斎藤工さん主演のテレビ朝日の火曜ドラマ「誘拐の日」最終回に向けて犯人は安達祐実さん演じる汐里なのでは?という声が急増しています!
母親としての複雑な過去や不可解な言動、さらには事件への深い関与が疑われる中、果たして彼女は黒幕なのでしょうか?
ドラマ「誘拐の日」で安達祐実さん演じる汐里の役どころとその疑惑、さらに韓国の原作との違いや、真犯人にまつわる伏線、衝撃の結末までを詳しく解説します。
この記事を読むことで、汐里の過去や動機、そしてドラマが仕掛けた“もうひとつの真相”に気づくはずです。真犯人は誰なのか?安達祐実は本当に犯人なのか?気になる答えがここにあります。
重要なネタバレをご紹介しているので、知りたくない人は閲覧注意です。
誘拐の日ネタバレ|犯人は安達祐実演じる「汐里」だったのか?
容疑者のひとり、安達祐実の役柄とその不審点
「誘拐の日」で安達祐実さんが演じるのは、主人公・新庄政宗の元妻である汐里です。一見すると冷静沈着で影の薄い存在に見えますが、物語が進むにつれて彼女の不穏な一面が浮かび上がってきます。
特に注目すべきは、誘拐計画そのものが汐里の発案だったという点です。夫の政宗がためらう中、電話越しに冷静に指示を出す彼女の態度には、異様な執着がにじみ出ています。また、第2話以降では凛(誘拐された少女)に強い関心を示し、自ら行動に出る場面もあります。
さらに、警察の捜査が進む中で判明したのは、汐里の周囲には奇妙な偶然がいくつも重なっていたという事実です。たとえば以下のような点が挙げられます。
不審点 | 詳細 |
誘拐計画の首謀者 | 自ら犯行を提案し、実行も指示 |
被害者の病院と繋がり | 娘の入院先が院長の病院と判明 |
謎の資金提供 | 誰かが芽生の手術費を支払っていた |
このように、安達祐実さん演じる汐里の周囲では、犯人として疑われるに十分な理由が積み重なっています。
ただし、それがすべて真実なのかは別問題です。犯人らしさを演出しているのか、それとも本当に黒幕なのか、視聴者を翻弄する巧妙な構成が仕掛けられているといえるでしょう。
犯行の動機とされる「母としての闇」とは?
汐里の動機を深掘りすると、「母としての喪失感」と「罪悪感」が根底にあることが見えてきます。彼女は、実の娘・芽生の心臓病を治すために誘拐を提案しました。しかし、その裏にはもっと複雑な心理が存在しています。
汐里は、過去に家庭を捨てて家を出ていったという経緯があります。
また、芽生に対して適切な治療ができない経済状況となっていて、そこで「他人の子どもを使ってでも、娘を救いたい」という極端な思考に至った?
以下のリストは、汐里の動機に繋がる心理要素をまとめたものです。
- 自ら家庭を捨てたことへの贖罪意識
- 芽生に対して何もしてあげられないという無力感
- 成功すれば家族に戻れるという幻想
- 他人の命よりも娘の命を優先する母性の暴走
このように、彼女の中には“母であること”と“人としての倫理”の間で揺れ動く葛藤があり、それが行動として現れていた?
安達祐実=犯人説を裏付ける伏線一覧【ドラマ考察ファン向け】
第○話のセリフに込められたヒント
汐里=犯人説を裏付ける伏線は、ドラマの序盤から随所にちりばめられています。特に注目すべきは、第2話から第5話にかけてのセリフや行動です。
以下は代表的な伏線の一覧です。
- 第2話:「娘のためなら、何だってする」→誘拐を示唆
- 第4話:政宗に「あなたはいつも甘い」と言い放つ→支配欲
- 第5話:凛に「あなたの命はあの子のために使われる」→動機の本質
これらのセリフから、汐里が計画的に行動していた可能性が高いことがわかります。
不自然なカット・演出の裏に隠された真意
さらに、映像演出にも伏線が散りばめられていました。
演出 | 解釈 |
汐里が長く映された後に凛が怯えるシーンへ切り替わる | 視覚的に犯人らしさを強調 |
暗がりの中で誰かを見下ろす視点 | 加害者目線を示唆 |
ナイフを見つめるシーン | 犯行の予兆 |
これらはすべて、視聴者に「汐里が怪しい」と印象づけるための演出です。真相が明かされたとき、これらがすべて伏線として回収される流れは、非常にスリリングでした。
「汐里が怪しい」という展開ですが、本当に安達祐実さんが犯人なのでしょうか?
