人間の証明のあらすじのネタバレは?犯人は誰か原作結末(藤原竜也主演)

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ミステリー界の巨匠・森村誠一氏の不朽の名作「人間の証明」が4月2日(日)

よる9時から、藤原竜也さんと鈴木京香さんというスペシャル共演にてスペシャルドラマとして放送されます!

(朝日テレビで放映です!)

 

実はこの「人間の証明」は40年前に岡田茉莉子さんと松田優作さんというこれまた当時のスペシャル共演で映画化されて大ヒットしたもののリバイバルドラマなのです!

その後も、2001年に渡辺健さん主演でドラマ化2004年には竹野内豊さん主演で連続ドラマ化されています!

 

長い時を経て再びドラマ化されるなんて、素敵ですね!

「不朽の名作」という言葉がまさにぴったりです!

そんな色褪せることを知らない「傑作」のドラマ化に期待が高まる一方ですね!

今回は藤原竜也さん主演ということで今までの作品とは違って新しい観点からのものになりそうです。

 

今回はそんな「人間の証明」の原作のあらすじや、藤原竜也さん演じる狂気の刑事「棟居弘一郎」(むねすえこういちろう)についても調べてみました。

以下、ネタバレ厳重注意です!

目次

ドラマ「人間の証明」のあらすじとは?

[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/11452″]

まずは「人間の証明」の公式ホームページのあらすじを見てみましょう!

あらすじ STORY

昭和49年、東京。ホテルの最上階に向かうエレベーターの中で、一人のみすぼらしい身なりの黒人青年が息絶える。胸には深々と突き刺さるナイフ。頬には一筋の涙が伝っていた。  現場に駆け付けた麹町東署の棟居弘一良(藤原竜也)は、本庁捜査一課の横渡伸介(緒形直人)とともに捜査を開始。青年が向かおうとしていた最上階で聞き込みを始める。  その日、最上階では高名な美容家の八杉恭子(鈴木京香)による盛大なレセプションパーティーが開かれていた。大勢のマスコミや招待客がひしめき、大物議員の夫(中原丈雄)と一人息子(堀井新太)とともにスポットライトを浴びる恭子は、理想の妻、理想の母として日本中の憧れを集めていた。  殺された青年の名前はパスポートからジョニー・ヘイワードと判明する。しかし、恭子のパーティー客に該当する人物はいなかった。  その後の捜査で、ジョニーはニューヨークのスラム街育ちであること、片言ながら日本語が話せたこと、そして死の間際「ストウハ」という謎の言葉を残していたことが分かるが…。

引用元:http://www.tv-asahi.co.jp/ningennosyoumei/

[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/11539″]

ひとりの名もなき黒人男性の死と、ホテル最上階でのセレブパーティーの対比がすごく気になりますね(;゚Д゚)

対照的な2つの出来事ですがなにか関係があるのでしょうか?

 

人間の証明の原作のあらすじとは?

[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/11495″]

それでは累計770万部を記録した小説「人間の証明」のあらすじについてみていきましょう!

ちなみに以下が原作本です。

間に、感想も交えております(*^-^*)

 

高級ホテルのエレベーター内で黒人男性が亡くなります。

胸には深くナイフが刺さっていました・・・

エレベーターに乗る前に刺されていたのです!

 

このくだりだけで華やかな東京とは対極にある、おそらく底辺層に生きる黒人青年の悲し過ぎる死にざまに胸を突かれます(;゚Д゚)

 

一方、ホテルではレセプションが開かれていて、家庭問題評論家の八杉恭子(鈴木京香)は代議士である郡 陽平(中原丈雄)の妻でもあり、近くひかえた選挙のための宣伝活動を行っていました。

 一方は寂しく孤独に死んで、一方はセレブで華やかなパーティー中です。

この対比に軽い吐き気をおぼえてしまいます((+_+))

しかしミステリーの出だしとしては最高です!

八杉恭子は、小説では「家庭問題評論家」ドラマでは「美容家」と設定が少し違いますね。

八杉恭子の設定はドラマ化のたびに少し変化するようです。

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警視庁の刑事、棟居弘一良(むねすえこういちろう)(藤原竜也)は横渡伸介刑事(緒方直人)とともに捜査に乗り出します。

そしてパスポートからその黒人男性はジョニー・ヘイワード24歳と判明しますが、

「ナイフが胸に刺さった状態でエレベーターに乗ってどこに行こうとしていたのか?」に

謎が高まります。

鬼畜刑事、棟居(むねすえ)登場です!

