはわかっていない
  • 生まれた場所:上野国藤岡(いまの群馬県藤岡市)と、江戸の2つの説がある
  • 亡くなった年:1708年(宝永5年)
  • お墓:浄輪寺(東京都新宿区弁天町)

じつは、関孝和の一生については、あまり多くの記録が残っていません。
跡をついだ養子が、のちに賭けごとが見つかって重い処分を受け、関の家が絶えてしまったため、関に関する資料もちりぢりになってしまったといわれています。

武士の家に生まれ、甲府藩の勘定方をつとめた

関孝和は、内山七兵衛永明という武士の次男として生まれました。
その後、関五郎左衛門という武士の家に養子に入り、「関」の名字になります。

おとなになってからは、甲府藩の藩主・徳川綱重と、その子の綱豊に仕え、藩のお金をあつかう勘定方の仕事をしていました。
この綱豊は、のちに江戸幕府の6代将軍・徳川家宣となる人物です。

1704年に綱豊が将軍のあとつぎとして江戸城の西の丸に入ると、関もいっしょに幕府の直接の家来(旗本)となりました。
ドラマで「江戸城で勘定役をつとめる武士」として描かれているのは、こうした史実がもとになっているようです。

先生につかず独学で算学をきわめた

関孝和は、特定の先生につかず、『塵劫記(じんこうき)』という江戸時代の算数の本をもとに、自分で学んだと伝えられています。
ドラマの「独学で算学を身につけた」という設定は、この言い伝えと重なっていますね。

関孝和の功績は?円周率を小数第11位まで計算

関孝和がのこした功績は、どれも当時としてはおどろくようなものばかりです。

【円周率の計算】
1681年ごろ、円の中に正131072角形という、とても角の多い図形を思いえがいて計算し、円周率を小数第11位まで正しく求めました。
関が書きのこした値は「3.14159265359」。
途中の計算では、小数第16位まで正しい数字にたどり着いていたといわれています。

【紙の上で文字を使って計算する方法】
それまでの日本の数学は、算木(さんぎ)という細い棒を並べて計算するやり方が中心でした。
関は、1674年に出した『発微算法(はつびさんぽう)』という本の中で、紙に文字や記号を書いて方程式をあつかう方法を使い、むずかしい問題をつぎつぎに解きました。
この方法はのちに「点竄術(てんざんじゅつ)」とよばれ、和算が高度に発展していく土台になりました。

【世界とほぼ同じ時期の大発見】
関は、いまの数学でいう「行列式」にあたる考え方を、1683年ごろにまとめていました。
ドイツの有名な学者ライプニッツが同じような考えを示したのも、ちょうど同じころです。
また、スイスの数学者ベルヌーイとは別に、「ベルヌーイ数」とよばれる数も見つけていました。

ヨーロッパの学者たちと交流があったわけではないのに、同じ時代に同じような答えにたどり着いていたというのは、本当にすごいことですね。

なぜ「算聖」とよばれているの?

関孝和の考え方は、建部賢弘(たけべ・かたひろ)などの弟子たちに受けつがれ、「関流」という大きな流派になりました。
江戸時代の有力な和算家の多くが、この関流に入っていたといわれています。

関流の始まりの人として、関孝和は「算聖」とあがめられるようになりました。
明治時代に西洋の数学が広まってからも、日本の数学の歴史の中で、いちばんの英雄のような存在として語りつがれています。

ほかにも、こんなかたちで今も名前が残っています。

  • 1907年(明治40年)、国から従四位(じゅしい)という位を贈られた
  • 1992年、「文化人切手」のシリーズで、関孝和の切手が発行された
  • 群馬県の郷土かるた「上毛かるた」に、「和算の大家 関孝和」という札がある
  • 群馬県藤岡市には、関孝和の銅像が立っている

いろはの時代、関孝和は何歳くらい?

ドラマの中のいろはは、1685年(貞享2年)の江戸からやってきました。
関孝和の生まれ年の2つの説から計算すると、このころの関は40代前半から後半くらい。
円周率の計算や『発微算法』など、大きな仕事をなしとげたあとの時期にあたります。

ドラマでは、大森元貴さんが演じる若々しい関さまとして描かれていますが、史実の関孝和は、ちょうど学者としていちばん脂がのっていたころだったのかもしれません。

関孝和が登場するほかの作品

関孝和は、冲方丁さんの小説『天地明察』にも登場します。
この作品は2012年に映画になり、関孝和の役は市川猿之助さんが演じていました。

ちなみに『天地明察』の主人公・渋川春海は、日本で初めての国産の暦「貞享暦」を作った人物です。
貞享暦ができたのは1684年で、いろはが生きていた時代のすぐそばのできごとです。

関孝和役の大森元貴とは?

大森元貴のプロフィール

  • 名前:大森元貴(おおもり・もとき)
  • 生年月日:1996年9月14日
  • 出身地:東京都西東京市
  • 職業:シンガーソングライター、俳優
  • 愛称:もっくん

大森元貴さんは、3人組バンド・Mrs. GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル)のボーカルとギターを担当しています。

Mrs. GREEN APPLEで3年連続レコード大賞

Mrs. GREEN APPLEは2013年に結成され、2015年にメジャーデビューしました。
大森さんは、バンドの全曲の作詞・作曲を手がけています。

2023年「ケセラセラ」、2024年「ライラック」、2025年「ダーリン」で、日本レコード大賞をバンドとして初めて3年連続で受賞しました。
2025年には、NHK紅白歌合戦で大トリもつとめました。

「ケセラセラ」は、ドラマ『日曜の夜ぐらいは…』の主題歌として作られた曲です。

【日曜の夜ぐらいは】ネタバレ!原作のラジオ番組は実在で実話もある?

2026年度前期の朝ドラ『風、薫る』の主題歌「風と町」も、Mrs. GREEN APPLEが担当しました。

俳優としても活躍

2025年4月に公開された映画『#真相をお話しします』では、菊池風磨さんとダブル主演をつとめ、映画で初主演を果たしました。

同じ2025年には、朝ドラ『あんぱん』で、作曲家・いせたくや役を演じて話題に。
いせたくやのモデルは、「手のひらを太陽に」を作曲したいずみたくさんです。

【いせたくや】のモデルはいずみたく!大森元貴演じる「手のひらを太陽に」の作曲者

2026年12月25日公開予定の映画『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』にも、昭和の歌手・水原弘の役で出演します。

このところ、実在した人物の役が続いている大森元貴さん。
「恋とき」では、ちょんまげに和服という江戸の武士の姿で、算聖・関孝和をどう演じていくのか楽しみですね。

まとめ

「いろはの恋は時代をかける」で大森元貴さんが演じる関孝和は、江戸時代に実在した和算家です。

  • 関孝和は、江戸時代の武士で和算家。甲府藩の勘定方をつとめ、のちに幕府の旗本になった
  • 先生につかず独学で算学を学び、円周率を小数第11位まで求めた
  • 紙の上で文字を使って計算する方法を広め、和算が発展する土台をつくった
  • 弟子たちの「関流」が大きな流派となり、「算聖」とあがめられている
  • 関孝和役の大森元貴さんは、ミセスのボーカル。俳優としても映画・朝ドラに出演

ドラマのこの先のネタバレ予想は、こちらの記事でまとめています。

いろはの恋は時代をかけるネタバレあらすじ!どっちとくっつく?気になる三角関係

生琉の妹・沙耶を演じる白山乃愛ちゃんについては、こちらの記事でご紹介しています。

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