以降では、原作の韓国ドラマのネタバレをご紹介していきます。
『誘拐の日』結末と真相|ロヒ(凛)の父を殺した犯人と、すべての裏側
以降では、韓国ドラマのネタバレから真犯人は誰なのか?ネタバレをご紹介していきます。
幼少期のヘウン(政宗)とミョンジュン(汐里):2人の過去が全ての始まり
ヘウン(政宗)とミョンジュン(汐里)は、親に捨てられた境遇で同じ児童養護施設で育ちました。当時、ロヒ(凛)の祖父が主導する天才児育成研究プロジェクトの被験者に選ばれたのがヘウンです。本来、その立場になる予定だったのはミョンジュンでしたが、ヘウンが先に“養子”として選ばれたことにより、人体実験を受けることになりました。
このプロジェクトでは、知能向上のための薬物投与や心理的負荷を与える方法が使われ、ヘウンは壮絶な経験を強いられます。父親の期待に応えようと必死に努力しますが、結果が伴わず、彼女は養子縁組を解消され、放り出されてしまいます。
その後に“成功例”として養子になったのが、後のロヒの父親(チェ院長)です。
ヘウンの人生が崩壊した理由と憎しみの根源
ヘウンの人生はその後も悲惨なものになります。養子を解かれたあと、彼女は別の家庭で家庭内暴力を受けたり、複数の施設を転々とする日々を送りました。
さらに追い打ちをかけたのは、彼女の“父親”である院長が起こした医療ミスによる事件です。ある男の家族が手術ミスで死亡し、復讐心に燃えたその男が病院でヘウンの父親を襲撃。その場にいた幼いヘウンも誤って首を切りつけられ、HIVに感染してしまいます。
この事件は示談で処理され、加害者は逮捕されませんでした。理不尽な現実のなかで、ヘウンの中には次第に嫉妬と憎しみが積み上がっていきます。
時期 | 出来事 | ヘウンの感情 |
---|---|---|
幼少期 | 実験に選ばれ、失敗とされる | 孤独・劣等感 |
養子解消 | 別の男児(ロヒの父)が選ばれる | 嫉妬・恨み |
医療ミス事件 | 自身がHIV感染 | 絶望・復讐心 |
ロヒの父を殺した真相とその動機
ヘウンは、かつて自分の“居場所”を奪ったロヒの父・チェ院長に復讐するため、彼の家に何度も接近していました。そこで彼女は、「実験がまだ続けられている」という情報を手に入れます。
日本版の殺害されたロヒの父親役は以下の記事でご紹介しています。
誘拐の日りんの父親役は半田周平!韓国ドラマでは衝撃の秘密がある?
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研究データを盗むために自宅に侵入
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金庫の中身を狙う
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その場でロヒの父と鉢合わせ
しかしその直前、ロヒの父は口論の末に妻を殺害していたという、さらなる衝撃の事実が明らかになります。妻を殺した現場にヘウンが現れたため、彼はヘウンにも襲いかかろうとします。
ヘウンは咄嗟に反撃。自宅にあった日本刀でチェ院長を刺殺してしまいます。
罪をかぶった警備員パク・チョロンの正体
現場に駆けつけたのが、病院の警備員であるパク・チョロン。実はこの男、かつて病院でヘウンを傷つけた本人でした。罪の意識から、彼はその後ヘウンの学費などを援助し続けていました。
日本版の警備員役のキャストは以下の記事でご紹介しています。
【誘拐の日】警備員役の松田は春海四方!犯人か衝撃の原作ネタバレとは?