ジョニー・ヘイワードは、ナイフを抜こうともせずにどこに行こうとしていたのでしょうか?・・執念を感じますね。

 

 

原作の衝撃の結末と犯人は?

 

 

ジョニーはアメリカの黒人男性で、アメリカのハーレムで父親と2人暮らしをしていましたが、父親は2か月前に既に亡くなっていました。

西条八十」(さいじょうやそ)というひとの詩集を持ち、「ストーハ」という謎の言葉を残していました。

また、「日本のキスミーへ行ってくる。」とアメリカのアパートの管理人に話していたことが判明します。

 

「ストーハ」に「キスミー」、さっぱりわからないですね・・・

 

棟居弘一良は「西条八十」の詩集から「ストーハ」を麦わら帽子のストローハットだと推理します。

「キスミー」は詩集の中の地名の「霧積」(きりずみ)ではないかと推理します。

そして信じがたいことですが犯人として名が挙がってきたのは、ジョニーの実母であり、有名な家庭問題評論家の八杉恭子だったのです!

 

八杉恭子は自分の今の華やかな生活と名声を守るためにわが子を手にかけたのです!

 八杉恭子が、過去に黒人米兵との間に子供がいたなんて信じられないことですが・・・

セレブな代議士の妻の過去はあまりにも衝撃的でした!

 

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麦わら帽子(ストローハット)は幼いジョニーと父が、八杉恭子と3人で旅した時の思い出の品でした。それは最初で最後の旅行でした。

「西条八十」の詩と、八杉恭子がジョニーに買い与えた麦わら帽子が、ジョニーにとって「瞼の母」の象徴だったのです。

ジョニーは母に一目逢いたい一心で日本にやってきたのでした。

貧困そのものの生活の中でどうしても母に会いたい気持ちが抑えきれなかったのです!

 

ただ、母に会いたかっただけなのに・・・その母に殺害されてしまうなんて(>_<)

 

そして信じがたいことですが、ジョニーの父親は母に会いたいジョニーのために自らの命を犠牲にして旅費を作ったのです!

もう長くはない自分の老体を金持ちの車にあてて金を作ったといいますから壮絶です( ゚Д゚)

 

お父さん、そこまで息子のためにがんばったのに・・・息子は日本で母親に殺されてしまうなんて(>_<)

 

ジョニーは夢見た母との再会を果たすも、恭子にナイフで刺されてしまうのです!!!

恭子には黒いわが子は自分の今のセレブな生活を脅かす存在にしか見えなくなっていたのです!

しかしそれでもわが子なので少ししか刺せない恭子です。

しかし、それで母の気持ちを察したジョニーは「ママにとって僕は邪魔な存在だ」と悟り

なんと自らの手でナイフをさらに奥に押し込んだのです!

 

そして母を逃がして自分はナイフが刺さったままの状態で歩き続け、最後に見たものは麦わら帽子(ストーハ)に見えたホテルのネオンで、「ストーハ」が最後の言葉となりました・・・

 

ううう・・・自分で自分のことを刺すなんて(;_:)

お母さんのことを本当に愛していたのですね・・・それなのに!!!

 

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棟居は自身が昔母親に捨てられた過去に恭子を重ね合わせ、激しく恭子を憎みます。

その一方、どんな下等動物でも持ち合わせているはずの「母親の情」が八杉恭子に残っているかどうかをどうしても確かめずには

いられなくなってしまいます!

そして恭子に母親としての情が残っていることにかけて自白させようと試みます。

 棟居は上司に頼み込みます。

「私は母を憎んでいます。しかし母の中にも母親の情はあったと信じたい。それと同様に八杉恭子にも母の情があると信じたいのです!」

棟居は恭子を激しく憎む一方、信じたいという気持ちもあったことがわかります。

 

冷徹な鉄仮面のような恭子を相手に棟居は、「麦わら帽子」の詩をもって自白を迫り、

とうとう恭子は詩の一節の「母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね。」の前に泣き崩れることになります。

恭子は言います。

「あの子(ジョニー)を片時も忘れたことはなかった。

でも成人したあの子に再び会えた喜びから覚めた時に、自身の破滅と絶望を感じたのです。」

恭子には母親の情が残っていたのです。(「人間の証明」がされたのです!)

そして棟居はその事実に少しだけ救われるのです。

 

八杉恭子はマスコミに叩かれて潰されることに怯えたのです。

血のにじむような努力をして手に入れたものを手放したくなかったのです・・・

そして「過去を知る人間をすべて抹殺する」という残酷な決断をしたのです。

その最初のターゲットがわが子のジョニーだったのです・・・

もうダメ(T_T) こんな身の引きちぎれそうな決断を選択せざるを得なかったなんて・・・!

他に方法なかったのかな?なんとかならなかったのかな?

 

人間の証明の強烈なキャスト棟居弘一良(むねすえこういちろう)とは?

 

 

主演である藤原竜也さん演じる棟居弘一良とは原作ではどんな人物なのかについて説明します!

とにかくショッキングなのです!

 

棟居弘一良はある理由から「人間は突き詰めれば全て醜悪に分解される」、という異常な価値観を持っています。

棟居弘一良は、孤独を恐れずただひたすらに犯人を憎み、犯人逮捕に全力を尽くします。

その姿は周りの人間に恐怖感を与えるほどです。

 

確かに、そんなひとが職場にいたらこわ~い(;゚Д゚)!!!

ってか、犯人から見てもこのひとこわ~い(ノД`)・゜・。

 

その理由は残念ながら正義感などではなく、人間を追い詰めてそのあがく姿や絶望を見てやりたいという歪んだ欲望ゆえでありました!

その欲望をかなえるために刑事になったのです。

刑事ならば国家権力という大義名分をもって(たとえそれが形式的ではあっても)犯人を追い詰めることが出来ます。

もし犯罪者としてそれを行えばその寿命は短い、しかし刑事としてやれば職業についている限りひとを苦しめることが出来ると考えたのです。

棟居にとっては犯人も敵も同じなのです。ひとりひとりゆっくり復讐してやりたいだけなんです。

 

いや~!刑事という職業を、そんな残虐な目的のために利用しないでくださ~い(;゚Д゚)

刑事なら、市民の安全を守ってくださいよオ~~~!(;゚Д゚)!

 

そうなってしまったのは、幼いころのあまりにもショックの大きい事件がきっかけでした。

棟居弘一郎は、戦後の混乱の中、小学校教員の父に育てられました。

母は、早くに父を見捨てて若い男に走ってしまい、棟居は母の顔も覚えていません。

父は愛情をもって棟居を大切に育ててくれたのです。

棟居は父を本当に愛していたのです。

それなのに!悲劇は起こってしまいます。

棟居弘一良の父は昔アメリカ兵にレイプされそうになっていた若い女を助けようとしてリンチされて、その怪我が原因で後日死亡してしまったのです。

まだ少年だった棟居弘一良は助けを求めましたが、みな見知らぬふりをした上に、若い女もさっさと自分だけ逃げたのです。

(この「若い女」は後に八杉恭子であったことが判明します。)

 

見て見ぬふり・・・勝手に自分だけ逃げる・・・最低な行為だと思うけれど、さて自分がその現場にいたら勇気をもって助けられるのかどうか・・( ゚Д゚)

 

それからというもの、棟居弘一良は、リンチしたアメリカ兵、逃げた女、見て見ぬふりをしたひと・・・つまり全ての人間を憎むようになってしまったのです。

ただひたすら人間を憎み続ける棟居弘一良の姿は圧巻です。

彼にとって全ての人間が復讐のターゲットなのです。

 

酷い経験をしています!(;゚Д゚)

幼少期にそんな不条理な目にあったら誰でも心に大きな傷を負います。

それを無差別の憎しみを持つことでなんとか自分を保ってきたのでしょうね。

しかし壮絶な人物です!

同情はするけど・・・本当にかわいそうな目にあったと思うけれど・・・やっぱり近寄りたくないわ~~~!!!

 

棟居弘一良!!!