今回の事件でも彼はヘウンをかばい、自分の服を着せて彼女を逃がし、自ら罪をかぶって逮捕されるのです。
ロヒの「真実ゲーム」が導いた告白
ロヒはすべての情報と記憶をつなぎ合わせ、ヘウンの罪を暴こうとします。そこで彼女が仕掛けたのが「真実ゲーム」。警察の目の前で、心理的にヘウンを追い詰めていきます。
ついに感情が爆発したヘウンは、「あの家に生まれたかった」「私はすべてを奪われた」と本音を吐露。
そして、事件の真相を口にしてしまいました。
結末:ナイフと涙と「ただ誰かに愛されたかった」
追い詰められたヘウンは、ロヒを人質にしてナイフを突きつけ、「自分の血でHIVを感染させる」と脅迫します。
しかしそこへ現れたミョンジュンが、「お前を一度も憎んだことはない。これからもない」と語りかけ、心を溶かします。
ヘウンは泣き崩れ、「ただ誰かに愛されたかっただけ」と呟きながら、ナイフを捨てました。
結末のポイントまとめ
項目 | 内容 |
---|---|
真犯人 | ヘウン(ミョンジュンの妻) |
殺害された人物 | ロヒの父と母(院長夫妻) |
動機 | 嫉妬・復讐・歪んだ愛情 |
黒幕を暴いた鍵 | ロヒの記憶と「真実ゲーム」 |
最終的な決着 | ヘウンが自白し逮捕(もしくは収束) |
感動のセリフ | 「ただ誰かに愛されたかった」 |
安達祐実の怪演が光る!日本版「汐里」と韓国原作「ヘウン」の違いとは
韓国版では元妻が黒幕だった!日本版も同じ展開に?
日本版『誘拐の日』では、安達祐実さん演じる新庄汐里が、誘拐事件のカギを握る重要人物として描かれています。視聴者の間でも「犯人なのでは?」と囁かれる場面が続出していますが、これは原作である韓国版との構成の類似性にも起因しています。
実は、韓国版『誘拐の日(유괴의 날)』では、主人公の元妻ヘウンが黒幕でした。物語の終盤、彼女が計画の裏で糸を引いていた事実が明らかになり、衝撃の告白とともに事件の真相が暴かれます。
韓国版と日本版の違いを、わかりやすく比較すると以下のようになります。
要素 | 韓国版(原作) | 日本版(リメイク) |
元妻の名前 | ヘウン | 汐里 |
犯行の首謀者 | ヘウン(確定) | 汐里(疑惑あり) |
誘拐の動機 | 実験による復讐と嫉妬 | 不明 |
結末 | 真相を自白し崩壊 | ※最終話で判明予定 |
このように、日本版では韓国版と同様の構造を持ちながらも、視聴者に「汐里=犯人?」と疑わせつつ、最終回の結末では、どうなるのか?まだわかりません。
演技派・安達祐実が見せる「狂気」と「母性」
安達祐実さんは今回のドラマで、ただの元妻では終わらない“闇を抱えた母親”という難しい役柄を演じています。汐里は、夫・政宗とは別居状態でありながら、娘・芽生の治療費のために誘拐計画を持ちかける人物です。その時点ですでにただ者ではありません。
安達祐実さんの演技には、以下のようなポイントで“狂気と母性の同居”が際立っています。
- 表情の変化が極端に少なく、感情が読めない
- 娘への執着が強く、他人の命を利用してでも助けようとした?
- 自分の思い通りにならないと声を荒げるが、次の瞬間には冷静になる
これらの演技は、視聴者に「汐里の内面が読めない」という不安と緊張を与えます。その一方で、芽生に対しては涙を流す場面もあり、ただの悪人ではなく“壊れてしまった母”としての描写も印象的です。
安達祐実さんの過去作品を振り返っても、ここまで極端な“心の分裂”を演じるのは異例です。母としての愛が暴走し、常識の枠を超えてしまった人物を、圧倒的な説得力で演じています。
続編への布石?「もう一人のロヒ」=エレナとは誰か
エレナ登場の意味とクローン・双子説の考察
ラストシーンでは、海外の学校に通う謎の少女「エレナ」が登場します。彼女の顔はロヒに瓜二つであり、多くの視聴者に衝撃を与えました。
この演出には以下のような可能性が考えられます。
- クローン説:ロヒが天才教育プロジェクトの被験者だったことから、複数名の“ロヒ”が存在している可能性
- 双子説:出生時に引き離された姉妹という設定
- 遺伝子操作による再生児:研究機関が秘密裏に進めていたプロジェクトの産物
続編の可能性をにおわせるこの展開は、単なるサプライズではなく、物語全体のテーマ「支配された天才たちの未来」を深掘りする伏線にもなっています。
安達祐実演じる汐里は物語にどう関わってくるのか
仮に続編が制作される場合、汐里というキャラクターの存在は大きな影を落とします。以下のような形で再登場する可能性が考えられます。
- 服役中の汐里が研究機関の真実を暴露する立場に
- 過去の実験データを持ち出していた汐里が新たな事件の鍵を握る
- エレナの保護者として再登場する“別の人格の汐里”
いずれの展開においても、安達祐実さんが演じる汐里は「狂気と知性」を併せ持ったキャラクターとして、物語の中心に再び立つ可能性が高いです。