噂には聞いていましたがこうやって改めて分析するとものすごい人物です!

棟居弘一良を見るためだけに「人間の証明」を見ても面白い!というひとがいるのも

うなずけます。

強烈な唯一無二のキャラクターと言えるでしょう!

 

棟居弘一郎と八杉恭子の二重の因縁とは?

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棟居弘一郎と八杉恭子の最初の出会いは棟居が4歳のときです。

八杉恭子がアメリカ兵に襲われそうになっていたところを棟居少年の父が助けたのです。

結果、父は馬糞のように踏みつけられ、小便をかけられて死亡しました。

八杉恭子は棟居の父をスケープゴートにしてお礼も言わずに逃げたのです。

二回目の出会いは、殺人犯とそれを追い詰める刑事としてです。

八杉恭子は名声のために実の息子を過去に一度捨てていて、二度目は海をわたって会いに来た息子を「殺害」というこの世で最も強い拒絶

方法ではねつけるというおぞましい行為をします。

棟居刑事にとってその姿は昔自分を捨てた母に重なり、絶対に恭子を許すことはできないと憎しみの炎を燃やすのです。

恐ろしい因縁です(;゚Д゚)

 

人間の証明のキャスト陣とは?

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それではそんな名作「人間の証明」のキャスト陣についてご紹介します。

 

棟居弘一良:キャスト 藤原竜也

警視庁麹町東署の刑事。幼い頃に受けたある過去から、犯人逮捕に異常な執念を燃やしている。

既にご紹介済みの強烈な刑事さんです!

 

横渡伸介キャスト 緒形直人

捜査一課・那須班のベテラン刑事。棟居と共に捜査をすることになる。

 

棟居と組んで捜査にあたります。

異常な棟居に対して「結婚したら変わるよ。」と諭してくれたりします。

暴走しがちが棟居のストッパーにもなってくれます。

 

那須英三キャスト 宅麻 伸

捜査一課・那須班のキャップ。捜査の指揮をとる。

 

棟居と横渡の上司とはお疲れ様ですね(笑)

 

郡 恭平キャスト 堀井新太

恭子の息子・私立大学2年生。

 

セレブな両親の息子で何でも買い与えてもらえますが心はぞっとするほど乾ききっています。

愛情に飢えているのです。

そしてとうとうある事件を起こしてしまいます!

 

山路刑事キャスト 山田純大

捜査一課の刑事

 

草場刑事キャスト 松永博史

麹町東署の刑事

 

この2人の刑事さんは棟居とどうからんでくるのでしょうか?

 

ジョニー・ヘイワードキャスト ラバンス

スラム街育ちの青年。ホテルのエレベータの中で息絶える。

 

恭子(鈴木京香)の実の息子です。

あまりにも悲惨な末路を辿ります。

 

郡 陽平キャスト 中原丈雄

恭子の夫・民友党の大物議員。

 

地位と名声をもつ恭子の夫です。

 

中山 種キャスト 草笛光子

霧積高原に住む老女。

 

中山 種は、恭子のある秘密を目撃しています。

さて、どんな運命を辿るのか・・・

 

八杉恭子キャスト 鈴木京香

有名な美容家。海外進出を企てるやり手。理想の妻・母としても全国の女性の憧れの的。

 

そして棟居と正面対決する冷酷な女、八杉恭子です!

 

まとめ

[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/11520″]

「人間の証明」は繰り返しドラマ化&映画化されてきただけあってかなり内容の濃い作品です。

 

棟居弘一郎の犯人逮捕への狂気も見どころのひとつですが、対する八杉恭子の世間という実体のないものから自分の名声を守ろうとする狂気も見ものだと思います。

狂気VS狂気の対決はなかなか見れるものではありませんね!

 

対して、八杉恭子はあまりにも世間を恐れ過ぎたのではないか?という同情的見解もあります。

確かに民衆は地位や名声をもつ者に対して厳しい評価をくだし過ぎているのかもしれませんね。

 

たとえそうであってもただ母をおもって孤独のなかで死んでいったジョニー・ヘイワードのことを思うとやりきれませんが・・・

 

藤原竜也さん主演で、また新しい魅力も上書きされたであろうドラマ「人間の証明」を

がぜん、見てみたくなってきました!

 

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